「ここまで長かったような短かったようなだな」
ですね!まあ正直私の中では展開がゆっくりでしたが。
「俺は投稿スピードが速いからそんなふうに感じなかったがな」
まあそこは書いているか出ているかの違いですよ!
・・・それでですねみなさん。今回は正直自己解釈が多いので、場合によっては『俺達の東方を汚すな!』となっているかもなんですよ。できるだけそんなことないようにしましたがそこは個人によって感じ方は様々なのでその点はご了承ください。
「以上。今回の注意事項だ」
それでは本編どうぞ!
side ミコト
「弾幕?」
俺は魔理沙の言った事の意味がわからなかった。
「まあ実際に見たほうが早いか」
そう言って魔理沙は自分の周囲に星の模様がついた光の玉を出した。
「これが弾幕に使う弾。こいつを幕のようにたくさん出すのが弾幕っていうんだ。」
この光の玉・・・もしかしなくてもあの時・・・霊夢に気絶させられた時にぶつけられたやつだ。
「なんでそれの練習をするんだ?その弾幕っていうのは出せたほうがいいのか?」
俺は疑問に思ってので聞いた。
「そうね。弾幕出せないと弾幕ごっこができないから。幻想郷で生活していくには必要かもしれないわ」
「弾幕ごっこ?」
「ええ、この幻想郷では弾幕を使った戦闘・・・弾幕ごっこがよく行われているわ。この弾幕ごっこによって問題を解決したり争いを収めたりしてるのよ。」
「そうなのか」
「ええ。詳しく話すと少し長くなるからそれは後でゆっくり話すわ」
「とにかく今は弾を出すことから始めようぜ。空を飛べたんなら多分出せるはずだ」
「どうやって出すんだ?」
「とにかく弾を出すイメージを作りなさい。そうすれば多分出るから」
イメージか。俺は自分の周囲に弾を出すイメージを作ってみた。すると・・・
「おっ、出たぜ」
俺の周囲に弾が出た。しかし・・・
「なんかちょっと変わってるな」
「・・・そうね」
俺も周りに浮いている玉は6つほどで俺から見て右側に3つ左側に3つだ。問題はその色なのだが・・・・右側に出ている弾は黒色で左側に出ている弾は白色だ。
「やっぱりこれ変わってるのか?」
「そうね。こういうのは見たことないわ」
「私もないぜ」
一体俺って何なんだ?自分で自分がわからん。
「まあともかく弾幕は出せたんだ。実際に弾幕ごっこやってみようぜ」
そう言って魔理沙は箒に乗って空を飛んだ。
「私がお前に弾幕で攻撃するから、お前も弾幕を出して私に攻撃して来い。弾に当たったら負けだ。ただしちゃんと躱せる隙間は作れよ。それがルールだから」
「わかった」
返事をして俺も空を飛んだ。
「じゃあ準備はいいわね。・・・・・始め!」
霊夢の合図とともに俺は魔理沙にとりあえず10個ほど弾を飛ばした。魔理沙はそれをひらりと簡単に躱す。
「その程度じゃあ当たらないぜ!弾幕はこう出すんだ!」
そう言って魔理沙が玉を出した。・・・・・・・数え切れない数の。まさに弾幕といった感じだ。
「って、ちょっと待て魔理沙!いくらなんでもこれは多すぎるぞ!」
「そんなことないぜ!普通だ、普通!」
「くっ」
俺は魔理沙を放った弾幕をかろうじてだが交わすことができた。
「よく避けたなミコト!」
「そりゃどうも!」
今度は俺から弾幕を放った。先ほどよりもはるかに大きい規模のものだ。
「やるな!でも甘いぜ!」
魔理沙は箒を乗りこなして巧みに避けた。やはり慣れている魔理沙の方に分があるか。まあ・・・
(簡単には負けられないがな)
そう思い俺はさらなる弾幕を出して応戦した。
side 霊夢
私は今ミコトと魔理沙の弾幕勝負を眺めていた。
(本当にすごいわねミコト。初めてで魔理沙とあそこまでやれるなんて)
もちろん魔理沙は手加減しているだろう。しかし、それを差し引いても初めてであそこまで動けるミコトはすごいと思う。・・・・・同時に少し恐ろしいとも思っていた。
実は私は彼に弾幕のことを教えるかどうか悩んでいた。ミコトがこれから幻想郷で生活していくには確かに弾幕が出せる方がいいだろう。しかし・・・・弾幕は使いようによっては危険だ。その気になれば命を奪うこともできる。ミコトが弾幕を使いこなしてしまえば・・・・あの夢が現実になる可能性が高くなるのではないかと考えてしまった。
(・・・・・大丈夫)
そう。大丈夫なはずだ。私は信じてるから。ミコトはそんなことしないと、そんなことしたいと思わないと。・・・・でも、もし・・・・・ミコトが夢で見たようなことをしてしまったとき・・・・
私はミコトを止められるだろうか?
