メタ読み的なムーブもあるので苦手な方はご注意ください。
衛宮邸 玄関
佐伯:
さて皆さんどう動きますか?
氷室:
いつもどおりならば重三さんか宇佐先生か……
セイバー:
重三のためのシナリオならばアーチャーが行きたい方を選んでよいと思いますが。
アーチャー:
ふむ……ならば社は生徒のほうを行かせてもらおう。レンに繋がりそうな情報はこちらだろうからな。
セイバー:
では有人はスカウトの方を調べましょう。
蒔寺:
どっちから行く? 同時に提示されたし順番はあんま関係なさそうだけど。
三枝:
個人的には生徒の方が気になるかな。レンさんと関係あるかもだし。
アーチャー:
ふむ。ではこちらから行かせてもらおう。
天の鎖関係者は避けるべきだろうが、誰に聞きに行くかな……誘拐という罪状が真実ならばオザワ辺りか?
美綴:
学園関係者じゃないですけど情報を持ってますかね?
佐伯:
そこは今までもなんやかんやで情報を持っていることにしてきたので今さらですけれどね。
(オザワは『彼』と繋がりがあるから……)
==========
十六夜市 繁華街 裏路地
GM(佐伯):
重三さんが、オザワが束ねる不良グループ「TURTLE-HEAD」のたまり場となっている路地に顔を出すと、場所に不似合いな男性がオザワと何か話をしています。
男性(GM):
「これで失礼します。……様によろしくお伝えください……」
オザワ(GM):
「あぁ。まぁ、確実に見つかるかは知らんがな」
男性(GM):
「解っています。それでも、もう他にすがれるものがないのです」
そういうと男は一礼して路地から出て行きます。その際、重三さんとすれ違いますが顔も見ずに小さく会釈をしてそそくさと出て行ってしまいます。
----------
アーチャー:
ふむ。その男性の年恰好は判るかね?
佐伯:
そうですね、30~40代のサラリーマン風という印象でしょうか。
ライダー:
確かに、不良が集まるような場所には似つかわしくない印象ですね。オザワとのやり取りも気になります。
アーチャー:
確かに……
----------
重三(アーチャー):
「ちっすオザワさん。さっきのおじさん誰っスか?」
オザワ(GM):
「社か。……お前には関係ねぇ。アレは五島さんの客だ」
重三(アーチャー):
「へー。何の用事だったんスか?」
オザワ(GM):
「お前には関係ないっつったろ」
ギロリと睨みつけてきます。
重三(アーチャー):
「う、うす」
オザワ(GM):
「で? お前は何しに来たんだ」
重三(アーチャー):
「あ、えとっすね、天の鎖学園のゴタゴタあるじゃないっすか」
オザワ(GM):
「……あぁ」
重三(アーチャー):
「あそこってスカウトで生徒集めてるじゃないっすか。
やっぱ頭よくないとダメなんすかねぇ? 俺なんかスカウトに声をかけられすらしなかったっすよ」
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会話判定
60+20(命運1)=80% 76 成功!
----------
オザワ(GM):
「お前をスカウトする奴なんて居るかよ。
スカウトされた奴は全員特進扱いなんだぞ? スカウトされた生徒の統括してる「責任者」とやらが、どいつをスカウトするかとか決めてるらしいから、基準はハッキリしてるんだろうさ」
重三(アーチャー):
「あーそりゃそーっすよねー」
オザワ(GM):
「……なんでンなことを?」
重三(アーチャー):
「? あぁ、いやなんか、
オザワ(GM):
「ンなもん、警察に行けよ」
重三(アーチャー):
「行ってるみたいっすよ? それでも家族としては、なにかしたいんしょ」
オザワ(GM):
「……そうか……これ、要るか?」
重三(アーチャー):
「? なんすか、これ? 金の玉?」
オザワ(GM):
「錬金術で作られたとかなんとか、俺もよく知らん」
重三(アーチャー):
「んー、まぁ貰えるモンは、病気と借金以外は貰っとくっス」
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KW【スカウト計画責任者】、金丹、経験点140 獲得。
オザワとのコミュ貢献ポイント 65→73
レベルアップ! □蛇の道は蛇II→IIIに成長!
レベルアップボーナス:750マッカ
=========
佐伯:
という感じで、今回の件の全権?を持ってそうな人の存在が判明しました。
氷室:
金丹、完成していたのか!
