とにかく、見てくれるとありがたいです。
僕は夢を見た。どんな夢かも分からない。
ただ分かることは、ここは絶対危ない場所だとという事。
見知らぬ地面、見知らぬ建物ではないどこか。
そして僕は絶対にこの場所を知っている。でも記憶のどこかに穴があるような感じで思い出せない。
でも、これが夢というにはおかしいと思う。明らかに現実味があるからだと思う。そろそろ自己分析は止めて周りをしっかり見るとしよう。
そう、この〈殺人現場〉の周りを見よう。
僕の目の前には、怪物がいた。
なんて言ったらいいか分からない程にでかく、恐ろしい怪物だ。
その隣には、笑っている人がいる。凄く狂ってる人がいる。〈人が死んでいる〉。
そう、人が死んでいるのに笑っている。
怪物の前には、緑の髪の色が綺麗な女の子がいた。
その子は、たくさん血が流れている。多分死んでいる。
他の子もそうだ。たくさん死んでいる。
赤髪、黒髪、茶髪、金髪。
いろんな子がいるけど、それらは、皆死んでいる。
顔を見て、誰なのかを知りたいのにモヤがかかっていて、
分からない。
僕のスマホが、震えている。
そこから、女の子が出てきて喋った。
『………………さん、は…やく……逃げてくだ…』
言葉は途切れてしまった。スマホが壊された。
早く逃げなきゃ。早く逃げて行かないと。
後ろには、先生がいる。大好きな先生がいる。
もちろん、顔にはモヤがかかっている。
何故か、この人を先生だと思ってしまう。
顔なんて全然分からないのに。
『………君……あなただけでも……逃げなさい。大丈夫です。……先生は、……必ず…生きて見せるので。あなたは…生きて下さい。そして…私が…死んでも…復讐に身を囚われないで…下さい。少しの間…ですが……【さようなら】』
そう言うと先生は、怪物に向かって戦いに行った。
だけど、先生はほんの数秒で死んでしまった。
それを見て、僕は逃げ出した。凄く怖かった。
足が棒のようになるまで走り続けた。
ここがどこかも分からない。雨が降り続いている。
誰もいない廃墟の中でこの人、《この夢の主人公》は、叫んだ。
『殺してやる……あの二人を殺してやる!!あの二人は、絶対に殺してやる!!復讐してやる!!
だから待っていて、皆、そして先生。僕がいや、【俺】が仇を討ってあげるからね。』
そう言うとその人は、消えた。
そこから断片的な夢だった。
いろんな所で人を殺している。しかし、殺す時は必ずナイフで殺している。
そしてあの時の二人を殺した後、その人は、
『やっと、殺せた。皆、先生、見ていてくれたかな。
俺はようやく、仇を討てたよ。これも皆と先生のおかげなんだ。ありがとう。もう、この世界に生きる意味なんて無くなったよ。だから今からそっちに行くね?』
そう言うとその人は首にナイフを当てて、自殺した。
『うわぁ!!はぁ…はぁ…はぁ…。』
その人が自殺した後に目が覚めた。
そう僕「潮田 渚」はとてつもなく変な夢を見た。
でも、これは誰の夢なのかはわかっていた。
これは、きっと……。
『おはよう。マスター。よく寝られた?まぁそれを見ると熟睡とは言えなさそうだけどね?』
この僕のサーヴァント、【アサシン】の生きていた頃の記憶なんだろう。
これは、思いつきの小説なので、連載してほしい人は、感想に書いて下さい。なんとか頑張ります。
アサシンのステータスは連載する時に書きます。