「機嫌良さそうだな」
はい!『更新を待っている』や『面白い』という感想をよく目にするようになりましたのでね!
「それは良かったな」
はい!はじめはバリバリ理系の私が書く小説を楽しんでくれるかどうかとても不安でしたが楽しんでくださっている方が多数いるとわかって本当に嬉しいです!感謝感激です!
「それじゃあこれからも頑張らないとな」
はい!頑張ります!
「それじゃあそろそろ本編に行くぞ」
イエッサー!それでは本編どうぞ!
side 霊夢
なんだかずいぶん久しぶりに出てきたきがするわね・・・・・・まあいいわ。ミコトと離れて暮らすようになって今日で4日目。私は・・・・・
「な、なあ霊夢。顔が怖いんだが・・・・・」
「・・・・・元々よ」
とてつもなく機嫌が悪い。ミコトに大丈夫と言っておきながらまさかたった4日離れているだけでここまで・・・・・・私は一体どれだけミコトに依存しているのだろう?まだ一週間くらいしか一緒に住んでなかったのに・・・・
「そんな顔してるとミコトが帰ってきた時に嫌われるぜ?」
「は?(ギロッ)」
私はふざけたことを言った魔理沙を睨みつけた。
「・・・・悪い、今言ったことは取り消そう」
「ならはじめから言わないでよ。ていうかあんた紅魔館で借りた本読んでるんじゃないの?なんでここに来てるのよ」
「ああ、ある程度読み終わったからミコトに会いに・・・・じゃなくて息抜きに来たんだぜ」
・・・・・やっぱりミコトに会いに来たのね。
「残念だったわね。ミコトがいなくて」
「だ、だからただ息抜きに来ただけだって!」
本当にわかりやすいわね・・・・・ただ魔理沙の気持ちはわかる。
はじめは同情だった。紫に聞いたミコトの境遇に同情した。だからミコトを愛そうとした。・・・・・でも今は違う。私はミコトに惹かれた。ミコトのことをひとつを知るごとに、ミコトの笑顔を見るたびに。私のミコトに対する感情は大きくなった。・・・・・・今ならはっきり言える。私はミコトを愛していると。
「・・・・・早く帰ってこないかな?」
「なんだ?やっぱりミコトが帰ってくるのが待ち遠しいのか?」
「なっ!いきなり何言ってるのよ!」
「声出てたぜ?」
「・・・・・・・」
・・・・・まさか声に出ていたとはね。
「・・・・・どうやらミコトはいないようね」
突然、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
side ミコト
現在の時刻は昼過ぎ。俺は今永琳の検査を受けて話を聞いていたのだが・・・・
「・・・・・・」
「ぼんやりとしてどうしたの?」
永琳の話に集中できていなかった。
「ん?まあちょっと考え事をな」
「考え事?」
「ああ。霊夢どうしているかなと思ってさ」
「霊夢が?」
「ああ。霊夢は大丈夫だと言っていたがどうにも心配でな」
ちゃんとご飯食べているだろうか?睡眠はちゃんととっているか?まさか怪我したり病気にかかったり・・・・・本当に心配だ。
「まああの巫女なら大丈夫・・・・・いえ、ある意味大丈夫じゃないわね」
「大丈夫じゃない?どういうことだ?」
まさか霊夢に何か・・・・
「いえ、あなたの考えるようなことはないわ」
「そうか・・・じゃあ何が大丈夫じゃないんだ?」
「・・・・霊夢は苦労しているわね。ウドンゲもてゐも・・・・・姫様も苦労しそうね」
永琳は呆れた様子でそう言った。
「なんだそれ?第一なぜそこでその3人が出てくる?」
「はあ・・・・自分で考えなさい」
??どういうことだ?
「お~い、ミコト」
俺が永琳に言われたことを考えているとてゐが現れた。
「どうしたてゐ?何か用か?」
「ミコトにお客さんだよ」
「俺に客?一体誰だ?」
「私よ」
そう言って出てきたのは意外な人物だった・・・・・
「咲夜!?」
「ふふ、こんにちはミコト」
「あ、ああ」
なんで咲夜が永遠亭に?
「じゃあ私は行くね~」
「ええ。案内ありがとう」
咲夜から礼を言われたてゐは部屋から出ていった。
「え~と咲夜?一体何でこ永遠亭に?」
「お嬢様と妹様にいつまでたっても屋敷に来ないミコトの様子を見て来いと言われまして」
「・・・・・いや、まだ一週間も経っていないんだが」
「お嬢様たちにとっては待ち遠しいみたいね」
だからって気が短すぎないか?
