東方開扉録   作:メトル

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第二十一話 狩猟

夜。村は静まりかえっており騒がしいのは酒場だけとなった。

俺たち幻想郷御一行はテーブルを囲むようにして座っている、もちろん座布団の上でだ。

 

誠「つまり!」

 

バンッ、とテーブルを叩いた。半分眠りかけていたフランが何事かと飛び起きる。

フランを見ると俺の視線に気づいたようで照れたように頭をかいて座布団に座り直した。

コホン、と咳払いをして話しを進める。

 

誠「このゲームに死亡するような模写はない、だがまだマシンは完成していないから何が起きるか

  わからないんだ。モンスターが異様な行動をしたり、いきなり地面がなくなったり、背中から

  火が上がる可能性もある。一応強制終了できるがこれも危険性があるので使いたくはない。

  十分に用心して狩りに望んで欲しい」

 

全員がこちらを見てからコク、と首を縦に振った。

物分りがいい奴らが多くて助かる、てか天才集団だったわこの少女たち。

 

誠「それじゃあ明日出発だ、それじゃあおやすみなさ――

  おはようございます! 今日も清々しい朝ですね!」

 

俺がおはようございます! というとさっきまでの暗さは嘘だったように外は明るくなった。

窓から小鳥が朝を告げるように入ってきてチュンチュン鳴いている。

 

魔「うぇえ!? い、いきなり空が明るくなった!?」

 

レ「朝日があぁ!! 私の肌がああぁ!!」

 

誠「ちょっと強制的に朝にしました、ちなみにこの日光で体は焼けません」

 

博「なんで日光なのに焼けないのよ」

 

誠「この世には突っ込んだら負けなものが多数あるのです」

 

たとえば…ゲームやアニメとか…ね?

…さて、今日も良い一日が始まるな。

 

誠「さあ疲れは取れているはずですよ、パパっと狩りに行きましょう」

 

博「確かに眠気がなくなってるわね」

 

霊夢が肩を回しながら言った、その服でやると異様に可愛いと思うのは俺だけでいいはず。

 

フ「く…ーク……リ……」

 

レ「ほらフラン、朝よ朝」

 

フ「クリーク…戦争(クリーク)…」

 

誠「よろしい ならば戦争だ」

 

博「どうしてそうなるのよ!!」

 

魔「霊夢、こういうのがツッコミしちゃいけないやつだぜ」

 

魔理沙もやっと俺のネタを理解してくれたようだ、実に嬉しいことだがツッコミがなくなるのは嫌だな。

まあ多分耐え切れなくなったら霊夢かパチュリーあたりがツッコミしてくれるはずだ、問題ない。

 

誠「さあ全員ポーチを腰に付けろ! 武器を背負え! さあ! 狩りの時間だ!」

 

河「張り切ってるねぇ誠」

 

咲「リーダーできるのが嬉しいんでしょ」

 

リーダーできて嬉しい? ちゃうねん! 狩りの前は士気を上げるのだよ! やる気出るでしょ!

やる気がないと狩りはできないのだ!

そんなことを考えながら俺は自室をから出て集会場へと歩き出した。

 

 

 

 

 

誠「ここが集会場だ、ここで依頼を受けてハンターは狩りに出かける」

 

集会場にはカウンターとテーブル、依頼を貼って人を募集するクエストボードなどがある。

奥には依頼を受けて目的地へと行くハンターのために移動用の乗り物を貸し出ししている、

カウンターでは依頼を受けることができ、テーブルでは飲食店と同じように料理を頼んで食事をすることができる。

まあ全員腹減ってないからな、多分。

 

誠「依頼は1パーティの内一人が代表して依頼を受ける、俺のパーティは俺が代表だ。

  てなわけで依頼を受けるぞ、紅魔館パーティは咲夜さんよろしくお願いしますね」

 

咲「分かったわ」

 

