賛否両論あるかと思いますが、ご賞味いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
魔王軍本拠地の、謁見の間。
ここで今、一つの命がその終焉を迎えようとしていた。
「かの者の正体は掴めなかった、という結論で良いな?自身の手の内である新型妖魔の手の内を晒しておいて、この様であると。」
何とも重々しい声で語りかけるのは、異様な存在感を放つ老人であった。
問い詰められている対象もまた同じくらい年齢を経た人物であることに変わりは無いのだが、
その貴賤の差は見た目以上にその身が放つ気迫が物語っている。
「ハ…。しかしまだ二の手、三の手があります故、なにとぞご容赦を!」
「…もうよい。」
魔界の神を僭称するその老人は、名をバーンという。
彼はもとより、余程のことが無い限り目の前の老人の処遇に変更を加えるつもりは無かった。
これは元より、周囲への引き締めに主眼を置いたやり取りなのだから。
「多少は知恵の回る男かと恃んだが、どうということは無かったな。」
「ま、待って下され!この精強ぞろいの魔王軍とはいえ、ワシほど諜報戦に長けた存在もおりますまい。あの少年の正体は、必ずやこのザボエラめが…」
「その中途半端な気概がこの事態を招いたと、何故気づけなかったのだ?」
バーンはさも気だるげに、いや実際にそうであるのだからそれを少しオーバーに、過去形で語った。
ザボエラはその妖力と絶大な知識を見込まれ、バーンの腹心たる魔影参謀が招き入れた存在であった。
それが研究を重ねて、魔法力の高いモンスターで形成される妖魔士団を創設してみせた。
その後の着想にも目を見張るものがあり、特に人間に偽装させた新型妖魔には天賦の才を感じたものである。しかしどうにも手柄に逸るきらいがあるため、発破をかけて自重させようとしてみたのだが…そのメッセージが真摯に受け止められることはついに無かった。
「お前の頭脳と特殊な戦力によって成す策を、なぜ他の軍団長に献上しようとしなかった?元より現場での成功など期待していなかったのに、なぜそれに固執した?軍団長ではなく、なぜ参謀の地位を追い求めなかった?」
バーンは続けざまに問いかけ、そして締めくくった。
「…お主は老いたのだ、ザボエラよ。見えてしまった終末に怯え、長く構えることを憂い、最も苦手とする短期の奇策に腐心した。そんなお前は、もう必要無い。」
ザボエラは、悲鳴ひとつ上げることが出来なかった。
――あんまりだ、こんなのはヒドすぎる!
そう叫び散らしたい彼であったが、目の前の存在がそれを許すはずもない。
彼がまだ若いころ、それこそいま後ろに控えるザムザくらいの若さであった頃、ひたすらに練り上げた妖力が体内で膨張していく。
そうだ、ワシもかつてはこれ程の力を得たことがあったのだ。
どこか懐かしい気持ちでその過去を振り返るザボエラは最終的に、その妖力を暴走させられて爆散した。
「覚えておけ。ザボエラには3度の失敗まで許したが、これ以降はまかりならん。どんな失敗も許されるのは2度目までと心得よ。」
バーンはその実、ザボエラを通じてアバンやアナキンにこちらの動きが筒抜けになることを最も警戒していた。
その根拠は明らかである。
キルバーン程の存在を簡単に返り討ちにする者が、ザボエラごときに手こずるはずも無いのだから。
悪手を重ねた責任をとらせ、組織の流動化を図る必要があった。
バーンは、首を垂れ、俯きわななくザボエラの息子に語り掛けた。
「ザムザよ、何をしておる?」
「…。」
「ふむ、言葉すら出ぬか。ワシは、父の仇を討たなくて良いのか、と聞いておるのだが…。どうやらお主ら親子は、揃いも揃って臆病が取り柄のようだな。」
ザムザは言い返す言葉を持たなかった。
全身のちが沸騰しそうなまでにこそ滾っているが、どうしても足が前に出ないのだ。
