女神官逆行   作:使途のモノ

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幕間 《幻想》が報われる日

 

 

 

「ゴブリンではないのか」

 

 ――あれ、乗り気なんですか?

 

 かすかに語尾の上がった乗り気な様子に女神官は目をぱちくりとする。

 

 ゴブリン退治が珍しく無い、いや、あるにはあったのだが、剣士の一党や他の新人たちによって依頼が取りつくされたため、ゴブリンスレイヤーの流儀により、手持無沙汰になったのだ。

 

「でしたら皆さんでこれのうち、どれかをお願いできませんか」

 

 そう受付嬢に頼まれたうちの一つが、今手に持っている依頼書である。

 

「へぇ、どんな依頼?」

 

 妖精弓手もいつもゴブリンゴブリン言っている少女が取ってきた依頼ということで、興味深げである。他の二人も似たような様子だ。

 

「ええ」

 

 まぁ乗り気であるのであれば何よりだ、とニッコリと依頼書を皆に見えるように広げる。

 

「――海ゴブリン退治です」

 

 ガクリ、と四人がうなだれた。

 

 

 

 青い海、白い砂浜。青い空、白い雲。視界に広がる水平線に、わあ、と声が漏れる。

 

 振り返れば低くとも横に長い山があり、これに遮られて一山を超えるまでは潮の香りすらしない。

 

 海だ、こちらでは人生初、前回から数えても久しぶりの潮の香りを吸い込む。

 

 蜥蜴人の言うところの全ての故郷、人々にとっての異境、それが海だ。

 

 うわあ、本当にしょっぱい、と靴を脱ぎ捨て波打ち際ではしゃいでいる妖精弓手に目を細め、ゴブリンスレイヤーに視線を移す。

 

「……その、蒸し暑くないですか?」

 

「暑いが、どこにゴブリンがいるかわからん」

 

 いつもの鎧姿でそう言う彼が、視界にある漁村へ向かって歩を進める。

 

「しかし、小鬼殺し殿、海ゴブリンとはどういうモノですかな?」

 

「知らん、だが、ゴブリンである以上殺す」

 

 蜥蜴僧侶の言葉にそう返し、すたすたと歩く。

 

 依頼は漁村の村長から出されたものである。

 

 浜風を受けることを想定してか、低く広い建物が多い。妖精弓手は興味深げにきょろきょろと辺りを見回すし、漂ってくる浜料理の香りに鉱人道士も気がそぞろだ。

 

 そうして、ひときわ大きな家へたどり着き、ギルドからの派遣であると伝えると奥に通された。

 

「いやあ、よく来てくださいました、私が村長です」

 

 そう村長が、ささ、どうぞ、と愛想よさげに野趣あふれる湯呑に入れられた、紫のお茶を出す。豆茶だ。

 

 食道楽の鉱人道士がほう、と興味深げにすすり、意外と香ばしい風味に、ふうむ、と頷く。

 

「それで、ゴブリンだが、数はわかるか? また、わかる限りで図体のデカイものや杖を持ったものなどいなかったか?」

 

 ゴブリンスレイヤーの言葉に、ええと、と思案した村長は一人の新米漁師を呼び出した。

 

 浅黒く焼けた肌に短く切りそろえられた黒い髪、意志の強そうな瞳は、なるほど確かに新米であろうとも海で生きる漁師の風格だ。

 

「海ゴブリンは漁をしてる俺らに威嚇してきて、俺たちはさっさと逃げました。でも別の日ですけど漁に出て船ごと帰ってこないヤツもいて」

 

「……漁、というと海の上でゴブリンに出会ったということですかな?」

 

 蜥蜴僧侶の疑問に、新米漁師は頷く。交渉事であれば、一番頼りになるのは彼だ。

 

「はい、まぁあいつらよく泳ぐんで、つってもこっちの漁場にはそうはいってこないんですけど、今年は不漁でちょっとあいつらのいる辺りにまで出張ったんです」

 

