いつものバスの行き先は...?   作:風月 雪桜

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最初の部分は残酷な描写が複数含まれています
気をつけてください


落日の日 後編

タイヤを損傷した軍用トラックを路肩に止め、荷物を持つ

周りでは、避難する民間人がわんさかいた

 

さっき、通り過ぎた新宿のビル郡は地獄と化していた

大量の硝子が民間人を容赦なく襲い、追い討ちをかけるかのようにビルが倒壊し多くの人を巻き沿いにする

 

俺は、必死に弾薬の入った箱を手に対空陣地へ走る

 

ボーン!!

敵機から、爆弾が投下され爆発が発生するる

周りの放置されている乗用車が誘爆し、悲鳴と怒号を増幅される

 

くそ!くそ!!

今日もいつも通り見回りして終わりと思ったのに

平和な一日だと思ったのに

 

あちこちの建物から火の手が上がり、特徴的だった都庁は倒壊した

 

対空陣地にたどり着く

 

「これ、弾薬です!!」

 

「分かった!!

ここは、足りるから他の機銃に運んでやってくれ!!」

 

「了解です!!」

 

その時、戦闘機小隊が降下して機銃掃射を行う

 

人々が機銃の凶弾により倒れ、乗用車が爆発し、悲鳴が飛び交う

 

「喰らいやがれ!!」

対空陣地の機銃が一斉に戦闘機に対して発砲するが、戦闘機は小さく当たらない

 

三機の戦闘機が対空陣地に対して機銃掃射を加える

 

さっきまでいたところに機銃弾が炸裂する

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

煙が晴れると対空陣地は血の海と化していた

さっきまで話していた人の胴体は引き裂かれ目は虚ろに虚空を見る

弾薬の補充をした機銃を担当していた人は、頭を吹き飛ばされ土嚢に体を委ねている

 

「う、うわぁぁぁ!?」

 

こんな光景は前線の島を守備する部隊では日常茶飯事だったが、数週間前に訓練生から軍人になったばかりの新米兵には衝撃的過ぎた

 

俺の中の何かが崩れ、本能と狂気が体を支配する

 

「ふふふ、あはははは!」

笑いながら、機銃を乱射する

幸いなのか、俺は機銃の扱いを訓練生の時みっちり教えられていたので、機銃の扱いは慣れていた

 

目に入るものすべてに撃ちまくる

 

突然ヒューーンという音が聞こえると、俺は衝撃を受け意識を失った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「艦隊出撃しますね!」

 

「航空母艦瑞鳳!抜錨しちゃいます!」

 

「実戦ですか...致し方ありませんね」

 

「水上機母艦千歳、出撃します!」

 

旗艦、瑞鳳

鳳翔

朝潮

荒潮

大潮

満潮

 

旗艦、祥鳳

千歳

陽炎

不知火

 

の二つの艦隊が鎮守府から抜錨する

 

「朝潮ちゃん達、陽炎ちゃん達護衛よろしくお願いね?」

 

『はい!お任せください』

 

『陽炎に任せなさい!』

 

鎮守府の防衛は着任したばかりの龍驤が担当することになった

 

ちょっと、心配だけどきっと大丈夫

金剛さんや伊勢さんもいるからね!

 

暫く航行し、呉近海に到着する

既に索敵機は放っているから、待つだけだ

 

ちなみに、装備は私が烈風18機、零式艦上戦闘機52型24機、彗星6機

烈風は、鎮守府二部隊目で訓練は積んでいる

彗星は、戦闘機が足りなかったから対攻撃機用で運用する

 

鳳翔さんは、零式艦上戦闘機21型19機

 

祥鳳は、紫電改二18機、零式艦上戦闘機62型12機、零式艦上戦闘機32型12機、彩雲6機

紫電改二は、まだ訓練が足りないが新鋭機は一部隊でも多い方がいい

 

千歳さんは、瑞雲18機、零式水上偵察機6機

 

計127機(偵察用の彩雲6機、水偵6機を除く)で迎撃する

 

絶対呉を守ります

司令官のためにも絶対に!

 

『準備は出来ていますか?』

いつもの司令官の声ではない、提督が代わりに指揮を取っているのだ

 

「はい!

準備は万全です♪」

 

『分かりました

誰かが大損害を受けたり、これ以上は危険と判断したら直ちに撤退してください

一応、近くに重巡洋艦を基幹とした艦隊が遊撃しているので、水上艦を発見したら対処してくれると思います

健闘を祈ります』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我機動部隊、出撃します!」

 

「よしっ!二航戦出撃します!」

 

「いっくぜー!準鷹、出撃する!」

 

他にも護衛の子達が抜錨する

 

久しぶりの本格的な実戦...頑張らないと!

提督のためにも...

 

「飛龍、頑張ろうね♪」

 

「そうだね!じゃないと多聞丸に怒られちゃうもん」

 

護衛のみんなも士気は高い

臆病者の集まりと揶揄される呉第一鎮守府が甘くないことを他の鎮守府に示してやる!

 

私は、零式艦上戦闘機21型27機、九六式艦上戦闘機46機

 

飛龍は、零式艦上戦闘機32型27機、零式艦上戦闘機21型18機、九六式艦上戦闘機28機

 

準鷹は、零式艦上戦闘機21型18機、九六式艦上戦闘機36機、九七式艦上攻撃機(偵察用)12機

 

計200機

旧式の機体ばかりだが、妖精さんの練度は横須賀第一鎮守府の一航戦に勝るとも劣らない程高く、士気も十分だ

 

『こちら呉第二鎮守府の瑞鶴です

蒼龍先輩聞こえますか?』

 

「こちら呉第一鎮守府の蒼龍です

ちゃんと聞こえてるよ

瑞鶴久しぶりだね」

 

『蒼龍先輩久しぶりです!

加賀先輩も元気ですよ!』

 

「それは、良かった...

私達も元気だよ

それで、何か用?」

 

『呉の防空用に戦闘機を放ったのですが、私達は指揮できないので、蒼龍先輩や飛龍先輩に頼もうと思って』

 

「了解、ありがとね」

 

『私は呉の防衛戦に参加できず申し訳ないわ

いつも、蒼龍と飛龍には迷惑をかけるわね』

 

『そんな!迷惑だなんて思ってないですよ』

 

『うちの子を...呉をよろしくお願いします』

 

「はい!

加賀先輩も瑞鶴も御武運を!」

 

ちょうどその時、直上に瑞鶴と加賀先輩の戦闘機が通る

新鋭機...零式艦上戦闘機52型44機だ

 

その時通信が入る

 

『我、祥鳳隊彩雲五番機

敵編隊発見、数400』

その後、場所が報告された

 

「よし、直ちに、戦闘機の発艦を始めます!

直掩機、発艦はじめっ!」

私は弓を引き矢を放つ

艦載機に変化し、空を翔ていく

 

『直掩機、発艦っ!』

飛龍も同じように艦載機を放つ

 

『パーッといこうぜ~

パーッとな!』

準鷹は紙を艦載機に変化させ、次々と発艦させる

 

私達と違うんだよね~

そう言えば、さっき彩雲って言っていたけど、彩雲なんて名前の艦載機あったっけ?

私も勉強不足かな...




最後まで読んでくださりありがとうございます

UFOキャッチャーで、吹雪のフィギュア手に入れて達成感が凄かったです(なんの報告でしょうか...)
初めてUFOキャッチャーで手に入れたので大切にしたいです
その後、秋月も手に入れました、きっとこれで次イベで秋月がドロップするに違いないです

艦娘側計371機対深海棲艦側約400機...
どちらか勝つか楽しみにしていてください

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