今の私は盗賊のクリスだよっ!   作:ひきがやもとまち

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長らく更新できなくてすみません。ようやく更新できました。
微エロ要素を無理に入れようとすると書けなくなるのが数カ月かけて理解できましたので、今話から今作はアホバカギャグオンリー作品となります。ご承知於き下さい。

エロは別で書く予定です。18禁のエロ作品か、エロメインのR16作品かのどちらかになると思われますが、エロのためにもとりあえず頑張ります。

注:上記のエロ作品を書くために時間が必要なので「この素晴らしい世界に言霊を!」を消させて頂きました。もしも読むタイと言う方がいらした場合はご連絡ください。
改めて清書し、本来書きたかった姿で再投稿しますので。


4話「数日ぶりのはずなのに、数ヶ月ぶりの冒険な気がするよ!」

 草原歩くよフィールドマップ♪ 森に着いたら画面が変わるよダンジョンマップ♪ イベント発生でキャラ絵が入るよ会話パート♪

 

「と、言うわけでやって参りました! アクア様パーティーによる「借金返済取り立てちょっとだけ待ってくださいお願いしますクエスト」発生!

 祝! ゴブリン退治したら一ヶ月猶予が増えるよイベントー!(注:拒否権はなし。なぜなら借金返済日が今日だから!)

 さぁ皆、楽しんで行ってみよーっ!!」

「「「た・の・し・め・る・かーーーーっ!!!」」」

 

 

 

 

 

 どっごーーーーっん!!!!

 

 

 

 

 

 

「ーー久方ぶりの爆発と怒りの拳!

 やっぱりクリスは、斯くあるべし!」

「なんの話よ!? あと、誰に向かって話しかけてるの!? そっちは崖よ!」

 

 お約束を済ませたところで、今日のクエスト説明ー♪

 いやー、なんか久し振りな気がするなー。おかしいなー、不思議だなー。実時間は数日のはずなのに、なんだか数ヶ月くらい経ってた気がする体感時間~。

 世の中不思議なことがいっぱいオッパイ、摩訶不思議アドベンチャー、大冒険のはじまりだねっ!

 

「まぁ、そういう訳なのでボクたちは今、森に来ています。目的はゴブリン退治です。RPGではお馴染みの初心者向けクエストですね。報酬もだいたい妥当なところです。

 アクア様的には「ええーゴブリン退治ー? もうちょっとこう、ドカンと稼げる大物にしない? 私たち上級職なんですけどー?」と不平タラタラだったのですが、ルナさんの「報酬、減らしますよ?」の一言で即出立です。

 いやー、お金って。本当に怖いですねー。

 それでは、さよなら。さよなら。さよなら」

「「お・わ・ら・せ・る・なーーっ!!

  まだイベント開始してすらいないでしょーがー!!」」

 

 おお、今度はエリス様までもがボクにゴッドブローでツッコミを!

 ああ・・・この痛み。この感触。この肌触り・・・。

 頬を殴るこの快感こそ戦場。やっぱりマゾには変態行為の方が性に合うね。

 

「ううう・・・なぜ紅魔族随一の爆裂魔法の使い手である私の服にこんな張り紙が・・・。

 もし仮にこんな姿をゆんゆんに見られでもしたらーー!!! ・・・死にましょう。川に身を投げて入水自殺です」

 

 おお! めぐみんちゃんが太宰さんみたいなことを! これはあれかな! 厨二らしく本当に異能に目覚めるときがきたのかな!?

 ボクとしては『天衣無縫』を手に入れて欲しいなー。オダサクさいこー! かっくいーっ!

 めぐみんちゃんが「昔、作家を目指していたことがある・・・」とか言ってるシーンを見てみたーい♪

 

 ・・・あ、ちなみにだけども。

 めぐみんちゃんが言ってる張り紙って言うのは「差し押さえ」って書いてあるお札のこと。これが服やロッド、羽衣なんかの装備一色に張ってあります。借金で取り押さえられてるのを仕事の時だけ、一時的に返してもらえるので。

 ヴァルキリードライブですね、わかります。

 能力全解放したら全裸になるのでしょう。嘘だけど。ボクの願望だけれども。

 

「・・・ところであの、クリスさん? ギルドの方に紹介された聖騎士さんなんですけど・・・大丈夫なんですか? アレ・・・」

 

 エリス様(差し押さえ装備バージョン)がボクの肘をツンツンとつついて質問してくる。怯えてるのかな? それとも奥ゆかしいのかな? どっちにしてもラブリー☆

 

「だいじょーぶ! 問題ないよ!」

「いえあの、何度も言ってる気がしますけど・・・それって一番、大丈夫じゃない時のセリフですからね・・・?」

「だいじょーぶ! 今度こそ本当に大丈夫! へいき、へっちゃら! チャラヘッチャラ!

