今の私は盗賊のクリスだよっ!   作:ひきがやもとまち

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更新遅れてごめんなさい! 書く内容が決まっている作品は後回しに後回しにと優先順位を下げすぎてしまいまくるのは私の悪癖です! 自覚してますし直そうと努力してみてるんですけどねー・・・。

内容については新しく増えた設定説明会に費やすつもりだったのですが、予想していたよりもはるかに間が開きすぎちゃったせいでテンパりすぎてて落ち着いてちゃんと書ける自信がありませんでした。
なので前半の街に着く部分までの話に+αする程度の回に縮めさせていただきました。その分ネタをテンコ盛りにしておいたのでお許しくださいませ!

久々の牢屋ネタ話です、どうぞ~。


6話「新しい街から始め直そうよ! 1から・・・ううん、牢屋から!」

「あっるっこ~♪ あっるっこ~♪ お尻~ま~る出し~の女の人たちと~♪

 歩くの~、大好き~♪ ボックは女盗賊~♪」

「「語呂が悪い!!」」

「ツッコむ所はそこなのかぁ~」

 

 和やか笑顔でほんわか雰囲気。縛り上げたオッパイおっきな女の人たちを先頭と最後衛とパーティー両翼に配置した最硬の防御力を以てして未知の大陸を踏破する、ボクたちお尻大陸探検隊!

 

「枝とか藪とか、歩くのに邪魔になる物ぜんぶをこいつらに引き受けさせてるから安全な旅で助かってるけど・・・いつになったら着くのよ、町に。もう三時間以上も歩きっぱなしなんですけど~?」

「あなたたちが罠を仕掛けている可能性もありましたし、その為のカナリヤ役でもあったわけですが、ここまでは誰一人として駒が失われていないところを見ると杞憂だったみたいで良かったなと感謝はしています。

 ですが、私もそろそろ疲れてきたのも事実ではあるので、単刀直入にお尋ねしますね。――まだですか?」

「・・・地平線上に見えてる町なんて、遠いに決まっているであろうが! たった三時間かそこらで到着できる遙か遠くに微かに見える町など、この世に存在しておらん!」

「「む・・・むぅぅ・・・」」

 

 二人の女神様、裸の捕虜に論破されるの巻~♪ ちゃんちゃん☆

 

「え、えぇぇい! 黙れ黙れ黙らっしゃい! 勝った方が正義で正しいんだから、負けて捕らわれてるアンタたちは悪党! 私たちは勝ったから正義!

 勝ちさえすれば選択肢の選び間違いも無かったことに出来るのが大昔から続く世界の真理なのよ! タクティクス・オウガだってそうだったでしょう!?」

「そうです!その通りです!アクア先輩は今、良いことを言いました!

 ルート分岐と言いつつも最終チャプターとして行き着けるのはたった一つだけで、エンディングもカチュアさんが生きてるか死んでるかだけでハッピーとバッドが確定してたじゃないですか!

 つまり! メインヒロインが無事のままラスボス勝てたら世界は幸せハッピーエンド!

 メインヒロインが死んでしまったら彼女以外の誰も死ななくたって世界は闇へと沈むことになると言うこと!

 美少女女神である私たちが無事なだけで今はハッピー! 絶対正義ということなんですよ!」

「何の話をしているんだお前たちは!?」

 

 二人の女神様はレトロゲーム好き~♪ ボクもレトロは大好きです~♪

 ハイレグアーマー、ビキニアーマー、ふんどしTバックアーマーで最前線に出てくる美少女戦士に魔道師、魔法剣士とか色々いたよね! 懐かしいな~。

 

「とにかく! 私たちは疲れてるんだから、もっと急ぎなさい。毒の沼地だろうとバリア床だろうと落とし穴だろうと突き進むのよ! 大丈夫だから!

 アンタたちは他に四人もいるんだし、一人や二人減ったところで大したことないわ。私が許可する! 逝きなさい」

「鬼ーーっ!!! 悪魔ーーーーっ!!!! 人でなしーーーーーーーっ!!!!」

「ああ、もう! うっさいわね! とにかく歩く! 早く歩く! でないと丸出しのお尻を引っ叩くわよ!?」

「ひどい! そして理不尽! 何で私たちがこんな目にーーーーっ!!(>ュ<。)ビェェン」

 

 ありゃりゃ、お色気ビキニなお姉さんが泣き出しちゃった。子供みたいで可愛いね~♪

 実際にはバインバインでボインボインな美人さんがお尻どころか全部丸出しで縛られながら歩かされてて、後ろから青髪美人の履いてないプリースト様がぺちぺち天罰お尻ペンペンしている微陵辱シーンではあるけどね!

 

「アクア先輩、それは流石にやりすぎですよ。この人たちが可哀想です。もう少し優しくしてあげてください」

 

 おお、ここでまさかの女神様からの施しが! やっぱりエリス様は優しいな~♪

 いったい、今日の優しさの担保は何で賄わされるんだろうね!? お金かな!? お金かな!? それともお金なのかなぁ!?

