いやぁ、ダイス振らないパートは進みが速いですね(苦笑)
今回も読者の皆様にお願いがあります。詳しくはあとがきで。
衛宮邸 居間
佐伯:
さて、それではエンディングに移行しましょうか。
状況としては、BOSS戦後、学校の理科実験を思わせる、ただし規模が明らかに大掛かりな実験装置が並ぶそんな部屋です。
部屋の奥、ギガスたちが立ちはだかるようにしていた場所には数名の男女が倒れています。気を失っているのか微動だにしません。ギガスの言葉が真実ならば、息はあるはずですが。
氷室:
しばらくは周囲を警戒するだろうな。
アーチャー:
危険がないと判断できたなら社は倒れている人物に駆け寄るだろう。
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天の鎖学園高校? 異界
重三(アーチャー):
「レン!」
GM(佐伯):
重三が駆け寄るとそこには4人の男女がぐったりと横になっている。ギガスの言葉に嘘はなかったらしく、全員苦しそうにこそしているものの息はある。ただ・・・
替寺(蒔寺):
「どうだボウズ、良い人は居たかい?」
重三(アーチャー):(無言で首を振る)
「・・・」
替寺(蒔寺):
「・・・そうか」
雪(三枝):
「(彼らの身柄の保護は当然として、何か手がかりを・・・この戸棚何か入ってる?)
宇佐先生、メガーヌさんすこし手伝ってもらっていいですか」
GM(佐伯):
そうして彼らは数点の資料とともに、被害者の救出に成功した。
とはいえ、学内で発見となると彼らも容疑者となってしまう。侵入時と逆の手順で学園沿いの道路まで出た所で、メガーヌが警察――浦田警部――に連絡を取り彼を介して行き倒れていた所を保護したという事にしてもらった。
浦田(GM):
「いったいどういう状況だ? これは」
メガーヌ(氷室):
「行方不明者を探していたら、別の行方不明者? を発見しました。それで連絡を入れましたわ」
浦田(GM):
「はぁ・・・。まぁ普段世話になってるからな、引き受けてやるけどよ」
雪(三枝):
「たすかります」
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三枝:
ねぇ、さっき異界の中で見つけた資料の中身って把握してて良いのかな? 中身確認しておきたいけれど、ここで警察に渡しておかないと持ち逃げとか隠蔽とか言われそうでしょ?
佐伯:
あ、そうですね。では異界を出る前に流し読みですが内容を確認しておいたことにしましょう。
三枝:
うん。わかったよ。
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雪(三枝):
「刑事さん、これ。中で見つけたものです。何かの手がかりになるかも」
浦田(GM):
「悪いな。預からせてもらう。
すぐに他の連中も来る。この場には居ない方がいいだろう。
特に未成年。補導員に見つかるなよ」
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佐伯:
という感じで、ギガスたちが連れ去った人たちを助けることができました。戸坂さんを見つけることはできませんでしたが・・・。
アーチャー:
まぁそう簡単にいくとは思ってはいなかったがな。
蒔寺:
で、その資料には何が書いてるんだ?
佐伯:
そうですね。では次は雪さんが異界でみた資料について考察? 的な事をするシーンにしましょうか。
というわけで、はい三枝さん。さっきの資料のデータです。
三枝:
ふぇっ?!
佐伯:
そのメモを元に適当にロールプレイしちゃってください。
三枝:
そ、そんな、直美ちゃんがこのあとどんな展開を考えてるのか知らないのに勝手に喋っちゃっていいの?!
佐伯:
メモを見てもらったら解りますけど、断片的にしか考えていないので・・・
三枝:(メモを見ながら)
そう言われても・・・え、これ、戸坂さんってもしかして
佐伯:(にっこり)
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雪の私室
雪(三枝):
「・・・(有能な者・・・異能有する者・・・あの資料に書かれていたことが本当なら、あの悪魔たちの主がさらっていたのは・・・エンキドゥ・プロジェクト・・・調べる必要があるわね)・・・」
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三枝:
こ、こんな感じでいいのかな。
佐伯:
はい。大丈夫ですありがとうございました。
サーバンツ:
(・・・
美綴:
? どうかしましたか?
