ちょっとした幕間の物語
「おやぁ?ようこそ廃れた教会へ。歓迎しよう悪魔くん?」
「フリィィィィドォォォォォ!」
「あるぇ?オレっちアンタに名前教えたっけ?まさか!?悪魔くんにすら知られ渡るほど有名になったのかオレっち!?」
「うるせぇぞクズ野郎!!アーシアは何処だよ!」
「いやはや怖いねぇ。いきなり怒鳴り散らしてきましたよ奥さん?あらやだホント怖いわぁー」
「何一人芝居してんだこのクズ!さっさとアーシアが何処に居るのか答えろよォッ!」
「いや聞きたいのはわかんだけどさ?アンタアーシアたんとどういう関係?ときたま話したりするけどアンタのこと聞かねーよ?」
「ウッセェ!テメェは俺の言うこときけばいーんだよ!じゃねぇとぶっ殺すぞテメェ」
「おお怖ァ〜ただの人間に対してぶっ殺すぞ?嫌だわぁーここの領主どうなってんの?同族の管理できてないとか理解できないんですけどー?」
「ほぉー、お前アレか?答える気ねぇーのか?」
「えぇー答える気ー?あるわけないに決まってんジャーン!ブッハッハッハ!!」
「ッ!?」
「ねぇどんな気持ち!?格下相手と思ってる奴が脅しても話さないで寧ろ煽ってくる状況になってどんな気持ち!?」
「最っ高にぶっころしてぇ!って気持ちだよオラァ!」
「ひゃあコワーイ!突然殴りかかんないでくださいよー!悪魔クーン!」
「チッ!避けやがったか運が良かったな!だが次はねぇーぞ!なんつたってオレは赤龍帝だからなぁ!!」
「へぇー!君が今代の赤龍帝ですかー!あっでも篭手がないっすねー?無くしました?」
「テメェに使う価値がねぇって事だよこのクズ!」
「さっきからさぁー思ってたんですけどー。クズクズ言うのやめてくれません?なんか悲しくなるんで」
「黙れよクズ。お前みたいなクズはさっさと死ねばいいんだよッ!」
「オレっちお前に恨み買われるようなことしたっけ?オレっちが殺ってきたヤツって大抵オレっちよりもクズばっかだったような気がするんだけどなぁ?あるぇ?」
「ウルセェェェェェ!黙って死ねぇぇぇぇッ!!」
「えー何この理不尽オレっち泣きそうだ!」
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「んでー?気は晴れましたかー?悪魔くーん?」
「ハァ、ハァ、ハァ、何で、一発も、当たんねぇーんだよ」
「いやそりゃあー鍛え方が違うからじゃね?ってかさっさと使えばよかったじゃん赤龍帝の篭手。だから疲れんじゃねーの?」
「うぁぁぁこんなゴミクズ相手に使うとかまじねぇーわー空気読めねぇーわーこれだからキチガイはイヤなんだよ」
「え?マジなんなのこの理不尽?オレっちお前に何もやってないよねー!?初対面だよねぇ!?なんでこんな扱いなのオレっち!?」
「もう黙れよそして死ねよクズ」
「ありゃりゃ本気モードってヤツー?こりゃ場所変えた方がいいねぇ」
「テメェどこ行く気だ!」
「そりゃあ広い場所に決まってるでしょー!ホレホレ!悪魔さんこちら!手の鳴る方へ!」
「野郎ぶっ殺してやるッ!!」
(まぁ実際は戦う気ないんだけどねぇー!もうそろそろ妹分来そうだからっていうのがホントの理由なんだけどねぇー!!アッハッハッハッハ!!)
(悪魔くんいや兵藤一夜君。君はただのモブだ。故に君が行ってしまえばイッセーとかの元に行けば何もかも滅茶苦茶になってしまうだろう)
(だから)
「代わりにオレっちと愉快な愉快なダンスパーティにって洒落こもうぜぇ!!」
白い元神父は笑う
とても愉快に笑う
その目の奥は、一人の少年と一人の少女の行く末がどうなるのだろうかと、楽しみで楽しみ過ぎてにやけてしまう程楽しみなのだから
白い少年は祈る。あの少年少女に幸あれと
そんな幸せになることを思い、微笑みながら祈る
何故フリードが一夜のことを知っていたかというと何よりも情報は大事だよな!という考えの元、情報収集した結果です