アーチャー:
ゲームのモチーフ上、こういう伝説のアイテムが散見されるが、こう、ただのヤンキーがヒョイと出すとシュールだな。
三枝:
金丹って?
蒔寺:
中国における錬金術、錬丹術において創ろうとしていた不老不死の妙薬だな。賢者の石の東洋版て感じだ。
氷室:
始皇帝は、その未完成版のつもりだったのか、水銀を不老長寿の薬と信じ常飲していたという話もあるな。
三枝:
うぇっ? 水銀なんて飲んだら……
美綴:
だから、重金属中毒が死因説が有るんだっけ?
佐伯:
オザワが取り出したのは、正真正銘本物の金丹ですよ。DEAD状態から復帰できますからね。
セイバー:
それはもう不老不死を超えているのでは?
まぁ、回復アイテムを得られたのは良かったです。有人もこの調子でスカウトを
ライダー:
待ってください、セイバー。スカウトからも責任者の情報が出るような気がするのですが、みなさんはどう思いますか?
氷室:
ふむ。言われてみれば確かに。スカウトについて調べればスカウトの責任者が出てくる可能性は高そうではありますね。
蒔寺:
あとは、生徒の方で出なかった別の情報があるかどうか、ってとこか。
セイバー:
アーチャー、ナオミ。先ほど話していた強制捜査方面の情報は今回のシナリオには関係ないとの事でしたが、調べることに何かしらのメリットは全くないのでしょうか?
佐伯:
ゲーム的には一切ありません。それでも無理やりメリットを探すとするなら、今回のシナリオの背景が判明する。程度でしょうか。
アーチャー:
今回のセッションの結末しだいだが、次回の内容を少しだけ先に見ることができるかもしれない。程度か。
セイバー:
ふぅむ。皆さん、私はこの背景とやらが気になります。手数短縮のために責任者の方へ行きたいのですが、カエデの言うとおりスカウトでしか出ない情報もあるかもしれません。皆さんの意見を伺いたいのですが。
アーチャー:
スカウトを調べて情報を集める方がいいだろう。個人的には既に背景におおよその予測はついているのでね。
氷室:
ゲーマーとしては両方回収したいところですが……ゲーマーだからこそ明らかに余裕ができたと判明するまでは情報収集を優先でしょうか。このセッションをクリアできなければ元も子もありません。
蒔寺:
背景って響きは暦女的に魅力を感じる。手数短縮できるならしちゃえば良いんじゃないっすか? それこそ手が余ればスカウトも調べられますし。
三枝:
うぅん……気にはなりますけど、鐘ちゃん言うとおりクリアできなきゃですしスカウトを調べる方が良いのかなぁ。
美綴:
氷室と逆に、ゲーマーだからこそフレーバー情報も気になりますね。
ライダー:
綾子がそういうのでしたら、私も手数短縮で。
セイバー:
意見が割れましたね。私自身の意見も1票として手数短縮の方針で行こうと思いますがよろしいですか?
氷室:
まぁ、無理に止めるほどの理由もありませんし。
セイバー:
ありがとうございます。では【スカウト計画責任者】について調べますね。
……学園関係者を避けようとするとなかなかちょうど良いコネが居ませんね……。誘拐疑惑があるのならば慈愛の人に訊ねてみましょうか。シスター・アンジェラの元へ行きましょう
==========
十六夜市 歓楽街 メシア教会
GM(佐伯):
宇佐先生が教会に訪れると聖堂にはいつもより多くの人が熱心に祈りをささげています。
宇佐(セイバー):
祈りの邪魔をしてはいけませんから、応接質のような場所で話をしましょう。
アンジェラ(GM):
「お待たせして申し訳ありません」
宇佐(セイバー):
「いえ、こちらこそお忙しいときに来てしまったようで申し訳ないです。抜けてしまって大丈夫ですか?」
アンジェラ(GM):
「えぇ。お気遣いなく。
これだけの方が救いを求められている。そう思うと我々もよりいっそう神の信徒として精進しなければならぬ思いです」
宇佐(セイバー):
「立派な心がけです。私も何かお手伝いできることがあればいいのですが」
アンジェラ(GM):
「もったいないお言葉です。そのお気持ちだけで活力が湧いてくる思いです。
それで、今日はどういったご用件で?」
宇佐(セイバー):
「えぇ、実は……」
と学生から受けた相談を個人情報をぼかして話します。
「特進クラスというと、総数は少ないでしょうが全学年を1人の職員で統括するというのはいささか過重労働のようにも思います。彼の者でなくてはならない理由があるのでしょうが……なにか妙な噂など流れてきてはいませんか?」
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会話判定
60+20(命運1)=80% 92 失敗……
命運による振りなおし! 40 成功!
