すみませんでしたぁ!
いや、テスト終わって気を抜いていたらこのザマですよ。
では、どうぞ!
今日も今日とて良い睡眠時間を取ることのできた教室にグッバイして荷物を整理する。
……成績、大丈夫かな?特に数学。テストの点とか数字が二つ並んでいる事がない。
……そういえば今日は家庭科部の活動日だったな。行くか。
ふと川崎の席を振り返るが探しているその姿はなく、ただリア充共が視界いっぱいに広がる。……いや、どんだけいるんだよ。
ふと誰かの視線を感じたが、俺が見える奴なんているのか?だって次が体育の授業でも声を掛けずに残して行くんだぜ?それ関わりたくないだけー、知ってるー。
まぁ、教室に川崎が居ないんなら先に行ってんだろ。沙希だけに。
そして勇ましく……いやベトベトと調理実習室へと歩みを進めた。我ながら汚ねぇな。
さて、調理実習室の前に来たまでは良かった。なんで部員全員外に出てるのん?
「おい、何してんだよ?」
「「「「ひぃ?!」」」」
「いやいや、いくら俺の目がゾンビのごとく腐っているとはいえこの反応はないでしょうよ」
「そんなこと言ってないからー!」
両手をブンブン回しながら港北がそう言う。いや、危ないから。
「それより、何してんだよお前ら」
「あ、いやなんか部外者が二人いてね?入るにれないのよ」
そう言われてドアについているドアから覗くと確かになんかいる。
「でも元はと言えば家庭科部の部室なんだからご退出願ってもいいんじゃねぇの?」
「いや、あの中の一人があの雪ノ下さんだからねー」
雪ノ下雪乃
同じクラスの名前を一人しか知らない俺でも知っている学校内の超有名人である。……まぁ知ってる事って言っちゃあ、俺よりも国語の点が高いってことぐらいだな。こいつさえ居なければ一位だったのに……。
「なんか他人を寄せつけないオーラを出してるからねー」
「まるであんたみたいだね」
唯一俺と同じクラスの川崎が口を挟む。
「目がこれだからだろ。出そうとして出してる訳じゃない」
と、グダグダと話していると急に扉が開き
「あなた達、そこで何をやっているの?」
と雪ノ下が現れた。五人を見回し……おいこら、俺を見て眉を顰めるな。
「いや、そこ私達の部室なんだけど」
「あらそう、知らなかったわ。何部?」
「家庭科部だ。逆に聞くがお前らは何者で何しに調理実習室に来たんだ?」
「平塚先生が勝手に作った部活だからあなた達は知らないでしょうけど、奉仕部という部の活動で彼女は依頼者よ」
つまり、あのまま平塚に連れて行かれたら雪ノ下とお近づきになれたって事か。どうでもいいな。
「雪ノ下さーん、出来たよー」
その依頼者はオーブンからトレイに……なにあれ。なんか黒い煙が出てるし、なんかジョイフル本田で買った木炭みたいな塊がそこにはあった。家庭科部一同も口を押さえて顔を青くし、雪ノ下は冷や汗をかいていた。ああ、食べなきゃいけないのね。ご愁傷様です。
「ってなんでここにヒッキーがいるし!」
ヒッキー……?
「多分比企谷君の事だと思うよー」
「馬鹿言うな保土ヶ谷、そんな訳ないだろ?俺引きこもりじゃないし……ないよね?」
「ヒッキーはヒッキーだし」
と髪の毛の明るい依頼者は俺を指して言う。こら、人を指で指すなって学校で習わなかったの?
「で、なんでこうなったのかしら?」
ふと、空気の温度が下がった……気がした。
私ごとですが、今これ病院の待合室で書いてるんですけどね、マイコプラズマ陽性反応出ました!のでまた間隔が開くやもしれませぬ。
ちなみに友達にそれを知らせるときに「マイコプラズマ妖精」とか言う謎な存在とか作ってないんだからね!?
はい、あと友達に「おい、それをちょっと移してくれ」とも言われました。
ではではー