食戟のソーマ×俺ガイル   作:リィム

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評価をしていただきありがとうございました!UAも順調に増えていて大満足です!

今日中にpixivに載せてるやつ出せたら………無理かな!

どぞ


C'est merveilleux

 

新戸の話を聞き終え、俺は校舎の中をふらついている。生徒達が早速授業をしているのが見える。えりなを抜いて中等部トップだった俺には最初の授業はいらないらしい。そんな中、1つのクラスが俺の足を止めた。クラスの連中が鍋の中に何かを入れているところを見かけた。俺には関係ねぇが少し見ていくことにした。

 

田所「…………!?な、何?この白い粉……」

 

創真「……塩だ」

 

さっき入れていたのは塩なんか……味をバラすにはちょうどいいやつだな。

 

田所「な、何で?ど、どうしよう!」アタフタ

 

シャペル「!」

 

ほぅ、シャペル先生も気づいたのか……。だがスルー、試しているのか?ってさっきからあの子が騒いでるだけで男の方は焦って……食材もらってきてんじゃん!今から作り直すのか?いや、方法はある…….が、あいつらが知っているのか……?

 

創真「予備の食材もらってきたー」へら

 

田所「え……?」

 

ほらぁ……中等部の時に教えられてないことなんてこの子が知ってるわけないじゃん……。

 

田所「創真くん…….もぅ間に合いっこねぇべし……」 うるうる

 

方言っ子だと……まぁ訛りがあるやつとかはよく見るな。

 

創真「あの先生はなかなかいいこと言うね。俺らは学生である前に料理人なんだよなー。料理は何が何でもだす!!手伝え!」

 

そのあとの手際は凄かった。肉の下処理、味付け付け合わせの準備、あの編入生はマジもんの強者ってのはわかった。そして15分もの短時間で作り上げてしまった。

 

創真「次の審査お願いしまーす」

 

モブ「!?」

 

さっき塩を入れてた奴らがクッソ驚いてんじゃん……バレるぞー。

 

創真「おあがりよ!」

 

シャペル「…………」ムニュ

 

シャペル先生はあの編入生が作ったブッフ・ブルギニョンをフォークで押し付けて確認していた。

 

シャペル「!!……やわらかい……当てたフォークが弾むようだ」

 

モブs「「!!」」

 

おーいだからばれちゃうよ?ばれたら退学なるから気をつけなって。

 

シャペル「君たちの組はアクシデントがあったはずだ。どうやって完成を?」

 

さぁ答えあわせだ。お前が持っているのは、

 

 

 

 

 

創真「使ったのはハチミツ!」

 

やはりな。

 

創真「煮込む前の肉に揉み込んで、下味をつけるときにも加えてみました」

 

ハチミツにはタンパク質分解酵素プロテアーゼが含まれている。それがあの豚バラ肉に作用させて短時間であの弾力を生み出せたってことだな……。お、シャペル先生も気づいたようですね。

 

田所「で、でもどうしてハチミツが使えるってしってたの?」

 

そうだな、俺はある人が教えてくれたんだな。俺にとっての憧れの人が口にした言葉は大体覚えてる。今頃シェフ達をアイアンクローしてるかもしれん。

 

創真「まー食ってみりゃわかるよ、田所もほれ」

 

田所「そ、それじゃあ……いただきます」パク

 

シャペル「うむ」ぱく

 

あの方言っ子とシャペル先生があの品を口にした途端目がトロンとし始めてきた……そして……、

 

田所「トロトロ〜」にこにこ

 

シャペル「C'est merveilleux(素晴らしい)」にこにこ

 

モブ共「「先生が……笑った!?」」

 

わぁお……久しぶりに見るぞあの笑顔。

 

シャペル「幸平・田所ペアー、Aを与えよう……ただ……」

 

あ、あの笑顔……いい逸材ってこなんだな。

 

シャペル「Aより上を与える権限を私が持ち合わせていない事が残念でならないがね!」

 

創真「御粗末!!」

 

いいねぇ……幸平創真。覚えとくぞ……それじゃ俺はもど──

 

シャペル「そこで覗き見してた彼にも食べさせたいね」

 

田所「っ!」

 

やべっ逃げな……、

 

創真「誰かいんのか?」ガラガラ

 

八幡「お、おぅ……」

 

シャペル「やっぱり君か」

 

創真「あれ?どっかであったことがなかったか?」

 

八幡「あぁ、始業式のときにチラッて見かけたんじゃね?」

 

創真「うーん……わかんね」へらへら

 

まぁあの2人といたからいやでも薄くなるだろう。

 

田所「ひ、比企谷くん!!」

 

?この方言っ子俺のこと知ってんのか?