「ほう、ということはゴブリンの巣穴が大分前から近くにあるということですかな」

 

「ええ、結構昔から……村長、いつぐらいでしたっけ?」

 

 そう伺ってくる新米漁師に村長も顎を撫で首をかしげる。

 

「そうさなぁ、かれこれあいつらが集落を作って十年ぐらいか」

 

「十年も!? それでとくに被害なくずっと居たのですか」

 

「ええあいつら見目は悪いですが、近寄らなけりゃ特に何も、つってもまぁ、被害も出たわけで、退治してもらおう、ということになったんです」

 

 これは何やら様子がおかしい、と一党が顔を見合わせていると、あぁ、と女神官が口をひらいた。

 

「海ゴブリンは半魚人の蔑称なんですよ、鱗とエラをもった亜人です」

 

 両手をパタパタと顎の付け根につけて魚を模している女神官の様子に新米漁師の目尻が下がる。

 

「……ゴブリンではないのか」

 

 振り上げた拳の下ろしどころに困ったような声であった。

 

 

 

 とりま、一晩明けてからその半魚人の集落の様子を見てみよう、ということになった。

 

 とりあえず泊まる場所として村長の離れを使わせてもらうことになり、魚料理が振る舞われた。

 

「ほうほう、こりゃたまらんの!」

 

 揚げたての白身魚のフライを塩をつけてハフハフとほうばる鉱人道士が白ワインをあおる。

 

 ザクザクとした触感とアツアツの身、それを白ワインで流し込めば、これはもう、いくらでも食えそうだ。

 

「こちらの鍋もいいものですな」

 

 ざく切りにされた野菜と同じくゴロゴロと大きな魚の切り身の入った大鍋を皆でつつく。浜料理特有の濃い目の味付けが、肉体労働を旨とする冒険者にとってはうれしい。

 

「あ、汁はあまりとらないでください、最後にお米とチーズを入れてチーズ粥にします」

 

「なんと!! そういうのもあるのですか!!」

 

 女神官の言葉に幸せな未来を想像してパタパタと尻尾を打ち付け、舌鼓を打つ。

 

「この海藻は初めて食べるけどいいものね」

 

 妖精弓手は妖精弓手で海鮮鍋を避けつつシャキシャキの海藻のサラダを気に入ったらしい。

 

「どうかしましたか? ゴブリンスレイヤーさん」

 

「ああ……」

 

 締めのチーズ粥を食べながらどこか思案気なゴブリンスレイヤーに声をかける。

 

「その海ゴブリンでなく……なんだったか」

 

 ああ、なるほど、思い出す、確かに一回聞いただけでは覚えるのは難しいであろう。

 

「ホモ・ピスケシアンですね。マーメイドが上下で人と魚が半々に分かれているのに対して、こちらは全体の形は人ですけど全身が鱗でおおわれた半魚人、みたいな感じです。理知的で高度な文明を築いた人たちもいるらしいです」

 

 蜥蜴僧侶さんの魚版、が一番イメージしやすいですかね? というとなるほど、と頷く。

 

「お互い刺激せず、やってきた、というのなら、今更なぜ襲われたものがでたのか、と考えていた」

 

「あぁ、確かに、あちらの縄張りに入った新米漁師さんにはちゃんと威嚇で済ましているみたいですし、集落の中でも過激派と穏健派で分かれているとかでしょうか?」

 

 ふうむ、と頬に指をあてて思案する。女神官の推論を聞いてゴブリンスレイヤーも頷く、ありえそうなことではある。

 

「あるいは、また別の要素があるか、だ」

 

 空になった器を女神官は受け取り、洗おうとしたところで戸をたたく音があった。

 

「昼の新米漁師よ」

 

 妖精弓手が見もせずに言うのを聞いて一つ頷く。

 

「はい、今空けますね、こんばんは」

 