「ふむ、揃いも揃って使い物にならんか。何処まで行っても、我が身が可愛いか。そうか…。」
「お待ち下さい。」
そう言って進み出たのは、全身をずぶ濡れにした一人の少女だった。
「彼の父たるザボエラは、餓死する我が身に半妖としての新たな生を授けてくれました。」
「ホウ、仇を討って恩を返すとでも言いたいのか?」
少女は躊躇いなく首を横に振った。
「恩は欠片も感じていません。しかし報恩の行為すら忘れては、私は真に心なき妖魔と成り下がるでしょう。これは私が人間であることの…証明だ!」
そう言うや否や跳びかかる速度は、さすがにアナキンの不意をついただけの事はある。
しかし悲しいかな、平時は隙だらけなことが多いかのジェダイの騎士とは異なり、目の前の存在は海千山千のそれである。
「…これでは使い物にはならん。」
そう言うとバーンは掌を翳し、最小限に絞った闘気の塊を放った。
たったそれだけである。
しかし少女の姿は呆気なくも半壊し、その場に崩れ落ちた。
人の形をしたものが言葉の通りに、"崩れ"落ちたのである。
「2番!」
ザムザは名もなきその存在に駆け寄り、ベホマを唱え始めた。それは彼ですら意図しない、反射的な行動であった。
「フム、お主ら親子は、悉く余の期待を裏切ってくれるな。この場で尚、その様な下らない行為に走るとは…、やはり、命が危険に晒されるまでは分からんのか?」
そう言うとバーンは物憂げに、魔法力を指先に集めた。
トグロをまくその超高温の結晶は、この地上の、いやこの世界の誰もが成し得ない奇跡そのものである。
おまけにそれとて、彼は居城の設備に気を使い、最小限に留めているのである。
「…詰めが甘いのでは?バーン様。」
その声に、バーンはほくそ笑んだ。
彼が求めていたのは、まさしくこうした闘争心であったのだから。
声の主は、ザムザに抱かれた首だけの姿になりながらも、かけられた回復魔法の助けを経て、全壊したその身体を再生し始めている。
「ほう、そこまで痛めつけられながらも敵意を失わぬか。良い。余への無礼はその気概に免じて、不問としよう。そして、期待に応えたことに褒美をとらせねばな。」
するとバーンは、本当につまらぬ者を見る目つきでザムザを一瞥した。
「そこな役立たずの親にかわって、妖魔師団をお主に与えよう。さて、今の一撃に耐え抜いたお主には、闘気に対する耐性が備わるであろう。…傷を癒し、それを実感するまで退がるがよい。」
さて…、とばかりにバーンはその指先を、ザムザに向けた。
「余は無駄な殺生は好まぬ。この愉悦の余韻が消え去る前に、何処へなりと消え失せるが良い。」
「…待って下さい。」
「あまり奢らないことだ、名もなき半人半妖よ。お主には褒美すらとらせた。これ以上余の手を煩わすことは禁ずる。」
それでも尚、口を開こうとするその存在に対して、バーンは躊躇うことなくメラを放った。
この一時の感情の起伏だけで、バーンは満足であったのだから、もうこの取るに足らない親子に纏わる沙汰には、付き合うつもりが無かった。
ザムザと、その半人半妖は、間も無く息絶えることであろう。
その筈だった。
「…畏れながら申し上げます。この男ザムザは、その父を凌ぐ研究の成果を私に施しました。どうか…妖魔司教の座は…彼に…」
いよいよ限界が来たのであろう。
その存在は、ついに唯の血と肉の塊と化した。
既に死に体とはいえ辛うじて五体を保っているザムザと異なり、最早これでは再生力もヘッタクレも無い。
だが臨終に際して発した言葉は、その高熱に僅かばかりとも耐えたことから鑑みるに事実であったようだ。
バーンは笑った。
声も無く。
なかなかの人材が育っていたでは無いか、と気分を良くしたのである。
最後の最後までつまらぬ茶番劇を見せられて興醒めであったが、なかなかに悪く無い気分である。
