皆さん安心してください。その後行き詰まりって投稿スピードが落ちますから。安心できねぇな。
ではどうぞ!
「あんた、何やってるの?」
「おぅ、いや、な」
急に話しかけられれば元ぼっちなんてこんなもんですよ悪かったな
「なんか平塚先生に怒られて連行されてる途中」
「あんた、洗濯物はどうするの?もうすぐで雨降るよ?」
「どうしようか……」
と話しているとさっきまでスキップする勢いだった国語の平塚は見えなくなっていた。よし、明日には明日の風邪を引くってね。
いや、風邪ひいちゃいかんだろ。
「よし、川崎。ばっくれるぞ」
「ちょ、あんた、明日大丈夫なの?」
「明日には明日の風が吹くだろ」
今は一刻も早くここから立ち去らねば……
「ふぅー」
なんとか雨が降る前に取り込む事が出来た。いや、雨で濡れた洗濯物を部屋干しすると、ジメジメするから嫌なんだよな。え?もうお前でジメジメしてるって?うむ、一理ある。
と自虐ギャグを脳内で繰り出しながら我らの心の在りどころであるMAXコーヒー通称マッカンを口に流し込む。甘い。甘いは甘いが生温い甘さではなく暴力的な甘さ。それがいい!
「たでーま、お兄ちゃん……きもいよ?」
ぐはっ!幾ら甘いマッカンでも愛しの妹からの口撃を癒す事は出来ないか……
「お、おう、おかえり小町」
小町ちゃん、それはちょっと酷くない?お兄ちゃん頑張って洗濯物を守ったんだよ……?
「じゃあ、ご飯できたら呼んでねー」
兄の尊厳とは一体……
「はぁー」
落ち込んでいてもしょうがないので冷蔵庫の中身を見る。
うわ、こんなに少なかったっけ?野菜はレタス……だけ?まじかよ、明日なんか買いに行かないと……
肉は豚肉か……よし、生姜焼き丼にしてレタスには缶詰のコーンと……他には何もないか。家族の皆さん、ごめんなさい
「まぁ、まずご飯炊くか」
うん、出来た。もう何もしたくないでござる!
あ、お風呂洗わなきゃ……はぁ
「小町ー、ご飯できたぞー」
「はいはーい、今行くー」
間も無くドタドタと足音が聞こえ、少し疲れた小町の顔が現れた。
「ご飯の後にコーヒーでも淹れるか?」
「うん!」
まぁ、少しは元気になったかな?ならよし!
「「いただきまーす」」
「「ご馳走様でした」」
うん、いつもと変わらないクオリティ、超絶美味しいってわけじゃないが、そこそこだと思う。うん。アレだ、お袋の味みたいな奴だ。
さて、小町のコーヒーを用意するか……
なんと小町は兄と違い、コーヒーはブラック派なのである。
ついでに淹れた自分のコーヒーには練乳をドバッと入れる。
人生が苦いんだから、コーヒーぐらいは甘くないとな。
「お兄ちゃん、糖尿病に気をつけなよー?あっ!今の小町的にポイント高い!」
「はいはい、高い高い」
まぁ、なんか不満そうな顔をしているが、今から風呂を洗わねばならんのだ。
「風呂洗ってくる」
「頑張ってお兄ちゃん!」
ぼっちの夜は長い。あ、ぼっちじゃなかったか。
今日会ったことをつらつらと頭の中に思い出していく。
そこで思い出す。国語の平塚から逃げた事を。
「明日生きて帰ってこれるかな……」
マッカン三本は必須だな
あのー、マッカンってどんな味がするでしょうね?
ちなみに僕はブラック派です。
んはっ!?サキサキが最初しか出てない……タイトル詐欺ここに極まれり……