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アンジェラ(GM):
「……」
シスターは少し言いよどむそぶりを見せますがやがて口を開きます。
「あくまでも風の噂なのですが、
その
学長の信頼も篤い方のようですから大丈夫だとは思うのですが……」
宇佐(セイバー):
「オオツキ先生、ですか」
アンジェラ(GM):
「えぇ。ご本人自体は学園のサイトの職員紹介に顔写真が掲載されていますし、生徒を集めて能力開発は学園の看板事業ですからメディア露出も多い方ですのでお顔はご存知かもしれません」
宇佐(セイバー):
「なるほど。調べてみましょう。貴重なお時間いただきありがとうございました」
アンジェラ(GM):
「あ、先生。こちらを」
と小さな十字架のチャームが付いたナイフを渡してきます。
「主の加護を受けた儀礼刀です。お守りに」
宇佐(セイバー):
「ありがとうございます」
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BOSS 改造教師オオツキ の情報収集解禁。
取り巻きにマシン クグツを連れていることが判明。
アセミイ・ナイフ(相当の儀礼刀)、経験点140点 獲得
アンジェラ・F・グレゴリウスとのコミュ貢献ポイント40→49
==========
佐伯:
ということで、今回のBOSSは天の鎖学園の化学教師オオツキ先生です。
蒔寺:
出やがったなプラズマ信者。
氷室:
心霊現象を科学的に解明してくれる、蒔の字にとっては味方だと思うが。
蒔寺:
ハッ?! 先生! 一生ついていきます!
アーチャー:
まぁ、こちらのオオツキの専門は
三枝:
そういう人がモデルなんですね。
というか……
セイバー:
「改造教師」ですか。
佐伯:
原作どおりです。
美綴:
原作に居るのか、教授。
アーチャー:
高校教師として、だがね。
佐伯:
データ的には、悪魔データではなく、PCデータを使用しています。なので皆さんのキャラクター同様にクラスとクラス・スタイルによるスキル習得を行っています。
ただ、NPCはレベルに関係なくクラスを3つ持つようになるので、残念ながら教師オオツキの段階はスキップする事になりました。
ライダー:
最初は普通の人間だったものが改造されて居るということですか。
(
ライダー:
? 私の顔に何か付いていますか?
佐伯:
いえ、何でもありません。
(改造人間といえば、どうしても頭によぎっちゃうな)
アーチャー:
(実際に改造人間ばりのパンチ力とキック力を持つわけだが、言わぬが花か)*1
三枝:
と、とにかく。これでBOSSを調べられるんだよね?
佐伯:
はい。データがPC型なのでハウスルールですが、今回は行動パターンの調査は判定に成功することでクラスとクラス・スタイルが1つずつ判るものとします。BOSS属性で付与されているスキルに関しては、事前に宣言してから判定に成功するか、宣言がなくてもクリティカルなら判るものとしましょう。
相性に関しては今までと変わらずです。装備による相性の変化も通常通り判るのでこちらはいつもと同じ要領でやっていただいて結構です。
氷室:
なるほど。具体的に習得しているスキルは判らないが、習得している可能性の有るスキルは全て判明するのか。
オオツキ教諭のレベルはいくつなのか訊いても良いかね?
佐伯:
あ、はい。それは大丈夫です。レベル22です。
教師のレベルっていうと授業内容の質に聞こえますね(苦笑)
アーチャー:
そちらのレベルが高いイメージはあまり無いな。
美綴:
んじゃ、綴はクラスを調べるって事でOK?
蒔寺:
いいんじゃないか? いつものパターンだし。
美綴:
うぅん……誰に行くのが良いの? これ。
日下部園長、か?
