東方一般魔道   作:moka_FPS
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第二話「貰い薬と雑把な説明」

 黒一色。それが今直人の眼前に映っている光景だった。目を覚ましたのはいいものの、直人が起きてしまったのはお天道様もまだ昇らぬ早朝だったのだ。怪我で動くこともままならず昨日と同じように暇を潰すこともできない。いつアリス(話し相手)が来てくれるのかも暗すぎて時計が見えず昨日以上に退屈な時間を過ごしていた。

「…Fu〇k」

 何時間経っただろうか。いや何分経ったのだろうか。それすらも分からない直人は苛立ちのあまりに遂にFワードを呟いた。同時に脳内で現状についてのツッコミを一人二役で入れ始める。しかしそれをやっていても窓から日が射さない。体内時計ではすでに1時間は経過しているだろう。
 頭の中ですら暇を潰せなくなってきた直人はいよいよ最終手段を思い付く。それは痛みを気合で我慢してここ(ベッド)から動くということだった。かなりの痛みを伴うだろうが死にそうなぐらい暇なこの時間をひたすらに耐えるよりはマシだろうという安直な考えの下での決断であった。
 試しに指先をほんの数ミリ単位で動かしてみた。痛みはある。だが耐えられる程度。今度は腕を動かそうとしてみた。だが動かそうとした瞬間に動かすのを止めた。

(これ無理だわ)

 動かそうとする直前で気が付いた違和感。感覚的にだが、かなりの激痛が頭の中に駆け巡ることを安易に予想できてしまった直人は冷静な思考を取り戻した。冷静な思考はすぐに最悪なパターンを弾き出して映像へと変換される。変換された映像はとてつもなく無様な姿を映し出した。その姿を見てしまった直人は馬鹿らしくなりやろうとしていたことを止めた。

(怪我人は怪我人らしく大人しく待ってろ、ってか?)

 デジャヴじゃね?とも思ったがそこは受け流して、ボーッと一心に無心になって真っ暗な天井を見つめ始める。


 無心になって随分と時間が経った。時間が経ち窓から日が射しこみ部屋に色が戻り始めていた。しかし直人はそれに気が付かない。長い時間こうしていた為に視界に映る情報を完全にシャットアウトしていた.
こうでもしないと精神的につらいのでまともな反応といえばまともだ。はたから見れば異常としか捉えられないだろうが。
 その状態も徐々に近づいてくる待ち人の声と()()()()()()が耳に入りスリープモードは解除された。

「で、そこに寝ているのがその怪我人さんね」

 入ってくるなり直人を指さしてそのすぐ後に入ってきたバニーガールとJKの制服を2:8の割合の格好をして髪の毛を紫色した女の子に説明をした。

(なにその恰好)

 入ってきた彼女を目にするなり随分奇抜なファッションだと感じたが、昨日アリスから受けた幻想郷の説明を思い出して彼女が妖怪と認識しなおした。しかしながら彼女の服のセンスもとい、第一印象である「変」という印象は微動だにしなかった。
 だが女の子といった外見に似つかわしくない挨拶を受けて直人はこれもまたアリスのときと同じように丁寧に返す。名前は「鈴仙・優曇華院・イナバ」という長ったらしい名前だ。本人も自覚しているらしく「好きに呼んでください」と苦笑いをしながら答えた。
 アリスに事情を訊くと、どうやら昨日の内に永遠亭で医者をやっている永琳先生という人に頼みに行ってくれていたそうだった。ただ永琳という先生は忙しく永遠亭から出られない。その代わりに助手兼見習いである彼女こと鈴仙が、わざわざ骨折を治す薬を持ってきてくれたらしい。骨折を治してしまう薬など無いはずだと思っていたが頭の中で「はいはいファンタジー仕様ね。ワロスワロス」と軽く流した。
 渡された薬は三つ。一つは骨折を()()で直してくれるもの、一つは睡眠薬、一つは痛み止めだ。代金についてはどうやら要らないようだった。通貨が違っているせいで無一文の直人には有り難く、言葉に甘えることにした。
 そして直人は渡されてふと思った事を鈴仙に訊いてみた。

