俺と天然水。   作:ハク真

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どもども!ハク真です!
いつの間にやらもう10月になってしまいましたね(*゚Д゚*)

すごしやすくなって、執筆意欲もどんどん増してきております(その分書けてるとは言っていない)

ではでは、本編どーぞっ



俺と放課後。

 ったく、一色のやつ約束取り付けるだけ取り付けて、どこに行けばいいとか全く決めずにどっか行っちまって。これはあれか?「あっ、ほんとにデートって思ってたんですかー?冗談ですよ、冗談。」ってやつか?そうに違いない。そうと決まれば、帰って良いんじゃね?

 

 一一一一

 

 …そう思ってた時期が俺にもありましたさ。けどあいつ駐輪場で待ってんだよ。これは完全に逃げ場ないやつじゃん。しかも、なんか髪の毛弄ったり、やけにそわそわしてるし。はぁ、仕方ない、これ俺が声かけるしかないやつか。

 

「うっす。」

 

「せんぱい、おそいな…。来ないのかな?」

 

…あれ?俺、声かけたよね?もしかして、あれか?ぼっち拗らせ過ぎて、他の人に存在感知されなくなったとかか?バリアフィールド的な?やべー、厨二くせぇ。

 

「おい、一色。」

 

「…へ?…ふぇ?」

 

「いや、いちいち言い直さなくていいから、あざといし。」

 

「せ、せ、せんぱい?!いきなり声かけるなんてあれですか、カップルの「だーれだ」ってキャハハウフフする展開に遠回しに持ち込もうとしてますか?そりゃ多少憧れはありますけどここじゃ人の目もありますしするならふたりきりになったところでしてくださいごめんなさい。…はぁはぁ。」

 

 ここでも振られちゃうのかよ。てかもはや早すぎて9割方なにいってるかわかんないし、息上がるくらいならそんな早口で捲し立てなくてもいいだろ。

 

「悪かったな、いきなり声かけて。じゃーな。」

 

「ちょちょちょ、待ってくださいよ!なにどさくさに紛れて帰ろうとしてるんですか?約束忘れたなんて言わないですよね!」

 

「チッ。気づかれたか。」

 

「ていうか、せんぱい遅いですよー。こんなかわいい後輩を待たせるなんて、とんだご身分ですね!」

 

 かわいいとか自分で言っちゃうのかよ…。あとその頬膨らますやつ、あざとい以外の何者でもないからね?

 

「そりゃすまんかったな。で?いまからなにするんだ?」

 

「そーですねー…とりあえず買い物に付き合ってもらいますっ!」

 

「いや、一応このデ、デートの目的は俺が行きそうなとこを参考にして葉山との本番に生かすとかじゃなかったのかよ。それじゃ思いっきりお前が行きたいとこじゃねえか。」

 

「えー、細かいことはいいじゃないですかっ。それにせっかくせんぱいがいるんですし?荷物持…男の人の好みとか聞けるじゃないですかー?」

 

 いや、今完全に荷物持ちっていいかけたよね?あと、絶対に葉山のデートの下準備としてなら俺の服の好みとか意味ないじゃないですかやだー。自慢じゃないが、俺の服の冴えなさときたら親に悲しい目で見られるレベルである。外面を気にするときは大体小町に服装のチェック頼んでるしな。わが妹ながら小町のセンスは全くもってすばらしいな。うん。

 

「とにかく!時間ももったいないですし、さっそく行きましょうっ。ほらほら、せんぱいはやくー!」

 

「ちょ、おい!押すんじゃねえよ!」

 

 

 

 この端から見たらリア充爆発しろと言わんばかりの場面を目撃していた生徒は同じく現場を目撃していた国語教師から放たれる殺気によりしばらくその場を動けなかったそうだ。

 

 

 

「チッ。リア充が、滅べばいいのに。」

 

 

 

 

 





どうも、わたくし実は某国語教師さまも大好きであります。

さっさと、デートしやがれこの野郎と言う方、焦らしプレイですよ?(白目)

とまぁ、冗談はさておき、次回の更新もなるべくはやめにするつもりですので、お楽しみに!

ではではっ。

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