「ど・・・・どうしてこうなるんでしょうか・・・・?」
カムクラの前に並ぶ料理・・・という物とはかけ離れた謎の物体達
「この場に花村輝々がいたらものすごい形相で怒鳴りそうですね・・・・」
現在カムクラ監修で霧切・舞園・戦刃の三人の料理特訓をしているが・・・
「どうして上手くいかないのかしら・・・」
「うぅ・・・流石に情けなくなります」
「料理がここまで難しいとは・・・」
三人が教室の隅で膝を抱えて座りながら落ち込む
「やっと見つけた!カムクラおにぃ!」
「あっカムクラ先輩こんにちは!・・・・って響子ちゃん達何してるの!?」
訪ねて来たのは西園寺そして超高校級のスイマー・朝日奈葵《アサヒナ アオイ》だった
「おや?珍しい組合せですね」
「カムクラおにぃに日舞を見てもらおうと思って探してたんだよ!ちなみにそこの乳デカはそこで会っただけだよ」
「私は響子ちゃん達が料理してるって聞いたから気になって見に来たんだけど・・・」
二人の目の前には真っ黒に焦げた最速料理とは言えないなにかがあった
「・・・・・食べてみますか?」
カムクラは真顔で二人に言った
「「食べないよ!?」」
「だよね~・・・うぇ・・・」
顔が真っ青になった七海が返事をする
「ちょっ・・・・もしかして七海おねぇ食べたの!?」
「こういうのってゲームとかじゃわりと美味しかったりするからと思って食べたけど・・・・駄目だったよ・・・」
「どう考えてもこれは食べ物じゃないと言ったんですけどね・・・」
「「「はうっ!」」」グサッ
「カムクラ先輩それ止めです・・・」
更に傷付く三人だった
「ハァ・・・・・これは最終手段だったんですがこうなれば仕方ありません」
「苗木誠を直接ここに連れてきます」
カムクラの言葉に三人が反応する
「三人共どこか心で失敗しても練習だからという心があるから失敗するんですだったらもうここに苗木誠を連れてきて失敗出来ない状況を作ってしまえばいいんです
元々苗木誠の為に作ってたんですから一緒の事です」
「カムクラおにぃ・・・結構鬼畜な事考えるね・・・」
「おや?西園寺日寄子はこういうのお嫌いですか?」
「ううん!大好き♪」
にこやかな顔でそう言った
「何でしょうか・・・悪魔が二人見えます」
「舞園さん心配しないで・・・私も見えてるから・・・」
「戦場にいた人間の誰よりも怖い・・・」
二人の会話に戦慄を感じる三人だった
それから数分後カムクラは苗木を連れて帰って来た
「カムクラ先輩に言われて来たんだけど・・・」
「やっほー!苗木!」
「いつ見ても小さいねー!苗木おにぃ!」※ビッグバンの方です
「ほっといて下さいよ・・・それより朝日奈さんこれは一体・・・」
苗木の目の前にはエプロンをして闘志を燃やす三人がいた
「女の闘いなんだよ・・・」
「えっ・・・七海先輩?」
そしてカムクラが三人の前に立つ
「一発勝負です 失敗は許されない事を肝に命じて下さい」
カムクラの言葉に三人が頷く
「それでは始めて下さい」
今ここに乙女の闘いが始まった!
続く