俺と天然水。   作:ハク真

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どもども!ハク真ですっ( ^ω^ )

まさか先にこっちが書き終わってしまうとは…!
同時に執筆しているサキサキSSですが、この先の展開で少し悩んでおりまして、先にこちらが仕上がってしまいました(;゚Д゚)

ではでは、どーぞっ!



俺と昼休み。

 

 昼休み。

 俺はいつものごとくマイベストプレイスにて絶賛昼食中だ。今日は俺はかなり機嫌が良い。なんたって、今日の昼食は小町が愛妻ならぬ愛妹弁当を作ってくれたからな!受けとるとき小町が「まぁ、小町の余り物だから気にしないで~」とか言っていた気がするが、まぁ気のせいだろう。…そこ!可哀想な目でみるんじゃない。俺が愛妹弁当といったらそれはそうなんだからね!

 

 …とにかくだ。小町の作った弁当、ベストプレイスののどかな雰囲気、そしてこのひとり静かな空間。この俺得三大要因が揃ったからには上機嫌にもなる。このままチャイムがなるまでひとりでゆったりと過ごしたい。

 

 

 ……あれ?これフラグじゃね?

 

 

「せんぱーい、やっと見つけましたよ。」

 

 やだ八幡いつのまに1級フラグ建築士になったのかしら。自分の溢れんばかりのこの才能が怖い!

 

「なんのようだ?一色。俺はいまこのひとりでいる時間を噛み締めるのに忙しいんだが。それともなんだ、俺とご飯でも一緒にしに来たか?」

 

「な、な、なんですか、なんなんですか。わたしに一緒にご飯たべさせてやるから毎日お弁当つくっとこいっていうことですかごめんなさいたしかにふたりで昼食も手作り弁当もかなり魅力的かなとは思いますがまだまだ順をおっていきたいのでごめんなさい。」

 

 …もはやはやすぎてごめんなさいしかわからん。毎回毎回振られてるしもう何回目なんだ?同じ女子に何度も振られるやつとかそうそういんのか?…もしかしてかなりレアなモンスターかなんかじゃないのん?みんなしてGOしてGETしてくるんじゃないのん?

 

「じゃなくて!!今日はせんぱいにお願いがあってきました。」

 

「え、いやだけど。どうせ生徒会関連の仕事だろ?」

 

「や、今日は違うくて。せんぱい今日は奉仕部お休みですよね?だからせんぱい、わたしと放課後デートしてくださいっ。」

 

 …は?

 いや、そもそもなんで一色が今日部活がないと知っている?たしかに雪ノ下が朝、今日は家の用があって参加できないから今日は奉仕部は休みとします。とかいって、休みになったんだが、せっかく休みになったのになんでわざわざ出掛けないといけないんだ。今日はたまったプリキュア見るのに忙しいんだぞ。それになにより、

 

「なんで、俺とお前がデートしないといけないんだ?そもそも誘う相手が違うだろ。」

 

「それはですね、葉山先輩とデートするにしても、なんにも下準備なしでは勝算が薄いと言うか、なんというかで。だったらせんぱいに練習台になってもらえばいいじゃん!ってことになりまして。こんなでもせんぱいも一応男子高校生なんで少しは参考になるかなーと。」

 

「練習台ってなんだよ。それこそ俺はそのへんのリア充高校生の行くとこなんてそもそも知らんし、めんどくさいからパスだ。悪いけど他を当たってくれ。」

 

 一色のやつほんとに俺が参考になると思ったのか?俺なんて前、葉山や折本と出掛けたときご飯をサイゼと答えて折本にさんざんばかにされたことあるんだぞ。こりゃ、自慢にはならんが。

 

「そこをなんとかお願いしますよ~。…本物を手に入れるためなんです。」

 

 ぐっ。こいつ、あのときのことまだ覚えてやがったのか。俺の消し去りたい過去ワースト3に入る例のあれを。だか、この八幡、こんなことで簡単に揺らいでしまうような豆腐メンタルな男ではないのだ!ここはビシッと言ってやる。

 

「くっ、仕方ねぇな。」

 

 

…揺らいじゃうのかよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





いかがでしたでしょうか!

私の執筆形式としては字数は少なく短めのお話でなるべく手軽に読みやすいというのをコンセプトにしておりますので、少し短く物足りない!と言う方いらっしゃるかもしれませんが、その分投稿ペースをはやめにしていきたいと思っておりますのでご了承ください!

次回はまんまといろはすの策にはまった八幡のデート回となります!
お楽しみに!

ではではっ。

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