 なぜなら彼女こそ、今回のクエストを成功に導くキーパーソン!

 『呪われしマリューさんのおっぱいクルセイダー』ダクネスさんなんだから!」

「「なんか頭に変な頭文字付いた!? 魔竜も別の意味になってない!?

  本当にアイツ(彼女)は、大丈夫な奴なんでしょーね!?」」

 

 おお、またしても女神コンビによるダブルツッコミ。久しぶり(な気がするよ!)なせいもあってか仲良くなってるみたいで良きかな良きかな~♪

 

 でもダクネスさんを疑われるのは納得いかない。うん、大いに納得いかない。

 なぜなら彼女はーー

 

「ボクの大親友ダクネスさんの、一体どこが信じられないって言うんだぁー!?」

「「「アンタ(あなた)の大親友って所がよ!(ですよ!)」」」

 

 ひどい仲間たちだ。一欠片も信頼されてない。好感度はともかく、信頼感は0以下だ。ギレンの野望だったら反乱続発待った無しだよ。良かったRPG風の異世界ファンタジーで。

 

 SF怖いです。主にエロゲ業界。

 生まれ変わった先が陵辱SFエロゲ世界だったら、悲惨な末路END一択しかない人生だったよ。

 

「だいじょーぶだって! ほら見て! 彼女の爽やかすぎる天使のような微笑みを!

 あの無邪気な笑顔のどこに不安の種があるって言うのさ!?」

 

 ボクが指し示す先にいるのは今回の依頼で前衛を勤めてもらうためにギルドが手配してくれた(つまりは監視役ですね、わかります)女騎士ダクネスさんこと、戦士系上級職クルセイダーのダクネスさん! 防御力特化の金髪ポニーテールな美人騎士だ!

 職業にそぐわないお淑やかさと気品。彼女の実家が実は貴族ではないかと言う噂も伊達じゃないよ! ダクネスさんは、伊達じゃない!

 

 

 

 そう! 彼女こそ麗しくも美しい。気高き聖騎士の鏡!

 おっぱいクルセイダーのダクネスさんだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふ・・・我が愛剣デスフリンガーよ。今少しだ。

 今少し待てば、お前に大量の生き血を吸わせてやるぞ・・・ふぇっへっへーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ーーほらね? 大丈夫だって言ったでしょ?」

「「「いやいやいや! あれのどこが大丈夫なの!?(ですか!?)」」」

 

 むー。皆がボクの言葉を信じてくれないー、ひどいよみんなー。

 テイルズみたいに、もっと仲間を信じようぜー?

 

「ーーって言うかあの剣、呪われてません!? なんかスッゴく禍々しい魔力を感じるのですが! なんかこう・・・具体的に表現しますと、子供の頃に出会った爆裂魔法のお姉さんみたいなスッゴい魔力を!」

「お、めぐみんちゃん鋭いねぇ~。さっすが紅魔族! お目が高いぞ☆

 あの魔剣「デスフリンガー」は、どっかのダンジョンを探索中に偶然道に迷って偶然見つけた扉をくぐり抜け、空に二つの月が浮かんでる空飛ぶ大陸で見つけてきた呪われし逸品だよ。

 なんかデザインがかっこよくて騎士に持たせてみたいなーって思ったから、大親友のダクネスさんにプレゼントしたらああなりました」

「「「またお前か!(あなたですか!)事の元凶は!

   友達をマネキン代わりに使うな!!!」」」

 

 あっはっは。いやー、まさか人格改変の呪いがかけられてるなんて予想外だったねぇ。ヨソウガイデス。

 

「でも、だいじょーぶ! 騎士としての性能はアップしてるし、命中率なんかも上がってる! 特に特殊能力「暗黒剣」を使用可能になったのはデカいよ!

