カムクラ君の慌ただしい日常   作:クロノチビトラ

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それはカムクラ君の昼の日常その2

動物小屋

 

「フハハハハ!さぁ受け取れ!」

 

動物小屋には超高校級の飼育委員である田中眼蛇夢《タナカ ガンダム》が様々な動物達に餌をやっていた

 

「やはりここでしたね」

 

「む・・・カムクラではないかどうしたキサマがここに来るとは珍しいではないか」

 

「実は・・・・」

 

カムクラは先ほどのパーティーの件を田中に告げた

 

「なるほどその饗宴にこの俺様を招待するわけだな!いいだろう!当日は盛り上げてやろう!!」

 

「ありがとうございます君の動物達と繰り広げる芸の数々は皆好きですからねあの子達も喜びます」

 

「む・・・そ、そうか・・・ならば頑張らせてもらう・・・」

 

田中は照れくさそうにしながら答えた

 

「では僕は他のメンバーにも伝えて来るので失礼します」

 

「あぁさらばだ!」

 

そうして田中に別れを告げカムクラは次の場所にむかう

 

 

 

 

剣道場

 

「おうカムクラじゃねぇか」

 

「カムクラがここに来るなんて珍しいわね」

 

話かけて来たのは超高校級の極道九頭竜冬彦《クズリュウ フユヒコ》とその妹の九頭竜菜摘《クズリュウ ナツミ》だった

 

妹の菜摘は現在予備学科生であるが本来なら超高校級の妹として編入する予定だった

とある事情で小泉やその友達に迷惑かけてしまいそのけじめとして自分から予備学科にいる

 

尚小泉達との関係は良好

 

ちなみにその事件を解決してくれたのもカムクラたったりする

 

「カムクラではないかどうした?」

 

剣道の素振りが終わり来たのは超高校級の剣道家辺古山ペコ《ペコヤマ ペコ》だ

 

「実は・・・」

 

カムクラはパーティーについて説明する

 

「なるほどパーティーか・・・坊っちゃん達はどうします?」

 

「俺はいいぜせっかくのカムクラからの誘いだからな」

 

「ねぇそれ私も行っていいの?」

 

「構いません人は多い方が楽しいでしょうから」

 

その言葉を聞いて菜摘は嬉しそうにする

 

「それではまだこの事を伝えてない人達がいるので」

 

「カムクラ今度来た時は私と剣の手合わせお願いする」

 

「分かりました」

 

そう言ってカムクラは剣道場を後にする

 

 

 

 

 

保健室

 

「あっカムクラさんどうし・・・・きゃあ!?」

 

そこには独創的な転びかたをした超高校級の保健委員罪木蜜柑《ツミキ ミカン》がいた

 

「貴女は毎回なぜそんな転びかたが出来るのでしょうか」

 

「すいません~私がノロマなばっかりに~」

 

罪木が泣きながら謝る

 

「いえ別に怒っているとかではありませんただ純粋に気になっただけです」

 

とりあえずカムクラは罪木を助ける

 

「えへへ・・・ありがとうございますカムクラさんそれで私に何かようですか・・・?」

 

「はい実は・・・」

 

パーティーの事を説明す(ry

 

「えぇ!?私をパーティーに誘ってくれるんですか!?」

 

「もちろんです貴女も僕の仲間ですから」

 

そう言うと罪木はまた泣き出してしまう

 

「ふえ~ん!ありがとうございます~!」

 

「いえそれでは僕は他のメンバーを探しに行くので」

 

「はい!」

 

カムクラは保健室を後にする

余談だがその日罪木は一日中笑顔のままだった

 

 

 

 

 

 

グラウンドに向かう道中

 

「よぉカムクラ」

 

「久しぶりだなカムクラ」

 

「珍しいですねここに来るなんて」

 

グラウンドに向かう最中にカムクラが会ったのは元超高校級のボクサー逆蔵十三《サカクラ ジュウゾウ》と元超高校級の生徒会長宗方京助《ムナカタ キョウスケ》だった

 