「初めてにしては上出来だぜ!ミコト」
「はあはあ、それは嬉しいな・・・・」
私が考え事をしいたらそんな声が聞こえてきた。二人を見てみると魔理沙は余裕そうに笑っていてミコトは肩で息をしていた。まあ無理もない。魔理沙はなれているしミコトは今日が初めてなのだから。
「でもそろそろ決めるぜ!」
そう言って魔理沙は小さな八角形の火炉・・・・ミニ八卦炉を取り出した・・・・って!
「ちょっと!魔理沙それは・・・」
「恋符「マスタースパーク」!!」
魔理沙がそう唱えるとミニ八卦炉から極太のレーザー。マスタースパークを放った。
(いきなりスペルカード使うなんて何考えてるの!?)
「ミコト避けて!」
ミコトにそう言うがミコトはその場から動く様子がない。いやおそらく動けないのだ。そしてマスタースパークがミコトを襲った。しかし、私の目に映ったのは私が全く予想できなかった光景だった。
ミコトは腰にさしてあった刀を抜き、マスタースパークを切ったのだ。
(ま、マスタースパークを切った!?)
私はあまりのことに声が出ないほど驚いた。魔理沙も驚いているのか口をぽかんと開けている。
「・・・・・なあ霊夢、魔理沙」
唖然としている私たちに対してミコトが声をかけた。
「な、何?」
「な、何だぜ?」
私はなんとか返すことができた。
「・・・これ、俺の反則負けか?」
「「え?」」
「いやだって刀使っちまったし」
「い、いえ。刀を使っても反則にならないわ」
「あ、ああ。特に問題ないぜ」
「そうか。それならいい」
そう言って彼は刀をしまった。ほ、本当にミコトって何者?
side ミコト
俺が魔理沙が出した極太のレーザーのようなものを切ったら霊夢と魔理沙の様子が少しおかしくなった。どうしたんだ?
「というか魔理沙、さっきのはなんだ?今までのとは違っていたが」
「ああ、あれはスペルカードだ」
「スペルカード?」
また新しい言葉か。覚えることが多いな。
「そのスペルカードってなんだ」
「スペルカードというのはいわゆる得意技を出すときに使用するカードのことよ。さっきは話してなかったけど弾幕ごっこはこのスペルカードを使うことを前提としているわ」
「そうなのか。じゃあそのスペルカードがないと弾幕ごっこって出来ないんじゃないのか」
「いえ、そういうことではないけど・・・・今話すといろいろややこしいから後で話すわ」
「そうか、わかった。それで魔理沙。続きやるのか?」
「いや。今回はここまでにしよう。続きはまた今度な」
「わかった」
とりあえず終わったので俺は地面に降りていった。魔理沙もだ。
「ふう。流石に少し疲れたな」
「お疲れ様。というか魔理沙!初心者のミコトにマスタースパーク打つなんてどういうつもりよ!」
霊夢が魔理沙にそう怒鳴りつけた。
「い、いや~つい夢中になっちまってな。悪い悪い。でもまさか私のマスタースパークが切られるとは思わなかったぜ」
「そうか?あれくらいならなんとかなるぞ?」
「あれくらいならって・・・・普通は無理よ。弾幕躱すのもうまかったし、ミコトって何か剣術か武術が使えるの?」
「俺じゃなくて俺の知人が使えるんだ。俺はそいつの特訓に付き合ってたからある程度刀が扱えるようになって武術の心得もついたんだ」
まさか幻想郷でこんなふうに役に立つとは思わなかったがな。
「そっか。この調子ならけっこうすぐに強くなれそうだな」
「そうか。ならよかった」
幻想郷で生きてくには強くないとキツそうだしな。
