数日後の朝
「吹雪、今日みんなに食堂に集まるよう伝えてくれ
上から要請が来ているから、作戦を実施する」
と秘書艦の吹雪に伝える
「分かりました、司令官！
時間はいつですか？」
「ヒトフタマルマルだ」
「了解です！」
と言い執務室を出ていく
スピーカーを使っても良かったのだが、もう訓練を始めている艦娘もいるため聞き逃したら大変なので吹雪に伝えて貰った
吹雪もやることなかったし、暇させたくなかったからな
時間になり、吹雪と食堂に行く
ちゃんと、食堂には二十人くらいの艦娘全員が集まっていた
「明日、ついに作戦を開始することとなった
攻略するのは、ここだ」
と吹雪の出した地図を指す
そこには、南西諸島と書かれていた
「ここは、他の鎮守府が攻略して解放したが、先日侵攻艦隊の攻撃を受けたとの報告を受け、上層部は民間人の避難を決定した
本作戦は、主力艦隊を撃滅し客船五隻を護衛し民間人を救助するのが目的である
尚、他の鎮守府は敵の大規模侵攻に対して迎撃しているため支援は一切見込めない」
「つまり、私達だけで敵を撃滅しつつ護衛しろと...」
「そうなる
だが、それを一艦隊で行うのは、不測の事態に備えられない
なので、攻略艦隊と護衛艦隊の二つを編成する
攻略艦隊
旗艦吹雪
白雪
響
暁
睦月
翔鶴
護衛艦隊
旗艦神通
北上
陽炎
不知火
電
雷
でいく
出港は、マルナナマルマルだ」
『了解(なのです)！』
「翔鶴の艦載機は
零式艦上戦闘機を21型から62型に
艦上爆撃機は九九艦爆から彗星に変えてくれ」
「分かりました...既に発着艦訓練も爆雷連合攻撃の訓練も完了しています」
「分かった
そして、神通にも索敵のため、零式水上偵察機を積んで貰う」
「了解です」
「駆逐艦達もまだ装備出来る艦は、吹雪の配る紙に書いてある装備を受け取ってくれ
慣熟訓練も忘れずやるように
んじゃ、みんな間宮に昼飯頼んで飯にするぞ」
「しょうが焼き定食...これも美味しそうだ...」
「はわわ、多くて迷っちゃうのです」
「んー、じゃあ
俺は、ラーメンにするかな
今日は、醤油で」
「私も司令官のと同じのでお願いします！」
「じゃあ、私も同じのにしよう...」
「なんで、同じなんだよ...
ん？翔鶴どうかしたか？」
「...あ、いえ
何でもないです
私も醤油ラーメンにします」
「翔鶴も？」
「はい、みんな司令官のことを信頼しているから、ラーメンにしたんじゃないのですか？」
「そーかな？」
考える俺を見て、駆逐艦娘達はクスクス笑ってる
「いやいや、ないでしょ
クスクス笑ってるし」
丁度その時、妖精さんがラーメンを運んできた
「ありがと
おぉ、うまいな、流石だね」
運んできた妖精さんが誇らしげに、胸を張った
「準備はいいか？」
「はい！私がきっとやっつけちゃうんだから
抜錨です！」
「みなさん、ご一緒に頑張りましょう！」
「了解...響、出撃する...」
「暁の出番ね、見てなさい！」
「みんな？
出撃準備はいいかにゃ～ん？」
「五航戦、翔鶴、出撃します！」
「...約束忘れぬなよ？」
「「「「「「はい！」」」」」」
最後まで読んでくださりありがとうございます
次イベントに備え資材を貯めているのですが、中々資材貯まらないですよね
特に燃料とボーキサイトが