いつものバスの行き先は...?   作:風月 雪桜

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E5のPマスのS勝利が出来なくて辛いです
資源はあるのですが...時間が...(涙)


決戦!南西諸島防衛線!8

私達は、単縦陣で敵艦隊に突撃する

重巡洋艦は中破しているとはいえ砲弾が命中すれば、私達の装甲はいとも簡単に破られてしまう

 

之字運動をしながら接近し、砲撃を開始する

 

『睦月、砲雷撃戦始めるよ♪』

 

無鉄砲に突撃してくるニ級を撃破し、大破しているト級の周りに水柱を作る

 

『夕立が当てたっぽい!』

どうやら、ニ級を狙ったのは夕立ちゃんだったみたい

 

ヌ級二隻が口のような部分から次々と戦闘機を発艦する

 

けれど、このような時のための之字運動でもあるし、私達は普段からもっと苛烈な訓練をしてます

20機程度なら問題ありません!

 

右舷から来た戦闘機を機銃で追い払い

ヌ級二隻に統制雷撃を行う

 

「統制雷撃を行います!

雷撃よーい!てぇーっ!!」

 

30本程の魚雷がヌ級に一直線に進み水柱にヌ級は呑み込まれた

 

一隻は沈み、もう一隻は大破した

これで発着艦は出来ません!

 

『吹雪ちゃん!

敵機が!』

白雪ちゃんから警告される

 

2機の戦闘機が旗艦と判断した吹雪()に突撃する

 

私は機銃で追い払いおうとするが、戦闘機は機銃を省みず突撃を止めない

 

よく、母艦を失った艦載機程怖いものはないと言われる

何故なら、母艦を失った艦載機は生きて帰れる可能性が格段に低くなるため捨て身の攻撃をしてくるからだ

 

私は咄嗟に屈む

敵機が頭上を通りすぎ海面に墜落した

 

あ、危なかったです...

やっぱり、訓練と実戦じゃ色々違います

慢心は禁物ですね

 

『吹雪ちゃん大丈夫!?』

 

「大丈夫!

機銃を少し受けたけどね

 

油断しないで、リ級とヌ級を倒しましょう!」

 

『『『はいっ(ぽいっ)!!』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

整備妖精さんから使用可能な機体の報告があがった

第二次攻撃に使用できる機体は彗星6機、天山6機、97艦攻17機、烈風18機...計47機

 

さっきと同じことをすれば、今度はダメージを与えることすら出来ない...なら

 

「全航空隊、発艦始め!」

私は風上に向かって弓矢を引き絞り放つ

 

例えこの身を賭してでも...

勝てる作戦を採る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は初雪と深雪から間もなく鎮守府に到着するとの連絡を受けたので、埠頭で待つことにした

 

暫く待つと初雪と深雪と赤城が到着した

 

「お疲れ、初雪、深雪

 

赤城は、初めまして

俺がここ呉第三鎮守府の司令官...犬村 護だ

よろしく」

 

「少佐...?」

赤城は虚ろな目で俺を見る

 

「え?

確かに階級は少佐ですけど...

なんで知っているのですか?」

 

「.........何でもないです

所で私はいつ帰れるのですか?」

 

「赤城は、佐世保第一からここ呉第三に転属になりました

ここにちゃんと書類もあるよ」

 

赤城は、書類を受けとると無表情で何度も書類を読む

「...私は佐世保に戻りたいのですが...駄目なのですか?」

 

「...駄目です」

 

まさか戻りたいと言われるとは思わなかった

ここの方がブラックと思われているのかも?

 

「すいません

兵器の私が烏滸がましいことを発言をしました」

そう言って土下座しようとする赤城を慌てて止める

 

「全然気にしてないから!

とりあえず、入渠して来てよ」

赤城は一瞬目を見開き、納得出来ない様子だったが初雪と深雪にドックへと案内される

 

「提督...大丈夫?」

時雨が心配そうに訊く

 

「ああ...大丈夫だよ

ありがとう...時雨」

優しく時雨の頭を撫でる

 

「僕も...最初はあんな感じだったんだね

でも、今は提督のおかげで...」

時雨が俺の手の下から言う

 

「俺は何もやってないよ

時雨を立ち直らせてくれたのは、ここの艦娘達が時雨に優しく接してくれたからだよ」

 

「...じゃあ、優しい艦娘が着任するような鎮守府を作ってくれてありがとう...司令官」

時雨が俺の方を振り向き、弾ける笑顔で言った

 

1ヶ月以上前、初めて会った時雨からは想像出来なくて言葉が詰まる

 

「そう...だな

どういたしましてだ」

帽子を深く被り顔を隠すがあまり効果はなかったようで時雨にクスッと笑われてしまった

 

「司令官

お茶でも準備しよう

勿論、赤城さんの分もね」

 

「ああ!

よし、今日は秘蔵の茶葉使っちゃおう」

 

「司令官、すっかり紅茶の虜だね...」

時雨が呆れたように呟く

 

「否定はしないな...」

俺は苦笑いで時雨に返事をした




最後まで読んでくださりありがとうございます!

次回か次々回くらいで終わる予定です
それまでにはサラトガが着任しているといいな...と思います

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