予想もしないところで巻いた種が育つという経験は、数千年に渡る人生を歩んできた彼には、皆無であった。
何しろ魔界では、そんな余裕などあろう筈も無く。
自身の力しか頼るところが無かったのだから。
と。
そこまで考えた時のことだった。
彼はふと、その存在が自身を半人半妖だと名乗ったことを思い出した、
「これが、人間の"力"…。人間の神の心境…か…」
彼が今、脳裏に浮かべているのは三神が作り上げたとされる奇跡の結晶、竜の騎士のことである。
既に自身の軍門に下った存在、とあまり重視してはいなかったが…。
奴の存在の決定的な弱点は、下手に人間の心を取り入れたことだと、バーンは分析していた。
竜と魔族の力、それだけで比類なき戦神というべき存在となる筈である。
そこに何故、人間の心などという余計な変数をわざわざ組み込んだのか。
この瞬間、バーンにはその長年の疑問の答えをはっきりと見えた。
――神ですら予想せぬ結果をもたらす、変動性。
人間の真の力とは正しく、その一点のみに集約される。
個人としては非常に小さな可能性であるが、この地上での繁栄ぶりを見るにその累積は驚異と評する他無い。
「やつらに出来て、余に出来ぬ理屈は無い、な。」
そう零したのを最後に、バーンは再び掌を宙に掲げた。
するとどうであろう。
最早、蘇生呪文ですら回帰不能なダメージを負っていたザムザの身体が、みるみるうちに修復されて行くでは無いか。
しかし奇跡はそれに留まらない。
既に完全に生命を失っていた筈の生命の"残滓までもが、灰に包まれたと思うや否や、完全な肉体を伴ってその場に現れたのである。
少女であった存在は見事な流線型を描き出す女性へと変貌を遂げ。
折れそうな程に細く、長い手足には底知れぬ深淵さを秘め。
腰まで届く銀髪は、その白い肌には僅かな光すら無用とばかりに光り輝き。
薄い眉と繊細な瞼に隠された鋭い銀眼が今、ゆっくりと見開かれるのであった。
ー美しい。
魔界のあらゆる美術品の鑑賞を済ませ、美に憂いてすらいたバーンは、自身の魔力が成した成果に対してただ一言、厳正な評価を下した。
元より圧倒的な肉体の強さを持つ魔族は、人間に比してそれに対する美的感覚が薄いものである。
しかしバーンはその生涯で初めて、肉体的な造形美というものに対してその価値を認めた。
折角なので彼はその手に杯を持つと、超魔力の空間に秘蔵していた五千年ものの魔界酒を手酌し、ゆっくりと鑑賞に浸るのであった。
そうして暫く、バーンは自身の力が生み出した芸術品について思いを馳せた。
しかしどう考えてもそれを生み出した自身の持つ魔力こそが至高である、との結論に至ってしまい、その愉悦は長くは続かなかった。
しかしその存在から放たれた一言は、バーンを大いに満足させるものであった。
「我が言葉を聞き届けて頂き、感謝します。貴方から頂いた魔力によって、私は闘気と併せて魔力の耐性をも得た事でしょう。」
復活した瞬間から闘いを口にする。
バーンはその事実に鷹揚に頷くと、ゆっくりと杯を傾けた。
そしてザムザに肩を貸し起き上がるのを手助けするその姿に、孫でも見るかの様な微笑みを浮かべるのであった。
「待て。余は今、この上なく気分が良い。褒美をとらせよう。何なりと望むものを申すが良い。」
「では、私に名を。人間としての私はザボエラの手により半妖となった時に死にました。そしてバーン様の手によりその身すら滅ぼされ、甦らされた私には最早自身の正体すら掴めません。せめてこの疑問の答えを頂きたい。」
バーンはその答えにも満足し、お気に入りのチェス盤から全ての駒をどけた。
しかし何かを思い残ったかその中から5騎のみを抜き出すと、手元に残した。
そして。
残りの駒をチェス盤ごと超魔力の炎に包み込んだ。
ピクリとも眉を動かさないその存在を見据え、バーンはゆっくりと語り始めた。
