真・女神転生TRPG 魔都冬木200X   作:龍委員長

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まずは前回の事後処理報告を。

属性評価へのご投票ありがとうございました。
集計(?)結果、以下の通りとなりました。
(カッコ内は上昇した属性値です)

メガーヌ(氷室) :ロウ(6)
雪(三枝)    :ヒーホー(4)
替寺(蒔寺)   :ニュートラル(7)
綾織(美綴)   :ニュートラル(2)
宇佐(セイバー) :ニュートラル(2)
重三(アーチャー):ニュートラル(5)
サー(ライダー):カオス(10)

となりました。

今回は、第2話の今回予告~オープニングです。
投稿後、活動報告にて前回同様に属性評価の投票受付を行います。
よろしければ、感想などと一緒にご投票頂ければと思います。


第2回『悪』  属性評価 投票締め切らせていただきました。
オープニング


衛宮邸 居間

 

佐伯:

 みなさんお集まりありがとうございます。

 

氷室:

 また、ここを会場にして申し訳ないです。

 

セイバー:

 いえ、シロウも快諾してくれましたしお気遣い無く。

 

弓&騎:

 (それは、(衛宮)士郎本人が言うべきせりふでは・・・)

 

三枝:

 ところで、この大量のおにぎりは・・・

 

セイバー:

 シロウが用意してくれました。皆でいただきましょう。

 

アーチャー:

 あー・・・あのあと帰宅した凛が激怒してな・・・

 だから、私は止めたんだ・・・

 

ライダー:

 そういう経緯がありまして、今日は士郎と桜が軽食を用意してくれました。

 

三枝:

 そうだったんですね(汗)

 あ、飲み物は買って来ましたからどうぞ。

 

佐伯:

 では早速今回予告から。

 今回のシナリオは皆さんの選択でストーリーやBOSSが変化します。

 

美綴:

 お、マルチエンドか。どんな選択を迫られるんだ?

 

佐伯:

 それは、始まってみてのおたのしみです。

 

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今回予告

 

「邪悪なる悪魔集団の殲滅に協力して欲しい」

メシア教会幹部から依頼を受ける。

邪悪帝国を名乗る集団との戦いが今 始まる。

 

真・女神転生TRPG 魔都冬木200X

第2回『悪』

 

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GM(佐伯):

 と言うわけで、セッション第2回を開始しまぁす。

 

一同:

 パチパチパチパチ

 

宇佐(セイバー):

 メシア教会からの依頼ということは、アンジェラ司祭ですか。

 

GM(佐伯):

 いえ。今回の依頼人は司祭の上司に当たる大司教、ガブリエル・プッチ氏です。

 

※ガブリエル・プッチ:聖十字メシア教会の大司教。急進派で知られたびたび過激な発言を繰り返す。

 

GM(佐伯):

 人物の立場上、司祭経由で宇佐先生に依頼が入ったことにしようと思います。

 

宇佐(セイバー):

 解りました。

 

GM(佐伯):

 では、オープニングの演出をしていきましょう。

 

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オープニング 宇佐

聖十字メシア教会

 

 

【挿絵表示】

 

 

GM(佐伯):

 宇佐さんはアンジェラ司祭に呼ばれ、聖十字メシア教会へと来ています。教会に入ると司祭が出迎えてくれます。

 

アンジェラ(GM):

 「突然お呼び立てしてしまい、申し訳ありません。大司教が先生にお願いしたいことがあるそうでして・・・」

 と、奥へと案内してくれます。

 

宇佐(セイバー):

 「お気になさらないで下さい」

 黙ってついていきます。

 

アンジェラ(GM):

 「こちらです」

 と、とある1室に通されます。中に入ると、法衣を身にまとった男性が待っていました。アンジェラはすぐに部屋を辞します。

 

ガブリエル(GM):

 「あなたが宇佐 有人 先生ですか。はじめまして。この聖十字メシア教会で大司教を拝命しております、ガブリエル・プッチと申します。

 どうぞ、おかけください」

 

宇佐(セイバー):

 「これはご丁寧に。須摩留工科大学で教鞭をとっております。宇佐 有人です」

 

ガブリエル(GM):

 「時に先生は特定の信仰をお持ちですかな」

 

宇佐(セイバー):

 「信仰、ですか。民俗学者という職業柄、神話や宗教を学ぶことはありますが、司教様の前でこういう事を言うのもはばかれますが、私自身は信仰心と呼べるものはあまり持ち合わせていないですね」

 

ガブリエル(GM):

