最悪という言葉がある。これは最も悪い、又は悪と書いて最悪。よく若者が「うわー、まじ最悪ー」とか頻繁に言うが、雨が降り出したりご飯が床に落ちた程度で最悪とはどんなに素晴らしい生活をしているのだろうか?まぁ、結論を出せばビッt……もとい由比ヶ浜のクッキーは本来の意味で最悪だったと言えるだろう。
まぁ、その毒ッキー事件の被害者である材木座には悪いとは思っている。反省はしていないが。
ただ材木座のおかげで俺が助かったのも事実なので、何か差し入れを持っていこうと思う。(川崎に脅されたからではない)
まぁ、あいつが喜ぶ物とか知らないし適当にマッカンを箱で買ってやるか。
「お、比企谷か。久し振りだな」
暑苦しい……違った熱血的な声が後ろの方から聞こえた。
「厚木先生ですか、お久しぶりです。今日もまた箱ですか?」
ここはマッカンを愛する千葉県民が集うマッカン専門店である。厚木先生というのは体育の先生……あれ、俺は何を言ってるんだ。まぁ、厚木先生もここの愛用者である。
「そういう比企谷は今日は何本にするんだ?」
「ちょっと材木座に差し入れをと思いまして、今日は箱にしようかと……」
「材木座か、あいつなんでこの2日間休んでんだ?」
「あ、えーとですね、実は由比ヶ浜が作ったクッキーを食べてですね」
「……そんなに酷いのか?」
「ええ、この世の物とは思いたくない代物でした」
思い出しただけで寒気がする……本当にあいつ素質あるよ。毒関係で。
「まぁ、そういう事なら俺も半分出そう。流石に箱は高校生の財布にはキツイだろう」
「え、本当ですか?確かに自分用のマッカン買う金が少なくなって来た所なんで有難いですけど、先生は大丈夫なんですか?」
「はっはっは、マッカン愛好者のためだ。若干の自腹など痒くも無いわ」
なんだこの先生、物凄くかっこいいじゃねぇか。
まぁ、先生の尊厳を守るためにレジで「あと2000円かぁ……」と言っていた事は心の中に留めておく。
「材木座ー、生きてるか?」
「お、おう、マジで死ぬかと思ったぞ」
「で、お詫びとしてマッカン箱で買ってきたぞ」
「……八幡大菩薩様ぁ!」
「お、おう、流石に悪いと思ってな」
「良くやったぞ!我が半身八幡よ!」
「で、クッキーはどんな感じだった?」
「うっ、あまり我の前でその様な言葉を言うでない!次言えば我の内に秘められし力をだな」
「そういうことはいいから。どうだったんだ?」
「味などはしなかったが、何かジャリジャリとしていた様な気がする」
「え、何それ本当に食べ物なの?土でも入れたのかよ……なら尚更マッカンだな」
「いや、本当に有難い……」
はい、どうも遅れてすみません!今日の体育のサッカーで転けた時に左手首を捻挫した晴れた羊です。今回は前書きを書かない様にしました。やはりタラタラ書くのは後書きでないと。
そういえば今日はあーしさんの誕生日ですね!本当にゲームでのあーしさんは可愛かった……
そのうちあーしさんも出てくると思うので乞うご期待!
あと厚木先生?誰?なんて言わないであげて!?
12月13日22時ごろに大幅訂正しました