 

創真「田所こいつ知ってんのか?」

 

田所「有名だよ。食の魔王の隠し子、比企谷八幡」

 

なんだよ隠し子って……俺はただ拾われただけだっつうの!!!!

 

シャペル「はぁ……やっぱりそれは彼のことか……」

 

創真「そうなのか?」

 

八幡「違うぞ、俺は爺ちゃんに拾われただけだ」

 

創真「拾われた?」

 

八幡「んまぁ……親に捨てられたんだよ」

 

創真「あぁ、す、すまん……」

 

八幡「別にいいぞ……それよりそれ食わしてくれるのか?」

 

創真「あ、いいぞ」

 

八幡「んぁいただきます」ぱく

 

創真「どうだい」

 

八幡「……うまいぞ」

 

田所「反応薄い……」

 

八幡「そうか?普通じゃね?それじゃ食わせてもらったし俺は戻るじゃあな」

 

ガラガラガッシャン

 

創真「うーんうまいと思うんだけどなぁ」

 

シャペル「彼にうまいって素直に言われたら上出来だぞ」

 

田所「そ、そうなんですか?」

 

シャペル「美味しくないと彼は何故かその品を改善しようとするんだ」

 

田所「そうなんですか!」

 

シャペル「うむ、幸平、ここのてっぺんを獲るって言ってたね」

 

創真「?あ、いいましたね」

 

シャペル「そのてっぺんを獲るには彼は絶対立ちはだかるぞ」

 

創真「うーんわかりました」へらへら

 

シャペル「軽いな」

 

創真「?だって立ちはだかるっていうならぶっ潰せばいいだけじゃないっすか」

 

シャペル「くく……そうだな」

 

創真「はいっす、では片付けます。片付けるぞー田所」

 

田所「ま、まって幸平くん!」たた

 

 

 

 

 

 

 

シャペル「彼をぶっ潰す……か」

 

 

 

______________

 

 

 

 

そして俺はあのあと、挨拶をするため爺さんがいるところへきた。

 

仙左衛門「八幡よ、本当にいいのか」

 

八幡「はい、俺ももう15なので……」

 

仙左衛門「な!まだアリスとえりなはここにいるぞ」

 

八幡「俺は爺ちゃんにはお世話になったのでもうそろそろ巣立たないと……」

 

仙左衛門「じゃ、じゃが……八幡よ。主は我家族も同然で出ていく必要などないんじゃぞ」

 

八幡「いや俺、ただ一般寮に移るだけですよね?」

 

仙左衛門「むむぅ……八幡はこの10年間でアリス達しか友はできなかったと聞くぞ……大丈夫か?」

 

八幡「1人でもやっていきますよ」

 

仙左衛門「……わかった……もし嫌になったらすぐ戻ってくるんじゃぞ!」

 

八幡「はい、ありがとうございました」ぺこ

 

 

 

 

このあと八幡は元自室にいき包丁と本、そしてスーツケースを持ち、一般寮に行った。そしてその途中の出来事である。

 

 

 

 

 

「にゃーー」

 

八幡「捨て……猫?」

 

「にゃーあ」すりすり

 

捨て猫は箱から出てきて俺の足にすりよった。

 

八幡「行くか?」なでなで

 

「にゃー!」すりすり

 

この猫が比企谷八幡の運命を大きく変えたのは言うまでもない……そして命名「かまくら」。

 

 

 

 

 

八幡「よろしくな、かまくら」

 

かまくら「にゃ!」

 

八幡「しっかし、寮はペット禁止だったような……」

 

かまくら「にゃぁ…….」しゅん

 

八幡「まぁばれなきゃ大丈夫だろ。行くぞ」

 

かまくら「にゃ!」

 

かまくらは八幡のバックの中に入っていった。

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 




ちょっとした設定改変をします。

まず!四ノ宮達を少し若くします。
原作の食戟のソーマでは四ノ宮と水原は79期生、ドナード乾は80期生ってことでしたが79期生組は82期生、80木生組は83期生です。四ノ宮さん達には八幡が幼少期の時に可愛がってもらった人たちにします。乾と水原とドナードは我が弟のように溺愛していた。
四ノ宮はやかましい弟として可愛がっていた。ちなみに調理をしている四ノ宮達を見た八幡(幼少期)はとてもかっこよく見えて憧れていたのは言うまでもない。

まだ出ないけどね!

なんでこの設定にしたかというとですね……四ノ宮達に可愛がかられるショタ幡を見てみたいからです!!!まぁ10年経っても可愛がられるのは言うまでもないでしょうね!

ってなわけで誤字脱字等がありましたらコメントよろしくお願いいたします!

では
お粗末!!!!

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