転生短編集   作:スタノヴァ

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転生すればORETUEEEEEEEEEEEEEE!!のハーレム・・・・・・が絶対に出来るわけではない。


神様転生ファイル1

スクール・・・・・

 

ふふふ、ふぅーハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!

 

ついに、ついに俺も転生者になる事が出来たぜぇぇぇぇぇ!!

 

そんな御伽噺なことあるわけねーと思っていたがまさかマジで神様のミスで死んじまうとはな!

 

お陰で新しい人生が迎えられるぜ!!

 

確か転生先はスクールとか何とか言っていたな。

 

スクールと言えば今有名な「ハイスクールD×D」だろう!

 

其処で神様にお願いした!

如何かその世界の主人公に転生させてくれ!と。

 

その願いは叶い俺は主人公ポジの男に転生する事となった。

 

その次に願ったのは魔力だ!

 

確かあの主人公は魔力が赤子並みだった筈。

 

だから俺は「その世界の最強の魔力の10倍」を貰えるよう願った!

その次はズバリ!

 

「ニコポ・ナデポ」だ!

 

来れさえあればあの世界の女性キャラを堕とす事が出来る!

 

そう意気揚々と俺は転生したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おめでとうございます!元気な赤ちゃんですよ!」

 

おぅし!何とか無事転生したようだ。

くひひひひ、これから俺の輝かしい時代の幕開けだーーーー!!!

 

 

 

 

「貴方の名前は誠、伊藤 誠よ。」

 

ひょ?

 

誠?

 

伊藤 誠?

 

 

…誠氏ね、

 

 

…nice boat…

 

 

種付け男………

 

 

あ、俺の人生オワタ\(^p^)/

 

その後は大変だった。

 

転生してすぐに俺はどっかのBBAに誘拐された。

どうやらニコポにやられたようで、俺は無闇に笑えなくなった。

 

その後何とか救出され小学校に通えるようにはなったがそこで女子に虐められた。

告白された女児にごめんと断ったら学校ぐるみで無視というイジメにあった。

 

そして魔力云々の話だが全くと言っていいほど分からない。

だってこの世界は魔力の魔の字もないんだもん。

 

そりゃ魔力を感じる方法なんてないわな。

 

中学は転校しメガネを掛けてあまり顔を出さないように生活していた。

 

だが、主人公はどこまで行っても逃げられないらしい。

 

俺の隣の席が言葉様なんやもん。

そして後ろの席が世界さんだもん。

 

何?俺に死ねと?

 

それからは出来るだけ顔を合わさずに生活していくようになった。

気がついたら俺は人と真面に顔を合わせられなくなり、イジメの対象にされるようになった。

 

そしてまた転校である。

 

どうして俺は主人公なんてなっちまったんだ。

 

どうして俺はニコポ・ナデポなんて能力を貰っちまったんだ。・・・・・

 

今では後悔しかない。

 

そして今日も今日とて自宅に引きこもりパソコンの前に齧りつきネットの中の友人(?)と会話する日々を送っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピンポーン。

 

「誠君、いらっしゃるんですよね?」

「誠、いるんでしょ?」

「「大丈夫ですよ(だよ)。私は誠(君)の味方ですから(だから)。・・・・・・」


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