一昨日、君の名は。を見てきたんですが、良かったです。ああいうのを見てると「恋人欲しい」とか思いますね。出来ないんですけどね。
ではどうぞ!
気づけば教室には誰もいなかった。
時計を見るともう放課後だった。どうでも良いけど昔よく放火後とか書き間違えたりしなかった?しない?ああそう……
結局2日連続でお呼び出しである。でも国語の平塚さん?そんな授業中にクラスの連中にまで聞こえる声で言わないでくれない?みんな「ヒキガヤ?誰?」みたいな顔してたよ?まぁ一人だけ殺気放ってる奴いたけど。
ってかよく考えたら飯食うの忘れてるな。1時限目の国語は辛うじて起きていたが、それ以外はずっと眠りっぱなしだったしな。
腹が空いては戦はできぬ、とはよく言ったものだが別に戦争をする訳ではないので、三本あったマッカンの最後を胃に流し込む。え?後の二本はどうしたって?あれ、登校中に一本飲んだけどもう一本はどこに行ったんだ?気づかない間に摂取したのかもしれない。ハチマン恐ろしい子!
「比企谷、何で昨日帰ったか理由を聞こうではないか」
怖いから指をバキバキ鳴らさないで!指太くなっちゃうよ?
「昨日の作文に書いていませんでしたか?今の比企谷家の家事は俺がやってるんですよ。昨日、先生は気づかなかったのでしょうが、雨が降りそうだったんですよ。洗濯物が濡れたら色々面倒じゃないですか?なので早めに帰らせていただきました。」
マッカンを摂取した俺はこんな長文でも噛まない。
「面倒程度でサボるな、洗濯物ごときで」
「お言葉ですが「平塚先生、それはちょっと聞き捨てなりませんね」」
誰だよ俺の言葉遮ったの?と声の主を探した。
家庭科の鶴見先生であった。
いやー、家庭科の授業だけ頑張ってた甲斐があるね。鶴見の恩返しってね。
「そもそも雨というものは………
……なので洗濯物は雨に当てないほうが良いんです。分かりました?」
1時間にも及ぶマシンガン説教を受けた国語の平塚は意気消沈していた。国語の平塚にとっては説教であったかもしれないが、俺にとってはかなりためになる話で途中ぐらいからメモを取りながら聞いていた。
「恐らく平塚先生は奉仕部に比企谷君を入れようとしているみたいですが、理解のない顧問の部活よりも少しは理解出来る私の家庭科部の方がマシだと思います。比企谷君、どうします?」
部活に入る気は無かったが先程の話で気持ちが変わった。確かに家庭科部なら家事で抜ける事も許されるだろうし、この顧問なら学ぶ事も多いだろう。それに比べ奉仕部は元々得体のしれない部活であり、顧問がこれである。ついでに他人のために何かをするのとか面倒だ。
「鶴見先生の言葉に甘えさせてもらってもいいですか?」
国語の平塚はまるで燃え尽きた廃のように、じゃなかった灰のようになっていた。
「もちろん、では案内しますね」
「さっきはありがとうございます」
「いえいえ、MAXコーヒーのお礼ですよ」
犯人この人だったのか……
鶴見先生って原作で何か喋ってましたっけ?
全然口調分からないのでなんかおかしい所や木になる、じゃなかった気になる点等があれば指摘してくれると有り難いですはい。