「さて、もう日が暮れてきたし、中に入りましょう」
「そうだな」
霊夢の言葉に従って俺は神社の中に向かった。正直クタクタだな。
「ミコトは疲れてるみたいだし。今日の夜は私が作るわ」
「ああ。助かる」
本来なら俺が作ると言いたいところだが今は無理そうなので霊夢に頼むことにした。
「しょうがないから私が手伝ってやるぜ」
どうやら魔理沙も手伝い用だ。というか
「魔理沙料理できんのか?」
「失礼なやつだな。霊夢よりはちゃんとできるぜ」
「失礼なのはあんたよ!というかあんた夜ご飯まで家で食べる気!?」
「いいだろちゃんと手伝うんだから」
「はあ・・・もうわかったわよ」
なんというかドンマイだな霊夢。
その後俺は霊夢と魔理沙が作った料理を食べ(何故か料理対決になっていた。ちなみに霊夢の勝ちになった)、お風呂に入り、疲れていたので早めに就寝した。俺の幻想郷生活2日目が幕を閉じた。
あとがき座談会のコーナー!IN東方
今回はゲストなしでミコトさんとふたりで進めます。
「よろしくな」
はいよろしくお願いします。・・・・それにしても今回の話大丈夫でしょうか?
「かなり自己解釈で進めていたからな。東方ファンからしたら怒る内容になっているかもしれないな」
今回は私が未プレイのにわかであることが顕著に出る回となってしまいましたからね。しかもスペカ作られてませんし・・・
「まあ大きな破綻にはなっていない・・・・とは思うが。もしもこれは違うというところがあったら指摘してくれると助かるな」
みなさんよろしくお願いします!ちなみにスペカは次回で出す予定ですのでご了承ください。
「さて、それじゃあそろそろ質問したいがいいか?」
はい。どうぞ。
「俺に武術に精通した知人がいるようだが前に俺が8話で話した友人のことか?」
ええそうですよ。彼はミコトさんにとって大切な親友です。
「親友ってレベルなのか。俺にそこまでの友人がいるとはな」
彼はミコトさんのことを理解しているミコトさんの味方ですから。ちなみに神楽さんの関係者でもあります。
「そうか。というかここまで話すということはもしかして・・・・」
ええ。彼も幻想入りします。ちなみに彼もハーレムになる予定です。メインとなるヒロインもいますしね。
「やはりか。いつぐらいに出てくんだ?」
それは内緒です。しかし少なくとも紅魔郷では出ないという子た入っておきましょう。
「そうか」
読者の方はいつ出てくるのか。また誰がメインヒロインとなるのか考えてみたら面白いかもしれませんよ。
「そうだな。ところで話は変わるが次回から紅魔郷なんだって?」
ええ。そうです。とうとうこの小説の鬼門に入ります!
「どうして鬼門なんだ?」
紅魔郷は人気シリーズですしキャラクターもかなり人気がありますからね。先程も言いましたが自己解釈ですすめるので顰蹙を買う恐れがあるんです。そう言った意味できもんなんです。
「でもやるんだろ」
はい。紅魔郷は話を進めるに当たり避けては通れませんから。
「そうか・・・頑張れよ」
はい!頑張ります!
さてそれではそろそろ締めましょう!
次回
幻想郷に来て1週間が経つ。
ミコトはどう過ごしていたのか?
そしてミコトのスペカお披露目!
そして幻想郷が紅の霧に包まれる!
異変解決のため霊夢、魔理沙、そしてミコトが立ち上がる!
次回 東方~儚き命の理解者~ 第11話
「「「次回もまた来いよ(来ててくださいね)(来なさい)!」」」