いつものバスの行き先は...?   作:風月 雪桜

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初めて書くので、緊張します

何を書けばいいのかな?


プロローグ
司令官と提督と艦娘


「いってきまーす」

 

そう言って、俺は家から飛び出てバス停へ行く

いつもの道、いつものバス停で待って

いつも通りバスに乗る

 

そのままいつも通り予備校にいく...はずだった

 

受験生なので、勉強漬けだがバスの中だけでは、本を読んでいた

艦これのラノベを開いて読もうとするが、昨日夜遅くまで起きていたので、眠くなってしまった...

眠気と必死に戦い、本を読もうとするが

眠気には、勝てなかった

コクコク...zzZ

 

 

 

 

 

洋上に浮かぶいくつもの艦艇...その向こうには輸送船団らしきものも見える

数は30隻以上、特に巨大な二隻の航空母艦は、その中でも圧倒的な存在感を放っていた

二隻の航空母艦は、搭載されたジェット機を格納して横須賀を出港したばかりだった

 

「やっと、出番が来たな待ちくたびれたよ

奴等もさっさと侵攻してくればいいのになぁ」

と好戦的な若い兵が言った

 

「おい!

奴等のせいで数多の艦艇が沈められているんだぞ

犠牲者も桁違いだ、軍人だけじゃない、民間人だって...

この前だって、民間の輸送船団が襲われて一隻しか帰って来なかったんだ、その事を知らないわけじゃないだろう?」

と真面目そうな同じく若そうな兵が言った

 

「知ってるさ

だが、輸送船団を襲うのと機動部隊を襲うのは勝手が違うだろ?

しかも、この艦隊は新鋭艦ばかりで、練度も士気も高い

負ける要素がないね」

 

「そうだが、慢心は...」

 

「何を話しているんだ?」

二人の兵と同年代に見えるが、格好が違う青年が言った

 

「お、奥田艦長!」

と二人とも敬礼する

 

「お疲れ、異常はないな?」

 

「はい、こちら異常はありません!」

「こちらも同じく異常はありません」

 

「そうか、ならいい」

 

そういい、艦長は海を見た

二人の兵は気が付かなかったが、その顔はとても憂いていて

「出来れば、奴等には会いたくないな...」

そう呟いた

 

こうして、数週間後に数隻の駆逐艦を残して轟沈する運命にある機動部隊は一人以外は意気揚々と戦地に向かった

 

 

 

 

 

あるレンガで出来た建物のある施設の門の前では、少女がずっと待っていた

いつ来るか分からないが、絶対来るはずの人物を...

彼女達を率いるあの人を

雨が降っても、風が強くても...

ずっと、ずっと

彼女が『司令官』と呼ぶ人物を

 

 

 

 

 

彼女は、プカプカと浮いていた

後悔はあったが、憎しみや恨みはなかった

為せなかった...先輩達の意思を継げなかった...

妹を...最後まで守れなかった

多くの乗組員も巻きぞいにしてしまった

でも、仕方がなかったとも思う

当時の戦況はもはや絶望的

沈んで当然だったかもしれない

そう思いつつ、もう一度やり直したいと強く願った




最後まで見てくださりありがとうございます

誤字脱字等あったら、すみません

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