 

「ほら、あなたも。人生が辛く苦しいからと言って、泣いたりしてはいけません。天は地上にすむ全ての人々を優しく見守っていてくださるのですから・・・」

「ぐすっ、ぐすっ・・・あ、ありがとーー」

「で? 本音は本音はエリス様~♪」

「ジャングルの奥地みたいな森の中で立ち止まられると困るので、泣いてる暇があったら早く立ち上がって私たちを町に案内するためにも歩き出して欲しいなーと」

「やっぱりコイツも同類だったぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」

「えーーーっい! うるさいです!シャラップです! 女神は正義で、女神の敵は魔王=悪! 即ち私たちを襲ったあなたたちは極悪非道な大悪人になること確定してるんですから働きなさい! 私たち女神のために!」

「人権の侵害だぁぁぁ!! 人道に則って捕虜の待遇改善を要求するぅぅぅっ!!!」

「悪人に人権なんていりません! ただ裁きだけが悪人を反省させて更正させるのに必要不可欠なものなんです!」

 

 リナ・インバース強化バ~ジョ~ン♪ 今日も女神エリス様は絶好調なのですよ! グッジョブ!

 

 

 

「ふぅ~、ようやく着いたわね街の入り口に」

「ですね、本当に疲れました。お箸よりも重い物を持ったことのないお嬢様育ちの私が、よくぞここまで歩いて到着できましたよね。スゴいです私! 女神はやっぱりスゴいのです!(キラキラ)」

 

 夢見る乙女なエリス様~。メイン武装は拳とナックル。

 ボクたちパーティーの武器は知恵よりも勇気よりも友情よりも力! パワー! ストレングス‼ ・・・な感じの女神様二人が主力で、サポート要因+1編成だよ~♪

 

「「「「・・・ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ・・・・・・」」」」

 

 めっちゃお疲れのご様子の奴隷売買されてこられた悪のオッパイちゃんたち。可哀想だね不憫だね、羨ましいね代わってあげたいね。

 なにはともあれ、縛られて歩かされてるむき出しオッパイぷるんぷるん歩行は絶景でした! ごっつぁんです!

 

「さて、それじゃあ現地住民にご対面といきましょうか。コイツ等と違って話が分かる奴だといいんだけど」

「難しいでしょうね。この人たちのような知性も品格もないオッパイ蛮族である可能性が高いですし、いきなり襲いかかられても大丈夫なように戦闘準備をしておきましょう。・・・クリスさん」

「はいはーい! なになにエリス様~? ボクに何かご用かな~? それとも何かのお願い事かな~?」

「両方です。私はアーク・プリーストと言う回復要員のため、戦闘が始まると前線で壁となって戦うタンクさんに回復魔法をかけなければならなくなります。

 その関係上、距離を置いて安全に戦わざるを得ませんので護衛と警備と肉の盾と、いざとなったらトカゲの尻尾役をお願いします」

「わーい♪ ボクってば丁のいい捨て駒扱い~♪」

「クリスさん・・・私にはあなたが必要なんです! 自分自身を守る盾として!」

「素直なエリス様って素敵! そこに痺れちゃう憧れちゃう~☆」

「・・・おーい、そろそろ帰ってこーい。門開けさせちまうぞー」

「「はーい」」

 

 アクア様園長先生に率いられたボクたちは、おっきな門を開けてもらって街の中へ。

 どことなくって言うよりかは完全に瓜二つのアクセルの街もどきな作りみたいだったから、道には迷わずまっすぐ直進。

 目指すは犯罪者を捕まえたときに突き出して恩賞もらう場所、街の中央区にある警察署in牢屋付きだよ!

 

「ところでさー、アクア様にエリス様~。おロープ頂戴されちゃった元ビキニ美女ちゃん・現すっぽんぽん美女ちゃんたちを縛り付けた縄の先を握りしめてる二人に対して今更言うことでもないだろうなーとは思っているんだけどさー」

「??? なによ、アンタにしては妙に煮え切らない言い草ね。無駄に時間かけた喋り方してないでさっさと言っちゃえばいいじゃないの」

「そうですよ、クリスさん。あなたに持たせると何やらかすのか分からなくて危険だから私たちが持ってあげて、悪女さんたちには素っ裸で昼日中から町中散歩を強制しているおかげで安全性は確保できてます。多少のことなら怒ったりしませんから、早く言ってしまってください。

 もう警察署は目の前なんですから、ほら早く。衛兵さんたちが受け取りに来ちゃいますよ?」

「うん、わかった。それじゃあ言わせてもらうね。ーーここの大陸だと新参者で身元不明で住所不定で国籍も不明な、ないない尽くしの普通に見たら犯罪容疑者間違いなしで確定的なボクたちが現地住民の女の人を素っ裸にひん剥いて路上町中でお散歩させてたらタイーホされちゃって牢屋生活味あわされたりしないのかな~?」

「「・・・・・・(ピタッ)」」

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーどどどどどどどどどっ!!!!!

 

 

『そこの三人組止まりなさい! 武器を捨てて両手を頭の後ろに組んでから、こちらにお尻を向けなさい! 抵抗する人には、もれなく牢屋の中で過ごす臭いご飯はおいしくない生活一年間への招待券を鉄の輪っかと一緒にプレゼントしちゃいますからね!』

 

 だってさ。

 

「ーーやったねアクア様とエリス様! 今回はボクも一緒に牢屋に入れてもらえるみたいだよ! 同じ独房だとスッゴくスッゴく嬉しいし楽しそうだよね! 楽しみだな~(^o^)」

「「クゥゥゥゥゥリィィィィィィスゥゥゥゥゥゥ!!!!!! 今日という今日は、絶対に許してなんかやらないんだからねぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!(あげませんからねぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」」

 

 

 

 

 

 ガッチャン!!!!

 

 

「「RE:ゼロからに戻されても牢屋から始めさせられる私たちの異世界生活in全裸ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!(>ュ<。)ビェェン」」

 

「そして毎回のように原因作っているのに何故か牢屋に入れられないで済む、今のボクは女盗賊のクリスだよ!」

 

つづく


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