マミさんの歩く道に祝福がありますように ~やがて円環へと導かれる物語~   作:XXPLUS

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第四〇話 マミさんの、パッチワーク・ガール

 面会時間の終わりまではまだ余裕があったが、マミは病院を辞した。

 杏子は少し不満そうだったが、「明日、朝早くから来てあげるから」の言葉で一応は納得。もちろん、手作りのお菓子の持参を要求してのことだ。

 

 病院の外に出る。

 真夏のためまだ明るいが、平時なら学校の下校時刻はとうに過ぎている時間。既に日は沈んでいるし、残照もそう長くは続かないだろう。

 マミは足早に駅まで歩き、風見野に向かう電車に乗った。

 電車はすぐに目的の駅に着き、マミはそこから少し歩いて、目的の場所に到達した。すなわち、夜宵かおりの家に。

 

 

 

 

 時間が時間だけに夜宵かおりの部屋に直接ベランダから訪ねても良かったが、玄関から呼び鈴を鳴らした。魔法少女同士ではないのだから、普通の高校生として訪問する必要があると感じたからだ。

 

「こんな時間に、突然ごめんなさい」

 

 インターホンにはかおりの母が出たが、玄関にはかおりが出てきた。彼女の様子からは、喜び勇んでという修飾が付くだろう。マミは夕飯時にさしかかったタイミングの来訪を詫び、頭を下げた。

 

「これ、見滝原で評判のチーズケーキです、よければ召し上がってください」

「あら、今日はお手製じゃありませんのね。少し残念ですわ」

「ごめんなさい、突然思い立って訪ねたので、作る時間がなかったの。少しお話がしたいのだけれど、いいかしら?」

「いえいえ、お手製は今度の楽しみにいたしますわ。どうぞ、あがってください」

 

 かおりは、やはり喜色を露わにしてマミを招き入れる。

 部屋に向かう途中、母に「大事な話だから、しばらくは何も持ってこないでね」と家族向けの口調で告げ、飲み物とお菓子をトレイに載せて自ら運んだ。

 

 

 

 

 

 魔法少女のシステム。

 夜宵かおりは、ソウルジェムが魔法少女の本体であることは知っていたが、それ以上のことは知らなかった。

 それ以上のこと、についてマミは事細やかに説明を施す。目的は、万が一にも彼女が再び魔法少女となる道を選ばないように、であったが――。

 

 マミの話を神妙に聞いていたかおりは、説明が一段落し、マミが魔法少女とならないようにと念を押すと、困ったような笑みを浮かべた。

 そして、左手をそっと目の前にかざし、指にはまったリング型のソウルジェムをマミに見せつけるようにひらめかせた。視認したマミが頭を深く下げる。

 

「ごめんなさい。私がすぐに言っていれば……!」

「いえ、知っていても結局こうしたと思います。クラブの友人を見捨てるなんてできませんもの」

「本当にごめんなさい」

「巴さん、やめてください。謝る必要なんてありませんわ」

「どう償えばいいのか……」

「ですから、わたくしの話を聞いてくださいな。巴さんは悪くありませんし、償う事柄そのものが存在しませんの」

「でも……」

「そうそう、お料理を教えていただく約束でしたわよね。それでチャラということでどうでしょうか?」

 

 彼女の言葉の選択に、ことさらに事態を軽く扱おうという意志をマミは感じ取った。マミ自身は納得がいっていなかったが、気遣いを無碍にすることも気が引けて、ゆっくり頷く。

 

「わかったわ。腕によりをかけて、すぐにお嫁にいけるくらいに鍛えてあげる」

「それは遠回しなプロポーズでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

「ああん、スルーはおやめになってくださいな」

 

 体温を感じさせないほど真顔になったマミが、事務的に淡々と続ける。

 

「……週末に魔法の練習していた時間が空くし、そこで教えてあげますね」

「あら? 魔法の練習はしませんの?」

「えぇ、杏子ちゃんには、私や夜宵さんが魔法少女に戻ったことは伏せておきたいの。だから」

「承知しました。口外しないと誓いますわ」

 

 人差し指を口元にあてがい、秘密を示すゼスチャをする。どこか嬉しそうに見えるのは、杏子の知らない秘密をマミと共有できるからだろうか。

 

「助かるわ」

「……しかし、そのような魔法少女システムにどのような意味が?」

 

 問う。そしてその問いには、部屋のかたすみに現れたキュゥべえが答えた。

 

『それはボクが説明しよう』

 

 魔法少女システムが知れたことにも悪びれもせず、いつもの調子のキュゥべえが、いつもの調子で長広舌をふるう。

 

