帝side
俺はリアス先輩を家に呼び、晩飯を食ったあと、俺の部屋で、俺、一誠、美優、マルタ、白音、リアス先輩とで話をしていた。
リアス「じゃあエミル、貴方は何故堕天使を前にして余裕を出していたのかしら?」
帝「何でってそりゃああの堕天使が弱いと思ったからですが?」
リアス「そうなのね。次は、貴方が何者なのかということについてだけど・・・」
帝「やっぱそこですか。まぁ、良いでしょう。俺は一誠とおなじ、赤龍帝で、ラタトスクです。」
リアス「何ですって!?ねぇ、エミル、貴方さえ良ければ、悪魔になってみないかしら?」
帝「うーん、悪魔になるに着いてのメリットとデメリットを聞きたいんですが。」
リアス「うーん、そうね。メリットは、上級悪魔になれば、自分の眷属を持てること、寿命が10000年伸びること、夜には強いこと。デメリットは、光に耐性が無くなって光が弱点になること。だから朝には体がだるく感じるの。あと、転生悪魔になると、、自分の身内を悪魔が守って貰えるというのがあるの。それに、例えば兄弟二人が転生悪魔の場合、一人よりも警備が厳重になるの。さて、どうかしら?」
一誠「帝兄さん・・・」
美優「お兄ちゃん・・・」
帝「・・・リアス先輩、俺、悪魔なります。貴方の眷属になります!」
リアス「ありがとう、エミル。実は貴方の弟君と妹さんにも声をかけていたの。」
帝「え、マジですか?」
リアス「ええ、マジよ。それでね、そちらの二人の回答がね、貴方が悪魔になるなら自分達もなるって言っていたの。」
帝「へぇー。あ、何で悪魔に勧誘してたんですか?」
リアス「イッセーからは龍の力、美優からは膨大な魔力の力を感じたの。それで、マルタさん、マルタって呼んで良いかしら?」
マルタ「はい!どうぞ遠慮なく!」
リアス「ふふっ。そんなに硬くならないで良いわよ。それでね、マルタ、実は貴女にも悪魔になって欲しいのだけれど、どうかしら?」
マルタ「なります!エミルとずっとずっとずぅーーっと一緒に居たいです!」
リアス「そう。わかったわ。それじゃあみんな、チェスを知っているかしら?」
帝「一応知っています。王<キング>、女王<クイーン>、僧侶<ビショップ>、戦車<ルーク>、騎士<ナイト>、兵士<ポーン>を使うゲームですよね。」
リアス「ええそうよ。私達悪魔はその駒を使って、眷属をつくるの。私達悪魔の中では、悪魔の駒(イーヴィルピース>と呼んでいるの。そして今空いているのが、ルーク1つ、ナイト1つ、ポーン8つなのだけれど、どれが良いかしら?」
帝「リアス先輩待ってください。誰がどれを選ぶかは俺が決めて良いですか?」
何故なら俺は誰がどのような立ち回りをするかは目に見えているからだ。
リアス「それは良いのだけれど・・・みんなはどうかしら?」
俺が後ろを見ると、みんなは首を縦に振っていた。つまり良いということだ。ありがとう。
帝「まず、みんなには、ポーンを選んで欲しい。理由は、みんなの能力と性格上、特にマルタとイッセー、そして俺はポーンの昇格<プロモーション>が必要だ。美優は才能があるから回復魔法を覚えられるだろう。まあまとめると、俺とイッセーは、完璧に前衛タイプ、マルタは前衛も中衛も出来て、美優はかなりの中衛タイプということだ。理解してくれたか?」
イッセー・美優・マルタ「「「はーい。」」」
帝「じゃあ先輩、イーヴィルピースをください。」
リアス「え、ええ。すごいわねエミル。自分の仲間をこれ程に見抜くなんて。」
帝「まぁ、長年いれば嫌でも覚えますよ。よしみんな、両手を前に出してくれ。」
ところが、問題発生。イーヴィルピースが体に入らない。
リアス「あれ?ポーン1つじゃあ足りないかしら?」
帝「じゃあ俺に任せてください。久しぶりにいくぞ!ドライグ!」
ドライグ【本当に久しぶりだな。相棒。ずっと暇だったんだからな。】
帝「スマンスマン。んじゃぁ行くぜ!ブースト!」
【thousand boost!】
帝「かーらーのぉーギフト!」
【transfer!】
俺はこの場にあるポーンの駒全部に倍加<ブースト>をかけた。美優とマルタとイッセーはすんなり入ったが、俺は入らなかった。
帝「ドライグ、また行くぞ。今度は万だ!
【ten thousand boost!】
帝「そしてギフト!」
【transfer!】
5つのポーンの駒に一万回倍加して、5つ使ってやっと転生出来た。
後ろを見ると、みんなこの光景に唖然としていた。
リアス「ねぇ、エミル。」
帝「なんですか?」
リアス「貴方の能力を全て話して貰うわよ。」
帝「え?なんでですか!?」
リアス「だってこんな事は前代未聞なのよ!?」
帝「わかりました。じゃあ俺の能力を話します。まず、ラタトスクと赤龍帝の籠手。リアス先輩、イノセンスって知ってますか?」
リアス「ええ、知っているわ。神の使徒の武器、神本体だと言われている武器ね。」
帝「俺はそのイノセンスの所有者です。そのイノセンスの名前は神の道化<クラウン・クラウン>、他には、神を殺す事ができる、鬼神刀神威、魔剣創造<ソードバース>の亜種禁手である、[約束を守りし魔剣士の剣]、聖剣創造<ブレード・オブ・ブラックスミス>の亜種禁手である、[聖母が微笑む勇者の剣]です(姿は完璧にエリュシデータとダークリパルサー)。そしてこれが、究極龍王の絶爪<エデン・オブ・アルマ>です!」
俺は自分の全ての武器を出した。
そしてリアス先輩は驚愕していた。
リアス「エミル、その究極龍王の絶爪という神器は何かしら?」
帝「ドライグが言うには、ドラゴンの伝説のみに存在する、<理想を護りし究極龍王(アルト・アルディア・ドラゴン)ゼノン>と言うらしいです。」
リアス「そうだったのね。何故一万回倍加したポーンが5つ必要なのか理解できたわ。」
帝「まぁ、そんなわけで、よろしくお願いしますね、ご主人様。」
俺はそう言って微笑んだ
リアス「///ええ、よろしくね///」
帝「あー、風呂はいいなぁ。」
ガラガラガラ
帝「イッセー、俺はまだ入ってるぞーって!何やってんですか先輩!」
リアス「下僕とのスキンシップも大事な事なの。理解してちょうだい、エミル。ほら、背中洗ってあげるから。」
ムニュン
帝「これじゃぁスキンシップどころじゃねぇー!//////」
美優「どうしたのお兄・・・ちゃん・・・」
プルプルプル
帝「美優?おい美優!?」
美優「私もお兄ちゃんと入るのー!」
帝「美優、ちょ、おま、やめ、ぎゃぁぁぁぁぁ//////」
to be continued
どうも!カルパンです!
今回会話が多いですねー。さて、今回で???の神器が3つ判明しましたね。これからの帝君のチートっぷりに乞うご期待!実はこの時点でリアスさんは少し帝君に惚れています。今後、帝君とリアスさんの関係もお楽しみに!