いつものバスの行き先は...?   作:風月 雪桜

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鎮守府秋刀魚祭り7

高角砲と副砲が火を噴く

敵艦攻隊に猛烈な弾幕が襲いかかる

 

五機程墜落し、数機が煙を噴く

 

Падение(墜ちろ)!』

響が主砲を放つ

一機が墜ち、もう一機がぐらつく

 

『中々墜ちないな...』

そう言う響に艦爆小隊が攻撃態勢に入る

 

『響!

艦爆直上よ!』

暁が主砲と機銃を放ち的確に艦爆を狙う

艦爆は態勢を崩され、攻撃を中断する

再度攻撃しようにも、高度を上げるのに時間がかかるだろう

 

「金剛、気をつけて...上」

時雨が主砲を放ち、雲に隠れていた艦爆に牽制する

同時に死角にいた攻撃体勢に入る艦爆に機銃を放つ

 

『Oh!sorryネ!』

 

『電並に対空戦闘上手いわね、時雨!』

 

「僕は、対空電探があるからさ...」

そう、13号対空電探を装備しているため、死角にいた艦爆を捕捉出来たのだ

 

...でも、なんであいつは、僕から対空電探を取らなかったのだろう...

電探は貴重なのに

 

かつての指揮官を思い浮かべたが、すぐそれは爆雷連合攻撃を防ぐために意識を上空に向けたため掻き消された

 

 

 

 

 

 

 

 

「とりあえず、凌ぎきったネ...

各艦損害を報告するデース!」

 

『暁は、ちょっと機関から変な音がするわ!

それ以外は特にないわね』

『こちら響...

魚雷管一門が破片を食らって使用不可...』

『時雨、特になし』

 

損害は、軽微で切り抜けられたのは、luckデシタ

 

「じゃあ、敵艦隊をdestroyしに行きまショウ!」

 

『...残念ながら、そうはいかないみたいだ

対空電探に感あり

南西方向に数60!』

 

「What!?」

 

敵空母は、ヲ級!?

もしくは複数いる可能性も...

これは、少し厄介ネ

 

『ん...あれ?』

困惑した時雨の声が無線機からする

 

「どうしたのデース?」

 

『いや、新たな編隊が()()方向に...

数は、20』

 

「ナルホド...」

 

敵空母が放ったのか、それとも

 

『こちら暁!

南西の敵編隊が分離したわ!

んー

恐らく戦闘機と攻撃隊に別れたみたいね』

 

『こちら響...

北東の編隊は...翔鶴隊の烈風...!』

 

『こちら翔鶴隊烈風隊長機、遅れて済まない

まだ、獲物は残っているか?』

 

「まだまだ、たくさんありマース!」

 

『了解した!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『よし、これより攻撃隊への攻撃を開始する

一番機から十番機は戦闘機の相手をする

残りは、攻撃隊を食い荒らせ!』

 

『了解!』

 

烈風隊は悠然と戦闘隊に突撃し、敵戦闘機に真正面に戦いを挑む

 

敵機が発砲するがその弾が烈風には当たらない

烈風は機銃をいとも簡単に回避すると、お返しに20mm機銃を放ち、それを受けた戦闘機は爆発四散する

 

零式戦闘機52型は、20mm機銃2に7.7mm機銃2に対し

烈風11型は、20mm機銃4と火力が大幅に上がっている

重くなった機体は、機体の空気抵抗を抑えかつ馬力の高いエンジンを搭載することで力強くかつ軽やかに空を翔る

 

早速、五機の敵戦闘機が撃墜される

 

烈風は、十機と十一機に分かれて攻撃し、敵機はもうすでに翻弄されつつあった




最後まで読んでくださりありがとうございます

後、私は航空機に関して詳しいという訳ではないです(日本の艦載機は好きですが)
ちなみに、好きな航空機は流星です
逆ガルがいいのです

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