ズタ袋がなかなか集まらない。
あと敵が微妙に強い。
イベント完走無理そう(´°ω°)チーン
バイサーさんの話しを聞いて思ったことは、やっぱり悪魔の方は最悪だな、と
マシな悪魔も居るんでしょうが、それよりも人間を下に見る悪魔の方が断然多いみたいですね。
「君も私がやった事を悪と言うのか?報復は虚しさしか残らないと言うのか?」
「いいえ私は貴女がやった行為を悪と言うことも無いし、正しい事と言うことも無い」
「報復は虚しさしか残らない?そんな綺麗事でやっていけるほど生き物は綺麗じゃない」
「ならば逆に聞きます。身を焦がすほどの激情をどうしろと?言うだけなら何だって言えます。だが実際に自分がその立場になったら?」
「私は出すでしょう。その激情を。感情を出さないものなどただの機械。感情を表してこそ生き物。生きている証なのだから」
「ならば本能のままに出していいんです。だってそれが人間なんですからバイサーさん」
「これは私の自論。私は貴女を否定しないし肯定もしない」
「貴女は貴方です。決して他の人には成れない。故にその答えは貴女が決めるべきです」
「ハァお嬢さんが言ってることはメチャクチャだよ。だけど何か楽になった気がする」
「アイツを殺した事は常識的に見れば悪なんだろう。だけど私は後悔しない。反省もしない。むしろ私の幸せを奪ったアイツが悪い」
「まぁ聞いてる限りではその通りですからねぇ。反論の余地すらありません」
「うーん本来なら人何人か攫って、ここの領主が出てきた所でやられようって考えてたんだけどやっぱり止めた」
「私はまだ死にたくない。家族が死んで自暴自棄になってたのかもね」
「うんうんそれが良いです。ってか何人か攫ったですと?」
「うん?確かに何人か攫ったけど、酷いことはしてないよ?ただ眠ってもらってるだけ。全員生きてる」
「生きているならいいんですが、バイサーさん流石にそれはちょっとねえ?」
「そんな目で見ないでくれお嬢さん。私とてこれは酷いことをしたなと反省しているところなんだ。とりあえず彼らを起さなければいけないな。すまない彼らを起こしに行ってくるよ」
そう言って眠っているであろう彼らの元へ転移するバイサーさん。
正直言って今日は色々とありすぎました。ドーナシークさんは哀愁漂うナイスダンディにしか見えませんでしたし、バイサーさんは悲し過ぎる思いをしている。
どちらもいい人でした。おもわず家族になってくださいと言いたくなるほど
バイザーさんに聞いてみましょうか?断らなかったらお爺様に頼みましょう。龍の駒作ったのお爺様ですし。
そんなこんなと考えていたらバイサーさんが帰って来ました。
「終わったよ。安心してくれ皆五体満足怪我もなく帰したよ」
「えぇお疲れ様でした」
ん?そういえばバイサーさん本来ならやられる予定って言ってましたがやられた場合、攫った人たちどうする気だったんでしょう?
「バイサーさんバイサーさん。さっき本来ならやられる予定だったって言ってましたが攫った人達はどうする気だったんですか?」
「あぁそれなら私がやられたと同時に解ける様になっていたよ。彼らには迷惑をかけた。それなりの謝礼もしているから、それで大丈夫だと良いのだが」
「やはり謝りたいんですか?」
「あぁ。だけど私の様な存在が謝ればもしかしたら協力者と間違えられ殺されるという事は防ぎたいからな」
「それもそうですね。あっそれはそうとバイサーさん。貴女これからどうするつもりですか?」
「どうするつもりか、何も考えてなかったな。とりあえず日陰者らしくこっそり生きようとしようかなとは思っているが?どうした?」
「もしよろしければですね私のところに来ませんk」
私の言葉は途中で終わった。何故なら赤い髪の悪魔を筆頭に私達に向けてドヤ顔でこう言ったから。
「はぐれ悪魔バイサー。あなたを消滅しに来たわ」
良いところで邪魔しおってぶん殴るぞゴラァ!!
そう思ってしまった私は悪くないと思う。