いつものバスの行き先は...?   作:風月 雪桜

79 / 98
E3乙で玉砕しました...(涙)
ボス固すぎでしょ...

後、投稿遅れてしまい、ごめんなさい


仲良しな二人

俺はいつものように執務をしている

ちなみに、秘書艦は五十鈴だ

 

コンコンコン

 

「入っても大丈夫ですよ!」

 

「失礼するよ」

 

入って来たのは山口大将だった

今日は工廠で烈風や紫電改二を見せる約束をしたいたからだ

 

そのため、横須賀の工廠妖精さんも一緒にいる

礼儀正しくて、うちの妖精さんとは全然違う...けど、やっぱり甘いもの好きだった

 

「すみません

今片付けている書類終わったら、すぐ行くのでいいですか?」

 

「うん、それでいいよ」

山口大将はそう言いながら、一枚の書類を手に取る

 

だんだん、山口大将の表情が険しくなる

 

「どうしました?」

 

「なんでもない、大丈夫だ」

 

「?

そうですか?

ならいいのですが...」

ちゃちゃっと終わらせて五十鈴と一緒に工廠に行く

 

「これは烈風です

詳しい説明は工廠妖精さんがしてくれます」

 

「はい!

私が説明させて頂きます!」

 

妖精さんが、烈風や紫電改二の武装や速力、装甲を説明する

零戦をほとんど上回る驚異的な性能に横須賀の妖精さんは驚く

 

「これがあれば、深海棲艦との戦いもかなり楽になるな...」

 

「...そうとは限りません

深海棲艦の危険さは数だけではなくその質もです

電探では確実に私達の方が負けています

基地航空隊もまだ実現出来ていません

きっと、敵も烈風や紫電改二に勝るような強力な艦載機を作ってくると思います」

 

「護くんの言う通りだな...

実際すでに、上位の艦載機の存在は確認されている

それより上位の艦載機を開発している可能性は十分あるな」

 

通称タコヤキと呼ばれる奴や赤い艦載機に対抗するには烈風や紫電改二では心もとない

烈風改や震電改も開発しないと...するのは妖精さんだけどね

 

「横須賀では基地航空隊の試験運用を行っているんですよね?」

 

「ああ、零戦と雷電を試験運用している

うまくいけば、艦娘達の負担が軽減出来るようになるな」

 

横須賀第一もうちと同じく研究をしていて、照明弾や噴進砲等を作っていた

 

うちと横須賀第一で技術交換することになった

 

うちからは烈風や紫電改二、彩雲を

横須賀第一からは照明弾や噴進砲、基地航空隊を

提供することになっている

 

「そうだ

呉第三の妖精さんがこちらに来ることになっているが、その時護くんも一緒に来ないか?

一緒に演習や交流が出来ればいいと思うんだが」

 

「いいですね!

希望を取ってみます」

 

五十鈴はすかさずメモを取る

 

「......なに?

気が散るんだけど

何がしたいの?」

 

「なんでもないよ

 

では、山口大将、明日までに決めておきますね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、司令官...」

夕食後、のんびりしていると気まずそうに深雪が俺に話しかける

 

「どうしたの?

誰かと喧嘩したのか?」

 

「あの...さ

なんで、横須賀の電は刀持っているの?」

 

「え?

ああ...確かに

何でだろうね?」

 

電さんは訓練の時は必ず帯刀しているし、それ以外の時も持っている時が多い

 

「吹雪に聞いてみたんだけど、分からないって言われたし」

 

「なるほど

じゃあ、本人に直接聞けばいいじゃん」

 

「いや、そうなんだけどさ...」

 

なんと無く言いたいことが分かった

つまり、どう聞けばいいのか分からないのだろう

 

深雪と電は史実で深い因縁がある

艦娘の姿になったとはいえ気にしない方が難しいだろう

 

うちの深雪と電はとても仲がいいけど、まだ会って数日だからね

 

「分かった、俺が聞いてくるよ」

 

俺は席を立ち、電の近くに行く

 

「電、なんで刀をいつも持っているんだ?」

 

「あ、護さん...それはですね...

 

この刀は電の大切な人の刀の影打で...

電の大切な...大切な物なのです

だから、肌身離さず持っていたいのです...」

 

電は微笑みながら、刀を大事そうに抱き抱える

 

「そうなんだ...

いや、深雪が気になるって言うからさ!」

 

「ちょ!

司令官言うなって!!」

 

「深雪さんが?」

 

「うんうん

いい機会だし、二人で話したら?」

 

「お話したいのです!」

「しょ、しょうがないな...

ま、いい機会だし

 

そういえば...前から吹雪の訓練があんなに厳しい理由が気になっていたんだよな

だから、吹雪や白雪の横須賀時代の話が聞きたいぜ!」

 

「実は、吹雪ちゃんは──」

電が深雪に嬉々として話をする

 

仲良くなるの早いな...

まあ、いいことだけどね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうかしました、元帥

普通、携帯にかけてこないと思いますが...」

 

『親が子に連絡を取ってはいけないのか?』

 

「......駆逐艦の子に餌付けされている元帥を親に持った記憶がありません」

 

『だから、あれは事故だと』

 

「はぁ、事故...ねえ?」

 

『まあ、その話はまた今度にしよう

 

...本題だ、りらんか丸が襲撃された

この意味が分かるな?』

 

すぐさま意味を理解し、私は冷や汗をかく

まさか...

 

『配下の憲兵隊には既に命令を下した

そちらはどうだった』

 

「提督に許可を貰いました

元より彼もその事について相談しようと思っていたそうなので」

 

『ふむ...

呉第三は出来たばかりだが、期待以上の戦果をあげている

この鎮守府を失うわけにはいかないからな』




最後まで読んで下さりありがとうございます

また明日投稿...したいのですが...
ちょっと、名状しがたきTRPGのシナリオ考えているので厳しいかもです
気長に待って下さると幸いです!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。