「あ、ああ、こんばんは」

 

 はたして、戸の外にいたのは新米漁師であった。周囲をうかがうそぶりをしていたので中に入ってもらう。

 

「何かあのあと、気付いた事がありましたか?」

 

 何かあったら何でもいいから教えて欲しい、とは言っていたので来た事自体には不思議はない。

 

 豆茶を出して、新米漁師の言葉を待つ。

 

「俺、ガキの頃に溺れて、それをあいつらに助けてもらったことがあるんです」

 

 子供たちだけでの舟遊び、うっかり落ちて、波にさらわれ、気付いた時には海中から登ってきた半魚人に抱えられ、浜辺にまで運んでもらったという。

 

「最初は攫われて食われる、そう思って、でも怖くて声も出なかったんですけど、半魚人は普通に浜辺に運んでくれて、「もう無茶すんなよ」って言って海に戻っていって……村長は退治だ、って言ってますけど、村長はこの村の村長だし、そう依頼するのが仕方ないってのもわかるんですけど、その、俺」

 

 村の者として、表立って異議を唱えるわけにもいかず、だからといって何も言わずにすます気にもなれず、その葛藤を抱えたまま、戸を叩いたのだろう。

 

「わかりました」

 

「え?」

 

 己の膝の上に置いた拳を見ながら、少しずつ削り出すように語る新米漁師の手を女神官が取る。

 

 ふと、顔を上げた新米漁師の目の前には膝をつき、真摯な光を讃えた女神官の華奢で儚げな美貌がある。

 

「絶対、とは言えませんが、できるだけ、むやみな衝突にならないよう、頑張ってみます。半魚人さんだって、何か理由があるのかもしれません、ゴブリンじゃないんですから、話せばわかってくれることだってあります」

 

 女に手を握られた経験などなかったのだろう、精悍ながら純朴な新米漁師の顔が赤く染まる。

 

「頼りなく見えますが、こうみえても私も冒険者です、信じてもらえないでしょうか?」

 

 つい、と上目遣いで請う女神官に、がくがくと慌てて痙攣するように首を縦に振り、熱にうかされたように帰る新米漁師を見送り、ふんす、と気合を入れて一党に向き直る。

 

「皆さん、明日も頑張りましょうね!!」

 

「……魔性よなぁ」

 

「……たしかに」

 

 空恐ろしいものを見るかのように鉱人道士と蜥蜴僧侶がつぶやいた。

 

 

 

「んーそんなに殺気立ってるようには見えませんね」

 

 遠眼鏡を下ろして半魚人の集落の所見を述べる。

 

 わ、すごーい、と遠くの景色が間近に見える遠眼鏡にはしゃぐ妖精弓手を横にどうすべきか相談を始める。

 

「一匹位外に出ているのがいれば、そいつを浚って事情を聴くとかできるんじゃが」

 

「居ても海の中でしょうな」

 

「そうですねぇ」

 

 ふむ、さて、と頭をひねる。

 

「……戦う気は、見られないのだな?」

 

「うん、半魚人の戦いがどういうものかよく知らないけど、確かに戦の感じはしないわ」

 

 ゴブリンスレイヤーの言葉に半魚人の集落を眺める妖精弓手が頷く。

 

「半魚人がどういう種族か、知らんか?」

 

「そうですねぇ、獰猛で動物的な氏族でなければ基本的に理知的な方々のはずです」

 

 新米漁師の話もある、その可能性は高いだろう、と女神官が答え、それならば、と頷く。

 

「普通に訪ねればいいだろう」

 

「あ、確かにそうですね」

 

 ギョッとした視線がまずゴブリンスレイヤーに集まり、そしてすぐさま女神官へ向いた。

 

 

 

『初めまして、地に生まれ、野を耕し、神に仕えしものです。海神に仕えし司祭の末裔よ、知りたいことがあります』

 