==========
十六夜市 新市街:ビジネスタウン ゾディアック・パーク
GM(佐伯):
日下部園長は珍しく清掃員の格好ではなく、通常の制服を着て入園者を迎えています。
綾織(美綴):
あら、珍しい。じゃぁ客足が途絶えるのを待ってから声をかけよう。
「園長。珍しい格好ですね」
日下部(GM):
「? あぁ、お嬢さんか。君は無事なようで安心したよ」
綾織(美綴):
「え?」
日下部(GM):
「君の通う学園での良くない噂が流れ始めた辺りから来園する学生が減ったような気がしてね」
綾織(美綴):
「……」
日下部(GM):
「あぁ、すまん。気を悪くしたなら謝る」
綾織(美綴):
「いえ。大丈夫です。
お話は変わるのですが、天の鎖にオオツキという先生が居るのですが、ご存知……じゃないですよね。学問も全然別ジャンルですし」
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会話判定
59+20(命運1)=79% 50 成功!
----------
日下部(GM):
「ん? まぁ……噂程度なら、というか自分の学校の先生だろう」
綾織(美綴):
「え、えぇ、まぁ。そうなんですけど、学外での評判が気になるといいますか、その、オオツキ先生がスカウトの責任者でして……」
日下部(GM):
「!? そうか、なるほど、あの噂はそういう……それならばスカウト関連の話も……」
綾織(美綴):
「園長?」
日下部(GM):
「お、おぉ。すまんすまん。
そうだのう。あくまで噂だが、学園がかかげる優れた才能をスカウトし、研究者やクリエイターへ育成するという「ギルガメッシュ・プロジェクト」だがオオツキはその第一被験者という噂がある」
綾織(美綴):
「先生が?!」
日下部(GM):
「具体的な事は流石にわからんがそういう噂があるのは事実だ」
綾織(美綴):
「そうだったんですね……」
日下部(GM):
「……自分の所属するコミュニティに一石を投じるのは覚悟が居るぞ。
……少し待っていなさい」
そう告げると彼は園の奥へと歩いていってしまいます。
待つこと十数分。
「これを持っていきなさい。使うかどうかは君に任せよう」
戻ってきた彼が手にしていたケースを綴さんに託します。受け取ると大きさの割りに重さを感じます。
綾織(美綴):
「これは?」
とケースを開けようとするよ。
日下部(GM):
すると、開きかけたケースをバタンとやや乱暴に閉めます。
「周りに人が居ないところで開けてくれ」
と初めて見せる険しい視線を向けてきます。
ただ開きかけたケースの隙間から見えたものは、小型のリボルバー拳銃に見えました。
綾織(美綴):
え、なにそれこわい。
「これって……」
GM(佐伯):
とまどう綾織さんを置いて、園長はスタスタと立ち去ってしまいました。
----------
改造教師 オオツキの1つ目のクラス(クラス・スタイル)は強化人間(教師)だと判明した!
S&Wエアライト(拳銃)と通常弾×10、経験点140点獲得。
日下部 一石とのコミュニティ貢献ポイント86→90
==========
アーチャー:
強化人間か。サイボーグかと思ったが、いや、2つ目がサイボーグか?
佐伯:
さて、その辺りはどうでしょうね。
美綴:
そっちも気になるけど、いきなり拳銃を押し付けられた件について。
三枝:
今回は貰えるアイテムを選べないことがあるんだね。
佐伯:
それもシナリオギミックのような物と思ってください。
セイバー:
何かの伏線になっているのでしょうか。
佐伯:
伏線というほど重要なものではないですが。
氷室:(TOKYOミレニアム確認中)
ふむ、能力・火力強化のパッシブスキルばかりのクラスか。
初期装備でGPを上回る装備を与えられているのが警戒ポイントか?
蒔寺:(異形科学確認中)
クラス・スタイルも補助系ばっかで攻撃スキルは無いな。
ライダー:
クラス・スタイルのスキルとの交換は任意ですよね? そうするとBOSS用に製作されていますし交換はしていない可能性もあるのでしょうか?
佐伯:(ぎくり)
ライダー:
順番的にはサーですが、クラスを全部抜きますか? 相性を先に調べますか?
アーチャー:
クラスは確実に開けたいな。そちらは情報組が抜くのが良いだろう。
ライダー:
確かに相性は優先度が下がりますか。……ガンからですかね。
交渉相手は……
==========
十六夜市 新市街:アカデミア 天の鎖学園付近
GM(佐伯):
聖は、いつものゴシップを書くためかはたまた真面目に三面記事を書く気になったのか、学園の付近で取材をしています。
サー(ライダー):
「ねーねー」
と彼の服の裾を引っ張ります。
聖(GM):
「あ? と、お前か。こんな所で珍しいな。どうした?」
サー(GM):
「改造先生知ってるー?」
聖(GM):
「は? なんだそりゃ」
ライダー:
では、かくかくしかじかと説明しましょう。スカウトクラス統括が強化人間と聞けば、彼なら喰いつくと思うのですがどうでしょう?
