真・女神転生TRPG 魔都冬木200X   作:龍委員長

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たいっっっっへん、お待たせいたしました。
GWとかリアル卓存続の危機とかいろいろあって遅くなりました。
申し訳ありません。

ようやく、行方不明の恋人の手がかりを得た重三とその一行。
情報にしたがい天の鎖学園へと向かうのだった。


9.ダンジョン1

衛宮低 居間

 

佐伯:

 さて、そろそろ再開しようと思います。

 まずは学園に潜入しなくてはいけないわけですが・・・

氷室:

 何か判定が必要かね?

佐伯:

 いえ特には考えていないので自由に演出してください。心の怪盗団が如く、スタイリッシュに進入しちゃってください。

蒔寺:

 おい、ハードル上げんな。

アーチャー:

 では、夕暮れ時を狙って通常の訪問客のフリをして潜入するか。

セイバー:

 !? それでは学校関係者に目撃されてしまいますよ?!

アーチャー:

 しかし、完全に人が居なくなってからの方がいろいろ面倒だろう。

三枝:

 な、なんでですか?

アーチャー:

 場所が、大手IT企業主導のプロジェクトにより開設された学園なのだろう? 人が居なくなってからでは警備システムが働いていると思うが?

美綴:

 あぁ、なるほど。それなら人の出入りがあるうちに入ったほうが良いって事ですね。でも、学園生徒の綴と、おなじプロジェクトの援助を受けてる須摩留工科大の先生と重三さんは良いとして。他のメンバーはどうやって入れてもらいます?

アーチャー:

 ・・・・・・。

氷室:

 メガーヌ、替寺、雪は教職とでもいえば・・・

ライダー:

 残るはサーですか。

 人間への変身をした際の姿は自由に選べる、というのはダメでしょうか?

佐伯:

 普段は幼女姿ですが、今回は大人に化ける、という事ですよね。データ上の影響はありませんから良いですよ。

 

※繰り返しになりますが、サーのみクラス・システム1.0のため人間に化ける行為がフレーバー的にしか意味を成しません。

 

アーチャー:

 あとはこの人数をどう説明するか・・・。

氷室:

 ある意味一番のネックですからね・・・。

蒔寺:

 うぅ・・・めんどくせぇなぁ。もうキャッツ・カードでよくね?

佐伯:

 まぁ、宣言だけでダンジョンに入れるので、深く考えなくて良いですよ。警備システムなんて無い、前時代的な学園にしてもかまいません。

アーチャー:

 ふむ。判定の可能性が無いのであればそうするか。

 夜、日没後侵入するとしよう。深夜0時に合言葉、だったな。23時頃に侵入を開始するか。

 

==========

 

十六夜市 天の鎖学園高校 正門前

 

重三(アーチャー):

 うむ。では、女性陣が塀を登れるよう、社とマキデが塀に手をついて足場になろう。

雪(三枝):

 もともと荒事もこなしてた、メガーヌさんと雪が先に塀に上がって、綴ちゃんと宇佐先生を引き上げるよ。

宇佐(セイバー):

 (人間に化けているときは)小柄なサーは有人がおぶりましょう。

 そして、塀の上でモウリョウを召喚します。

 

GM(佐伯):

 ?!

 

宇佐(セイバー):

 モウリョウに1人ずつ降ろしてもらいます。・・・モウリョウはいわゆる浮遊霊ですよね?