 ほう、と蜥蜴僧侶が目を見張る。女神官の口から出たのは人の身で話し、振る舞うには、おおよそ完璧といって良い、雅やかな鱗言葉(うろこことば)と所作であった。

 

 各氏族との親交も女教皇の仕事の内だ。

 

『へ、へぇ、こらご丁寧にどうも、そんで、聞きたい事っちゃなんだっぺ』

 

 村の入り口あたりにいた半魚人が面喰いつつも精一杯礼儀作法に則って対応する。確かに、理知的な氏族らしい。

 

「ねぇ、なに話してるかわかる?」

 

「拙僧の氏族の言葉とはまた別なれど原初は同じ、ある程度なら」

 

 好奇心の塊たる妖精弓手が興味深げに半魚人と女神官のやりとりを眺め、通訳を蜥蜴僧侶にねだる。

 

「女神官殿の話しているのは源流の鱗言葉、あれを修めているとなれば、鱗を持つ氏族であればほぼ全ての氏族と、また、竜とすら話せましょう」

 

「へぇ、なんでもよく知ってるのねぇ」

 

 それだけ格調高く、上位種でなければ話すことのない言語である。

 

「蜥蜴人であれば、嫁の貰い手に困ることはないでしょうなぁ」

 

 かすかに惜しい、という空気をにじませながらも話の行方を追う。

 

「族長に会わせてもらえるようですな」

 

 そうして、一党はつつがなく腰の低い半魚人に先導されて集落へ入っていった。

 

 

 

『そーなのよー、あたし達もアレには迷惑してるの!! それにあの漁村の人なんて襲ってないわよ!! ちょっと魚取りすぎだからって追い返しただけよ!!』

 

『そ、そうですか……』

 

 族長はずいぶんとフランクな御仁であった。

 

 というかオネエな御仁であった。

 

 筋骨隆々とした半魚人が大きな貝殻を扇代わりに揺らし、くねくねと身をくねらせながら話す様子に女神官と蜥蜴僧侶は内心引き気味であるが、他の三人は半魚人の族長の話し方とはそういうものなのであろう、とややのんびりと事の推移を見守っている。

 

『きぃー、もう、本当、失礼しちゃうっ!! ……あ、アレのことよね……実際アレはアナタたちでどうにかならない?』

 

『ええと、すみません、アレとは具体的にどういうことでしょう?』

 

 どうにも、訛りの強い言葉に必死に意味を拾いながら会話をする。

 

『あらっ? アナタたちまだ、アレを見てないの? アレに只人の乗った船もろとも食べられたのよ、それだけじゃなくって、この海域の魚を無分別に貪り食ってるのもアイツなの』

 

 ぶるり、と思い出して寒気を感じたのか自分の体を抱きすくめ、声を潜めるように話す、筋骨隆々とした半魚人が、である。

 

『――死して腐りながらも貪るサメよ』

 

 そう、つぶやいた。

 

 

 

「と、言うことらしいです」

 

 只人の言葉が分かる半魚人についてきてもらって村長に説明をする。

 

 つまり、原因はともあれ、死んだ巨大鮫がゾンビとなって、とめどない食欲に突き動かされこの海域を食い荒らして回っているというのだ。

 

「……うん、話は分かった……おい」

 

「はい」

 

 村長に声を掛けられた新米漁師が返事をする。

 

「お前、見届けて来い、それで、事が確かに本当だったら、改めて半魚人の集落に詫びを入れに行く」

 

 村長が息を吐く。はぁ、としみじみとしたため息である。

 

「まずは、すまん。あんたらが来てくれてから、うちの村で溺れる人間が減ったのは知っていた」

 

 この世界、魔窟である海に出てする漁は、まぎれもなく命がけの所業である。

 

 そんな稼業をせねばならない理由が、この漁村にもあるのだろう。

 

 それ故に、陰ながら助けてくれている者を、それでも手に掛けねばならない、と決断した村長の胸中はいかばかりか。

 

