今更ながら一つ注意点があります。八幡が作っている品は自分が適当に想像してめちゃくちゃうまい!ってな感じにしただけのやつなので実際に作ってまっずっ!ってなっても自分は一切関係ないので……んまぁ品を作る時ある程度調べますよ?本当ですよ?
ってなわけでそんな粗末な品でもいいならおあがってください。
おあがりよ
八幡「んで、何でお前の部下はこんなんばっかなんだ?」
えりな「はい……すみません」しゅん
八幡「昔から言ってるよな。俺が嫌いなの最低限マナーを守らないやつと料理の価値=食材の価値って思ってる奴らだと」
えりな「はい……わかっています」しゅん
今絶賛えりなを正座させて説教中です。……え?女を正座させてるなんて鬼畜だって?昨日アリスの説教は3時間だぞ?あれが本当の鬼畜っていうだぞ!しかもアリスの場合、内容がスカスカなんだよ。だいたいが無駄な時間なんだよ!その点俺はしっかりとした内容で、一つ一つがありがたーい話なんだぞごらぁ?あ、極星のやつのうつったわ……。
新戸「八幡!えりな様に何してるのだ!」
八幡「あぁ?なんだ新戸か……」
新戸「なんだ新戸か……じゃない!えりな様に何してるのだって聞いてるんだ!」
八幡「何って見りゃわかるだろ、説教だ」
新戸「なっ!八幡貴様……」
えりな「いいの緋沙子!」
新戸「ですがえりな様……」
えりな「部下の失態は上司の失態なの……それにこれ受けないとあとが怖いもの」ボソ
八幡「そーゆうこった、新戸は少し黙っててくれ」ギロ
新戸「っ!!わかった……えりな様が受けるなら私も受ける!」
えりな「それはだめ!緋沙子には何も罪がないのよ!」
新戸「いえ、えりな様の従者、この新戸緋沙子は説教を受けるときも一緒です!」
えりな「緋沙子……わかったわ……八幡きなさい!」
八幡「いや、俺が怒る方だよね?なんで上からなの?まぁいいわ……んじゃー行くぞ」
このあと小一時間ほど説教をした……。
八幡「よしっわかったか?」
えりな&新戸「「わかりました……」」しゅん
八幡「あ……新戸は……なんかすまなかったな」
新戸「いや、私もえりな様と一緒だ。八幡が言っていたことを気をつけよう」
八幡「おぅよろしくな。……で、えりなはどうなんだ?」
えりな「以後気をつけます」グスリ
八幡「はぁ……いつも気張ってるからこういう時はなんか弱いんだよな」
えりな「なに?悪い?」グスン
えーそんな睨んだって涙出てるからね?なにも怖くないっていうか可愛いぞこんちくしょう!つーかやり過ぎたな……アリスがこうなった時にすることでもするか……。
八幡「まぁ俺も言い過ぎたってのはあるからな……すまん」ナデナデ
えりな「ななな!何してんのよ!」カァァ
八幡「え?アリスがぐずった時こうするといつも泣き止んでたから血筋は同じなんだしいけるかなーって思って……嫌だったよな……すまん」
えりな「いえ……急にしてきて驚いただけよ……キモチヨカッタシ」ボソ
八幡「?なんか言ったか?」
えりな「なにも言ってません!!」
八幡「?そうか……ところで新戸……視線が痛いんだが」
新戸「この女ったらしが……」ギロ
八幡「聞こえてんぞ」
新戸「はて、何のことやら……では、出口はあちらです」にこ
八幡「へいへい……んじゃえりな、新戸……おっと、えりなー幸平とお前の部下の食戟手出しすんなよ」
えりな「最初からそのつもりよ!それより早く行った方がいいわよ……緋沙子が怖い」
新戸「えりな様!!私怖かったですか」うる
えりな「じょ、冗談よ、緋沙子が怖いはずないじゃない!……八幡もなんか言って!」
八幡「んじゃーなー」
バタン
このあと涙目の緋沙子をあやすのに20分掛かったという……。
俺はえりなの自室を出たあと、幸平の元に向かった。まぁ様子見だ。幸平なら大丈夫だろうけど、一応な?
