この素晴らしい焔に祝福を!!   作:黒曜菫青香

4 / 9
お気に入りが20人!ありがとうございます
本当に趣味に走っているはなしを見てくれているなんて!
頑張って書いていきますね


2017.1.27.
めぐみんがパーティー入りする前まで付け足ししました。


2017.5.5.
編集作業が終了しました


この聖なる焔に新たな出会いを!!

翌日

「じゃあ俺、装備整えてくるな!!」

この世界に送られ、何も持っていなかった俺はカズマ達の資金から装備を整えることになった。

基礎がしっかりしている俺はパーティーの主戦力になるため、すぐに買ってこいと言われた。

カズマは俺の旅をなぜか知っていて、ここなら隔離は大丈夫だと言われた。

この世界なら俺も普通の人と同じように楽しめるかも!

「おぅ!気を付けろよー」

 

ルークside

アクセルの町の商業区をのんびりと見回っていると武器を扱っている店についた。

「まずは剣を買うか。パーティー資金を出してくれたしな。」

「そこのあんちゃん、探し物かい?」

結構ガタイがよくて六神将の黒獅子ラルゴみたいで少し怖かった。

「はい。昨日ギルドに入ったばかりで剣を買いに来たんです。」

「そうか昨日騒ぎになってた子だな。剣、買ってくか?」

というか俺、有名になってたのか……

「はい!えーっと、柄が短いの短いの……あ、これ値段いくらですか?」

「これか……1200エリスだ」

「うぅぅどうしよう1000エリスしかないし……」

「200エリス位今回はまけてやるさ。期待の冒険者さんだからな」

「ありがとうございます!!」

話してみると意外にいい人だった。外見だけじゃわからないものなんだなぁ

 

 

剣を早々に買って、暇になってしまったルークはブラブラと町を歩いていた

「…………」

またまたガタイの言い人が今度は困り果てて立っていた

そんな人を見てしまった俺はすぐさま声をかけにいった

「どうしたんですか?」

「あぁ、アルバイトのやつらが減ったおかけで仕事が思うようにいかねぇんだ」

「この荷物を運ぶんですか?」

そこには普通の人が運ぶにはちょっと無理があるものだった。

いつもはガタイのいい人が二人で持っていくのだが……

「おぅそうよ。運搬係が休憩中でな……」

「俺が運びましょうか?このくらいなら一緒に持てそうですし」

この人は規格外だった。

それもそのはず、毎日重たい剣を振り回して魔物と戦い、毎日強行軍の旅だったルークの日々はそこら辺の人とは比べ物にならないくらいに発達していたのだ。

しかしながら、無駄のない肉のつき方なのでほっそりとした体型で強そうには見えなかった

「なら、お願いしようか。せーの!」

ガタイのいい男性とほっそりとした少年が持ち上げる

「おぉ!あんた意外に力持ちだったか。いやぁびっくりだ」

「そうですか?」

「冒険者のカズマって言ったか。あいつは本当にダメでな」

「アハハハ(俺は一応剣士だったしな)」

「あんたも冒険者か?」

「はい。すみません、いつまでもは手伝えなくて」

「いやいいさ。また顔をだしてくれ。今日のお礼な」

ルークは100エリスもらった

「ではまた!!」

 

 

カズマside

ルークが装備を整えに商業区にいっている頃、俺たちは手伝ってくれる冒険者を待っていた。

「ルーク君何処のパーティーかしら」

「こないだ出来たパーティーらしいよ」

「冒険者とアークプリーストの?」

「そうそう。初心者パーティー」

「良かったわ。アクセルって結構強い人達多いから」

「そうね。此処を気に入って出ていく人は少ないし」

おい。全部聞こえています。勘弁してください。

ところで……

「なぁアクア」

「なによ」

「こないな」

「そうね………ちゃんとどんな方でも大歓迎って書いたのに……」

どんな風に冒険者募集を書いたんだろうか……

とりあえず引きこもっているのは体に悪いから

「散歩しにいこうアクア」

 

 

