龍に愛された少女   作:腐った饅頭

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今日がソロモンコロコロする日だから投稿
魔神柱共もコロコロしちゃいましょう

という事でキングハサンの実装をはよ


31話

アーシアが攫われたと言われ、その内容を詳しくイッセーから聞かせてもらいました。

 

「ふむふむ、分かりましたイッセー。ではすぐに準備してドーナシークさんのところに向かいます」

 

「あぁ分かったじゃあ俺も」

 

「ダメです」

 

「は?今なんて言ったミリスさん?」

 

「ダメと言いました」

 

「何でだ!何でだよ!?」

 

「何故?決まっています。イッセー、貴方は弱いからですよ?」

 

「!」

 

「そんな貴方を堕天使の所に行かせるなんて死に行かせるようなものですからね。大丈夫です。私が必ず連れて帰りますから。」

 

「そう、か」

 

「えぇ」

 

「でもなぁミリスさん。俺はさ友達を見捨てることなんて出来ねんだよ……!」

 

「ほぉ言いますね。貴方程度で何が出来ると?」

 

「何が出来る出来ないの問題じゃねぇんだよ!俺が助けたいと思ってんだよッ!!独善だろうがアーシアを助けたいって思ってんだよッ!!」

 

「ふーんあっそうですか。ならば前に行った廃教会に行きなさい。そこで貴方がくたばろうとも死のうとも私は知りませんから」

 

「サンキューなミリスさん!」

 

切られました。普通そこは文句を言うのかと思ってたらまさか感謝の言葉ですか。

 

フフ

 

あぁもう最ッ高ですねイッセー!ここまで私に啖呵を切ったんですから、ちゃんとアーシアを助け出してくださいよ王子様?

 

さて私も行きましょうかね。一応冷静に努めてますが実際は怒り狂いそうです。全て燃やし尽くしたいほど。

 

あの堕天使達には私の怒りを思い知ってもらいましょうか。

 

 

 

_____________________

 

 

『小僧聞こえているか?』

 

廃教会に向かう道中、度々夢の中に現れてはスパルタ軍も真っ青になるであろう修行をしてくる龍のリオレウスが念話で話しかけてくる。

 

「あぁ聞こえてるぜリオレウス」

 

『前に言ったと思うが、人としての側面を出すには人としての自分を強く思い浮かべろと言ったよな?』

 

「あぁ」

 

『今度はそれの逆だ。龍としての側面を出すなら龍としての自分を強く思い浮かべろ』

 

「分かった」

リオレウスの言葉で龍としての自分を強く思い浮かべる。

 

俺にとっての龍は、やはりリオレウスの姿を思い出す。

 

その姿を強く思い浮かべる。

 

思い浮かべていくと次第に体のリミッターが外れるような感覚があった。

 

『素晴らしいな。魔力容量はクソだが、こういった面では素質を感じるな』

 

「ありがとよ。んで?今の俺はどんぐらいの強さなんだ?」

 

『そうだな、前会った鴉よりは十分に強いぞ?』

 

「って言うとドーナシークのオッサンより強いって訳か。」

 

『だからといって油断するなよ小僧?慢心すれば強者であっても足下掬われるぞ?』

 

「分かってるよリオレウス。油断も慢心もしねーよ」

 

『であればいいが』

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ、フゥ、着いたな」

 

『みたいだな。気をつけろよ小僧。これから先は戦場だ。攻撃したくない等の甘えたことを抜かすなよ?もしそんな事を抜かせば、殺してやるよ』

 

「ざけんな。そこまで楽観視できねーよ。ミリスさんにあんだけ啖呵切ったんだ。絶対にアーシアを助ける」

 

『ならば良し。では行こうか。楽しい愉しい戦闘の時間だ』

 

そして俺は、リオレウスが言うのと同時に廃教会の扉を開けた




ここのイッセーは若干某そげぶの人を意識してます

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