フランケンシュタインの幻想入り   作:ピークA

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前回のあらすじ

フランちゃん in お風呂



3話

アリスは目を覚ました。ベットにはシュタインが眠っておりアリスは床に布団を敷く形で寝ていた。

 

アリスは彼女に近づいて寝顔を見た。とても可愛らしい寝顔だった。そこでふと気付いたのだが、彼女の額の部分にあった角が消えていた。

 

「あら、どこ行ったのかしら」

 

ベットの周囲を見回していると。

 

「ゥゥ・・・」

 

彼女が目を覚ましたようだった。

 

『おはよう、シュタイン』

 

彼女は紙とペンをとり

 

{おはよう、アリス}

 

と書いた。彼女はペンと一緒に置いていたのであろう角の根元を額の金属部分に取り付けた。

 

アリスはそれを見て成る程と思いそれから

 

『とりあえず、朝食にしましょうか』

 

と言った。

 

数分後

 

『朝食は口に合ったかしら』

 

{とても美味しかった}

 

『そう、良かったわ』

 

朝食も食べ終わった後、食器や調理器具などを片付けた。

 

『今日は貴女の事を霊夢に紹介して、この幻想郷での戦い方を教え貰うわ』

 

{戦い方?}

 

『そう。この幻想郷における勝負事のルールを教え貰うのよ』

 

{勝負事にルールがあるの?}

 

『ええ。昨日も話した通り幻想郷には魔術師だけじゃなく妖怪や怪物もいる。妖怪や怪物の中には私たち魔術師や巫女なんかより強い存在もいる。そういう奴等との力量差を埋めるためには、できるだけこちら側に分があって尚且つ、相手も納得できるルールを敷いてその中で戦うしかない。そうしなければ、幻想郷のパワーバランスが保てなくなる』

 

{成る程}

 

『だから今から博麗神社いくわ。それに着替えてね』

 

{?}

 

『貴女の花婿衣装まだ乾いてないからこっちに着替えてね』

 

{わかった}

 

そうして彼女はアリスの用意した服に着替えた。

 

アリスの用意した服は白のゴスロリ衣装だった。

 

『ごめんなさいね。そんな感じの服しかなくて』

 

{別に大丈夫}

 

彼女達は森を歩いていた。本来は空を飛んで移動した方が速いのだが、シュタインは飛べないので地上での移動という形になった。

 

『その服ね、私の知り合いが「仮装大会したいから衣装作って!」て言うから5、6着位作って余った物なのよ』

 

{そうなんだ。仮装大会は楽しかった?}

 

『まあね。・・・ん?』

 

ふとアリスは数メートル先の木をみた。木の後ろから紫色の傘の様な物が見えていた

 

『はぁ・・・』

 

彼女はため息をつき

 

「小傘!出てきなさい!」

 

「ひゃえ!?」

 

すると木の影から紫の傘をさした水色の髪の少女が現れた。

 

「何でばれたの~?」

 

「いや、傘が丸見えだったし。」

 

「あうぅ~」

 

傘の少女は座り込みいじけている

 

『紹介するわシュタイン。彼女は多々良小傘。幻想郷でトップランクの人畜無害な妖怪よ』

 

{タタラ コガサ・・・妖怪なの?}

 

『ええ。人を驚かせその感情を食べる妖怪なの。』

 

(アリスが何かよく分からない言葉しゃべってる)

 

「ところで何か用かしら。小傘」

 

「あ、これ渡しにきたの」

 

小傘は地面に置いていた風呂敷を広げ中の箱を開けた

 

箱の中に人形が持つような槍がいくつかあった

 

「2日前くらいに頼んだのにもうできたの」

 

アリスは自身の人形達を操って箱から槍をとりだした。槍はの表面はまるで鏡のように磨かれ、先端は鋭く尖っていた。

 

「まあね!驚いた?驚いた?」

 

「あー、うん、驚いたわ」

 

「ふふん!これからもご贔屓にね!あ、あとお代もね!」

 

小傘は胸をはり、ドヤ顔で言ったあとお代を貰ってから飛んでいった。

 

「・・・彼女は何処に向かおうとしてるのかしらね」

 

{?}

 

『いえ、こちらの話よ』

 

{彼女は空を飛んでるけど、アリスも飛べるの?}

 

『ええ、飛べるわ』

 

{そうなんだ・・・私も飛べるようになれるかな?}

 

『練習すれば、きっと飛べるわ』

 

「ウ・・・ン」

 

(あら、彼女いま喋った・・・?)

 

{?}

 

「いえ、いいわ行きましょう」

 

それから二時間程歩き、彼女達は博霊神社にたどり着いた。

 

「ここが博霊神社よ」

 

{これがジンジャ}

 

アリスは賽銭箱に近づき小銭をいれた。すると、

 

「なんだアリスか」

 

巫女服(?)を着た少女が出てきた。

 

「相変わらずね貴女」

 

「こちとら同業者(しょうばいがたき)が増えて大変なの!妖怪の山の巫女(さなえ)の所には二神柱がいるし、人里の寺(びゃくれん)の所には毘沙門天の使い(うっかりどら)がいるし、参拝客が三日に2、3人程度なの!前は二日に4、5人は来てたのに!」

 

「まあ、時代の流れってやつじゃない」

 

「そんな時代の流れなんて、あってたまるか!こっちは連中が来る前から結界維持してんのよ!?謂わば土地の守護者よ!?それなのに何で結界飛び越えて来たぽっと出の連中に遅れを取らなきゃいけないの!?」

 

「ま、まぁ落ち着いて霊夢」

 

「なんなの!人里の連中はおっぱいが好きなの!?2Pカラー(さなえ)年齢四桁の尼さん(びゃくれん)みたいな巨乳が好きなの!?悪かったわね発育不良で!」

 

「止めて霊夢!それ以上はいけないわ!敵を増やすような発言は止めて!あと霊夢もどちらかといえばスタイルいい方だから!大丈夫だから!少なくとも魔理沙や幼夢よりは良いから!だから落ち着いて!」

 

アリスが霊夢をなだめていると神社の奥から、

 

「アリステメェどういう意味だコラァ!」

 

「幼夢って誰ぇ!?」

 

魔女の様な帽子を被った金髪の少女と刀を背負った白髪の少女が出てきた。

 

「私だってなぁあと4、5年たったらアリスなんて追い抜くナイスバディになるんだからな!?今に見とけよ!?」

 

「幼夢じゃなくて妖夢ですから!?」

 

「解ったから!私が悪かったから!これ以上話をややこしくしないで!?」

 

数分後 博霊神社 居間

 

「で、何の様なの?」

 

落ち着きを取り戻した霊夢がアリスにきいた

 

「実はこの娘にスペルカードルールを教えて欲しいの」

 

「貴女が教えれ良いんじゃない?」

 

「私より貴女のほうが正確だし、この娘のこと貴女や皆に知って欲しいし」

 

「成る程ねわかったわ、外に出ましょう」

 

霊夢はシュタインを外に連れ出した。

 




投稿遅れてすみません。

Fate/EXTELLA、ポケモン、Fate/GOの七章バビロニア、終局特異点ソロモンをやってたら時間なくて。
次の貴方の台詞は『あれ、ゲームばっかしじゃねぇか、このスカタン‼』だ!

今年もFateが熱い

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