 アレがあればダクネスさんは敵に与えたダメージの痛み三十パーセントを、自分の身で味わうことが出来るんだ!」

「「「なんの役に立つのそれ!? 邪魔なだけじゃない!?(ですか!?)」」」

 

 う~ん、思ってたほど評価が良くない。

 不思議だなぁ~。カッコいいと思ったんだけどなぁ~。

 なんでなんだろうね? わかんないね。

 

 パラディンになった後のセシルよりも暗黒騎士だった頃のセシルの方が、見た目的にカッコいいと思うんだけどなぁ~。

 やっぱり今風だと受けないのか。残念。

 

「おっ、噂をすれば何とやら、噂をしなくても何とやら。ゴブリンの団体さん、ごとうちゃ~く! 張り切って戦闘開始だぁーっ!

 行くぞー! えい、えい、おーっ!」

「「「お、おーーーっ!!」」」

「くっくっく・・・今夜の月はイヤに紅い・・・・・・」

 

 うん、皆やる気十分だね!

 これなら初心者向けモンスター相手に、非戦闘職の盗賊は要らないよね!

 

「じゃ、そう言うことでボクは避難をーー」

 

 がしっ!

 

「待ちなさい囮役。素早いなら素早いなりに、敵のヘイトを引き受けて集めて後衛を敵の攻撃から守り抜きなさい。それが戦場に出てる非戦闘用のサポート職である盗賊の役割でしょうが」

「やっぱり~?」

 

 うーん、残念。誤魔化しきれませんでしたー。

 仕方ないので、戦闘頑張りまーっす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てい! えい! こ、こっちに来ないでください!(ドゴンッ!)」

「ぐげぇっ!? あ、アークプリーストが拳で会心の一撃だとぉっ!?」

「エクスプロージョンっ!」

「ふげぇっ!? 雑魚モンスター集団に上級攻撃魔法使って殲滅とか、容赦ねぇーっ!」

「ゴォッド・ブロォーーーっ!!!」

「こいつに至っては、拳しか武器に使わないアークプリーストだーーっ!!

 女神の教えどこ行った!?」

「本人様だから破っていいんだよん♪」

「あっ!? 俺の財布を! 返しやがれクソ巨乳ーーなんか怖い笑顔浮かべたクルセイダーキタ━(・∀・)━!!!!」

「ブラッディ・スクライドーーーーっ!!!!!!!」

「「それは絶対、聖騎士の使う技じゃなーーーっい!!!」」

「ぐはぁっ!? て、敵に与えたダメージの三分の一が私のダメージに・・・! オーバーキルでも三分の一だから雑魚敵相手にはあり得ないダメージ量が・・・もっと敵攻撃してダメージもらってくりゅーーっ!!」

「「「ダメーーーーっ!!!((ですーーっ!!))」」」

 

 うーん、このグダグダ感。ぐだぐだオーダー思い出すなぁ。ノッブとオキタさん可愛かったなぁ。

 基本的に全裸だし。おケツ丸見えだし。

 あれは良いおケツだった・・・。

 

 

 

 

 

 ーーと、言うわけで久しぶりの戦果(数日ぶりのはずなのに数ヶ月ぶりの戦果な気がするよ!)は、雑魚モンスター集団ゴブリンの巣の壊滅! クエスト達成! お疲れさまでしたー!

 

 

 

 

 

 

「ーーじゃあ、そう言うことで!

 ボクはこれから報酬使って今度こそサキュバスのお姉ちゃんたちの店に入れてもらえないか試してきます」

「「「待ちなさい。それよりなにより、アレをどうにかして行きなさい」」」

 

 

 

「うっへっへ・・・血だ。血が欲しい・・・。新たな血を求めて、今夜もアクセルの町をさまよう鎧武者ダクネスになってやるぜぇ・・・。

 だって、私に大ダメージを返してくれる獲物(快楽の源)が欲しくて堪らにゃいのにょーーっ!

 あ~っん! 誰かララティーナに切らせてぇっ! ララティーナにダメージお返ししてぇーっ! 反射ダメージの快楽が気持ちよすぎるの、快感なのぉーーっ♪

 あっは~ん☆」

 

 

 

 ーーあ、素で忘れてました。

 

 

 

つづく


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