 「それはいけません! 父なる神は日本の、ひいては日本人の信仰の低さに嘆いておられます。近く、唯一神による審判の時が訪れます。その時救済をもって楽園と旅立てるのは神の信徒のみなのです。悪いことは言いません、すぐにでも我が教会へ入信しなさい!」

 大司教はつめるような勢いで勧誘しだします。

 

宇佐(セイバー):

 その剣幕には圧されることでしょう

 「あ、あの?」

 

ガブリエル(GM):

 「・・・失礼。入信の話はまたいずれ。

 今日、ご足労いただいたのは1つお願いがありまして。

 実は最近、ある邪悪なる軍勢が街で悪行を繰り返しておりまして。そのたびに対応しているのですが連中は全く懲りる様子が無い。そこで、こちらも攻勢にでて、やつらを殲滅する事となりました。そのために私は唯一神より賜った奇跡の御業(ミワザ)にて軍勢を滅ぼすための御使いを召喚する儀式を行うことになりました。

 

 ただ、この儀式は時間がかかります。召喚が完了するまでに少しでも相手の勢力を弱らせておきたいのです。

 先生には、その役目をお願いしたいのです」

 

宇佐(セイバー):

 「それは、かまいませんがなぜ私に? 悪魔関係の荒事ならばもっとふさわしい者が居ると思いますが?」

 

 こちらはあくまで大学講師ですからね。

 

ガブリエル(GM):

 「アンジェラから話は聴きました。悪魔に対抗できるお知り合いがいらっしゃると。教会から人を出すべきではあるのですが、お恥ずかしながら人手不足でして・・・」

 

宇佐(セイバー):

 「そういうことでしたら、わかりました。ただ、彼らの都合もありますので今ここでお返事をするわけにはいきかねますが」

 

ガブリエル(GM):

 「えぇ。心得ております。よき返事をお待ちしております」

 

 笑顔で答えると、アンジェラを呼び先生を送らせたところで、シーンを終了しましょう。

 KW「邪悪帝国」を差し上げます。

 

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アーチャー:

 ずいぶんと過激な物言いの司教だな。

 というか、宇佐の職場は須摩留工科大だったのか。

 

セイバー:

 決めていなかったんですが、すでに名前の出ているところで良いかと思いまして。

 せっかくですから、重三へは宇佐から伝えましょうか。

 

佐伯:

 了解しました。でもちょっと他の人のOPを先に・・・

 サーさん、良いですか?

 

ライダー:

 私ですか? かまいませんがどういうシーンでしょうか

 

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オープニング サー

商店街

 

GM(佐伯):

 時間は宇佐さんのオープニングと同じくらいでしょうか。場所は駅前商店街です。

 サーさんは街中を散策しています。

 

サー(ライダー):

 了解です。おそらく次のイタズラの標的でも探しているのでしょう。

 

GM(佐伯):

 では、サーさんがある路地の前を通りかかった時、

 「おーい」

 と小さく呼びかける声が聞こえました。

 

サー(ライダー):

 「?」

 声の主を探します。

 

GM(佐伯):

 声は路地のほうからのようです。それに気が付くと路地から心地の良い冷気が流れてきていることにも気づくでしょう。

 

サー(ライダー):

 心地の良い冷気?

 

GM(佐伯):

 寒さすら感じる冷風ですが、氷の妖精であるサーさんにとってはむしろ快適な風ですね。

 

サー(ライダー):

 それでしたら、不思議に思いつつも声と風に誘われて路地に足を踏み入れます。

 

GM(佐伯):

 路地の奥、袋小路になった所に青い頭巾をかぶった雪だるまのような悪魔が待っています。

 

雪だるま(GM):

 「やっぱり、お仲間だったホー」

 

サー(ライダー):

 仲間?

 

GM(佐伯):

 はい。同種族だけでなく悪魔種も同じなので、アナライズ(悪魔の正体やデータを読み取るスキルおよびその判定)不要で相手の正体がわかります。

 妖精 ジャックフロスト です。

 同じジャックフロストのサーさんを見つけたので声をかけたようです。

 

サー(ライダー):

 「何か用?」

 

雪だるま(GM):

 「チミは帝国民じゃないみたいだホー。でも、妖精仲間としてお願いがあるホー」

 

サー(ライダー):

 帝国民と言うことは・・・

 

GM(佐伯):

 はい。彼(?)は邪悪帝国に属するジャックフロストです。

 

サー(ライダー):

 「お願いってー?」

 友達感覚でしょうか。

 

ジャックフロスト(GM):

 「オイラたち邪悪帝国の領土探しに、精霊たちがケチをつけてきて困ってるホ。そいつをやっつける戦力を集めて欲しいホ」

 

 と言うことで、ここではKW「精霊」を差し上げます。

 

サー(ライダー):

 「うん。わかったー」

 よくも考えずに安請け合いします。戦力といわれて、替寺たちを思い浮かべてはいます。

 

---------

 

氷室:

 これは、メシア教会と邪悪帝国の対立構造か。我々にはどちらに付くか選べということかな。

 

佐伯:

 えぇ。ただ構造はもう少し複雑です。

 次のシーンは綾織さんです。

 

美綴:

 お? 綾織のコネはどっちとも関係ないと思うんだけど。

 

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オープニング 綾織

???