『もちろん、キミたち魔法少女への悪意や敵意からじゃないよ。端的に言えば、宇宙の延命が目的だ。マミ、キミは宇宙の温度が幾らか知っているかい?』

「確か、マイナス二七〇度くらい……だったかしら」

『そうだ。キミたちが宇宙背景放射とか宇宙黒体輻射とか呼んでいるものだね。では、かおり、宇宙を活動せしめているエネルギーは何か分かるかい?』

「ええと、太陽とかの、恒星のエネルギーでしょうか?」

『なるほど、太陽という恒星の恵みを受けて生活しているキミたちらしい発想だね。確かにそれもある。だけど、主ではないね。主としてはブラックホールだ。ブラックホールに引き寄せられる星間ガスが降着円盤を作り、その摩擦熱がエネルギーとして放出されている。それが宇宙全体の主たるエネルギーだ』

 

 マミもかおりも、興味なさそうな表情を見せるが、それを気にするキュゥべえではない。そもそも気にする、という感情が、彼には欠落しているのだから。

 

『このブラックホールが維持できなくなるのが、宇宙の終わりだ。宇宙の温度がある一定の閾値を下回ると、もう歯止めが利かなくなる。ブラックホールは霧散し、宇宙はエネルギーを得ることができなくなり、全てが終わるだろう。そうならないために、宇宙の温度を維持しなければならない。もし誰も手を打たなければ、宇宙はあと百億年ももたずに寿命を迎えるだろう』

「ひゃく……?」

 

 自身の提示する数字が、魔法少女にどのような印象を与えるか。もちろんそれを気にすることもない。

 

『そこで魔法少女だ』

 

 それどころか、誇らしげな態度で続ける。無論、感情を持たないと標榜する彼らのこと、実際にそう感じているわけではないのだろうが。

 

『ボクたちの文明は、知的生命体の感情を、エネルギーに変換するテクノロジーを発明した。ところがあいにく、当のボクたちが感情というものを持ち合わせていなかった。そこで、この宇宙の様々な異種族を調査し、キミたち人類を見出したんだ。とりわけ最も効率がいいのは、第二次性徴期の少女の希望と絶望の相転移だ。ソウルジェムになったキミたちの魂は、燃え尽きてグリーフシードへと変わるその瞬間に膨大なエネルギーを発生させる。それを回収し、宇宙の延命に貢献するのが魔法少女というシステムだよ。どうだい、誇らしいだろう?』

「……なるほど、ドナー登録のようなものですのね。それはご立派なシステムですわ」

『キミは理解できているようだね、素晴らしいよ、かおり』

 

 鷹揚に頷く。皮肉を解さないその様を見て、かおりの心の中の堰が破れた。腕を伸ばしてキュゥべえの首を乱暴に掴むと、床に叩きつける。

 

「どうして旗を振っているあなた方は何もせずに高みの見物ですの? まずあなた方が貢献しなさいな」

 

 すり潰さんばかりに力を込め、キュゥべえの頬を床に押しつける。だが彼には物理的にも精神的にも痛みを感じる心はなく、涼しい声を返す。

 

『できればそうしたいんだが……さっきも言ったように、ボクたちには感情がないからね。無理なものは無理だ』

「夜宵さん、キュゥべえに何を言っても、何をしても無駄なの。感情もない、痛みもない、死ぬこともない。どうしようもない存在なの。心を乱すだけ損――いいえ、心を乱すことがキュゥべえの目的と言ってもいいのかもしれないわ」

『それは誤解だ。まぁ、もう魔法少女になっているキミたちを説得する謂れもない。説明したのは、自らの役割に誇りを持ってほしいからに過ぎないからね。そう受け取ってもらえないなら残念だが、ボクは失礼するよ』

 

 かおりが力を緩めた瞬間に抜け出すと、窓に向かいゆっくりと歩く。そして、一度だけ振り返るとふたりの目を見て、テレパシーを送った。

 

『マミ、かおり、キミたちはもう少し、荒れた宇宙を救う、星の生命を護る、その歓びを知るべきだ』

 

 

 

 

 

 

 キュゥべえが消え、一時的にふたりは言葉を失った。

 キュゥべえの言葉を反芻しているのか、精神を落ち着かせようとしているのか、かおりは瞳を閉じて黙り、マミはそれを邪魔しないように黙った。

 かおりの表情からは感情は読めず、ともすれば居眠りをしているようにも見える。だが、時折指先に力が込められていることから、そうではないことが分かる。

 

「あの……夜宵さん、大丈夫?」

 

 五分が経過した頃、おずおずとマミが話しかけると、彼女はぱちりと瞳を開き、しばたたかせた。

 