ルークside

荷物を運び終えてギルドに戻ってきた。

「カズマー終わったぜーってあれ?いないのか」

いないことを確認した俺の目に、席でぐでっとしているローブ姿の女の子を見つけた。

やはりほっとけなかったので声をかけてみた

「……」

「ん?おい、大丈夫か?」

「は、はい。お腹が空いているだけなので気にしないでください」

「食べるか?」

「いえ、見知らぬ人にお金を出してもらうのは嫌なので……その、すみません」

俺は暇だったので彼女のとなりに腰掛けた。

「気にすんなよ。俺はルーク。少し話し相手になってくれないか?」

「いいですよ。私はめぐみんです。昨日、凄い能力値の人が冒険者になったそうですね。あのルークは…いつ冒険者になりましたか?」

「昨日の夜だ」

「あの騒ぎになってたやつですか?」

「そうとも言う……めぐみんはどうなんだ?」

「私は村の学校に行くときに」

「すごいな。俺より先輩なのか」

こうしてめぐみんと盛り上がっていたときだった

「ルークいるか!?」

アクアとカズマが帰ってきた

「あ、カズマだ。ごめんな、こっちから誘ったのに」

「いえ、私も楽しかったので気にしないで下さい」

「じゃあまたな」

「はい、また」

めぐみんはルークをじっと見送ったのだった

「おいカズマー何処いってたんだよー」

「わりわり。アクアと散歩に、な」

そして俺たちは違う机に座ったのであった

 

 

めぐみんside

「カズマ、ですか……確か上級職に限るというパーティー募集していた……」

「さ、昼にしてから話し合おう」

「そうね。それがいいわ」

「決めました。私はあのパーティーがいいです!絶対入って見せます!!」

 

 

昼食をとってから……

「これからどうしようか。アクアはともかく、俺とルークは戦力にならないぞ」

「いや、アクアの方がならないと思うけど……あれに打撃効かないし」

「「えっ?」」

「どう考えても無理だ。」

二人ともカエルに打撃が効かないのを忘れているみたいだ。

そして、アクアは知らないがルークは戦闘経験があるため、ここのレベルで判断してはいけない

「そっか。ルークは戦闘経験あるんだよな。俺は止まっていれば戦えるけど」

「そうよ!魔法よ!!二人とも冒険者なんだから教えてもらえば……」

「そのためにはスキルポイントが必要だろ?イコールレベル上げだ」

「でもレベル上げするにはモンスターを倒さないと、だぞ」

「堂々巡りかぁ……いい案だと思ったのにー」

やっぱりアクアは知力ステータスが低いようだ。

少しは考えてから発言しろ!

「なんか喉乾いた……シュワシュワ頼んでくるな。アクアとカズマもいるか?」

「じゃあ頼む」

「私もー!」

ルークが席を立ち、注文しにいく。すると向こうから誰かがやって来た

「トコトコあの、パーティー募集はこちらでしょうか」

「ん?そうだけど……」

ローブを右手で翻しつ名を名乗……

「我が名は……!」

……ろうとした。

「あ!めぐみん!!どうしたんだ?こんなところで」

シュワシュワを両手に持つルークに名乗りを遮られてしまう。

しかも意外にその姿が似合っているのが悔しい

「ル、ルーク!私の決め台詞を遮らないで下さい!」

やっぱりちゃんと名乗りたいですよね。どんな人でも……

「冷やかしなら帰ってもらえないか」

「ち、違うわい」

そして冷やかしと間違えられる……

「その紅い目と変な名前……紅魔族の子?」

「はい…って変な名前とは何ですか!!」

「ふーん。そうだ親の名前は?」

「母はゆいゆい父はひょいざぶろー!」

ドサッ

「どうした!?」

キュルルル

「あの……もう3日何も食べてないんです。」

「3日!?何でさっき言わなかったんだ!!」

「それは……あの募集のパーティーにルークがいるのを知らなくて」

「まぁまぁ……」

ハムハム

「そういえば紅魔族ってなんなんだ?」

「あれ?ルークは知らないんですか?」

「まあな」

ルーク(とカズマ)は異世界から来ているために知らなかった。

まあ、カズマはだいたいゲーム感覚でわかるので気にはしていなかったが……

「紅魔族とはですね、魔力と知力が高く高位な魔法を使うアークウィザードが多い種族です。他のひとは変な名前と言いますが私達からしたら他の人の方が変な名前ですよ。」

「カズマ。スキルカードは偽造できないから本当にアークウィザードよ」

「私は至上最強の魔法と言われる爆裂魔法をこよなく愛しているのです」

カズマはツッコミきれなくなったのかこう切り出した。

「早速カエル討伐に行こうか」

 




次回予告

カズマ「やっとパーティーらしいくなったな」
アクア「そうね……(ルーク可愛い)」
ルーク「アッシュと行動してないから何使えるか知らねーなぁ」
めぐみん「どうしたんですか?ずっと唸っていますが」
ルーク「うん?あぁ譜術の詠唱を思い出そうとしてたんだ」
カズマ「確か……サンダーブレード、アイシクルレイン、エクスプロードそれとロックブレイクだったか?」
アクア「サンダーブレードってやつはこの前してたわよね」
めぐみん「?なんの話でしょうか。とりあえず次回はカエル討伐ですね。私の力を見せるときがやって来ますよ……フッフッフッいきます!!エクスp」
カズマ「それは次回だー!」



アニメ二期までにあそこまで書きたいです。
黒曜菫青香

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。