後基本巻き込まれる苗木
「手伝っていただき感謝しますぞ!カムクライズル殿!」
「いえこれくらいなら容易いものです」
現在カムクラは超高校級の同人作家・山田一二三《ヤマダ ヒフミ》の同人作りの手伝いをしていた
何でもこの前作った同人(全年齢)の売上が良かったらしくその続編を作る事になったらしいがそれとは別に出展する同人(ちょっとHな)を作っていたらしくどうしようかと悩んでいた所カムクラが通りかかり手伝ってほしいと頼み了承
カムクラが続編の同人を山田は出展する同人を作る事になった
「いや~それにしてもやはり凄いですな~拙者の絵をここまで綺麗に似せるとは!」
カムクラは違和感が出ないように事前に山田の同人を読み絵の特長を覚え書いていた
「それにしても山田一二三この同人のキャラ何故か他人とは思えないのですが・・・・」
その同人とは白を基調にした怪盗と眼鏡をかけた小学生ぐらいの男の子が頭脳戦を繰り広げるという内容のものだった
「カムクライズル殿もですか・・・実はこの同人何故か急に頭の中にインスピレーションがわきそのまま頭に浮かんだ事を書き起こした物何ですがね・・・いやはや拙者も何故か書いてて他人には思えなかったでござる・・・特にこの怪盗が」
「僕はこの小学生ですね」
そんな話をしながら作っていると・・・・
「おーいブーデー調子はどうだ~?・・・っとカムクラ先輩こんちはッス!」
「どうもカムクラ先輩」
やって来たのは桑田と苗木だった
「おや桑田怜恩と苗木誠ですかどうしたんですか?」
「山田君が今回の同人は是非とも僕と桑田君に見て欲しいって呼ばれたんです」
「もしかしてカムクラ先輩が作ってる奴が俺達に見せたい奴すっかね?」
「いえこれは前に作った同人の続編ですからこれではないでしょう 多分いま山田一二三が全力で書いているのが見せたい物でしょう・・・っとこっちは完成しましたよ」
「拙者ももう少しで終わりそうなので三人でゆっくりしていて下され!」
カムクラは完成し後は山田を待つのみとなった
「にしてもブーデーの野郎が俺達に見せたい同人って何なんだろうな」
「う~んまた前見たいな奴じゃなければいいけど・・・」
「どんなのを渡されたのですか?」
「・・・・・僕が舞園さんや霧切さん戦刃さんに襲われる(性的に)奴・・・」
「んな!?苗木お前そんな本貰ったのか!?くそっ!羨ましい!!」
「羨ましくないよ!何が悲しくて自分が襲われてる同人を見なきゃいけないのさ!」
「それでは処分したのですか?」
「・・・・・・・・さぁ山田君はまだかなぁ!」
「強引に終わらせましたね・・・」
現在その同人は苗木の机の引き出しに厳重かつ大切に保管されている
予断だがその同人誌はとある三人に高値で売れたそうな
「出~き~た~ぞ~!」
「ついにできましたか僕も聞かされてなかったので何が出てくるか楽しみですね」
「さぁさぁ!出来たてホヤホヤの原稿ですぞ!」
そう言って山田はカムクラに原稿を渡しそれをカムクラが読む
「これは・・・・またなんというかとんでもないものを作りましたね・・・」
カムクラは表情にこそ現れないが内心では酷く汗をかいていた
「どうしたんですかカムクラ先ぱ・・・い!?」
「なんだなんだ?どんな内容なん・・・・だ!?」
桑田と苗木がその原稿を見た瞬間二人が固まった
「今世紀最大の力作ですぞ!って桑田怜恩殿?苗木誠殿?」
「おい・・・ブ~デ~・・・」
「や~ま~だ~く~ん?」
「あの・・・二人共怖いのですが・・・」
「「ちょっと向こうでO☆HA☆NA☆SIしようか!」」
そうして二人は山田の肩を掴み引きずって行く
「えっ!?・・・あのちょっと!?カムクライズル殿!!助けて下され!」
「これは・・・・自業自得でしょう」
そうして山田は二人に個室に連れられ・・・・
「アーーーーーーー!?」
山田の叫びがこだまとなってむなしく響いた
「まぁ・・・こんなものを見せられては仕方ないでしょう」
その原稿には苗木とその妹のこまるが危ない関係になったり桑田が従妹の仲島花音《ナカジマ カノン》に襲われたり(性的)する内容だったり他にもあるのだが要約すればこの二組がイチャイチャする内容だった
なおこの同人は桑田と苗木の猛反対により世には出なかったがこの話を聞きつけた二人の女子が買い取ったそうな
予断だが続編の同人は売れ行きがよくまたカムクラが作る事になるのは別の話