「仕事が落ち着いたんでなせっかくだから雪染に会いに来たんだ」

 

「なら早く行ってあげて下さい最近二人に会えないと毎日愚痴を言ってましたよ」

 

「ゲッ!まじかよ・・・こりゃ長くなりそうだな・・・」

 

「たまにはいいだろう それよりカムクラこそ何をしているんだ?」

 

二人にパーティーの説(ry

 

「へぇ・・・パーティーか・・・お前がそういうのに乗り気なるとは変わったな」

 

「お二人共来るのであれば歓迎しますよ」

 

「あぁ時間が出来たら向かわせてもらおう」

 

「えぇではお待ちしてますよ」

 

二人と別れ改めてカムクラはグラウンドを目指す

 

 

 

 

 

 

グラウンド

 

 

「うりゃあぁぁぁぁ!!!」

 

「まだまだ甘いわ!!」

 

そこに広がるのはもはや原型をとどめてないグラウンドだった

そして戦っているのは超高校級の体操部終里赤音《オワリ アカネ》と超高校級のマネージャー弐大猫丸《ニダイ ネコマル》だった

 

「相変わらずあなた方の訓練は激しいですね」

 

「おっ!カムクラじゃねぇか!!」

 

「むっ!どうしたんじゃこんな所まできて」

 

二人に説(ry

 

「パーティー!?旨い食いもんいっぱい出るのか!?」

 

「えぇたくさん出ると思いますよ」

 

「よっしゃぁぁぁぁ!!なら絶対に行く!」

 

「うむ!!ワシもあの大門がどこまで育ったか楽しみじゃのう!」

 

弐大と大門の二人は意外に仲がよく弐大がマネージャーとして大門に無理のない訓練メニューを組みまたそれを大門も欠かさずやっている

伊達に超小学生級の体育の時間とは呼ばれていないようだ

 

「それでは残り二人を見つけて来ます」

 

「おーう!パーティー楽しみにしてるぜ!」

 

「それじゃワシらは特訓を再開するとするかのう!!」

 

そしてグラウンドの整備班が泣きながら整備しているのは最速希望ヶ峰学園の名物になっているとはこの二人は知らない話である

 

 

 

 

「さて後の二人は歩いていたら出会うでしょう」

 

残っているのは超高校級の詐欺師と超高校級の幸運狛枝凪斗《コマエダ ナギト》の二人だ

そしてカムクラの言う通り歩いていると

 

「やぁカムクラ君」

 

「カムクラかどうした?」

 

「二人を探していました」

 

「えっ?超高校級の詐欺師である彼を探してたのなら分かるけどゴミである僕の事も探してくれていたなんて歓迎の極みだよ!!!」

 

「ほう?お前みずから来るという事はよっぽどの事なんだろうな」

 

ちなみに現在詐欺師の彼は超高校級の御曹司である十神白夜《トガミ ビャクヤ》の格好をしている

 

「はい実は」

 

説(ry

 

「へぇそれは面白そうだね・・・・こんな僕も誘ってもらったんだもちろん参加させてもらうよ」

 

「ふん・・・いいだろう参加してやる そして俺が参加するんだ大いに盛り上げてやる十神の名にかけて」

 

「ありがとうございます」

 

そしてカムクラは二人に別れを告げる

 

 

 

 

 

「さて・・・・とりあえずそろそろ昼休みも終わる頃ですね」

 

「皆さん喜んでくれるといいですが」

 

そんな思いを胸に秘めカムクラの昼休みは終わる




九頭竜妹生存&小泉達との仲も良好!その為妹の性格もマイルドになっています
あれ?これ可愛いだけじゃね?
それ以外にも逆蔵が普通に苦労人ポジみたいになってますまぁ宗形好きなのは変わりません

次回は放課後78期生のある人物がカムクラに相談を持ちかけて来ます

次回 それはカムクラ君の放課後の日常その1

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