「そういえば、痛み止めも寝る前にこの二つ同時に服用するんですよね?もし飲み忘れてしまったらどうなるんでしょうか?」
「え~と師匠によると、激痛で起きては気絶を骨が治るまで続くそうです」
「そ、そうですか」

 直人は想定外の答えに空気が抜けたよう声で返した。鈴仙の方は直人の気持ちを察したのか気の毒そうにしたが、佇まいを直して「それではお大事に」と言ってアリスに見送られ去って行った。彼女の見送りを終えたアリスはまた部屋に戻ってきて人形と共に朝食を運んできた。昨日と同じように無言で食事を食べさせられる。昨日と違う所は無駄な私語を挟まなかったおかげで運ぶスプーンが乱雑でないことだった。
 食事を終えてアリスが片づけをしている最中直人は「ありがとうございます」と礼を言った。アリスは少し悩み、直人と会った時から思っていたことを声に発する。

「なんかこうまで敬語使われるのは慣れていないし、あなたも無理して敬語使わなくても良いわよ?」
「……しかし」
「兎に角!私に敬語禁止!いい?」

 引き下がらない直人に苛立ちをお覚えたアリスは声を大きくして敬語禁止令を出した。直人は目を閉じて、開いた。

「分かったよ。これでいいか?アリス」
「うんよろしい」

 アリスは満足そうにうなずいて纏めた食器類を持ち上げた。
 直人も本音を言えば敬語を使わない方が話しやすいので口には出さなかったがホッとしていた。そして直人は昨日から考えていたことを伝えるためにまた話しかける。

「それはそうと、骨直っても少しの間此処に居ていいか?」
「それ自体は別段構わないけど…何で?」

 アリスは食器を運ぼうとした手を止めて意外な顔をしながら物色するような目を向けてきた。直人には特に邪な考えは持っていないので自分の考えをありのまま打ち明ける。

「土産として魔法を幾らか使えるようになりたいからアリスに教えてもらいたいな、と」
「ふーん」

 今度は訝し気に直人を見る。それが数秒続くと顔を戻してまた作業に戻ってしまった。待てという前に行ってしまったので答えが有耶無耶なままだ。あの雰囲気はいつ戻ってきてくれるか分からない。そう思っていた。だが直人の考えに反してアリスは水を持ってすぐに戻ってきてくれた。

「はい、薬飲んで早く治す」

 鈴仙から渡された三つの薬を手のひらに乗せて水の入ったコップを見せつけるように見せつけた。状況は分かるが端折りすぎていてはっきりしない。

「えっと……ということは?」
「そのぐらいの事なら引き受けるわ。魔法に興味を持ってくれるのは素直に嬉しいからね」
「なるほど」
「じゃあ口開けて、薬飲ませるから」
「ちゃ、ちゃんと三つ入れてくれよ?お願いだから。頼むから」

 鈴仙の説明を聞き直人はかなり身構えている。見知らぬ土地で見知らぬ医者が作った見知らぬ薬。しかも一つ間違えれば拷問染みた地獄が始まる。直人の心境はビルの谷間を綱渡りするようであった。
 そんな直人を気にも留めず、アリスはカプセル型の薬を一つずつ水と共に飲みこませた。薬の効果はすぐに表れ始めた。飲んで数秒してからすぐに意識が掠れて視界がぼやけ始めた。頭がどっしりと重く体全体の力が抜け意識は再びしだいに闇に飲まれていった。
 直人が薬で寝た後、アリスは食器を人形に片付けさせて自宅の地下にある魔導書庫兼実験室に向かった。起きた後に教えるための教材を掘り出すためだ。仲間を増やすいいチャンスだと思った。彼がいつ外に戻ろうとも魔法に興味を持ってくれるのは魔法使いとして嬉しい。だからこそ書庫へと向かう足取りは軽かった。