佐伯:
なるほど、確かに。それでは……オカルト(知識)と一部合致扱いとしましょうか。+10%を許可しましょう。
ライダー:
これで46%。命運は戦闘に置いておきたいですが、どうしましょうか。
氷室:
無理をする所でもないでしょう。
ライダー:
では、
----------
会話判定
36+10=46% 07 成功!
----------
聖(GM):
「マジか。そいつは面白いネタだな。そうなるとジグラット・タワーの技術でへんなパワードスーツなんか着込んでても不思議じゃないぞ? 銃弾なんか弾いちまうんじゃないか?」
サー(ライダー):
「魔法でドーン」
聖(GM):
「そっちの方が訊きそうなのは確かだな。
……ちょいこっち来い」
サー(ライダー):
「んー?」
GM(佐伯):
物陰に移動するとサーにマハザンの石を渡してきます。
聖(GM):
「お前の話が本当なら特ダネだ。うまくかき回してくれればネタの方から飛び出してくれるだろ。頼むぜ」
サー(ライダー):
「?? わかったー」
と受け取って立ち去ります。
GM(佐伯):
ちゃんと解っているのか疑問に感じる態度のサーに苦笑をもらしつつ見送ると聖は取材に戻りました。
----------
改造教師 オオツキは、「ガンに強い」判明。
マハザンの石、経験点140点獲得
レベルアップ
聖 丈二とのコミュ貢献ポイント90→97
レベルアップ! レベルアップ・ボーナス:トランキライザー
==========
蒔寺:
また銃が効きにくい相手かよ! また石買い集めるのか?
三枝:
その必要はありそうだけど、マハザンの石をくれたっ事は衝撃が弱点なのかな?
美綴:
そこまで安直かね? まぁ効かないアイテムって事は無いだろうけどさ。
アーチャー:
少なくとも、相性を変化させる装備かスキルを持っているのは間違いないだろう。人間PCデータがベースならば破魔を無効できるだけのはずだからな。
セイバー:
なるほど。
ではいつもどおり、サーと有人のヤカーが使用できる電撃との相性を確認でしょうか。
ライダー:
もしくはマキデのクレイジーダミーが氷結相性のスキルを持っていますしそちらか、
氷室:
メガーヌの■属性攻撃が更新されたので破魔相性を調べるか、ですね。とはいえ人間である以上、破魔は期待できませんが。
アーチャー:
気付けばずいぶんと色々できるようになったな。
運よく手数を稼げれば良いと考え、戦闘組も情報調査をお願いできないだろうか。
氷室:
例の件もありますし問題はないかと。
ではメガーヌから。……浦田警部から捜査情報が聞き出せたりしないだろうか。
==========
十六夜市 市警察署
GM(佐伯):
ではでは、いつもの窓際部署に割り振られた署の隅っこの部屋で警部と対面できます。
メガーヌ(氷室):
「先日伺った強制捜査の件。強硬手段に出るだけの証拠……が無いからの強制捜査ですわね。根拠、と呼べるものはありますの?」
浦田(GM):
「捜査状況を話せるわけが無いだろう」
メガーヌ(氷室):
「ですわよね……。
捜査と関係ありそうな情報を提供できるとしたら?」
浦田(GM):
「……話だけは聞いてやる」
メガーヌ(氷室):
「それでは」
と、こちらで調べられた情報、特にもし抵抗にあい戦闘になるようなことがあれば銃撃が効きづらいかもしれない事を中心に情報提供をしよう。
「と、なるとですよ、機械仕掛けのパワードスーツならば冷気などの温度変化で不具合が起こせるかとも思うのですけど……」
----------
会話判定
24% 16 成功!
