いつものバスの行き先は...?   作:風月 雪桜

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横須賀第一鎮守府

横須賀に行くメンバーは

吹雪、白雪、時雨、第六駆逐隊、阿武隈、由良、古鷹、青葉、翔鶴、瑞鳳、祥鳳、伊勢、日向

 

そして、俺と奈々さんの18人

 

一週間、横須賀第一鎮守府にお世話になる

 

吹雪や白雪、時雨は横須賀にいたことがあるので、さほど緊張していないが、他の艦娘達はちょっと緊張している

 

「全員、荷物持ったか?」

 

「準備完了です、司令官!!」

 

「はわわ、電のカバンが一つないのです!」

 

「彼処にあるのじゃないかな...?」

 

「そこに見えるのが、横須賀第一鎮守府ですか!

立派ですね~」カシャ

 

「懐かしいね...

みんな元気かな?」

 

輸送船から全員降りる

 

俺達は輸送船団を護衛していた艦娘達に手を振る

 

振り終わった時、何人かの艦娘達がこちらに来た

「貴方が、呉第三鎮守府の提督だな?」

 

「はい!

一週間お世話になります」

 

「私は戦艦長門だ

よろしく頼むぞ

 

それと提督、連絡も寄越さず鎮守府を空けるのは止めて頂きたい

少しは私達の身になってくれ」

 

長門さんの隣にいた艦娘達もうんうんと同意するように頷く

 

「ちゃんと連絡しましたよ」

 

「暦さんに...ですよね?

暦さんは忘れっぽいですから、頼み事をするのは止めてください」

 

赤城さんがジト目で山口大将を責める

 

「すみません...」

 

「もう、提督はしっかりしているようでどこか抜けているんですから!」

 

「電も電よ!

秘書艦としてしっかりしなさいよ!」

 

「ごめんなさい…なのです」

 

暁さんに怒られ電さんはしゅんとする

響さんがそんな様子を眺め、微笑んでいる

 

「おぉ?

吹雪、白雪、時雨

お前ら元気だったか?」

 

「あ、天龍さん!

はい!吹雪、バッチリ元気です!」

 

「お久しぶりです、天龍さん

私は元気です」

 

「久しぶり

えっと...僕が大湊に配属される前だから...」

 

「9ヶ月位前だな、最後にあったのは

 

色々あったんだろ?」

 

天龍さんは心配そうに尋ねる

 

「うん、だけど大丈夫

今は幸せだからさ」

 

時雨は迷わず断言する

 

「そうか

ならいい」

 

「天龍、護くん達を案内してくれ」

 

「ああ、分かった

 

おら、お前らオレに付いてきな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは、憲兵の詰め所だ

 

何か困った事があったら、ここに来るといいぜ」

 

「私は犬村 護と言います

一週間よろしくお願いいたします」

 

俺は憲兵隊の皆さんに挨拶する

 

「ん、貴方は何処の鎮守府の提督ですか?」

 

隊長らしき男性が俺に尋ねる

 

「あ、はい

呉第三鎮守府の司令官です!」

 

ビシッと敬礼をする

 

「元気なこった!」

 

「司令官だからって艦娘にセクハラしたら、俺達が捕まえに行くから注意しろよ!」

 

俺のイメージでは『ドーモ、提督=サン。憲兵です』の怖そうなイメージがあったのだが、ここの憲兵の人達はそんなことはないようだ

 

「セクハラ...

司令官はよく私の頬をぷにぷにしますよね」

 

「私も司令官に膝枕したね...

あれはセクハラじゃないかな...?」

 

「え、ちょっと二人とも...

って響は自らしてきたんじゃないか!?」

 

「司令官が私の隣に寝るのがいけない」

 

響、俺が隣に寝たからと言って膝枕するのはやめてくれ...割りと真面目に

 

「ハッハッハ

その様子だと大丈夫そうだな!」

 

「しれーかん、吹雪、響、次の場所行くわよ!」

 

他の艦娘達は憲兵達との話は終わったようで次の場所に向かうようだ

 

「ああ、今行く!

 

憲兵さん、今度お茶でも飲んでお話しましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは食堂兼甘味処兼居酒屋だ

 

鳳翔さんの酒の肴は上手いんだぜ」

 

やっぱり、鳳翔は料理上手なんだね

 

調理場の近くまで行く

 

「券をそこの機械で取ったら、ここで料理を受け取りな」

 

ほむほむ、口頭じゃないんだね

気を付けないと

 

ちらほらと甘味を食べている艦娘達が手を振ってくる

うちに比べて食堂は大きかったのだが、艦娘が多いだけでなく、憲兵達や他の職員もよく利用するらしい

 

「次は艦娘寮だな」

 

「ちなみに、俺の部屋は?」

 

「吹雪と白雪と時雨の同室だぜ」

 

天龍はペラペラと書類を捲り答える

 

「あはは、冗談ですよね?」

 

「冗談言うように見えるか?」

 

「見えます!」

 

「諦めろ」

 

マジか...

添い寝や膝枕よりかはましか...

ましかな?

 

荷物を部屋に置くと、四時間後に夕食だからそれまで暇を潰した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は一航戦赤城です!」

「私は一航戦加賀...よろしくお願いするわ」

 

「よろしくお願いいたします」

 

二人の前にはそれはどうなのだろうかと思う程の大量の料理が並んでいる

今日は宴会ということでバイキングなのだが、こんなに取って大丈夫なのだろうか?

 

赤城さんは表情豊かで、加賀さんは寡黙な感じだ

 

「烈風や紫電改二の試験飛行はしたのですか?」

 

「残念ながら、組み立て終わらなくて...

明日になりそうですね」

 

「私達も楽しみにしていたのだけれど」

 

「まあ、仕方がないですよ

ん、このメンチカツおいしい」

 

肉と玉ねぎの割合がちょうどよい...ご飯が進むな

 

「護さん、そのメンチカツ何処にあったのですか!?」

 

目を輝かせながら、赤城さんが尋ねる

 

「えっと...確か、コロッケや天ぷらの近くにありましたよ」

 

「分かりました!

一航戦赤城、出ます!」

 

と言うとメンチカツを取りに行ってしまった

 

「......?

加賀さんどうかしましたか?」

 

何故か俺のことを観察するように見つめてくる加賀に質問する

 

「...何でもないわ」

 

「そう?

あ、加賀さんそのたらこスパゲッティ何処にあったのですか?」

 

俺はたらこスパゲッティのある場所を聞き出すと取りに行くために立ち上がった




最後まで読んで下さりありがとうございます!

皐月が改二になりました
大発が使える艦娘はやっぱり大切ですね!

今は睦月、江風、妙高を改二にするため練度上げしてます

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