カウンターで依頼を受ける、人数は四人と書いて依頼を受けた。

よく言われるんだけどボードを使うのは知らない人をパーティに入れる時の場合だ。

つまり知人と狩りに出る場合依頼受注時に人数書いて終わりだ。

 

誠「さあこれからはパーティで分かれてやる。

  昨日教えた狩りの基本を思いだしながら頑張ってくれ」

 

全員が返事をし、村を出発する。

そういえば伝えていない事があったけどまあいいだろ、すぐ分かることだし。

 

集会場の奥にある出口へと歩を進めた、外は太陽の光が眩しくてよく見えない。

その光の中に一歩踏み出した。

 

その時だ、周りの景色が一瞬のうちに変わった。

先程までの雪景色ではなくそこには青々とした自然が広がっていた。

この場所は『森丘』、読みは『もりおか』でも『しんきゅう』でもいいらしいが俺は『もりおか』で読んでいる。

 

河「お~! 転送装置かな!?」

 

誠「残念だけどこれは移動時間をカットしただけだと思うぞ、三日は長いからな」

 

博「武器の試し振りをしてもよさそうね」

 

魔「私のハンマーが唸るぜ!」

 

誠「マジでブオンブオンと唸ってるから怖いわ」

 

まあ今回の狩りはイャンクック、そこまで頑張る必要はないだろう。

久しぶりのモンハン、いやリアルモンハンだ。存分に楽しませてもらおう。

 

誠「さあアイテム持って行くぞ、にとりは弾を忘れるなよ」

 

河「おっけ~」

 

さあ出発するか。

 

 

 

 

 

 

誠「いたぞ、あれがイャンクックだ」

 

小声で後ろをついてきていた三人に注意を促した。

イャンクックと呼ばれるモンスターはこちらに背中を向けている、いや背中ではなく()だ。

イャンクック、2メートル大の鶏を想像して貰うと分かりやすいがその体は人型ではなく鳥の姿だ、朱い甲殻と鱗を全身に纏い、顔には大きな(クチバシ)と耳を持っている。

鶏でいう尾羽の部分にも同じく朱い鱗を纏った尻尾があり、これはハンターの中で伸びると噂になっている。

鶏に腕がないようにイャンクックにも腕と言われる部分はない。だが鶏と同じように翼を持ち、鶏とは違って空中を自在に飛ぶことができる。

 

霊夢と魔理沙は背中に背負っていた武器に手をかけ、にとりは武器を背中から下ろして構えた。

ヘビィボウガンはその名の如く非常に重い、構えたら自由に動くことができなくなるがその代わりに抜群の威力で敵を打ち抜く弾丸を発射できる。

 

河「ペイント弾やるかい?」

 

ペイント弾はモンスターが傷を負った時などに逃げられた場合、モンスターの位置を特定するために使う弾丸だ。

モンスターに予め弾丸を当てておき、モンスターが逃げたときに弾丸が放つ強烈な匂いを追ってモンスターの位置を特定するのだ。

 

誠「まだいい、ゆっくり近づいて魔理沙が初撃を入れる」

 

魔「不意を突くのか?」

 

誠「そうそう、ダメージが高くなるだろうしな、そして霊夢は俺と同じように遊撃にまわる」

 

博「了解よ、切ってかわせばいいんでしょ?」

 

誠「よく動きを見ろよ? 思わぬ動きをすることがあるから」

 

博「大丈夫よ」

 

本当に大丈夫なんだろうか、でも霊夢が言うと大丈夫そうだから怖い。

 

誠「さあ行くぞ、気づかれないようにな」

 

静かに、足音を殺してイャンクックに近づく。

にとりはボウガンの重さがあるため非常に遅いのだが俺含めその他三人は足早に近づいていく。

だがあと5メートルくらいまで近づいた時にイャンクックが動いた。

イャンクックは耳が異様に大きく、耳がとても良い。遠くで枯れ枝を踏んだ音も聞こえるらしい。

気づかれたか? ならば先手を打つまでだ。

 