 

GM(佐伯):

 綾織さんは暗闇の中を漂う夢を見ます。

 

綾織(美綴):

 あぁ。幻視か。

 

GM(佐伯):

 はい。いつものイメージのような夢ではなく、はっきりとしたメッセージ性があります。

 というか、何者かに話しかけられます。

 

 今までの経験からすぐに夢だと気づいた綾織さんが周囲を観察していると、突然風景に変化が現れます。

 

綾織(美綴):

 うん?

 

GM(佐伯):

 景色は見たことが無い場所ですが、非常に自然豊かな場所です。

 生い茂る木々からは、土地の豊かさを感じることができますし、そばを流れる河はひとめで清らかだとわかります。

 吹き抜ける風は穏やかで、少しはなれたところに見える山は山頂から煙が出ていて火山なのかなと思いました。

 

三枝:

 なんだかすごく良いところだねぇ。

 

セイバー:

 ・・・土、水、風、火・・・精霊ですか?

 

GM(佐伯):

 あ、バレました?

 姿こそ見えませんが、周囲を満たすエネルギーのようなものが、綾織さんに語りかけてきます。

 

???(佐伯):

 「我らは、世界のあり方を正しくするもの」

 「あなた方の言葉で、精霊と呼ばれるもの」

 「今、邪悪帝国を名乗る妖精たちが、あなた方人間の世界で問題を起こしています」

 「何度も我らが忠告しているが、妖精たちは聴く耳を持ちません」

 「彼らの行いが横暴であることは事実ですが、決して凶悪と呼べるようなものではありません」

 「我らは可能な限り、穏便に妖精たちに行動を改めるよう訴え続けるつもりです」

 「しかし、痺れを切らした一部の人間が邪悪帝国の殲滅に乗り出しました」

 「邪悪帝国には罰が必要でしょうが、殲滅はあまりにもやりすぎです」

 「どうか、聖十字メシア教会 大司教 ガブリエル・プッチを止めていただきたい」

 「彼は今までも極端な正義論によって多くのものを傷つけています」

 「どうか、邪悪帝国に更生の機会を・・・」

 

 と、一方的に語ると夢から覚めます。

 

綾織:

 「今のは・・・いつもの? 少し調べないといけないわね」

 ベッドから降りて、外出の準備を始めるぞ。

 

GM(佐伯):

 KW「聖十字メシア教会(ガブリエル・プッチ)」を差し上げます。

 

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佐伯:

 というわけで、今回は三つ巴状態からスタートします。

 基本的にはどれか1勢力を止めればクリアですが。皆さんが望むなら1勢力を擁護するために、残り2勢力と戦うことを選んでもOKです。

 

蒔寺:

 マルチエンディングか!

 んで? 後の4人は、3人から協力依頼されるって感じか?

 

佐伯:

 そうですね。3人はどういう風に皆を誘いますか?

 

セイバー:

 宇佐はまずは邪悪帝国のことを調べたいので、同じ調査系の重三の所に行くでしょう。同じ大学の学生ですし、声もかけやすいでしょうし。

 

ライダー:

 サーは「戦力を」といわれたので、戦闘型の3人のところですかね。PC間関係もある、替寺の所に行きましょうか。

 

綾織:

 うーん・・・メシア教会を止めろとは言われたけど・・・どうするかな・・・調べ物からだし重三さんかな?

 

三枝:

 雪とメガーヌさんに声をかける人がいない・・・

 

氷室:

 サーの戦力集めでは声をかけられるだろう。その流れで前回顔を合わせた面子にも声をかけて、お互いの事情を話すと別口で同じ問題に関して動いていることが判った、という所か。

 

佐伯:

 えぇ。そうですね。では、皆さん合流できたことにしてアプローチフェイズに行きましょう。

 いったん休憩でーす。

 

つづく




人物名とセリフ等の書き方を変えてみました。読みやすくなってますでしょうか?

前書きにも書きましたが、活動報告にて投票を募集しています。
よろしければ、ご協力お願いいたします。

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