今更ですけど学校の予定が色々あるので投稿遅れます
いや、本当に大変なんですよ、特に僕は福祉課に通ってるのですが、それのせいで大変なんです。
でも夢の為に頑張ります。
では、本編どうぞ
やあ皆さん久しぶりだね、僕だよ。
前回イカツイオッサンに絡まれていた可愛い女の子の妖夢ちゃんを助けた鳴無死野叫太だよ、なんでか知らんけど周りの人がまるで頭のおかしい人を見るような目で見てきたけど……まぁどうでもいいっか。
「どうしてあんな事したんですか!?」
『だから最初から言ってるだろ?君がイカツイオッサンに絡まれてたから、助けて上げただけじゃないか。それともなに?あれは、私の獲物だから手を出すんじゃねえ的なやつ?ごめんごめんそこまでは、気が回らなかったんだ、なにせ君見た目が相当か弱そうだからね。』
「そんな事は、考えてません。確かに助けてくれた事には、感謝はしてます。けど、どうしてあんな事したんですか!?」
『なんの事だい?』
「あなたがこの男の人に暴力を振るった事です」
『なんだ、そんな事か。それも最初に言っただろ?最初に仕掛けたのはあっちなんだから僕が殴ろうと勝手な事だろ?なに?それとも僕は殴られたままでいろって?こう見えても僕にだってちゃんとプライドがあるんだよ』
「それにだって限度があるでしょ!!」
『限度ってなに?これはただの喧嘩だよルールなんてないし、それこそ何発殴ろうと僕の勝手だろ?』
「相手は、怯えていたじゃないですか」
『おいおい相手は僕の事を殴って来たんだぜ?って事は、僕に怯えるはずが無いだろ?もしかしたら油断させる相手の作戦かもしれないじゃないか。だから僕が怯えてる様子の相手を何発殴ろうと……』
『僕は関係ない』
「あなたには、良心と言う物がないのですか!!」
おいおいそれは、ちょっと言い過ぎじゃないのかな?
僕にだって良心くらいはあるんだよ?今回だって僕がこのイカツイオッサンを踏みつけたおかげでこのオッサンは、イカツイオッサンから、ブサイクなオッサンに変身する事ができたんだ。
いわゆるジョブチェンジってやつだね……ちがうか?
『ともかく僕は君を助けただけだ。だから僕は関係ない、そこまで大丈夫?』
「大丈夫な訳ないじゃないですか!!」
「そこまでにしておけ」
『やあけーね先生、ずいぶんと久しぶりな気がするのは僕だけかい?』
「相変わらずヘラヘラ笑っているな、少しは反省したらどうだ」
『だから何度もいってるだろ?僕は関係ないって』
「お前はもう少し人の気持ちと言うものをしれ、妖夢も少し落ち着いたらどうだ」
「だってこの人があんな事をするから!!」
「でも、助けられたのは事実だろ?」
「そ、そうですけど……」
「確かに叫太はやり過ぎた、でも妖夢も助けられたんだ。一度くらい見逃してやろう」
『そうだよ、なんで僕が怒られる訳?』
「お前は少し黙っていろ」
おー怖い、こりゃ言われた通り少しの間黙っている方がいいみたいだね。
「……わかりました、今回は見逃します。でも次にこのような事があったら容赦なく切ります」
そう言うと妖夢ちゃんは、刀を少し抜いて刀身を僕に見せてきた。
『出来ればそれは、止めて頂きたい所だね』
あっ、喋っちゃった……まぁどうでもいいっか。
「では私は、これで」
そう言うと妖夢ちゃんは、少し僕の方を睨みつけると振り返る事なくこの場を去っていった。
まったく人と別れる時は、さよならぐらい言わないとダメじゃないか、刀なんて持たせてるし、親の顔が見てみたいよ。
「お前も少しは反省するんだぞ」
『解ってるってば、耳にタコができるよ。』
「ならいいんだが……」
『おっと!そろそろ帰らないと、僕の上司の咲夜さんに怒られちゃうよ』
「そうか、また何処かでな」
『あれ?僕とまた何処かで会いたいのかい?』
「そんなもの、会いたくないにきまってるだろ。でもいつかまた会う時が来るかもしれないからな」
『ふーん……まぁどうだっていいや、んじゃまたいつか会うかもね』
けーね先生は、僕の事が嫌いみたいだけど、それでもまたなって言ってくれた。
あー嬉しいな、こりゃまた会って口喧嘩しなきゃ。
僕は、また一つどうでもいい事を考えながら買った小麦粉を持ちながら紅魔館に帰るのだった。
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「それで?なんでこんなに帰りが遅くなったの?」
どうも皆さん帰ってきてそうそうピンチの僕です。
いやー、紅魔館に帰ってきたは良いんだけどね、どうも帰りが遅かった事に咲夜さんは怒ってるんだよね。
『いや、ちょっとしたトラブルに巻き込まれたんだよ』
「そのトラブルってなんなの?」
いやー怖いね、こんなどうでもいい事にここまで怖くなれるのは、咲夜さんだけじゃないかな?