「あ、すみません。少し、考えをまとめておりまして」

「そう。どうかしら、落ち着きそう?」

「はい……取り乱してすみませんでした。キュゥべえの勝手な物言いを聞いていると、つい」

「ううん。あの程度で抑えられるなんてすごいと思うわ。私は……」

「巴さん?」

「ううん、なんでもない。ねぇ、夜宵さん、元は魔法少女だった魔女。それを倒す私たちは、許されるのかしら」

 

 誰に許されるのか? とかおりは問い返したかったが、それがはばかられる空気を感じ、口を閉ざして沈思する。

 

「わたくし、思いますの。魔女を放置すれば多くの人が死ぬ。だから――」

「だから、魔女を倒すのは正しい? うん、たしかにその通りよね」

 

 充分に考えてから、しかしありきたりの域を出ない結論を示すかおりの言葉を、マミは遮るようにした。

 

「ねぇ夜宵さん。冷たい方程式とかカルネアデスの舟板とか、そういった寓話はご存じ?」

「はい。おおむね、極限状態での小を捨て大を取るお話ですわよね」

「そう。たくさんの人を助けるのにひとりを切り捨てる。ねぇ夜宵さん、それって正しいと思う?」

「えっ……」

 

 正しいに決まっている、というのが夜宵かおりの偽らざる本音であったが、あらためて問われると返答に窮した。今まで、そのようなことを熟考したことなどなく、正しいと思い込んでいるだけ、と評されても反論できない自分に気付いたからだ。

 答えに惑うかおりに、マミは少しの誤解まじりに促す。

 

「私の意に沿う答えをしようとしてる? そういうの抜きで、夜宵さんの考えを言って欲しいかな」

「理屈としては正しいと思います……、ただ、ほんとうに正しいのかは、わたくしには分かりません」

「じゃぁ、夜宵さんがその選択をしないといけない立場になったらどうする?」

「それは……やはり、大を取ると思いますわ」

「じゃぁ、切り捨てる側に、夜宵さんのご両親が含まれていたら?」

「……分かりません。心情としては、パパとママを選びたいですが……。どちらを選んでも、苦い結果になるのでしょうね」

 

 マミが満足そうに頷く。それを見て、かおりは「正しい」答えを返せたのかと安堵するが、それ自体が誤りであった。なぜなら、マミにも返答の正誤はつけられず、ただ思考することのみを要求していたからだ。

 

「うん、私もそう。きっと悩んで、どっちかを選んで、そして後悔すると思う。もしかしたら、どっちも選べずにどっちも失ってもっと後悔するかも」

「いえ、そんな……巴さんでしたら」

「それでいいと思うの。数学の問題のように、人の命を数字みたいに足し算引き算して答えを迷わずに出すようなら、それこそ冷たい方程式だわ」

 

 かおりには耳の痛い話だった。生来にして明敏な彼女は、だいたいの判断をノータイムで行ってしまう。そこに沈思熟考があるかと言えば――他人の水準に照らせば充分に深い思考を経ているのだが――彼女自身の採点としては否である。

 

「その度に悩んで、自分で判断して、その責任を負うことが大事だと思うの。短絡的な答えを出すのは、思考からも責任からも逃げることだと思うわ」

「はい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃぁ、今日はお暇するけど……」

 

 夕飯の誘いを固辞したマミは、かおりに見送られて玄関にいた。

 

「さっきの話、きっとショックだったと思う。でも、決して早まった行動はしないで。私で良ければいつでも、何時間でも、話し相手にはなるから」

「ご心配ありがとうございます。でも、大丈夫ですわ。わたくしにはパパママ、巴さんをはじめ大切な人がいます、決して短慮はしないと約束しますわ。それに、人は必ずいつか死ぬものです。それが早いか遅いかの違いでしかないと思えば」

 

 マミの理解だと、それは異なった。

 魔女になるということは、いつかは死ぬ、という単純な言葉で済むものではない。

 いつかは自我を失い周囲の人間を傷付けてしまう、そういった類いのものだ。しかし、それを指摘して彼女の前向きな思考を邪魔することはマミの本意ではない。結果として、マミは黙って慈母のように頷く。

 

「その……くちはばったいですけれど、巴さんは大丈夫ですの? この事実をずっと背負ってらしたのでしょう」

「優しいのね、ありがとう。さっき言いかけたけどね、私、このことを知って一度は命を断とうとしたの。でも、それがどれだけ周りの人のことを考えない勝手なことか、やってみて気付いたわ。だから、もう大丈夫」

 

 大丈夫、という言葉に相応しく、マミは明るく笑みを見せる。

 しかしかおりには、その言葉も笑顔もどちらも、儚く脆いもののように思えたのだった。

 

 

◇  ◇  ◇  ◇

 

 

 翌日、退院した杏子は部屋に入るなり、

 

「あー、久しぶりの我が家だ、いいねー」

 

 と快哉をあげ、マミを苦笑させた。

 