誠「魔理沙、振り向かれる前に足に叩き込め」

 

魔「了解!」

 

小声で短く会話をし、魔理沙が走り出した。

イャンクックは高さとして2メートル少しあるのが普通だ、このイャンクックも例に応じて2メートル少しの大きさだ。

その巨体を振り向かせるには少々時間がかかる、人間と数秒の違いだがその数秒が狙い目だ。

魔理沙が走りながらハンマーを背中から下ろして両手で構えた、それを後方に大きく振りかぶりながら力の限りイャンクックの右足を叩く。

ギョアゥ、と人では理解出来ない鳴き声でイャンクックが小さく悲鳴をあげた。

不意を突かれたのもあってかイャンクックが怯んだ隙に全員に指示をしていく。

 

誠「にとりはペイント弾! 魔理沙は追撃を入れて一旦引け! 敵をよく見て攻撃しろ!

  霊夢は俺と逆側に回って攻撃だ!」

 

河「了解!」

魔「了解だぜ!」

博「了解よ!」

 

俺はブーメランを一本構えて投げるその一本はイャンクックの頭上を通り抜けていった。

 

博「なに一発目を外してんのよ!」

 

誠「外してなんかねぇって、ほら」

 

霊夢が投げたブーメランを見るとそれは空中で急に旋回、イャンクックの耳にヒットする。

 

誠「あそこが弱点だ! よく狙えよにとり!」

 

河「任せなって!」

 

博「…キャリアが違うわねホント」

 

褒め言葉をどうもありがとう、だがこれ現実だと「ただのゲーマーかよwwwゲーム以外やることねぇのかよwwwww」とか言われるな絶対。

俺はそう言う奴ら全員に言ってやりたい。

www()生やしてんじゃねぇよ!」と。

 

河「誠!」

 

誠「げ、やっべ!!」

 

イャンクックが尻尾を振って攻撃してきたがそれを後ろに飛んで回避する。

まああの長さなら当たらないはずだ、そこからブーメランを耳に投げて耐久を…。

 

誠「ウボァッ!!」

 

イャンクックの尻尾が俺の左肩に当たった、体のバランスを崩して地面を転がる。

追撃されたらまずいな、急いで体を起こしイャンクックの方を見る。

イャンクックは魔理沙に攻撃をしているようだった、魔理沙は危うく嘴で(ついば)まれそうになるがそれをイャンクックの股を通る要領で前転する。

すれ違うように啄みを回避し、魔理沙は距離を取った。

 

誠「魔理沙! 今ので正解だぞ!」

 

魔「大体動きは分かってきたぜ!」

 

魔理沙がイャンクックの後方からハンマーを振り上げて近づき、足を狙って叩き込む。

初撃のダメージが思ったより大きかったのかイャンクックはバランスを崩して転倒、地面に倒れ込んだ。

 

誠「チャンスだ! 一番威力の高い攻撃を叩き込め!」

 

全員が武器をイャンクックへ構える。霊夢は双剣を頭上に掲げて気を高めた、すると霊夢を赤いオーラのようなものが纏い始めた。双剣固有の強化技である鬼神化だ。

そしてイャンクックの頭に陣取り、乱舞を繰り出した。

鬼神化中は乱舞と言う攻撃を使用することができ、この技は双剣の技の中でも最大の威力を誇る。

…なんで霊夢教えてもないのにその攻撃を知っている。

これが鬼巫女の力かと思いながらブーメランを二つ構えてイャンクックに投げる、ブーメランが戻ってくる前に二本のブーメランを両手に構えて尻尾の場所を陣取った。

にとりが背中と翼、魔理沙が足、霊夢が頭、じゃあ俺は尻尾だろう。

俺は尻尾の前に立つとブーメランを頭上に掲げた、すると霊夢と同じように俺の体を赤いオーラが纏い始めた。

思った通りだな、これはリアルが混ざっているようなものだから出来ると思ってた。

ブーメラン二つを双剣代わりにしてイャンクックの尻尾に乱舞をお見舞いする、ブーメランはそれほど切れ味はないが乱舞おかげか尻尾を纏っていた鱗が徐々に剥がれ始めた。

一回乱舞を終え、帰ってきたブーメランをキャッチしてまた投げる。

またブーメランを持ち直して乱舞をお見舞いする。

…辛い、スタミナゲージがブーメランでマッハなんだが?

