処女作であるため拙いところは多いと思いますが、よろしくお願いします!
ってか全然使い方が分からん……
ってかなんで2つも出てるの?僕の馬鹿!
「高校生活を振り返って」
2年F組 比企谷八幡
私は特に振り返ることの出来るような高校生活を送ってきていないのでテーマから外れるようだが高校に在籍中の自分の活動を振り返る事にする。
私の親は共働きで夜遅く帰ってくるため、家事のほとんどは自分でやっている。今までは妹も手伝ってくれてはいたのだが去年の夏から受験勉強に力を入れるとのことで、ますます私の負担が増えている。一年の二学期から少々不真面目な態度で授業を受けているのもそのためである。
そして去年度を振り返るとするならばMAXコーヒーを抜いて話は出来ない。この尋常でない甘さは幼少の頃は苦手であったのだが、家事の疲れをとるためこの5年毎日愛飲している。私以外にもMAXコーヒー愛飲者はかなり居りMAXコーヒーのおかげで世代の違う人とも関わりを持つことができた。
こうして振り返ってみると下手に高校で部活しているよりも充実しているように感じる。このように充実しているのも元を辿れば親が必死に働いてくれているからである。
よってこれからも親に感謝し家事を励みMAXコーヒーを愛飲し続けることをここに誓います。
「なぁ、比企谷。私は授業でどんな課題をしてこいと言った?」
「……確か『高校生活を振り返って』ですよね。その紙にも書かれている通り」
放課後に職員室に来いと国語教師の平塚先生からお呼び出しがあったのだが、全く身に覚えがない。俺は悪くない……と思うのだが。
「その通りだ。なのにお前は何故勝手に題材を変えて書いているのだ?」
……本当にこの人国語教師なのか?
「書いてあるでしょう?振り返るような高校生活なんてないから書けなかったんですよ」
「じゃあ、何故お前が高校生活を充分に送れなかったか当ててやろう」
どうせこの人も腐った目とかいろいろ難癖つけるのだろう。
「例えばほら、その腐った目だ。この目を見れば大体の事は分かる」
やっぱかよ。どうしてこうも先生方は見た目で決めつけるのだろうか。あ、作文でもか。
「ちなみに、念の為に聞いておくが友達とかはいるのか?」
いや何でこんなに念をおされなきゃダメなんだよ。
「いますよ。まぁ、葉山とかとは違ってそんなに多くはないですが」
「……何?」
「勝手に決めつけないでください。」
いや失礼すぎるだろ。確かに中学時代は居なかったが今では両の手の指で足りるほどだがいる……すいません見栄張りました片手で足りました。
平塚先生は……なんかこの人に先生って付けるのも嫌になってきたな。男っぽいし「国語の平塚」とかでいいか。
「何か失礼な事を考えなかったか?」
「い、いえ、なんにみょおみょってにゃいでしゅよ?」
怖えよ。何かに比喩したいのに怖すぎて頭が働かない……。
疲れた頭にMAXコーヒー!
って家に忘れたんだった。俺は無事家に帰る事が出来るのだろうか……。
「いや本当にこの人男っp」
何かが俺の顔の横を通った。……って国語の平塚の拳じゃねぇか。何この人体罰で訴えられないかしら。
「次は無いぞ」
終わったな。
「すいませんでした。書き直してきます」
速くお家に帰るための布石の言葉を選択。
国語の平塚 には 効果が無いようだ……
「ふむ。まぁ書き直すのは書き直してこい。しかしこれで許されると思っていないだろうな」
ふえええ、国語の平塚がいじめてくるよぉ〜
ってかマジで何されるんだよ。面倒な事に巻き込まれないだろうな……
「そうだ、お前には奉仕活動をしてもらう。腐った目を治すためだと思えば良いだろう」
いやいやいやいや!奉仕活動?腐った目を治す?いや後者はありがた迷惑だよ。ってか治らねぇよ。ダメだ悲しくなってきた。
「ちなみに奉仕活動って、何をするんですか?」
並大抵の事なら出来る筈だ。多分……って俺は何を言ってるんだ。俺は他人のためになんて働かないぞ。働いたら負け。ほら、かの安西先生も言ってたよね「負けたらそこで試合終了ですよ」……あれなんか違くね?
「まぁ、後で説明する。まずは付いてきたまえ」
え?移動するの?家帰って早く洗濯物を引き上げないといけないのに?
廊下から見える窓からは黒い雲がもくもくと発達していた。
「おい、早くしろ」
鋭い眼光で睨みつけられた。いや、どっちの台詞だよ。
とは思ったものの拳が飛んでくるのも嫌だしついていくか……
とぼとぼと国語の平塚の後についていく。
……なんなのあの人、今にもスキップしそうだぞ。
途轍もなく嫌な予感がしながらも諦めていると
「あんた、何やってるの?」
青髪が降臨した……
あ、ピアスじゃないよ?
誤字の報告や、家事について等いろいろお願いします。
さて家事について調べなければ……