いつものバスの行き先は...?   作:風月 雪桜

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艦隊の無線会話のとき
「」『』で使い分けられているのにちゃんと気がついて貰えているか気になってます


南西諸島の民間人を救助せよ!3

護衛艦隊は、戦闘は一切なく無事目的の島まで客船を護衛した

 

電は、客船に歓喜しながら乗る人達を見て笑みがこぼれた

 

『電嬉しそうね?

どうかしたの?』

 

「電、もっと助けたいのです

戦地で、怯えながら暮らしている人達も深海棲艦と勝てる見込みが薄い戦いをしている軍人さんも激戦地で戦う他の艦娘さん達も

みんな、みんな、助けたいのです

だから、この作戦に参加出来て嬉しいのです

 

 

 

 

...出来れば、深海棲艦も...ボソ」

 

『最後の方何か言った?』

 

「はわわ、何でもないのです!」

 

『そう...ってあれ?

あそこにいるの艦娘じゃない?

埠頭で、お爺さんと話しているセーラー服着た娘!』

 

「本当なのです!

吹雪型ぽいセーラー服着てるのです

でも、他の鎮守府から援軍はないはずです

 

神通さん、様子見てきていいのです?」

 

『提督に聞いてみないと分かりません

ちょっと待ってください』

 

『ん?どうした?』

 

「あ、司令官さん

雷ちゃんが艦娘を見つけたのです!」

 

『そうよ!

埠頭でお爺さんと話しているのよ

 

会ってみていいかしら?』

 

『ん、分かった

上から、民間人の口止めは出来ているとのことだから、いいよ

雷と電で行ってきてくれ』

 

『分かったわ!』

「なのです」

 

 

 

 

 

「これで、お別れだな

元気でな、じいさん」

 

「そうだな

...泣いてるのか?」

 

「な、な訳ないだろ!

私は深雪さまだぜ」

 

「良かったら、うちに来ないか?

孫みたいで、可愛らしいからな」

 

「なな何言ってんだ!

ってあれ?

あいつら、雷と電!?」

 

「おや、お仲間さんかい?」

 

「あ、深雪ちゃんなのです!?」

 

「あら、久しぶりね!」

 

「お前らもこんなんになっちゃってたのか

気が付いたら女の子になっちゃっててさ」

 

「私達は、艦娘になったのです!」

 

「「艦娘??」」

私とじいさんは首をかしげる

 

「艦の記憶を持ち、深海棲艦と戦う者達のことよ!

って深雪は知ってるでしょ」

 

「いや、今一ピンとこなくってさ

じゃあ、鎮守府もあるのか?」

 

「あるのです!

深雪ちゃんも是非うちの鎮守府に来るのです!」ズイズイ

 

「お、おう」

 

「鬼きょ...じゃなくて、吹雪も白雪も初雪もいるのよ!」

 

「本当か!?」

 

「良かったな

仲間が見つかって

そろそろ本当にお別れだな」

 

「おう

手紙...書くからな」

 

「分かった、楽しみにしとるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

南を索敵していた水偵は、黒い群れを発見した

 

それは、客船に向かって航行していた

 

「我敵艦隊見ゆ

軽巡洋艦二隻、駆逐艦三隻」

 

 

 

 

 

 

「...水偵が、敵艦隊を発見しました

軽巡洋艦二隻、駆逐艦三隻です

客船を丸裸にするわけにはいきませんので、艦隊を二分します

 

船団護衛は深雪さんと北上さんに任せます」

 

『ちぇー

戦えないのかよ』

 

『了解~』

 

「では、陽炎さん、不知火さん、電さん、雷さん行きますよ」

 

『『『『了解(なのです)!!』』』』

 

(...さっき、攻略艦隊の無線を聞く限り攻略艦隊は敵主力艦隊と戦闘を開始したから

ここら辺には、強力な敵艦隊はもういないはず...

だけど、何故か胸騒ぎが...)




最後まで読んでくださりありがとうございます

アーケードのイベント海域ってクリアーすれば、やはり報酬とかあるんでしょうか?
ちょっと楽しみです

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