 

魔「楽勝だぜ!」

 

魔理沙が勝ち誇ったように言いながらハンマーを振るった、イャンクックの足を纏う鱗が何枚か剥がれ飛んで俺の足元に落ちた。

 

河「全員無傷で済ませられそうだ!」

 

にとりのボウガンから放たれた弾丸はイャンクックの甲殻に傷を付けていき、とうとう頑丈な甲殻が一枚剥がれた。

それはにとりの足元へと飛んでいき、途中で地面に落ちて転がりながらにとりの靴に当たる。

 

河「お? これ貰っていいんだよね!」

 

にとりがキラキラとした目で攻撃を止めてイャンクックの甲殻を拾い上げる、それと同時にイャンクックが起き上がった。

そしてイャンクックはにとりの方へと向き直り、にとり目掛けて嘴から燃え盛る火球を吐き出した。

 

誠「にとり!」

 

叫ぶように言うとにとりは飛び起きるようにイャンクックの方を向く、だが火球は赤く輝きながらにとりの眼前に迫っていた。

 

 

 

 

 

 

煙が上がった、黒煙だ。

何かが燃えるような匂いが辺りに漂う。

 

誠「にとり!! 二人共イャンクックの注意を引いてくれ!」

 

ブーメランを懐にしまいながら黒煙に駆け寄る。

 

誠「にとり!! 大丈夫…か?」

 

森丘はいつもそよ風が吹いているため煙は風に乗って霧散した。

そこにあったのは壁、コンクリートか何かで出来た壁が立っていた。

中央には黒い焦げ跡があり、コンクリート事態が燃えたような跡だった。

なんだこれは、死んだらこの世界では瞬時に墓石が建つのか、それなんてメイプルストーリー?

俺が考えていると突如ガシャン、ウィーンとメカメカしい音を出しながら壁は空中に浮き上がった。

よく見たらそれは鉄パイプのようなものに繋がっており、それを目で追うとそこには頭を庇うようにうずくまったにとりがいた。

 

誠「だ、大丈夫か?」

 

河「だ、大丈夫。メカが勝手に起動してくれて助かったよ」

 

自動防衛システム、起動。とかメカっぽいボイスが流れながらコンクリの壁をが現れるのか、なにそれロマン溢れてる。

というかそんなの持ち込み禁止だろ、世界観がブッ壊れて…。まあ助かったんだし多めに見よう。

 

誠「さあ戦うぞ、次は油断するなよ?」

 

河「分かってるよ誠!」

 

にとりが元気よく言い放ちヘビィボウガンを構えなおす。

元気みたいだしトラウマにもなってないだろう、それなら大丈夫だな。

俺もブーメランを構えて投げる、それは今までと同じように耳を切るように動くがよく見るとイャンクックの耳が切れていた。霊夢さんいい仕事しますね。

 

誠「イャンクックの全身の傷を見る限りもう少しだな、ならそろそろ逃げるはず…。

  …その前に倒す」

 

懐から閃光玉を取り出して強く握った。

 

誠「全員目をとじろ!!」

 

閃光玉をイャンクックの眼前に投げつけて咄嗟に目を庇った、すると目を閉じていても分かる程の強烈な光が輝いた。

この光を普通に見たら目が眩むだろう、人間なら失明してもおかしくない。

キョアアァァァァアアアアッ!!とイャンクックの叫び声が聞こえた、光が収まり目を開ける。

イャンクックは前が見えないようで大人しく突っ立っていた、他三人は全員無事のようで魔理沙、霊夢、にとりの順に攻撃を再開した。

 