『カツアゲされそうになってる女の子を助けたんだよ』
「そう……ならいいわ、けど時間は有限なのよ、今度から気をつけて」
『わかったよ』
「それで?誰がカツアゲされてたの?」
おいおい、時間は有限とか言っといていきなり無駄話から始めるのかよ……まぁなんでもいっか。
『妖夢ちゃんって言う可愛い女の子だよ』
「え!妖夢が!!」
『え?知り合いかなにか?』
「知り合いも何も異変解決者のひとりで私だけじゃなくて霊夢や魔理沙とも仲がいいわよ」
へ?異変解決者?あんなにちっこくて、か弱そうな子が?それに咲夜さん達と知り合い?
なんなのこの関係性、美少女は美少女としか付き合わないの?
『へー、あのか弱そうな子がね……』
「まぁ確かに妖夢は、ちっちゃくて可愛いからイマイチ強そうなイメージがないけど、少なくともあなたの数百倍は強いわよ」
マジか……僕はあんなちっこいのにも負けるのか。
『なるほど、世界は広いって事だね』
「まぁそう言うことね、それよりも一緒に今晩の料理をてつだってくれない?」
『うんいいよ、けど咲夜さんなんで毎回僕を料理に誘うの?咲夜さん一人で出来るしょ?それに僕がやってるのは野菜を洗ったり皮を剥いたりでほとんど役に立ってないよね?』
「それは……」
『それは?』
「な、内緒よ」(一緒に料理するのが夫婦みたいで嬉しいからなんて言えない……)
なんか最近咲夜さんの考えてる事がだんだんぼんやりとだけど解るようになってしまった……。
まぁそんな事は置いておいて、僕達は今晩の夕食を作るためにキッチンって言えないだろう立派な料理室に向かうのだった。
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「咲夜、今日のディナーは何かしら?」
「今日はお嬢様の大好きなカレーですよ」
「本当に!?」
レミリアお嬢様ってカレーが好きだったのか、今まで咲夜さんが凄い高級感溢れる料理を毎日作ってたからそう言う庶民的な物は食べないと思ってたんだけど……舌もお子様なのかな?
「お姉様、はしゃぎ過ぎだよ」
「は!ま、まぁたまには良いかもしれないわね」
『いやいや隠しきれてないでしょ』
「う、うるさい、好きなんだもん」
「そうよ叫太、まだお嬢様は舌がお子様なんだから仕方ないでしょ」
「咲夜まで私を馬鹿にした!?」
『はいはい、そんな事どうでもいいから美玲さん達を呼んで早く食べましょうよ』
「どうでもいいってなによ!?」
「ふふふ、お姉様ったら軽くあしらわれてる」
「フランまで……う~~しゃくや~~」
「はいはい、泣かないで下さい」
「だってこの二人が……」
「後で叱っときますから」
「本当に?」
「はい、二度とこのような事を言えないようにして起きます」
あれ?僕、なんかちょっとしたピンチってやつじゃない?
「さぁ早く食べましょう」
「は~~い」
は~~いって、幼稚園児かよ……僕の主はこんなんでイイのだろうか……。
そんな心配をよそに美玲さんやパッチェさんを呼んで食事は、始まった。
食事はレミリアお嬢様がカレーをもの凄く嬉しそうに食べたり、それを見たフランちゃんが飽きれたり、僕が朝に美玲さんが寝てるのをチクってお仕置きコースが確定したり、パッチェさんが新しい魔法で僕を女の子にしようとしたりとかなり賑やかなものになった。……一応言っておくけど、僕は女の子にはならなかった。
途中で咲夜さんが僕を女の子にする側に加勢したけどなんとか乗り切りました。
さてと色々あったけど、ここで働いて何日か経った。
読者の皆様が見てないような騒ぎもたくさんあったけど、僕は何も此処で楽しい生活をする為に働いていた訳じゃない。
そう、霊夢ちゃん達にお詫びをするためだ、そして、明日はレミリアお嬢様に無理いって早めてもらった給料日だ。
明日は早く起きて、服装をバッチリ決めて謝らないとね。
ちょっと短いですけどこれで終わりです。
では、また次回