「え~と確かここら辺にあった筈……あった」

 昔懐かしい記憶を頼りに場所を絞り魔導書を漁る。今漁っている箇所は初心者向けの指導書などが置かれている。本棚は綺麗に整理されておりある程度ジャンル別に分けられていた。魔法の入門書は今のアリスには基本的に不要のものであったが基礎を学びなおすのも大切だという考えにより処分はせずに残しておいたのだ。違った形ではあったものの残しておいて正解だった。アリスはしみじみと感じていた。

「あとは…これかな」

 手に幾つかの教本を持ち部屋に置いてある机に置いて読み込みを始める。人に教えるにはまず自分が完璧に理解しなければならない。そしてそこからどう教えていくかは自分の手腕が問われる。そこのところを理解しているアリスは先輩として何としても教え込んでやるという熱意に駆られて直人が起きるまでの間、教える方法をあれやこれやと考え始めた。

   ◇ ◇ ◇

 目を覚ました直人はまず朝に動かした指先から動かした。動かしてみたところ特に異常はない次に両手を思いっきり握ってみる。これも痛みが感じられない。次は手首、次は腕、上半身の大部分を確認し終えた後は脚の動きを確認した。こちらも異常は見受けられなかった。
 今度は試しにベッドから勢いよく起き上がった。眠たい目を擦り半日寝たきりに近かったために周りの筋肉が緊張していた。緊張をほぐすために肩を回したり、首を回したり等をしてみたがやはり骨折の痛みは完全に引いていた。異常があるとすれば寝すぎて怠さがこみ上げてきたのと、若干体が重く感じることだけだった。

(本当に寝て起きたら治ってたし……これで金取らないとかあの娘の師匠、頭どうかしてるんじゃないか?)

 効果を聞いたときは半信半疑であったが実際に治っていた。ここに鈴仙が居れば必ず師匠とやらを胸を張って自慢していただろう。
 各可動部には異常がない事を確かめた直人は半日ぶりぐらいに脚で立った。寝た切りで平衡感覚がおかしくなっていたのか立った瞬間ふらつき体制を崩しそうになったが重心を移動させることにより転倒は回避できた。時間を見ると朝方から正午ちょっとすぎを指していた。

(さて、俺の所持品はどこにある?)

 寝た切りでエネルギーを消費していなかったので腹が空く訳でも無かった。なので直人は昨日から心配だった自分の持ち物を探し始めた。探し物は案外早く見つかった。見つかった場所はベッドの脇に置いてあったナイトテーブルの引き出しの中に財布と画面が割れたスマホが置いてあった。
 これを見た瞬間直人はナイトテーブルに片手を付きうなだれた。だが気持ちを切り替えて電源ボタンに指を掛けて電源を付けようと試みる。すると運が良かったのか電源が付いたのだった。割れたのは液晶だけで中身は無事だった。これならば帰っても補償対象内なので直人は一安心した。一応タッチできるか確認したところそちらの方も問題なく動作してくれた。財布の方にも多少の傷はあったもののほぼそのままであった。
 一通り確認し終えて安心した直人はアリスを探そうと扉を開けて家の中を探索しようとするが、ドアノブに手を掛けた瞬間「家主に断りもせずに家の中を探索してしまっていいのだろうか?」という良識のある考えが浮かんだ。考えてみればこの家は彼女一人。女性の家の中を無断で歩き回るのは何かと不味い気がしたのだった。しかし昼頃なら別に問題ないだろう。そう思って直人は迷いを断ち切って扉を開けた。扉を開けると短い廊下に出た。左を見てみるとリビングかダイニングに置いてあるようなテーブルと椅子が見えたのでまずそちらに行くことにした。
 進んでみるとリビングではなくダイニングキッチンだった。BGMとしてジャズを流し、ここが店だと彼女が言えば普通に信じてしまうぐらい綺麗に整っており、清潔感に満ち溢れていた。ただ如何せん綺麗すぎる。生活感が足らない様な、そんな印象を受けた。
 違和感があったものの目的であるアリスの姿は見えない。何処に行ったのだろうか。昼過ぎという事を考えると出かけているのだろうか。まだ探索していない部屋があるのでそこを回っていくことにした。
 一方でアリスは未だに教える方法を模索していると思いきや、ここに来た目的も忘れて自分が今行っている研究をしていた。初心者用の魔導書などを呼んでいくうちに使えそうなものが幾つか出てきたためにメモ程度と始めたのがいつの間にやら脱線していき最終的に普段通り研究し始めてしまっていたのだった。
 時間を忘れて研究に没頭していたアリスはふと顔を上げて時間を確認してみると昼過ぎになっていたことに気が付いて手を止めた。そして直人の様子でも見ようと腰かけていた椅子から立ち上がり、垂直に近い階段を上って家の中にある普通の書庫へと出て地下へと続く道を閉じた。
 直人は色々と調べてみたがアリスは何処の部屋にも居なかった。一つ鍵がかかっていた部屋があったがそこは彼女の部屋だろうし無暗に入るのは失礼極まりない。残すところは直人が寝ていた客室から出て右側にある部屋だけであった。ドアノブに手を開けようとすると突然扉がこちらに開かれた扉が顔面に直撃した衝撃を受けて仰け反った。