八幡「おっす、幸平調子どう……だめなんだな」
えー今見た光景はというと、小西先輩は例のごとく白くなっていて田所は座り込み幸平は椅子に座り案を考えてる。
田所「あ、比企谷くん……」げっそり
八幡「苦戦してんだな」
田所「うん……なかなか水戸さんのA5牛に通じるものが見つからなくて」
八幡「で、小西先輩は絶望してるってわけか……だが幸平は諦めてないらしいな」
創真「…………」ブツブツ
八幡「ほほぅ……しっかし散らかしたな。おっ、ステーキ丼か……田所飯食ったか?」
田所「ううん、味見は全部小西先輩がやってたから私は何も……」
八幡「そか……んじゃなんか作ってやるよ」
田所「本当に!」
八幡「お、おぅ……んじゃ待ってろ」
創真「…………」ブツブツ
俺はステーキ丼って書かれたノートにあった、ローストビーフ丼を少し俺なりにアレンジして作った。ちなみにローストビーフを作る時には肉に塩、胡椒、粒マスタード、にんにく、その他の香辛料、そしてオリーブオイルにハチミツをすり込んで30分ほどねかした。なので、今回のローストビーフは甘めなのだ。そしてフライパンで加熱して焼き目をつけて切り分けて飯の上に乗せる。そしてタレは残った肉汁に赤ワイン、バルサミコ酢にウィスターソースを混ぜ、煮詰めたものをかけた。そして完成したローストビーフ丼に生卵を一つ……これで本当に完成だ。ちなみに焼き方や煮詰め方にも色々とやったが割愛する。
田所「うわぁぁあ、おいしそー。それじゃーあむ……」
その瞬間ローストビーフ丼を口にした田所は悶え始め、身体がビクンビクンっと脈だっていた。
田所「ほわわわわ〜、お・い・し・いぃぃぃ」
このあと田所はひとりでにペラペラとこの丼の味の詳細を言ってた。可愛い女の子がやるのはいいが俺がやると警察呼ばれるな……。
小西「……お?なんだこの匂い」
田所「やっと気がつきました。これ比企谷くんが作ったローストビーフ丼なんですけど」
小西「おっ!比企谷が作った料理だと」ぱく
悶えた……泣き悶えた……キモイ!
小西「これだ!これなら100%かてる!!」
田所「創真くん!これどお?」
創真「お?田所が作ったのか?」
田所「違うよ比企谷くんだよ!」
創真「比企谷の料理……一口もらうぞ!」
そして一口食い、悶え……なかった……はぁ?
まずかったの……か?だが俺の考えはすぐ打ち砕かれた。
創真「うめぇ……これが……俺と比企谷との差……」
田所「創真くん……大丈夫だよ。創真くんの料理も十分おいしいよ!」
創真「そういう優しさが心に来るんだよ。まぁいい、それよりこの料理でいいの思いついた!」
八幡「何思いついたんだ?」
創真「まぁ見てろ」
そういうと幸平は調理し始めた。ここの冷蔵庫には肉が少なかったが大丈夫か?
俺は元自室にあった大型冷蔵庫の中から持ってきたから大丈夫だったが……。
そして幸平が調理を開始した……。
創真「まずはステーキ丼に格子状の切り込みを入れ……ry」
作っているのを見て、俺は中間で幸平が何を作ろうとしているのかわかった。幸平が作ってたのは……、
小西「そうだ!これはシャリアピンステーキだ!」
創真「んじゃ3人とも味見を!」
田所&小西「「うん!(おう)」」
八幡「おっけ田所から食っていいぞ」
田所「うん!わかった……それじゃー」ぱく
田所がまたフワフワした。……イロッペェ……まてよこれ小西先輩くったら……、
小西「口の中で肉がほどけていく!!!!だがこれで勝てるのか?比企谷のにしとけばいいんじゃないか?」
創真「何言ってんすか?俺が受けた食戟なのに比企谷の料理だしちゃ意味がないでしょ」
八幡「まぁな」
小西「すまん……」シオシオ
キモイのは避けられたが……先輩本当に2年なのか?まぁ意外と幸平がちゃんとしてたから大丈夫か……んじゃ俺も一口。
八幡「…………うん、うめぇな。だが足りねぇ……まぁ工夫すんだろ?」
創真「当たり前だろ!とりあえずこの玉ねぎを…この丼を彩る極上のたれに進化させるさ!」
八幡「おぅ楽しみにしてるぞ。んじゃ俺、寮に戻るわ」
創真「おうよ!さっきの比企谷の品よりうめぇ奴作るからな!」へらへら
八幡「了解」バタン
そして俺は寮に戻りかまくらに餌をやりアリスと電話したあとベットで横になっていた、ちなみにアリスと電話した内容は他愛ない話だった…まぁ俺がこっちの寮の話をするとすぐ連れ戻そうとしてくる、だから寮の話をしない…あとえりなに説教したのが何故か知っていてグッジョブ!って言われた。まぁでとこういう他愛ない話っていうのはつまらなくはないな…
そして電話した後、俺は幸平創真の事を考えていた……。
あの引き出しの多さ、手際の良さ、頭の回転の速さ……俺と近しいものを感じる。だがあいつと俺自身は決定的な何かが違う。それはまだわからない……けど一つだけ確信している事がある。
八幡「幸平創真……いつか越されそうだな……」
俺はそう呟き眠りについた……
続く
誤字が多すぎると言われました。探したらいっぱい見つかりました!でもやはり自分でも見つけられない所があると思うんです。見つけた方はできるだけコメントしてください(T ^ T)自分もちゃんと探すので……今回のも一応読み返したのですが…多分あると思います。お願いします。
お粗末様でした(T ^ T)