スタンド使いがオラリオで無双するそうです 作:エーミール@新人小説家
冬「此処は何処だ?」
神様と会った時は辺り一面真っ白だったが、天井が見えるという事は建物の中にいるみたいだな。
うつ伏せに寝転がって状況を整理していたら、頭の上から女の人に話し掛けられた。
?「あ、お目覚めになられましたか?」
立ち上がり後ろを振り返ってみると、
冬「エ、エイナさん!?」
エイナ・チュールこと、エイナさんがそこには立っていた。
ということは、本当にダンまちの世界に転生したんだ俺!
エ「あれ?初対面な上にまだ自己紹介もしていない中で、なんで私の名前を知っているんですか?」
しまった、やらかした。
興奮していて後の事を全く考えていなかった。
冬「え!あー、ギルドに凄く美人の職員がいると聞いたのでもしかしたらなーと思いましてですね。」
やべえ、かなり苦しい言い訳な上に、何か言った事が可笑しかった気がする。
ビフテキステキデスネ !?
くそ、こんなときに禿げ眼鏡のドクターがちらつきやがる!
科学の発展には犠牲がつきものデース
あのヤブ医者の性で、何人の選手が犠牲になったことか、、、!
俺が冷や汗かきながらも頭を必死に回転させてると、
エイナさんが呟いた。
エ「そ、そうなんだ 、、、」
顔を真っ赤に染めて照れるエイナさん。
やだ、可愛い。
エ「と、ところで貴方の名前は何て言うんですか?」
冬「あぁ、すいません。俺の名前は星冬馬(ほしとうま)です。歳は18です。見たところ19か20ってとこだろうからタメ口でいいですよ。(まぁ本当は知ってるんだけどね。)」
エ「君は女性に年齢の話をするなって教わらなかったかなぁー!?、、、まあ、19なんだけどさ。」
冬「す、すいません。(こ、こえ~!)」
エ「でも驚いたよ、ギルドの前に人が倒れてたんだもん。」
冬「えっ、そうなんですか?あれ?何か入ってる。これは、、、手紙?」
ごめーん!初めて人を転生させたから、勢い強くしすぎて地面に叩きつけちゃった。でも、身体能力強化しておいたから大丈夫だよね! 神様より」
冬「あの、くそ幼女がぁー!次会ったら○す!!。」
エ「ヒッ!だ、大丈夫?」
冬「あぁ、すみません。あの、エイナさん。お願いがあるんですけど、良いですか?」
エ「何?」
冬「黄昏の館(たそがれのやかた)に行って入団してきたいんで、案内してもらって良いですか?」
エ「冬馬君悪いことは言わない。止めといた方がいいよ。」
冬「そうですかなら仕方が無いですね、俺1人で行ってきますね。お世話になりました。」
エ「ちょ、ちょっと待ってよ冬馬君~!」
黄昏の館まで 『キングクリムゾン!!』
エ「はぁ、心配になって付いてきたけど、いい、冬馬君!絶対に失れ
冬「ちわー!ロキ様いますかー?」
エ「ちょっと冬馬君何してくれてるの!」
?「うちの主神に何か用かな?」
エ「『勇者』フィン・ディムナ、、、!」
「『勇者』(ブレイバー)の2つ名を持つ、小人族(パルゥム) フィン・ディムナ ロキ・ファミリアの団長でLV6名実共にトップレベルの冒険者小人族の再興を目指している。」
冬「ロキ・ファミリアに入団したくて来たんですけど、ロキ様に会えますか?」
フ「ハッハッハッ!普通だったらロキ・ファミリアと聞くだけで萎縮してしまうのに、こんなに堂々とした人は初めてだよ!いいよ、会わせてあげよう。」
冬「本当ですか!ありがとうございます!」
~移動中~
コンコン、「ロキ、君に客人だよ。」
?「入ってええで~」
冬「初めまして、ロキ様。今回は入団したくて黄昏の館を訪れました。」
エ「お、お久しぶりです。神ロキ。」
ロ「お~!久しぶりエイナたん。相変わらずべっぴんさんやなぁ~。ところで冬馬と言ったか?あんたうちのファミリア入るんだったら何かして見せるんやろな?」
冬「はい。何なら今一緒に居るフィンさんを倒しても構いません。」
ピクン、ロキ様の眉毛が少し釣り上がり、目が開かれる。
ロ「ほぅ、LV6である、フィンに対して恩恵(ファルナ)も持たないあんたが勝てる言うんか?」
冬「はい。」
フ「言ってくれるじゃないか。でも僕も親指が凄く疼(うず)いてね。」
ロ「じゃあ、審判はリヴェリアに頼んで来たるわ。構わんな?」
「はい。」 「ああ。」
冬「じゃあ、30分後に外庭に集合で良いですか?」
フ「構わないよ。」
エ「(ど、どうしよう。大変な事になっちゃったよ!)」
次回はバトル回です。
もう少し暗いキャラにするつもりだったのに、、、