「はじめは博麗神社に行ったんだけど霊夢からあなたは永遠亭にいると言われて、それで来たのよ。ちなみにさっきの子は竹林で永遠亭を探していた時に声をかけられて案内してもらったの」
やはりてゐはいい子だな。
「そうか。ということは霊夢にあったんだよな?霊夢はどうだった?」
「霊夢は・・・・・・まあ元気ではあったわよ」
「元気では?なんか含みがあるな。やっぱり何かあったのか?」
「・・・・はあ、自分で考えなさい。」
咲夜は先程の永琳と同じように呆れた様子で言った。本当に何なんだ?
「・・・・・・・・」
ふと、永琳の方を見ると永琳は無言で咲夜のことをじっと見つめていた。
「永琳?どうした」
「えっ?」
「咲夜を見つめていたが」
「え、ええ、彼女はいったい誰なのかと思って」
「挨拶が遅れましたね。私は十六夜咲夜。紅魔館のメイド長よ」
「そう・・・・・やっぱり」
「え?」
「・・・・私は八意永琳よ。よろしく」
「?はい。よろしくお願いします」
・・・・やはり永琳の様子がおかしいな。咲夜に何かあるのか?そういえばこの二人・・・・・
「ところでミコト、左手はどうなのかしら?」
「霊夢から聞いてないのか?」
「ええ。自分で確かめて来いと言われてね」
「そうか。まあ左手は見ての通り治っていない。今永琳が薬を作ってくれているところだ。あと2、3日あれば完成するんだよな?」
「ええ」
「ということでレミリアとフランにはまだそちらに行けそうにないと伝えてくれ」
「わかったわ」
これは治ったら早めに紅魔館に行かないとな。
(ん?そういえば・・・・・)
俺はここであることを思いついた。
「なあ永琳、永琳の能力って『あらゆる薬を作る程度の能力』なんだよな?」
「ええ、そうよ。それがどうかしたかしら?」
「例えば・・・吸血鬼が太陽の光を浴びても大丈夫になるような薬ってできるか?」
「!ミコト、あなた・・・・・」
「そうね・・・・・その吸血鬼に直接会って色々調べる必要はあるけど出来るわ」
「それは本当「本当ですか!?」
咲夜が俺の言葉を遮って食い入るように聞いてきた。
「ええ」
「・・・・・その薬を作ってください。お願いします」
咲夜は永琳に頭を下げて頼み込んだ。
「・・・・・ひとつ聞くわ、あなたにとってその吸血鬼というのはどういった存在なの?」
永琳は真剣な表情で咲夜に聞いた。
「お嬢様は・・・・レミリア様は私にとって何よりも大切な方・・・恩人です。だから・・・・私は何があってもお嬢様の願いを叶えたい」
咲夜の目は本気だった。すごい忠誠心だな。いったい咲夜とレミリアの間に何があったのだろうか?
「・・・・・わかったわ。その薬作るわ」
「!ありがとうございます!」
「お礼はいいわよ。私自身その薬は作ってみたいと思っていたから」
「それでもありがとうございます」
「・・・・・ええ」
・・・・・なんだろう?咲夜を見る永琳の暖かく優しい目は?輝夜を見るときとはまた違う目だ。
もしかして・・・・・・・
咲夜と永琳の命が似ていることに関係があるのだろうか?
「私はもう帰るわね。これ以上は屋敷の仕事に差し支えちゃうから」
「ああ。今日はわざわざありがとな」
「気にしなくていいわ・・・・・私も会いたかったし(ボソッ)」
「ん?何か言ったか?」
「なんでもないわ。それでは薬の件よろしくお願いします」
「ええ。近いうちにそちらに行って検査させて色々調べさせてもらうわね」
「よろしくお願いします。それじゃあ帰るわね」
咲夜は部屋から出ようとした。
「迷わず帰れるか?」
「大丈夫よ。帰り道は覚えているから」
そう言って咲夜は部屋から出て、帰っていった・・・・と思ったら
「そうそう、言い忘れていたわ」
「なんだ?」
「帰ったらちゃんと霊夢と話をしなさい」
「?もちろんそのつもりだが」
「ならいいわ。それじゃあ今度こそさようなら」
「ああ」
今度こそ咲夜は帰っていった。ほんとになんだったんだろう?