アーチャー:
あ、いやなんでもない。
GM。社のシーンを入れたいのだが。
佐伯:
そうですね。残念な結果に終わってしまいましたから、その辺りモノローグをお願いします。
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重三の私室
重三(アーチャー):
「(・・・レン、どこにいるんだ・・・必ず、必ず見つけ出すから・・・無事で居てくれ・・・っ!)」
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アーチャー:
こんな所か。あまり長くしてもよくないだろう。
佐伯:
もっと煮えてもいいんですよ?
アーチャー:
かんべんしてくれ・・・。
佐伯:
他に、何かしたい事がある人は居ますか?
ないようでしたら、最後にマスターシーンを
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???
GM(佐伯):
暗い部屋。大量のディスプレイから漏れる光でかすかに人影が浮かび上がっている。
暗がりに加え、地に着きそうな長い髪で覆われ顔はハッキリとは判らない。線が細い印象を受けるが性別までは判然としない。
その人影がディスプレイの1つを見つめながら呟く。
???(GM):
「あそこに侵入してくるものが居るとは・・・核となるシャドウを失い空間自体も消失。貴重なサンプルも官憲の手に・・・まだデータが足りないというのに・・・ギルガメシュ・プロジェクトの方で補填することも考えないと・・・」
GM(佐伯):
暗がりの中、人影がキーボードを叩く音だけが延々と続く。
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剣&弓:
あきらかに鬼道でしょう、これ。
( だろう )
佐伯:(しれっ)
さぁ、どうでしょうね?
ライダー:
ギルガメシュ・プロジェクトの名前を出しておいて何を
氷室:
隠す気はないという事でしょう。彼女がラスボスかね?
佐伯:
♪~
蒔寺:
さえきっち?
佐伯:
ある1つの名言をお教えいたしましょう。
三枝:
え?
佐伯:
回収したら伏線!
放置したらフレーバー!
美綴:
無計画かあああああああああああ!
佐伯:
さぁ、それではこれにて第9回「進展」クリアです。お疲れ様でした。
セイバー:
否定も肯定もない?!
~~~~~~~~~~
佐伯:
それではいつもの告知をしていこうと思います。
真・女神転生TRPG魔都東京200X ではセッションの最後に属性評価という処理があるのですが、それを属性評価を
それではみなさん、お疲れ様でした。
一同:
おつかれさまでした。
もっと煮えたロールプレイができるようになりたい・・・。
というわけで伏線というか、キャンペーンの方向性というか、そういうものを提示したエンディングでした。
先のことは相変わらず未定なんですけどね(汗)
それでは、いつもの告知という名のお願いをさせていただきます。
作中でも触れていますが、メガテンXではセッションの最後に「属性評価」という処理があります。これは各PCのセッション中の言動が以下の6つの属性のどれに当てはまるかあるいは、近かったかを参加者同士の投票で決めるものです。ですが、本作は仮想卓のため、参加者は作者独りですので投票が出来レース状態になってしまいます。
そこで、読者の皆様のお力をお借りしたいと思います。
ただ、アンケートなどを感想を使って行うのは運営様より禁止されているので、作者の「活動報告」に投票所を設けております。そちらに書き込んでいただくようお願いいたします。以下に属性の説明を書き上げますがその基準に従わないといけないという事もありませんので、思ったように投票していただければと思います。
属性
ロウ :ルールや規則を大事にした。理性的。
カオス:感情や自由を大事にした。情熱的、芸術的、閃き。
ライト:善行を行った。博愛、正義、癒し。
ダーク:暴力的だった。卑劣、独善、嗜虐、被虐。
ニュートラル:中庸だった。仲裁、抑制、控えめ。
ヒーホー:(上記5つとは無関係に)コミカル、笑い、ギャグ。
作者の名前をクリックしていただいて、『活動報告』をクリックしてもらえれば投票用スレッドがありますので、良かったら投票していってください。
投票は2019年9月30日に締め切らせていただきました。
みなさま、ご参加ありがとうございました。