「あッた」

勢いよくは開かれていなかったので痛みはそれほどなかったが想定外の衝撃が来たことで反射的に痛みを伝える言葉が出た。多少痛む顔面を指の腹で擦りながら顔を正面に向けると直人が探していた人物が直人よりも驚いていた。

「え…あっごめん。てっきり起きていないものかと………それで体の方は大丈夫なの?」
「まあこの通りな」

 痛みはまだひしひしと感じてはいるが直人は大丈夫だと関節部を回したり等して大丈夫だということをアピールする。その動作を見たアリスは可笑しかったのか微笑をしながら「大丈夫そうね」と言って先ほどいたダイニングキッチンに案内された。なされるがままに椅子に座るとアリスは何かの飲み物を淹れ始めた。匂いから察するに紅茶だ。暫くその姿を観察していると自分の目の前に先日とは違う衣装を着た人形が視界の下から現れた。急に現れたかと思ったら今度は何もしないでじーっとこちらを見つめている。まるで意思があるようでもあった。それが少し長い間続いたので製作者のアリスに訊いてみた。

「これってもしかして上海人形か?」
「ああ違うわよ。そっちは蓬莱人形ね。上海の方はメンテナンスの途中だから部屋の中に置いてあるわ」
「へー、サンキュ」

 人形に対してはさほど興味を持っていない直人は適当な返事をしてアリスに出された紅茶を貰う。片手でカップを持ち上げて熱い紅茶を啜った直人は一息つき、今まで何やっていたのかをアリスに訊く。彼女は直人に教えるための準備をしていたとだけ言うと彼女もカップを持ち上げて紅茶を飲んだ。

「そういえばお腹とかって空いてないの?もうお昼だけど」
「腹なら空いてないよ。これといって頭も体も動かしていないし」
「じゃあ紅茶飲んで片づけたら早速教えるわよ」
「はいよ」

 直人は紅茶を勢いよく飲み干すとズボンの両ポケットに入っていた財布とスマホを取り出して机の上に置く。するとスマホに興味を持ったアリスがそれは何なのかというのを訊ねてきた。

「そういえば昨日から気になってたけどそれって何なの?」
「これか?これはスマートフォンと言ってだな……大雑把に説明すると同じ物を持ってる人と連絡できる機械だな。他にも文書を送ったり、音楽聴いたり、ゲームで遊んだりと、色んな事がこれ一つで出来る」
「そんな便利な物だったんだ、それ」

 直人の説明を聞いたアリスは関心すると同時に触りたそうな目で置いたスマホを見ている。直人はその視線に気が付いていたがこれ以上壊れてしまうと本当に保障が効かなくなるので放置した。そのあともアリスと他愛もない雑談をしてアリスが紅茶を飲み終わるのを待つ。飲み終わった後は片づけを行い、外へと出た。
 外は木々で覆われていて木々の無いアリス邸の敷地以外は全面的に薄暗い。昨日の事を思い出した直人ではあったが、幸いにもトラウマにはなっていなかったようだ。これに気が付いた直人は多少驚いたがアリスが説明をしようと咳ばらいをしたので私情は捨て耳を傾けて聞く姿勢を取った。