空に月が浮かぶ時間。俺は今日も日課の煙管を吸う。
「やっぱりいいわね。煙管って」
「そうだな」
もちろん隣には輝夜がいる。その手には昼前に俺と共に蔵で探した煙管がある。
「明日は満月・・・・例月祭ね」
「ああ」
「ミコトにも色々手伝ってもらうから」
「わかっているさ」
そして輝夜と他愛のない話をして煙管を吸った。
side 霊夢
私は今縁側に腰掛けて月を眺めている。いつもなら寝ている時間だが今日は寝つきが悪かった。
「・・・・・やっぱり行けばよかったかしら?」
咲夜がミコトに会いに永遠亭に行くとき、私も来ないかと誘われた。・・・・・でも私は行かなかった。ミコトに大丈夫といった手前、会いにいくのは少し私の沽券に関わると思ってしまったからだ。・・・・・まあ今になって少し後悔しているが。
「随分淋しそうな顔をしているわね、霊夢」
いきなりそんなことを言う聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「・・・・・何しに来たのよ。紫」
「霊夢がミコトがいなくて淋しがっているんじゃないかと思ってね」
「・・・・・あっそ」
正直紫が言っていることは事実なのだが・・・・・なんか癪に障るから言わないでおこう。
「・・・・・紫、あなた言っていたわよね?私のミコトに対する感情は愛情じゃないって」
「・・・・・ええ。言ったわ」
「今なら自信を持って言えるわ・・・・・私はミコトを愛している」
「・・・・・ええ。わかっているわ」
「これで・・・・ミコトを滅する必要はないわね」
「・・・・・いいえ、それは違うわ」
「どうしてよ!」
私はミコトを愛している。これは間違のない感情だ。それなのにどうして?
「・・・・・確かに霊夢はミコトを愛するようになった。そしてあなただけじゃあないわ。ミコトを愛しつつある子は他にもいる」
それは分かっている。魔理沙とかレミリア、咲夜・・・・あとあのルナっていう妖精もそうね。
「でも・・・・・問題は彼自身にあるのよ」
「ミコトに?」
「ええ。ミコトは・・・・・無意識に自分への愛を気づこうとしていない」
「・・・・どういうこと?」
「文字通りの意味よ」
自分への愛を気づこうとしていない?ミコトは愛を求めているんじゃないの?
「・・・・・霊夢、あなたは『神楽』という子のことについてミコトに聞いているかしら?」
『神楽』?それってあの時の・・・・・
「・・・・・直接聞いただけじゃないけど名前だけは知ってるわ。その神楽っていう子がどうかしたの?」
「おそらくその子が彼が愛に気づかない理由よ」
「どういうこと?」
「それはわからないわ。私も詳しく聞いたわけじゃあないから。でも・・・・その子の存在が大きく関わっているのは間違いないわ」
・・・・・一体『神楽』ってミコトのなんなの?
「・・・・霊夢、ミコトを本当に救いたいのなら・・・・その子のことを知る必要があるわよ」
「・・・・・・」
「・・・・私はもう行くわね。おやすみ霊夢」
紫はスキマを開いて帰っていた。
「ミコト・・・・」
私は月を眺めながら永遠亭にいるミコトに思いを馳せていた。
あとがき座談会のコーナー!IN東方!
今回のゲストは八意永琳さんです!
「よろしく」
はいよろしくお願いします!
「それじゃあ早速質問いいかしら?」
はいどうぞ!
「どうして私は永遠亭の中で唯一ミコトのヒロインじゃないのかしら?」
それは永琳さんにはもうひとりのオリキャラのヒロインになってもらう予定だからです。
「俺の親友だっていうやつか。どうしてそいつのヒロインにすることにしたんだ?」
まあ深い理由はありませんけど・・・・・単純にミコトさんと永琳さんのカップリングがあまり想像できなかったというのが一点。もう一点はそのオリキャラが強いからという理由ですね。
「一つ目はまあわかるけれど・・・・・二つ目はどういうことかしら?」
いえね?私は永琳さんって東方内で最強だと思っているんですよ。
「たしかYo○Tub○であった最強ランキングで一位だったしな」
そしてそのオリキャラは・・・・・その永琳さんとガチ戦闘をして勝てる方なんです。
「・・・・は?勝てる?」
はい。それくらい強い方です。そして永琳さん自身は強さに興味がないけれど不老不死でもないただの人間なのに自分よりも強いオリキャラに惹かれるっといった感じになる予定なんです。
「あら?そうなの?」
ええ、そうなんです。
「・・・・・というか、そいつただの人間なのか?」
まあ能力は持っていますけど生物学上は人間です。ミコトさんみたいに極端に生命力が強いワケではないですしクラマさんやシラマさんといった使い魔がいるわけでもない人間です。
「・・・・・どんだけチートキャラなんだ?そいつ」
強いて言うならアザ○ースをどうにか出来そうなくらいやばい人です。
「クトゥ○フ神話知ってる人しかわからない言い方するなよ・・・・・」
じゃあ条件次第ではドラゴン○ールの○空さんを倒せるくらい強いって言えばわかります?
「・・・・・・本当にチートね」
「そいつ一人でパワーバランス崩壊しそうだ」
まあその方は自分の力でどうにかしてしまおうとか思っている方ではない無害な方なんで大丈夫ですよ。さて、それじゃあそろそろ締めますか!それでは・・・・
「「「次回もまたきてください(きてくれ)(きなさい)!!」」」