----------
浦田(GM):
「……なるほどな。装備の見直しを打診しておくか。
その温度変化に関してはパワードスーツの本来の目的にもよるんじゃないか?」
メガーヌ(氷室):
「なるほど。確かに極地での作業用であれば温度には対策していて当然ですわね」
浦田(GM):
「……まぁ、単純に殴るよりはマシだろうがな。
持って行くか?」
そういいながら棚から警部が取り出したのはマハブフの石でした。
メガーヌ(氷室):
「まぁ、無いよりはマシでしょうし、頂いていきますわ」
----------
改造教師 オオツキは、「氷結相性:普通」判明
マハブフの石、経験点140点獲得。
浦田警部とのコミュニティ貢献ポイント53→55
==========
氷室:
無効化されぬだけマシ、という所か……。
蒔寺:
こうなりゃ、サーと宇佐先生の仲魔が電撃使いだし、そこを確認しとくか……。
つーて、学園関係者避けるならオリヴィエも微妙な立ち居地だよな……。ゆり子かぁ……。
佐伯:(苦笑)
そこまで嫌そうにしなくても。
==========
十六夜市 郊外 聖龍組事務所
GM(佐伯):
では、替寺さんが事務所に居ると玄関が突然開きます。
替寺さんや他に居た組員が視線を向けるとそこには、真っ黒スーツスカートに真っ黒な紙をオールバックにまとめた20~30代に見える女性が不敵な笑みをたたえて立っています。
蒔寺:
え? 直接来たの? いままでずっと電話越しだったのに?
GM(佐伯):
そうですね。替寺さんは顔を知っていることにしてください。
ですが他の組員は知らない女がどうどうと不躾に入ってきたので警戒しています。扉の近くに居た若いのが
「あぁ? なんだテメェ」
とすごんでいます。
替寺(蒔寺):
そりゃさすがに止めるな。
「あー、悪い。俺の客だ」
と若い衆の声をかけながら立ち上がって、ゆり子にはアゴで外に出るぞっとジェスチャーしながら出てく。
GM(佐伯):
なるほど。それでは、事務所の敷地の外には黒塗りの高級車が停められています。
2人が出てきたのに気付いた運転手が降りてきて後部座席のドアを開けてくれ、ゆり子が「どうぞ」と乗るように促してきます。
替寺(蒔寺):
「で? 何のようだ?」
車が走り出してから訊ねるぞ。
「これ、公用車じゃねぇのか? 極道と面会なんてバレたらマズいだろ」
ゆり子(GM):
「そうね。でもひょっとしたらあなたたちのような存在の力も借りないといけないかもしれないわ」
替寺(蒔寺):
「あ?」
ゆり子(GM):
「近く、警察と自衛隊が合同でとある施設を強制捜査するの。おそらく荒事になるわ」
替寺(蒔寺):
「ガサ入れに自衛隊もついてくのか。どんな悪党だよ」
ゆり子(GM):
「……あなたも話ぐらい聞いたことがあるんじゃない? 生徒を誘拐同然の方法で集めている学園……」
替寺(蒔寺):
「、随分とタイムリーじゃねぇか」
ゆり子(GM):(クスリ)
替寺(蒔寺):
「いまちょうど、そこのセン公にヤキ入れる話になってんだよ」
ゆり子(GM):
「あら、そうなのね。ならそのままそちらに取り掛かってもらって良いわ。決行日をこちらに合わせてくれれば、それだけで陽動になるもの」
替寺(蒔寺):
「他の連中がOKすれば、な」
ゆり子(GM):
「えぇ、それで良いわ。こちらの突入日は……」
と予定を教えてくれますが、もちろん2サイクル終了後のタイミングです。
「こちらから何か支援できることはあるかしら?」
と協力の対価を提案してきます。
替寺(蒔寺):
「あぁ、じゃぁよ……」
と改造教師の話をしてから
「機械頼りみてーだし、ショートさせて無力化とか? できると思うか?」
----------
会話判定
24% 11 成功!