脳裏に思い浮かべるは、眼前の芸術品から連想される伝説上の存在そのものである。
「かつて魔界には、ヒュンケルという名の剣豪がいた。その者が振るった魔剣はまさに持ち主に相応しくあらゆるものを切り裂き、先代の冥竜王すら恐れた逸品であった。その名を魔剣イレーネという。」
その言葉を聞いた芸術品は、術者ゆずりの長い耳を僅かに、そう、ほんの僅かにピクリと震わせた。
「至高の剣そのものを思わせるお主には、この名こそが相応しい。この瞬間から、魔剣イレーネを名乗るが良い。そして…フム、やはりあ奴の様にはいかんな。」
バーンは心底面白く無い、という様に炎の中に手を突っ込み、そこから生み出したものを無造作にイレーネに放り投げた。
自身の生み出した超絶な火にその手が焼かれるも意に介していないことから、その不機嫌さの度合いがわかろうというものだ。
自身の作り上げた造形美に舌鼓を打った直後であるからこそ、他人の成したそれとの差を思い知らされるのは、魔界の神を称する身といえども我慢がならなかったのだ。
「余が手づから作り上げた剣だ。何とも面白く無い仕上がりではあるが…。その強度だけは保証しよう。それは、絶対に折れん。たとえこの余が全力を込めようとも、だ。」
身の丈程もあるそれを投げ渡されたイレーネは、思わずそれを取り落とすところであった。
その重量を支える膂力が無かったとか、そういう訳では無い。
つい先ほど炭化するまで徹底的に焼かれ、死をくぐり抜けてまで耐性を得たばかりであるというのに、その大剣は凄まじく熱かった。
握りこんだイレーネの掌は、じわじわと火傷を負い、煙を上げ始めている。
こんな物を使いこなせと言うのか。
彼女は暗に込められたそのメッセージの重さに、全身を戦慄させた。
「では、行くが良い、魔剣イレーネよ。…何を惚けておる?言っておくがもう、これ以上そなたに取らせる褒美は無いぞ。」
イレーネはまるで見当違いなその言葉に、唇を僅かに吊り上げた。
彼女に命を与えた主人は、よほどこの大剣の出来に不満があると見える。
なればこそ、使いこなす将来が楽しみでならないという者だ。
「重々承知の上です。それにこれ以上、欲をかいて折角得た命を早々に散らすつもりはありません。」
そう言い残すと、彼女はザムザをよっこらしょ、と担いで謁見の間の扉に向けて歩き出した。
しっかりしろよ軍団長殿、とか言いながら。
そしてふと、バーンは思い出した。
生粋たる魔族ですら復活直後はこの体たらくなのが普通である。
この事実からして如何に彼女が破格な存在かわかろうものである。
いや、更に思い起こすならば。
「ザムザよ、命令だ。イレーネに服を着せろ。思えばこやつは女ではないか。いつまでこの格好でうろつかせるつもりだ。」
「ぎ、御意…」
ザムザの受難は留まることを知らなかった。
そうして人気の無くなった間で、バーンは誰にともなく言葉を投げかけた。
「羨ましいか?血と肉を持つあの者が。」
暫しその言葉は宙を漂っていたが、やがて漆黒の闇に受け止められた。
魔影参謀、ミスとバーンがどこからともなくその身を現したのである。
「はい…」
「何を申すか。お主には、この世の最高の肉体を預けているでは無いか。」
再び沈黙するその存在に対して、バーンはやれやれ、と呟く。
「そういきり立つな。確かにかの者には、過ぎたる力と武器を授けた。お前の長年の忠誠に報いるよりも先に、な。あの者に非は無く、これは余の失敗であろう。許せ。」
「勿体なきお言葉です。幸いこの場に耳目はごさいません、どうぞお納め下さい。」
ひょっもすると先ほどまでのバーンの浮かれぶりよりも、このミストバーンの見せた動揺のほうが稀有なものかもしれない。
その真偽の分かるものは、この世には存在しない訳ではあるが。
