Fate世界でだらけて過ごす   作:見習い蟹

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タマモキャットにワシャワシャされたい

……そんだけ




12話:アサシンェ

 

 

それはもはや戦いとは言えなかった。

(ホロウ)が魂を食らいつくし、戦車級が強靭な顎で噛み砕き、ゼノモーフがその隙間を縫うように一人、また一人と惨殺していく。

 

中にはゼノモーフと戦っている者もいるが、斬った部分から体液をかけられ、体を溶かされ死んでいった。

 

うわぁ……遠目で見ていてもえげつないなこれは(モゴモゴ)

 

「先輩、食べながら喋るなんてお行儀が悪いですよ。ほら、こっち向いてください。口拭いてあげますから」

 

ん、ありがと……あ、このクロワッサン美味しい。

 

「なにお前は普通にパンなんて食べてるんだよ!!!?」

 

「まあ落ち着いてください(モグモグ)ライダーのマスター(モグモグ)ここは下手に(モグモグ)ことを荒立てない方が(ゴックン)いいと思います」キリッ

 

「お前も食ってんじゃねえかあぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

ウェイバー大忙しだな。お、そろそろ終わるみたいだ。

 

 

 

 

 

 

「腐ってもサーヴァントね、一分持ちこたえたのは褒めてあげるわ。まぁ……どっちにしろ殺すのだけど」スッ

 

メアリーが手を上げると怪物達が動きを止め、アサシン達から離れていく。生き残っているのはほんの4、5人くらいだろう。それでも凄いと思うが。

 

 

「お礼に、塵一つ残らず消滅させてやろう。感謝なさい」

 

その瞬間にメアリーの体を青白い膜のような物が覆っていく。それはどんどん大きくなり、巨大な人のような形になった。

 

つうか須佐能乎じゃねえか。しかもあれってサスケの須佐能乎だし。なんか雷みたいなのがバチバチしてるから、尾獣チャクラを吸収した時のやつかな……多分。

 

 

 

ん?……おいまて、もしかしてここでインドラの矢を撃つつもりじゃ…………………エンダアァァァァァァァァァイヤアァァァァァァァァァ!!!!!助けてえぇぇぇぇぇぇ!!!

 

「先輩落ち着いてください!メアリーさんが周りに六赤陽陣と絶界を張っています。それに先輩はまともに食らっても1ミリもダメージなんか負いません。寧ろ弾かれます」

 

あ、そうなの?流石チート耐性。

ていうかさっきから皆さんまた静かになってませんかねぇ。

 

「もう……何なんだよ…お前ら」

 

「フハハハハハハ!!ますます我が軍に加えたくなったぞ!!!」

 

「ふむ(モグモグ)このメロンパンも(モグモグ)とても美味です(モグモグ)」

 

「ほう、高々パンがやるではないか」

 

 

おい、なんか英雄王がパンを気に入っているんだが…………

メアリーが作ったのか?

 

「いいえ、別世界のパン工場に行って作ってもらいました。先輩も知っている世界です」

 

うん……それ完全にジ〇ムおじさんだよね!?

やけにパンが美味いと思ったらそういう事かよ!!

 

 

あ……メアリーとアサシンの事忘れてた。

 

 

 

 

 

ズドォォォォォォォォン!!!!!!!

 

 

 

うお!?眩し!!?

 

 

 

 

「終わったみたいですね。先輩?そんなに震えて……あ、もしかしてビックリし過ぎて漏らしたんじゃ……」

 

やめて!!そこまで酷くないから!!少しもチビってねぇし!!!

 

「ふふ、ほんの冗談ですよ♪」

 

くそぅ!マシュのバーカバーカ!マシュマロっぱい!!淫乱ピnブチィ…………あ…

 

 

「……………………」ビキビキ

 

め、メアリー!!ヘルプ!ヘルプミー!!!

 

「…………今回は私も参戦するから覚悟しなさい」

 

ほ、ほら!周りにはセイバー達とかいるし……ね?

それに家に帰ってからでも……

 

「………………そうね。そうしましょうか」

 

「…………そうですね」

 

 

 

そして、メアリーが指を鳴らすと空間が歪み、元の空間へ戻ってきた。

 

「コホン……皆様、この度はご迷惑をお掛けしました。急な用事ができたので帰らせていただきます。ほら透、帰るわよ」

 

ちょい待って!まだやることが!!サイン貰ってない!!!

 

「あ、こら!待ちなさい!!…………もう、あの子ったら」

 

 

 

 

あのぅ……セイバーさん?

 

「(モグモグ)どうしましたか?」

 

(この人まだ食ってるよ…)出来ればサイン書いてくれると嬉しいなあなんt「構いませんよ」……え?いいの?

 

「はい、確かに最初怪しいと思っていましたが、透に関しては警戒する必要はないかと判断しました。まぁあの二人は別ですが」

 

そ、そんな簡単に決めていいのか……まぁ本人がいいなら遠慮なく貰おうかな。

 

「ただし!条件付きです。まぁ条件と言ってもそんなに難しいものではありません」

 

その条件は……一体……

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっき食べたパンをお土産にください」ジュルリ

 

 

 

 

 

 

 

王よ……そんなのでいいのですか……

 

「あら、そんなに気に入ったのならいくらでも上げるわよ?」

 

「ッ!!メアリー!あなたは最高です!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これもう分かんねぇな

 


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