東方主要キャラのキャラ崩壊(微)
『弾幕ごっこ』とは幻想郷にて行われる人間と人外(神様や妖怪など)がほぼ平等に戦う事のできる特殊な決闘方で、幻想郷にいる人外同志の争いが幻想郷を壊さない為に敷かれたルールである。
決闘を行う者達は互いに弾幕を撃ち合い、時に『スペルカード』と言われる大技を出して闘うという物で、カードを切るタイミングなどか重要になってくる。
あくまでも命に関わる様な事にならないため定められたもので弾幕にあえて避けられるように隙間を作ったりすることでゲーム性がある遊びである。
「大体こんなものかしらね」
霊夢の話が終わる。アリスはシュタインの為に翻訳してくれている。
『まあごっことはいえ弾に当たると痛いんだけど』
{ふーん?}
霊夢は説明を終えると
「それじゃあ実戦してみましょうか?」
と言い、幾つか黒いカードを渡してきた
「これがスペルカード。これに弾の形や量をイメージしながら魔力を込めるとできるの」
{成る程}
「じゃあ、実際に弾幕ごっこやるから妖夢、相手頼むわ」
「はい、分かりました」(まあ軽くやるつもりでしょ)
二人が境内に行くのでシュタイン、アリス、魔理沙はついていった
境内に着き霊夢が、
「じゃあ始めるわよー」
と言い
「分かりましたー」
と妖夢は刀を抜いた。
{あれ?何で剣を抜くの?}
『ああ、それは彼女の能力が「剣術を操る程度の能力」だからよ』
「先手必勝!スペルカード!霊符『夢想封印』!!!」
突然、霊夢を中心に七色に輝く巨大な玉が複数出現し妖夢に襲いかかった
「はっ!?ちょ待・・・」
慌てて妖夢もスペルカードを使おうとするも
「もう遅い!」
霊夢の言った通り既に遅かった。
「こっ・・・この外道ぉぉぉぉ‼」
という妖夢の断末魔が境内に響いた。
「と、まあこんな具合よ」
「いや幾らなんでも酷すぎるでしょ!?」
あっけらかんとした霊夢に対しアリスが突っ込みを入れた。ちなみに魔理沙はシュタインの横で爆笑していた。
「見本見せるのにいきなり勝負決めにいくなんてどう考えてもおかしいでしょ!?弾幕のだの字もだしてないし!?」
「素人相手に待ってくれるほど幻想郷の実力者は甘くないという事を教えたかったよ」
「それあんただけでしょ!?大体こんなやり方、妖夢が可哀「スペルカード!剣伎『桜花閃々』!」え!?」
ダウンしていた妖夢が起き上がると同時に霊夢にむけて突進してきた
霊夢はお祓い棒と全身に霊力を流し肉体を強化し、妖夢の突進を受け止めた
「危ないじゃないですかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ちゃんと威力は調節したわよ」
{あれ?弾幕ごっこって遠距離の弾幕の撃ち合いじゃないの?}
『え!?まあ基本はそうなんだけどそれだけじゃ人に害を為す妖怪を退治出来ないからよ・・・あと何年か前に直接的な戦闘をするような異変があってね・・・』
アリスは一旦話を区切って、
「て言うか霊夢も妖夢も落ち着きなさい‼」
数十分後
先ほどの不意打ちの件は霊夢が謝る事で話しがついた。
そして霊夢がシュタインに、
『貴女は魔力で弾丸を作って撃てるかしら?』
「・・・・・・」
するとシュタインは全身からエメラルドグリーンの電撃を迸らせた。
そして電撃を銃弾のように形作りそれを近くの樹に撃ち放った。
樹に直撃した弾丸は弾けて樹の一部を焼き焦がした。
『じゃあその弾丸を連続で撃てる?』
霊夢がそうシュタインに問う。
「・・・・・・」
シュタインは左手を前に突き出し再びエメラルドグリーンの電撃を迸らせた。
左手の周りに先程の弾丸が幾つも形作り連射した。
「成る程、まあまあね」
霊夢はそう言った。
魔理沙はアリスに近づき、
「おい、アリス。お前気付いたか?」
「なにが?」
「あのシュタインが弾丸を撃ったときあいつの持ってた棍棒みたいなのに撃った時の魔力が吸収されてるのによ」
「ええ、気付いてたわ。あれは吸収というより回収としったほうが良いけどね」
「回収?」
「ええ。私達が弾幕やスペルカードを使う時、必ず周りに必要のない魔力が飛散するの。それを無意識に回収して次の攻撃に使う。だけどすべて回収できる訳じゃない。大体5、6割ぐらいしか回収できない。けど、シュタインは大体7、8割の魔力を回収して再利用してる。凄いことだわ」
「ふーん」
魔理沙は分かったの分かってないのか適当な返事をした。
『良いわ、じゃあスペルカードを作ってみましょうか』
霊夢はちょっと楽しそうにそう言った。
投稿遅くてすみません!
途中から妖夢がフェードアウトしてますがちゃんと神社にいます、帰ってません
Fate/GOのバレンタインデーイベントとか悪性隔絶魔境新宿とかが楽しくてついやってしまったんです 後悔はない
新宿のワンコかわいい