いつものバスの行き先は...?   作:風月 雪桜

27 / 98
艦娘を出来るだけ多く出したいけど、好きな艦娘も出したい
どうしようと悩んでます


製油所地帯を防衛せよ!2

機動部隊と水上打撃部隊は、別々の敵前衛艦隊と遭遇し戦闘をしていた

 

旗艦であるヘ級flagshipは僚艦が撃沈するなか、敵空母を侮っていた

新鋭機である、彗星(Judy)天山(Jill)が旧式の97艦攻(Kate)より先に攻撃して来たからだ

 

随伴艦は、駆逐艦二隻撃沈、駆逐艦一隻中破、軽巡洋艦一隻中破していたが20機程の旧式機の攻撃などしのぎきれると判断した

 

三、四機程の小隊が二隊一組となって四方から突撃してくる

三組いずれも、片方の隊が超低空飛行して、もう片方の隊が低空飛行を行っている

ヘ級は、低空飛行している隊に弾幕を張る

だが、低空飛行している隊はなかなか墜落しない

 

低空飛行している隊は、機体を振り、速度を遅くしたり速くしたりして深海棲艦を幻惑していた

 

そして、十数機が魚雷を投下する

 

ヘ級は、迫ってくる魚雷に畏怖しながらもニヤリとした表情は崩さなかった

 

 

 

 

 

 

 

『我敵機動部隊ニ遭遇ス』

その後、敵機動部隊の編成を伝えると前衛艦隊からの無線は途切れた

敵機動部隊の編成は

翔鶴型航空母艦一

祥鳳型航空母艦一

暁型駆逐艦四

 

空母という大物が二隻もいて、仕留めがいがあると言わんばかりのル級は艦隊に指示をする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『各艦隊状況を報告せよ』

 

「こちら、機動部隊旗艦翔鶴

艦載機を失ったこと以外特に損害はありません」

 

『こちら、水上打撃部隊旗艦吹雪

私が小破、那智が損害軽微です』

 

『了解した

進軍してくれ』

 

『「了解!」』

 

 

 

 

 

 

いつもの二段索敵で翔鶴隊第二艦攻隊は索敵をしていた

索敵範囲の一番端を担当する第二艦攻隊十二番機が、厚い雲の隙間から見える蒼い海に黒い塊を発見する

 

十二番機は、雲の下まで降下する

黒い塊が細部しっかり見えてくる

 

打電しようとしていた97艦攻は急に機体を振りどんどん降下し、時間を稼ごうとする

 

後ろからは、二機の異形の艦載機が97艦攻を追い回す

 

97艦攻が戦闘機に気が付くのが遅かったこともあり、打電する前に、97艦攻は海の藻屑となった

 

 

 

 

 

 

 

(...おかしいですね

十二番機が定時連絡をしてきません

機体不良?あるいは...)

 

「第六駆の皆さん、そろそろ敵主力艦隊に遭遇してもおかしくありません

警戒を厳としてください」

 

「分かっているわ!」

「了解...」

「了解よ?」

「気を付けるのです」

 

そう返事をしつつも、第六駆の四人は本人も気が付かないうちに大なり小なり油断していた

初戦で、完全勝利出来たことや頼れる翔鶴と一緒にいたからだ

 

 

 

 

 

 

 

マフラーを巻いた少女は、滑るように洋上を進んでいた

()()()()鎮守府へ親友を迎えに行くのだ

 

きっと、泣いて喜ぶんだろうな

泣いてないよって言って

 

なんて最初は言おう

うーん

やっぱり、置いていってごめんね...?

かな




最後まで読んでくださりありがとうございます

演習の時、赤城さんが毎回中破している気がする...
気のせいなのでしょうか

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。