「肉体を持つ者が遂に克服できずに敗れ去るのが、老いだ。あの若く聡明であったザボエラまでもが、今日ああしてつまらぬ死に方をする。それ程までに老いとは恐ろしいものなのだ…それを生まれながらに解決しているお前の存在は、正直羨ましくもある。が…」
バーンは玉座から降り立つと、その身を起こした。
「臣下の忠誠に報いる順を忘れるとは、余も耄碌したものだ。今の言葉は取り消さぬよ。しかとその身に刻むが良い。お前には、私の謝罪を受け入れるだけの価値がある。」
再び黙り込みむミストバーン。
バーンはそんな彼に視線すら向けることなく、言葉を紡いだ。
「新参の魔剣に対して余は、望みうる最高のものを与えた。よってお前には、お前すら望みのつかない褒美をとらせよう、と思っている。…つまり、お前に肉体は与えんということだ。」
明言された言葉に、ミストバーンは足元から崩れ落ちそうになった。
彼とて生き物である。喜びもするし、落胆もする。
それが永きに渡って渇望したものであるならば、猶更である。
「お前の今の地位は、血肉で築きあげる強さに対する強い飢えと憧憬があるからこそのものであると、余は踏んでいる。よってその飢餓感を満たすことは、お前の成長を止めることに繋がる。だからこそ、先の結論に至るのだ。」
――ところで話は変わるが、霊体というものを知っておるか?
バーンはそう問いかけると、答えを待たずして語を繋いだ。
「魔界には無い、人間どもの言い伝えだ。無念を残した人間の魂が、常は実体を持たずにこの世を彷徨い、必要な時にのみ実体を伴ってこの世に干渉するそうだ。話半分に聞くだに最高の鎧だとは思わんか?余はこの霊体を、お前に授けたいと思っている」。
ミストバーンに表情があったなら、彼はその顔に困惑を浮かべていたことであろう。
それ程までに、バーンが言うことは不可解なものである。
「聞いたことの無い話であろう。当然だ、余がこの場で初めて口にしているのだからな。」
そう零すバーンは、この上も無く楽しそうに語った。
今さっき、かの魔剣を生み出したことによって閃いたのだと。
人間の神がその様な霊体から次の生を迎える人間の魂を生み出しているのならば、魔界の神たる自分にそれが出来ぬ筈が無い、と。
事実あの魔剣は、一度完全に死に絶えながらも記憶を引き継いだままに蘇ってみせた。
この秘術の肝心な点は、"灰"の活用法にあるというところまで掴めた、とバーンは締めくくった。
「あと少しの辛抱だ、我が忠臣よ。必ずや近い未来、余はこの秘術を完成に導いてみせる。余が真に神と肩を並べるその時、その力を振るう最初の存在をお前にすると約束しよう。」
高らかに宣言を終えると、バーンはミストバーンの反応すら一顧だにせず、再び玉座についた。
既にその目は閉じられ、深い瞑想に入っていることを告げている。
この姿を目の当たりにするのは、何百年ぶりのことか。
ミストバーンは主人の言葉が決して絵空事では無く、既にかの脳裏には原型が象られていることを目にし、感動に打ち震えるのであった。
以前、読者の方から頂いたご感想を拝読したのを機に、、
温めていたことを実行に移しました!
しっかし魔王軍の戦力増強くらい、
ザボエラを超有能化してフレイザードの懐刀とするとか、色々やりようがあるだろう!と思えるのですが…。申し訳ありません。
筆が、筆が進まなさすぎた…。
愛着の無いキャラを動かすのは、今の私には厳しい…
ということで、八木教広先生の「クレイモア」よりイレーネ先生にご出張頂きました。
ご存じ無い人は、ぜひご一読をお勧めしたい作品です!何もそこまで、と思われる方には、出典の明記とご理解下さい。
中途半端な着想しか得られなかったダイとの出会い(前話)と合わせることで、魔王軍の戦力増強の経緯を描いたつもりでございます。
ご意見等多々あるかと存じますが、どうぞよろしくお願いします。