博「誠も早く攻撃しなさいよ!」

 

誠「俺は…これを仕掛けなきゃいけないんで!」

 

懐から直径30センチくらいの円盤状の物を取り出した、どこにしまってたか? 禁則事項です。

これをイャンクックの少し前に設置、すると円盤がはビリビリと音を発し始めた。

俺が円盤を仕掛け終わった直後イャンクックの目が回復したようだ、俺の姿を見るなり啄み攻撃をしてきたが股を通り抜けて回避。

啄みをしたことで勢い余って一歩前に踏み出したイャンクックの足は円盤の上に乗り、円盤の効力が発揮される。

あの円盤はシビレ罠と言って踏んだ相手を痺れさせるのだ。

ここで間違ってはいけないのが痺れるの意味だ、物理的なビリビリ感の意味で言っているが感動的な意味のシビレるではない。断じて憧れたりはしない。

 

誠「完・璧・です!(かん・ぺき・です!)

 

できればりんごを右手に持って宙に投げながら言いたかったが創れないので仕方ない。

 

誠「総員、上に気をつけながら畳み掛けたまえ!」

 

全員が武器を構えなおた、魔理沙が痺れたまま動けないイャンクックの頭をハンマーで殴り、霊夢が右足に乱舞を食らわし、にとりが左翼に弾丸を撃ちまくる。

罠の効果が切れてイャンクックが飛び上がろうとするが霊夢の乱舞によって転倒、傷のせいで起き上がれないようだった。

イャンクックの頭へと近づいてブーメランを構える。

 

誠「小便はすませたか? 神様にお祈りは?

  部屋のスミでガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?」

 

ブーメランを逆手に持ち替えてイャンクックに聞く、人の言葉を理解できないイャンクックも俺の気迫で意味がわかったようだ。嘴がカタカタと震えている。

 

誠「OKさよなら、Amen(エイメン)

 

硬いはずの嘴を貫通してブーメランが刺さった、それと同時にイャンクックは全身が痙攣したように動いたがすぐに力なく死んでいった。

 

誠「討伐完了」

 

魔「誠、最後の最後にエグいなぁ」

 

博「嘴割れちゃってるじゃない」

 

河「楽しかったね誠、次は私の好きなゲームにさせておくれよ!」

 

誠「いいぞ、帰ったらゲーム選びだな」

 

河「やっほぉ!」

 

三人を見るが全員傷はないようだ、何事もなく終わって良かった良かった。

 

魔「見ろよ霊夢! この傷私がつけたんだぜ!」

 

博「なによ、そんな傷より私の傷の方が凄いじゃない」

 

魔「それ一箇所じゃ活躍したとは言えないぜ」

 

博「小さな傷が三箇所と大きな傷一箇所じゃあ結果は明白よ」

 

魔「私の勝ちだぜ!」

 

博「違うでしょ!」

 

全員楽しめたようだ、これなら司祭者とも言える俺も嬉しい限りだ。

 

誠「さて、お嬢様はどうなってるかな~」




私は悪くないんです、全部ガキ使が悪いんです。
正月になってしまうとは…。





次回予告
誠がイャンクックを倒している間、レミリアは考えていた。「誠よりも早く倒すにはどうすれば…、そうよ私は吸血鬼! モンスターなんて私の両手で一捻りだわ!」 天才的な閃きだと自画自賛し意気揚々と狩りに出かけたレミリアはモンスターを前にして気付く、「そういえば能力封印状態だったわ!」慌てふためくレミリアの隣を颯爽と駆ける白い影、それはピンチの時にだけ現れるパーフェクトメイド咲夜様だった! 次回『我々は正月に頭を抱え 今まさに使い道を考える学生だ だが この暗い闇の底で 一年もの間 堪え続けて来た我々に ただのお年玉ではもはや足りない!! 大年玉を!!空前絶後の大年玉を!!』学生とはいえこの年になるとお年玉が貰えないのです。

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