緋弾のアリア〜傭兵からの転生者〜   作:SAMタイム

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第十一弾 異変

昨日。

教務科に呼ばれ、『魔剣(デュランダル)』と言う、超偵を狙う犯罪者がいるらしい。

其処で狙われているであろう白雪のボディーガードをアリア達がする事になった。

そして、超能力がなぜかバレて俺も守られる側になった。

 

そして、退院した俺は取り敢えず松葉杖をついている。

体の臓器とかは問題なくて足が問題がまだあるので借りている。

足いつ撃たれたかは知らん。

 

こうして歩きながら、学校に向かう。

アドシアードも近いので、いろいろ準備があるのだろう。

俺はこの怪我もあって参加出来ない。

白雪のボディーガードはレキにもやらせているみたいだ。

屋上から覗いていたのを見た。

 

色々授業が終わり、部屋に帰る。

…………何だこれ。

部屋が要塞化されてあった。

新しいタンスもあって、それは白雪のだろうと思い触らずに置いておく。

俺の部屋に入り、グロックとベレッタの整備をする。

俺の銃は金次みたいに改造してないので整備は楽だ。

グロックは3点バーストカスタムでベレッタはフルオートカスタムだ。

 

その夜、白雪の占いをしていた。

俺は近々、なにかの選択に迫られるようだ。

………うへぇ。

 

翌日、歩くのは足が痛いので、バスを利用して行った。

その昼休み、アリア達が何かの練習をしていた。

 

「何?その練習。」

 

「これ?真剣白刃取りよ?」

 

「それがか?」

 

「そうよ。何?何か文句でもある?」

 

「ああ、真剣白刃取りなんてそうやって練習するもんじゃない。イメージなんて何の意味も無いからな。やるなら実践をしておけ。そっちの方が役立つ。」

 

「そう。ありがと」

 

アリアが素直に感謝してくる。

……悪いもんでも食べたか?

金次は恨めしそうにこちらを見てくるが無視する。

 

 

 

 

動けないというのは面倒で、授業で戦うことが出来ない。

戦闘狂って訳ではないが体を動かせないと言うとは何かと面倒である。

何故こんなこと言うかというと、

 

「キンちゃん!」

 

……何故か風呂に突撃して行くのを能力で止めなければならない。なんでこんなしょうもない事に能力を使わないといけないのか。

 

「あれ?開かない!?」

 

「白雪、落ち着け」

 

「お、落ち着けないよ!キンちゃんが、キンちゃんが呼んでる!」

 

「落ち着けと言ってる。金次の携帯はここにある。まぁ、突っ込みたかったら突っ込め」

 

俺は解除して、テレビを見る。

やはり風呂で一悶着あったようで、うるさかったので風で壁を作って防音する。

アリアも帰ってきたようで、ガバメントをバカスカうってくる。風の壁にぶつかって俺には被害はない。

金次は東京湾に飛び込んでいった。

俺は少し、このやりとりに異変を感じた。

 

 

 

次の日。

金次は風邪を引いていた。

そりゃもうそろそろ夏だと言っても五月に東京湾に飛び込んだら風邪も引くだろう。

 

「アリア達、学校行ってこい。俺が看病しといてやる。」

 

そう言って学校に行かせた。

アリア達は少し暗い顔を見せながら学校に行った。

 

「クシュン!」

 

くしゃみをして、亜里沙に変わってしまった。

ついでだが、私は怪我はしていない。

梓とは二人で一人って言えば良いのかな?記憶はだいたい共通してる。でも、梓と私は一人ずつだ。そうなれば、一人で一人かな?取り敢えず、体が別で頭が一緒ってことで。

 

「あ、あんた」

 

昼頃だったか、アリアが帰ってきた。

 

「あ、アリア。おかえり」

 

「な、何であんたがここにいるのよ!」

 

「取り敢えず、先に自己紹介するね。私は風切亜里沙。一応、設定上は双子ってことにしてるよ」

 

「せ、設定って。梓はどこ行ったのよ!?」

 

「ここにいるじゃん」

 

私は自分を指差す。

 

「は?」

 

「私は亜里沙で、梓でもあるのさ。」

 

「ど、どういう事よ」

 

「今から見るのは他言無用でね?ほい。」

 

私は少し風を起こしてみる。

アリアはその風に少し驚いていた。

 

「どう?見たことあるでしょ?これ」

 

「……ええ。本当なのね」

 

「うん。今はくしゃみ出ないから変わらないけど」

 

「くしゃみで変わるの?」

 

「そうだよ?金次にばれたのもくしゃみを目の前でしちゃって。で?それは?」

 

「ええっと、特濃葛根湯?ってのよ。これしかキンジは効かないって」

 

「そうなんだ。」

 

「じゃ、渡しといて」

 

「はい。わかったよ」

 

アリアに特濃葛根湯を受け取って、金次の枕の近くに置いておいた。

 

 

 

 






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