金剛達に翔鶴達が合流する
『烈風が間に合って良かったです』
『本当、翔鶴にはthanksネ！』
艦隊は再編を行う
旗艦金剛
神通
暁
響
時雨
旗艦吹雪
川内
雷
電
翔鶴
「みんな、一緒に頑張りましょう！」
『『『『はい！』』』』
私が旗艦をやるなんて、横須賀やトラックにいた時には夢にも思わなかった...けど
これからも、ずっと旗艦をやれたら...でも私は旧式艦だから無理だよね...
吹雪にしては、珍しく後ろ向きな考えをしていたが、敵艦隊のことを考えるにつれ忘れていった
敵艦隊を最初に攻撃したのは、翔鶴の放った攻撃隊だった
零式艦上戦闘機52型十五機
彗星二十機
九七艦上攻撃機二十一機が順番に編隊を組んでいる
ヲ級が叫び、攻撃隊を直掩機が襲いかかる
十機の零戦が増槽を切り離しこれを迎撃する
烈風のように戦闘機の機銃を軽やかに避ける
お返しに7.7mm機銃二挺を放ち敵機を落とす
しかし、7.7mm機銃では火力が低く烈風のように敵機を落とせない
避けるタイミングをミスした零戦が炎に包まれ、主翼のもぎ取られた敵機が墜落する
零戦は練度も高いが、敵機は零戦の弱点を知っていて無理な格闘戦に応じないため苦戦する
『ああ！
逃げやがって格闘戦に応じろってんだ！』
『おい！
三番機後ろ付かれてんぞ』
弱点を知っていてるからといって、性能と練度の差は中々埋まらない
敵機の数の有利はまもなく失われ、制空権は艦娘が確保しつつあった
一方、攻撃隊は戦闘機に襲われず悠々と敵艦隊に接近していた
一機の零戦が何かを発見し、増槽を切り離して急降下してくる機体と左右から挟撃しようとしている機体を迎撃し始めた
艦爆五機、艦攻四機が攻撃機を襲う
零戦が艦爆や艦攻を撃墜するもすり抜けた機体が爆弾や魚雷を抱えて動きが鈍い彗星や97艦攻を撃墜する
彗星や97艦攻が後部機銃を乱射し必死に逃げる
零戦が敵機を全機撃墜する間に編隊は乱され、そのまま敵艦隊の弾幕に突っ込んだ
「撃ちマース！
Fire!!」
攻撃隊も苦戦したようですが、敵艦の数を減らしてくれたのは、ありがたいデース
四隻に減った敵艦隊を見て、そう思う
敵艦隊は
戦艦一、重巡洋艦一、空母一、軽巡洋艦一だ
対してこちらは、私に神通、暁、響、時雨
神通は重巡洋艦相手でも引けは取らないし、暁達も軽巡洋艦の相手は出来る
慢心しなければ、金剛には勝てる自信があった
しかし、それは直ぐに打ち砕かれることになった
私は、その建物の食堂へ向かう
壁には、英語と思われる言語で何か書かれている紙が所々にあった
食堂に着き扉を開ける
中には、大量のご飯を前に食べまくっている赤城と苦笑いで見守る翔鶴がいた
「あら、ヴェルお帰りなさい」
「ほはぁえりなふぁい」
「赤城さん、口に物を入れながら喋らないでください...」
「ふぁい」
「では、ヴェル報告をお願いします」
「了解...
呉第三鎮守府と舞鶴第三鎮守府に潜入した
呉第三鎮守府に関しては色々あるため、後回しにするね...」
「分かりました
舞鶴第三鎮守府...貴女がもといた所の報告をしなさい」
「私がいた時より、無理した出撃、遠征は行っておらず...
確実に戦果をあげていたね...
彼処は練度の高い艦も多く、早めに対処をするべきと思った...
人間を殺害し、艦娘を引き込んだよ...」
「引き込めない艦はどうしたのです？」
「全艦撃沈...
生き延びている艦娘はいないはず...」
「分かりました...
所で、貴女の親友はどうだったのです？」
「残念だけど、呉第三鎮守府に転属になってたから、会うことが出来なかったね...」
「確か...呉第三鎮守府の次に舞鶴第三鎮守府に向かったので、行き違いになってしまったのですね
仕方がないです」
「次は、呉第三鎮守府の報告だけど──」
ここまでで、区切らせてもらいます
最後まで読んでくださりありがとうございます
投稿が遅れた理由ですが、一昨日頭痛がするも用事があり出掛けたら、風邪を引いてしまい寝込んでました
皆さんも風邪には、本当に気をつけてください！
後、意見を募集させて頂いてます
詳しくは活動報告を見てくださると幸いです