いつものバスの行き先は...?   作:風月 雪桜

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秋刀魚祭りの任務二つ目の報酬
まさか大発か探照灯かロケットランチャー?から選ぶようになっていたとは...


鎮守府秋刀魚祭り6

「集まって貰った理由は、鎮守府秋刀魚祭りに出ていた艦隊が1-3海域で敵主力艦隊に遭遇したからだ

敵艦隊には、空母が含まれており金剛達では対処不能と判断し

直ちに援軍を送ることにした」

 

「「「「「「了解(なのです)!」」」」」」

 

「では、装備を受け取ったらすぐ出撃だ!」

 

「あ、一つ質問いい?」

 

「なんだ、川内?」

 

大体、質問の予想は付いている

 

「今日の夜間組の出撃は──」

 

「勿論なしだ」

川内の表情が絶望に変わる

 

今日の夜間組の出撃の中に川内が含まれていたのだ

昨日、発表の時はしゃぎまくって駆逐艦娘達に白い眼で見られ

挙句の果てには、神通と那珂に

「「川内姉さん恥ずかしいから止めて!」」

とハモられ、能天気な川内も流石にショボーンとしていた

 

「そ...んな...楽しみにしていたのに...」

膝をつく川内

流石に可哀想に見えたのか吹雪や雷電姉妹も慰めている

 

「川内さん、元気出してください!

もしかしたら、敵艦隊との戦いが長引いて夜戦になるかもしれません!」

 

「そうよ!

しかも、これからも戦いは続くわ

いつか出来るわよ」

 

「な、なのです!」

 

うん、きっと慰めているんだろう

 

「う...うう...」

 

「な、なぁ、川内?

ほら、明日の夜間組に入れてやるからさ

元気出してよ!」

 

「本当に!?」

ガバッと川内は起き上がり、目を輝かせる

 

「本当、本当」

 

川内の後ろではさっきまで慰めていた駆逐艦娘が呆れている

 

まぁ...川内が喜んでいるし...いいだろ

 

「本当に本当の本当!?」

 

「本当に本当の本当だから、出撃してきなさい」

 

「分かったー!」

川内は、執務室のドアを思いっきり開けて、廊下を駆けていく

 

「姉がご迷惑をおかけします...」

 

「いや、川内は元気なのが長所の一つだろう?」

 

「そうですね...ありがとうございます」

 

「いや、お礼を言われることじゃないよ

 

じゃあ、頑張ってきてくれ

勿論、全員無事でな!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Fire!!」

金剛は、零式通常弾を放つ

 

ボーン

 

三十機程度の編隊に爆発が生じ、半数が降下を始める

 

『凄いわ、金剛さん

あんなに撃墜するなんて!!』

 

『...いや、暁よく見てみて...

一機か二機は煙噴きながら墜ちてるけど、他は編隊を組ながら降下してる...』

 

響の言う通り墜落したのは、一機二機でほとんどが編隊を組んで突撃してくる

 

「Shit!!」

艦爆と艦攻に分離して数が減れば当たりにくくなる

 

でも、数は三十機...敵は恐らく軽空母ネ!

なら、無傷で凌ぎきれマース

 

「暁、響、時雨!

対空戦闘用意!

可能な限り無傷で切り抜けマース!!」

 

『『『了解!』』』

 

金剛は、覚悟を決め空を睨み付けた

 

テートク、私の勇姿見てくださいネ!




最後まで読んでくださりありがとうございます

ちなみに、ロケットランチャー?あのろーちゃんが持ってくる装備にしました
大発は、多分武蔵狙いの大型建造であきつ丸が出てくるからと考えて
探照灯は、4つくらいあったので止めました

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