タマモキャットにワシャワシャされたい
……そんだけ
それはもはや戦いとは言えなかった。
中にはゼノモーフと戦っている者もいるが、斬った部分から体液をかけられ、体を溶かされ死んでいった。
うわぁ……遠目で見ていてもえげつないなこれは(モゴモゴ)
「先輩、食べながら喋るなんてお行儀が悪いですよ。ほら、こっち向いてください。口拭いてあげますから」
ん、ありがと……あ、このクロワッサン美味しい。
「なにお前は普通にパンなんて食べてるんだよ!!!?」
「まあ落ち着いてください(モグモグ)ライダーのマスター(モグモグ)ここは下手に(モグモグ)ことを荒立てない方が(ゴックン)いいと思います」キリッ
「お前も食ってんじゃねえかあぁぁぁぁぁぁ!!!」
ウェイバー大忙しだな。お、そろそろ終わるみたいだ。
「腐ってもサーヴァントね、一分持ちこたえたのは褒めてあげるわ。まぁ……どっちにしろ殺すのだけど」スッ
メアリーが手を上げると怪物達が動きを止め、アサシン達から離れていく。生き残っているのはほんの4、5人くらいだろう。それでも凄いと思うが。
「お礼に、塵一つ残らず消滅させてやろう。感謝なさい」
その瞬間にメアリーの体を青白い膜のような物が覆っていく。それはどんどん大きくなり、巨大な人のような形になった。
つうか須佐能乎じゃねえか。しかもあれってサスケの須佐能乎だし。なんか雷みたいなのがバチバチしてるから、尾獣チャクラを吸収した時のやつかな……多分。
ん?……おいまて、もしかしてここでインドラの矢を撃つつもりじゃ…………………エンダアァァァァァァァァァイヤアァァァァァァァァァ!!!!!助けてえぇぇぇぇぇぇ!!!
「先輩落ち着いてください!メアリーさんが周りに六赤陽陣と絶界を張っています。それに先輩はまともに食らっても1ミリもダメージなんか負いません。寧ろ弾かれます」
あ、そうなの?流石チート耐性。
ていうかさっきから皆さんまた静かになってませんかねぇ。
「もう……何なんだよ…お前ら」
「フハハハハハハ!!ますます我が軍に加えたくなったぞ!!!」
「ふむ(モグモグ)このメロンパンも(モグモグ)とても美味です(モグモグ)」
「ほう、高々パンがやるではないか」
おい、なんか英雄王がパンを気に入っているんだが…………
メアリーが作ったのか?
「いいえ、別世界のパン工場に行って作ってもらいました。先輩も知っている世界です」
うん……それ完全にジ〇ムおじさんだよね!?
やけにパンが美味いと思ったらそういう事かよ!!
あ……メアリーとアサシンの事忘れてた。
ズドォォォォォォォォン!!!!!!!
うお!?眩し!!?
「終わったみたいですね。先輩?そんなに震えて……あ、もしかしてビックリし過ぎて漏らしたんじゃ……」
やめて!!そこまで酷くないから!!少しもチビってねぇし!!!
「ふふ、ほんの冗談ですよ♪」
くそぅ!マシュのバーカバーカ!マシュマロっぱい!!淫乱ピnブチィ…………あ…
「……………………」ビキビキ
め、メアリー!!ヘルプ!ヘルプミー!!!
「…………今回は私も参戦するから覚悟しなさい」
ほ、ほら!周りにはセイバー達とかいるし……ね?
それに家に帰ってからでも……
「………………そうね。そうしましょうか」
「…………そうですね」
そして、メアリーが指を鳴らすと空間が歪み、元の空間へ戻ってきた。
「コホン……皆様、この度はご迷惑をお掛けしました。急な用事ができたので帰らせていただきます。ほら透、帰るわよ」
ちょい待って!まだやることが!!サイン貰ってない!!!
「あ、こら!待ちなさい!!…………もう、あの子ったら」
あのぅ……セイバーさん?
「(モグモグ)どうしましたか?」
(この人まだ食ってるよ…)出来ればサイン書いてくれると嬉しいなあなんt「構いませんよ」……え?いいの?
「はい、確かに最初怪しいと思っていましたが、透に関しては警戒する必要はないかと判断しました。まぁあの二人は別ですが」
そ、そんな簡単に決めていいのか……まぁ本人がいいなら遠慮なく貰おうかな。
「ただし!条件付きです。まぁ条件と言ってもそんなに難しいものではありません」
その条件は……一体……
「さっき食べたパンをお土産にください」ジュルリ
王よ……そんなのでいいのですか……
「あら、そんなに気に入ったのならいくらでも上げるわよ?」
「ッ!!メアリー!あなたは最高です!!!」
これもう分かんねぇな