「たった一泊じゃない」

 

 帰りに寄り道して買い込んだ杏子用のコスメ。それを手提げ袋から出してテーブルに並べるマミを横目に、当の本人は冷蔵庫に向かう。

 

「そうなんだけどさ。やっぱり家はいいよね。あ、マミさん、紅茶淹れてよ」

「もう、杏子ちゃんのお化粧用なのに。しょうがないわね」

「買いすぎだって。ほっぺたに塗るのだけでいいのに」

「ダメよ、それじゃバランス取れないもの。それで、お茶のお菓子はどうするの? 待てるなら作りますけど」

 

 ようやくお店の手提げ袋から、化粧品十七点を用途ごとに分けてテーブルに並べ終えたマミ。空になった手提げ袋を折り畳み、キッチンへ向かおうと膝を立てた。

 

「待つ待つ」

「はい。待ってる間おやつはダメですからね。いま冷蔵庫から出したもの戻して?」

「見てたの?」

「見なくても分かります。そのかわり、なんでも作ってあげるから」

「あ、じゃぁ――」

 

 その後、ああでもない、こうでもない、と候補を挙げては別候補で上書きを繰り返す杏子。それを眺めるマミの表情は、穏やかで安らかなものだった。

 

 

 

 

 

 

 夕飯の後、テレビで映画を見ながら、ゆったりした時間を過ごす。

 数年来、自分にはそんな資格はない、とマミが自分を罰し律してきたことだったが、普通の少女に戻ることで自縄自縛はほどかれた。そしてほどかれた日常は、とても居心地の良いものだった。

 

 魔法少女に戻った今、再びそれを甘受する資格はなくなった、とマミは思う。

 しかし、杏子の日常を守るために、少なくとも表面上は日常を演じなければならない、とも思う。

 

 ――これも甘えなのかしらね。

 

 自嘲の笑いは、ちょうど映画がコメディ的なシーンであったことから、不自然にはならなかった。同じタイミングで杏子は破顔し、腹を抱えそうな勢いで笑っている。

 それだけ顔の筋肉を動かしても、痛む様子が一切ないことは、マミを安心させた。担当医師にあらためて心の中で礼を言い、健やかな快復をもたらしてくれた神様にも感謝する。もっとも、特に信仰はないので「かみさま」というあやふやな対象にだが。

 

「マミさん、スコーン焼いて」

「だーめ。もうすぐ寝る時間よ。明日になさい」

「じゃぁ、明日焼いてね」

「はいはい、分かりました。チョコでもキャラメルでも、お好きなもので作ってあげるわよ。だから、映画終わったらもう寝るのよ?」

 

 元気のいい返事をする杏子。その様子に満足したマミは、映画の終わりを待たず、ベッドメイクのために席を立った。

 

 

◇  ◇  ◇  ◇

 

 

「おやすみなさい」

 

 既に寝息をたてている杏子に、あらためてマミは声をかける。そして、深めの催眠魔法を使い彼女の眠りを確たるものとした。

 万一、夜中に目覚めて、マミがいないことに気付かないように。

 

「それじゃ、行ってきます。……パトロールが毎日こんな時間じゃ、お肌荒れちゃいそうだわ。私の方こそ、お化粧ちゃんとしなくっちゃね」

 

 杏子の部屋を出ると、後ろ手でドアを閉める。一拍おくと、少し集中して姿を魔法少女のものへと変化させた。

 姿が変わることで意識も変わるのか、眠気は霧散する。眠気だけではない、彼女にとっての日常も、そして安らぎも霧散していく。そこに残ったのは、街を護るという使命だけだった。

 

 

 

 

 

 

「それにしても、やっぱり深夜の方が魔女や使い魔の活動は活発なのね」

 

 十日程度パトロールを行っていなかったことを考慮しても、ソウルジェムの反応は目を見張るものだった。魔女の反応、使い魔の反応、いずれも複数がマミの探知範囲内で揺らめいている。

 

「今まで夕方から夜までのパトロールだったから、実際は夜中にけっこう被害が出てたのかもね……」

 

 それを自らの落ち度であるとでも受け取るかのように、マミは桜色の唇を噛んだ。しかし、それも束の間のこと。今までがそうであったように、今も、そしてこれからも、後悔の念を押し殺して彼女は微笑む。

 

「今日は徹夜も辞さないわよ。片っ端から片付けてあげるから!」

 

 ひとりで戦うのはいつ以来だろうか。

 ひとりで戦うのは寂しく心細い、それは確かだが――今ひとりであることを嘆くのではなく、ずっとふたりで戦ってこれたことに感謝しないといけない、とマミは思う。彼女の知る魔法少女とは、本来ひとりであるべき存在なのだから。


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