----------
ゆり子(GM):
「……これは独り言なのだけれど」
替寺(蒔寺):
「あ?」
ゆり子(GM):
「自衛隊でも対悪魔装備の開発でも機械制御の難しさは常についてまわるのよ。絶縁処理をしても想定を超える電圧がかかればダメだったりするしね」
替寺(蒔寺):(キュピーン)
「ほぉう? そりゃ大変だなぁ」
ゆり子(GM):
「えぇ、大変なのよ。だれか慰めてくれないかしらぁ?」
とシナを作り替寺さんにしなだれかかります。
替寺(蒔寺):
「そういうのは間に合ってるよ」
シッシッて手を振るぞ。
ゆり子(GM):
「あら残念」
とあっさり身体を離すと替寺さん側の扉が開きます。周囲をぐるりと周って事務所のそばの戻ってきていたようです。
「それじゃぁ、約束の日に、ね」
替寺(蒔寺):
「約束した覚えは無いけどな」
とぼやきながら車から降りる。
GM(佐伯):
窓越しに妖艶な笑みをたたえたまま、人懐こい仕草で手を振るゆり子を乗せたまま車は去っていきます。
車が見えなくなった辺りで事務所に戻ろうと1歩踏み出した瞬間、懐に覚えの無い重みを感じます。
替寺(蒔寺):
「? なんだ?」
懐を見る。
GM(佐伯):
そこにはマハジオの石が納められていました。
替寺(蒔寺):
「……へっ」
苦笑しながら事務所に戻るか。
----------
改造教師 オオツキ は、「電撃に弱い」ことが判明した。
マハジオの石、経験点140点獲得。
レベルアップ!
ゆり子・ローゼンバーグとのコミュニティ貢献ポイント90→94
==========
蒔寺:
弱点看破ーーーーーっ! みたか! これが主人公補正だ!
氷室:
これは大きいな。お手柄だぞ蒔の字。
美綴:
しかし、今回どうなってるんだ? 戦闘組がまだ失敗してないよ?
三枝:
そういわれるとプレッシャーが……。
えぇと、自衛隊の事を訊きますか? まだ情報収集かアイテム集めした方が良いようにも思えますけど。
セイバー:
どう思いますかアーチャー?
アーチャー:
悩ましいな。クラスの情報はあと2つ。我々情報組で動いてまだ手番が余る計算だ。そういう意味では自衛隊に当たるのも悪くないとは思う。
だが、最初に述べたとおり、これはゲーム的なメリットの無い行動だ。私から行けとも行くなとも言えないだろう。みなの総意に任せよう。
三枝:
さっき話したときは手数の短縮を、て話でしたよね。じゃぁ、このサイクルは調査に行きますね。
クラスは確実に抜きたいからセイバーさんたちにお願いするとして、相性は何を調べようかな。
セイバー:
既に調べているのが、ガン、氷結、電撃ですからあとは……
ライダー:
サーが■ザンマを使えるので衝撃をお願いしたいですね。あとは火力は高くありませんが宇佐の仲魔が魔力相性の攻撃を持っていますね。
三枝:
そっか……さっきマハザンの石をもらってたよね? 衝撃を調べてみよう。*2
==========
十六夜市 歓楽街 BARマダム
GM(佐伯):
雪さんはBARマダムに向かいます。ドアベルを鳴らして中に入るとロキさんはいつものテーブルでグラスを傾けています。
雪(三枝):
じゃぁまずは借金をMAGで返済して……端数の1マッカも出しておこうっと。*3
「ロキさんは機械には詳しいですか?」
ロキ(GM):
「機械技術はあまり詳しくは無いな。そういうのは君たちの方が詳しそうだが、何かあったのかね?」
雪(三枝):
「えぇ、実は……」
と事情を説明するね。
「強化人間というのが具体的にどのような処置を受けている事を指すのか解りかねますが、せめてあちらの装備に対抗できるようにはしておきたいな……と」
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会話判定
24% 63 失敗……
----------
ロキ(GM):
「なるほどな。人にヒトならざる力を植え付ける技術というのは興味をそそるが、すまない。
そういったテクノロジーには疎くてね」
雪(三枝):
「そうですか。
いえ、お気になさらないでください」
----------
ロキとのコミュニティ貢献ポイント80→81
==========
三枝:
ごめぇん。無理だったよぉ。
蒔寺:
しゃーないしゃーない。むしろアタシとカネの運が良すぎたんだ。
氷室:
うむ。正直、10代なぞ出るとは思っていなかった。
佐伯:
さて、それでは少し休憩を挟んでから第2サイクルと行きましょうか。
つづく
やや露骨かな? と思いつつこういう書き方しかできませんでした。
今回コミュからもらっているアイテムに関してはそのNPCの立ち位置でアイテムのカテゴリが違っている(つもり)ようになっています。
2サイクル目はどうするか考えてなかったので次は何をサービスするか頭を抱えています。
オオツキ先生のネタが解る世代って、ハーメルン読者にどれくらい居るんでしょう?(苦笑)
次回は2サイクル目です。
しばらくお待ちください。
2022.6/14
綾織のコミュポイント修正しました。