「え~と、力には霊力や魔力とか色々と呼び名があるけど使い方とか大差ないから基本的には一緒だと捉えてしまっても良いわね。ちなみに私の様な魔法使いが使うのは魔力よ。力はそのまま出力してもいいけどそれだとただの力の塊……実際に見せるわ」

 そう言ったアリスは指を鳴らす。軽快な音と共に現れた複数の光る球がアリスの周りに現れて滞空し始める。現実味の無い光景に感嘆の声を漏らしアリスは若干得意げな顔になる。そしてその顔のまま少し離れた木に向かって滞空していた光弾を射出する。止まっている標的に全弾命中しその衝撃により音を立てて木が横に倒れた。これにも直人は驚いた。と同時に「怒らせちゃいかんな」と教訓を得た。

「こんな感じに出力した分の力がそのまま射出される。魔法は魔法式や陣を使ってこれらに色んな効力を付与するものだと考えてね」

 頭の片隅でそんな事を思われているとは知るよしもないアリスは実演を加えながら説明をしていく。
 今まで習ったどの分野とも違うと直人は思っていたが、「何かを作る」という点ではソフトウェアを作るのとさして変わりない。これまで通り勉強すれば何とかなる。気掛かりなのは、魔法を扱う上で大切な「力の扱い」。これだけは一朝一夕では出来なさそうであった。
 その予想通り、普通ならば一年ぐらい練習すれば、才能がそれなりにあれば数ヶ月、天才なら一ヶ月以内には空を飛べる様になるとアリスは説明した。

「つまり俺が魔法を覚えるのには、まず力を自由に扱える様になってからって事か」
「そういうこと」
「で、それってどうすりゃいいの?何からすればいいのかさっぱりなんだが」
「まずは力を感じられるようになるのが優先ね。それには……」

 てっきり台詞が続くかと思っていたが、それに反してアリスは言葉を詰まらせた。そして悩むようにして答えが出たかと思ったら困った顔をして「どうしよう」と答えた。手本のようなギャグ漫画のワンシーンを再現された直人はこちらも手本通りずっこけそうになった。

「いや…それは普通、俺が言う台詞だろ」

呆れた直人はある事に気が付きすぐに言葉に出してみた。

「というか……教えるために色々とやっていたのでは?」
「うぐ」

 直人のこの質問は痛い所を突いたようで、押し黙る様な音がアリスから漏れた。直人は見逃すほどお人よしでは無い為さらに言葉を掛けていく。

「実際はなにやってたのんだ?使い方とか諸々理解しているのならこれぐらい思い付きそうなんだが……」
「うう…」

 言葉を具現化させた鋭利なナイフがアリスの弱点へと雨あられのようにアリスへと向かい襲い掛かる。これに委縮したアリスは体を縮こまらせる。だがナイフが幾つか刺さった後に彼女は開き直ったのか急に大きな声で「あんまり文句を言っていると教えないわよ」と言われて直人はナイフで攻めるのを止めた。

「……実際問題どーすんの。漫画みたいに目隠しして感じるようにするとか?」
「あ、それ良いわね。よしそれやるわよ」
「ええ…………」

 適当なことを口走ってみたが何と可決されてしまった。説明する雰囲気も壊れてしまって、あーだこーだ言い合ったが、結局すべてはアリスが持っていた初心者用の本に全てが書いてあった。一体あれは何だったのだろうか。お互いそう思う。そして直人はそれを実践し始めたのであった。



お久しぶりです。
前回から大分間が空いてしまいましたがようやく書き上げました。
その間に何があったかというと色々と忙しかったのです。いや、まぁ…何もしてこなかったというと違うのですが、FPSが豊作だったので色々とやっていたのですよ。

それは兎も角として本編はどうでしょうか?この作品は異変とかそういうのはやる気はありません。実は言うと白人狼の方で戦闘とか諸々やる予定なのでこっちは息抜きとか向こうではあまりやれない様な事=日常をやりたいのです。
それでも見てくださる方は引き続きお楽しみにしててください。

追伸:浪人したくないなぁ。