 そして、冒険者たちに向き直る。

 

「依頼が変わってしまいますが、お願いできないでしょうか、鮫退治を」

 

 答えは、決まっていた。

 

 

 

「しかし実際、どうしたもんかのぉ」

 

 鉱人道士が腕を組む。千年の巨木よりもなお大きい巨大鮫、しかもゾンビ化したものである。

 

 海上、海中で相手にするということは、ともすれば竜を相手取るよりも難しい相手である。

 

「そうですなぁ、投網と銛で村と集落あげての大捕り物……どれほど生き残るかわかりませぬな」

 

 はてさて、あれはどうだ、これはどうだ、と頭を悩ませて歩く、そして、最後尾で、あの、という声があがった。

 

「私の職業……お忘れですか?」

 

 

 

 それは飢えていた、なぜ、いつから、それは、わからない。

 

 ただ、飢えているから、貪る、目に付くから、牙を立てる。

 

 血の臭いを嗅ぐとき、肉が喉を通る時、その飢えは束の間ながら癒された。

 

 足りない、足りない、足りない、もっと、もっと、もっと

 

 身が崩れ落ちようとも、くねらせ、獲物を求める。

 

 食べたい、食べたい、もっと、食べたい。

 

 そうして、血の匂いが漂ってきた。

 

 追わぬ理由はない。

 

 海面だ、何か光っている。水の上だ。

 

 それはそれとして、いっぱい、肉があった、それを片っ端から貪る。

 

 光が強い、暖かい

 

 暖かい

 

 あぁ

 

 もう、いっぱいだ

 

 

 

 獲物を貪るのに我を忘れていたサメのゾンビは《聖光》を浴びて、ほろほろと崩れ去っていった。

 

 気を利かせた半魚人が海へ飛び込み、鮫の頭部の骨に縄をかけてくれたので、引きずりあげた。いい証拠となるだろう。

 

「すげぇ……」

 

 新米漁師の口から、感動の声が漏れる。その神々しい光景に自然と涙が流れ、手はおのずからあわされていた。

 

 行ったことは単純である。撒き餌をし、つり出された鮫を《水上歩行》で海上に待機していた女神官が《聖光》で浄化したのだ。

 

 一党の中では目つぶしの呪文扱いされているが、本来は神官がほぼ最初に習う、れっきとした浄化、退魔の奇跡なのだ。

 

 その光が収まるまで、彼は手を合わせていた。

 

 

 

 その後は、つつがなくことは進んだ。

 

 サメの大顎は漁村に運ばれ、全ての元凶はサメの亡者であること、新米漁師たちが半魚人に追い立てられたのは、サメから逃がすための警告であった、と村長が村人たちに説明を行った。

 

 村の中にいたらしい半魚人排斥派もこれでしばらくはおとなしくなってくれる、と胸をなでおろしていた。

 

 村長は村長で、いろいろとあったらしい。

 

 新米漁師は、何度も何度も女神官に礼を言っていた。

 

 そうして、今自分たちは帰り道、旅の空の下だ。

 

 なんていうことのない、普通の冒険の旅路は、歩きだ。

 

 だから、この一件は、正しく、冒険であったのだ。

 

「ゴブリンスレイヤーさん」

 

「どうした?」

 

「どうでしたか?」

 

 楽しかったですよね? とその瞳は雄弁に語っていた。

 

 困ってる半魚人さんと、漁村の漁師さんの間をとりもって、

 

 お魚をいっぱい食べてる悪い怪物をやっつけてミッション成功!

 

「……ゴブリンがいなかった……」

 

「物足りませんか?」

 

 くるり、と探るような瞳が向けられる。

 

「……いや、せっかくの冒険だ」

 

 ゴブリンが居ないに、越したことはない。

 

 その言葉に、女神官はわぁ、と大きく口を開けた。

 

 

 


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