すまない遅れてすまない。仕方ないんだイベントが始まったりモンハンやってたり慣れない新生活だったりと書く暇が無かったんだ。
それに加えてCCCもコラボしてさらに書く暇が無くなったんだ。
重ねて言う本当にすまない
学園の一室で一組の男女が居た。
男の方はスーツをを着た赤髪の男性。この学園の理事長であり魔王でもある男。
もう1人は学園の少女であった。その少女は机に肘をかけ窓の外のある所を見ている。
そんな状態の少女に赤髪の男性_サーゼクス・グレモリーは話しかける。
「それで、本当に良かったのかい?」
「何がですか?」
少女は惚けながら言う
そんな少女に対しサーゼクスは真面目な顔をして言う。
「彼女を転校生として入学させる件についてだよ」
「一応僕がこの学園の理事長をしているとはいえ、はいそうですかって言って入れるわけにはいかないからね、入れるにはそれなりの対価が必要だ」
「そのせいで君は僕に貸しを作った。この貸しで僕は一体何を頼むか君は分からないんだよ?それでもいいのかい?」
未だに窓を見ながら答える。
「まぁ何頼むか分からないにせよ、あなたがそういう系の頼みはしないって信じてますから」
サーゼクスはその言葉に面食らった顔になる。
「ありゃりゃ、流石にそれは買いかぶりすぎじゃないかなぁ〜まぁそういう頼み事はしないけど」
「でもさ」
「一応僕だって悪魔なんだよ!?あのそら、ほら、ぇ、えっちぃ系、とか頼むかもしれないんだよ!?!?」
その言葉に顔を向けず表情には出さないようしながら、声には呆れの色が見える声でいう。
「えぇ〜会ったらいっつも嫁自慢か妹自慢、挙句には自分の子供を自慢する人にねぇ?言われてもねぇ?」
「うわぁちくしょうめェ!ほんとその通りだからなんも言えないや!」
少女のその言葉に図星を刺され、その恥ずかしさを隠すように身体をぐねぐねさせる。
そこに少女はふとある事を思い出し言う。
「あっそういえばバイサーさんの件についてどうなりました?」
少女が言ったその言葉で感情を切り替えたのか1回深呼吸していつの間にか立っていたので椅子に座り直してから返答した。
「ふぅ、その件についてはもう大丈夫と言ってもいいよ」
「こちらでも今は亡き前領主のベリトについて調べてみた」
「当然君が言ってくれたようにクロだったよ」
「いやぁー調べたらアウトな物が出るわ出るわ。当然彼女についての事もあったよ」
「彼女、本当に良く耐えれたね。詳しくは言わないけど僕だったら絶対に無理だって言えるほどの地獄があった」
「だから僕は自分の持てる力を全て使ったよ」
「結果、彼女ははぐれではなくなったよ、それに」
「正直言って彼女をこちら側に戻すのは、最低という言葉では足りないだろう。君に殺されても仕方が無いレベルだね」
「しかし上もうるさくてね『悪魔の問題だからこちら側に引き戻せ!』とかいう言葉も合ったけど黙殺した。だから誰がなんと言おうと、彼女はもう君達の勢力の1人だ」
少女窓を見ながら言った
「そうですか」
一言だった
そんなでも気にせずサーゼクスは話しかけた
「あっあと彼女に言っていてもらいたいことがあるんだ」
「何ですか?」
サーゼクスは真剣な顔になり言う
「もし、もし出来るならば、貴女の前で謝罪をさせてほしい、と」
「分かりました」
その言葉を聞いて真剣な顔から何時もの人に良さそうな顔に戻る。
そして疑問を言う
「それにしても何時まで窓を見続けるつもりかいオルタちゃん?」
窓を見ていた少女はその言葉で一瞬固まりぎこちなく首をサーゼクスの方へ動かす。
その少女の目は金色の目であった。
「やっぱバレる?」
「モロバレだね」
はぁ〜〜〜〜とため息をつきながら改めて向かい直すオルタ
「いやぁまだ眠ってんだよな私の方は」
「やはり反動によるものなのかい?」
その言葉にオルタは顔を伏せながら答える
「その通りだよ」
そのまま話し続ける。
「前にもアンタには言ったと思うんだが、私達だけが出来る奴があるって言ったよな?」
「あぁ確か龍心一体だっけ?」
「まぁ一応そう呼んでるだけなんだけどな、それで龍を呼んで憑依させるような感じで力を手に入れたわけだが呼んだ相手が悪かったんだよなぁ」
「アンタも聞いたことあるだろ?紅龍ミラボレアス。その異端種。死の淵から蘇りし憤怒の龍の事は」
「……」
「正直言ってこれがダメだった。ただでさえ邪龍と一体化したら精神が汚染されるのに、トップクラスの邪龍が混ざったらどうなると思う?」
「答えは簡単。今のこのザマだよ」
「まっあともう少しで目は覚めるだろォよ。んで?アンタも何か頼みたいことがあんじゃねーの?
そのあっけらかんな物言いにサーゼクスは少し困惑しながら言う
「いや、えぇ?そんなんでいいのか君は?まぁ借りを返してもらうということで頼むけどさ」
「君にちょっと、助っ人として来てもらいたい事があるんだ」
そうサーゼクスは笑顔で言った。