GM(佐伯):

 ま、まぁ一般的には鬼火のようなものですし、不可能ではないでしょう。

メガーヌ(氷室):

 メガーヌと雪は近場に有る大きめの木にロープをくくりつけ、反対側の端を塀の向こう側、敷地の外へ投げる。

替寺(蒔寺):

 んで、マキデと重三さんはそれをつかんでよじ登るっと。

重三(アーチャー):

 これで侵入完了だ。

 

==========

 

佐伯:

 な、なるほど。途中まではイメージ通りでしたが仲魔を召喚して利用するとは思いませんでした。

セイバー:

 せっかくこういう世界観ですし、こういう使い方をしている悪魔召喚師も居るだろうと思いまして。

佐伯:

 ま、まぁそうですね。(ダークサマナーならもっと非道い使い方してるだろうし)

 それでは何かすることが無ければ、場面を理科準備室までとばします。

 

==========

 

天の鎖学園高校 理科準備室前

 

GM(佐伯):

 さて、在学生の綾織さんが居るので迷わず移動できるでしょう。

 ・・・校舎のドアはどうやって突破したのでしょう?

宇佐(セイバー):

 そういえば・・・

サー(ライダー):

 マキデあたりがピッキングしたのでは? 塀に警備装置が付いていない事になりましたし、敷地内の鍵になるとセキュリティは更に低いのでは?

替寺(蒔寺):

 そっすね。じゃぁそういうことで。

 「はっ、エリート学校様のセキュリティも大した事ねぇな」

綾織(美綴):

 「替寺さん、静かにしてください。誰かに見つかったら私、退学かもしれないんですからっ」

重三(アーチャー):

 「ごめんね、綴ちゃん。もし先生に見つかりそうになったら逃げてくれて良いからね」

綾織(美綴):

 「あ、いえ。気にしないでください」

 

GM(佐伯):

 というようなやり取りをしつつ、あるか判りませんが防犯カメラなんかに見つかる事も無く理科準備室まで辿り着く事ができました。

 時計はあと数分で0時になります。

重三(アーチャー):

 「・・・」

メガーヌ(氷室):

 「重三さん・・・もうすぐ時間です」

重三(アーチャー):

 「はい。・・・」

雪(三枝):

 「・・・五秒前。

 4・・・3・・・2・・・1・・・」

重三(アーチャー):

 「・・・ブロンド。オーブ。セシオン・・・」

 

GM(佐伯):

 深夜0時。緊張したようすで重三さんが呪文を唱えると、理科準備室の扉に付けられた擦りガラスの窓から、真っ暗のはずの理科準備室に光源が現れたかのように、(まばゆ)い光が漏れ出します。

 窓を直視すると目を開けているのも難しい光量です。皆さんは直感的に扉が異世界につながったのだと確信することでしょう。

 

替寺(蒔寺):

 「おいおい。マジかよ」

重三(アーチャー):

 「マジじゃなかったら困るっす。

 行きますよ」

 皆の顔を見ながら扉に手をかける。

 

一同:うなずく。

 

重三(アーチャー):

 では、扉を開けるぞ。

GM(佐伯):

 すると開け放たれた入口から光の奔流が溢れだす。それは皆さんを飲み込み互いの姿を認識する事も難しくなる。あまりの眩しさに目を閉じてしまう。

 

==========

 

佐伯:

 と、いうところでいったんシーンを切りましょうか。

 ここからは異界探索という名のダンジョンアタックです。

 ギミックというかルールですが、次のシーンから遭遇、(あれば)戦闘、各自1アクション後移動、の順で処理を行いまた移動先での遭遇となります。

蒔寺:

 まよキンじゃねぇか! するってぇと何か? 時間制限でもあるのか?

三枝:

 最初からそういう話だったよマキちゃん。

美綴:

 そうじゃなくてな

佐伯:

 ダンジョン内での時間経過は特には考えないものとします。ですが、三枝さんが言ったように、アプローチ回数が多すぎると良くない事が起こるかもしれません。

 とりあえず、このまま探索するならアプローチ回数2のルートに入ります。

セイバー:

 そこも気になる所ですが、光で視界を失ってしまったのですが・・・

佐伯:

 あぁ、そこはご心配なく。光はあくまでも演出なので奇襲の心配は要りません。

 という事で、理科準備室という名の異界の演出に入りましょう。

 

==========

 

天の鎖学園高校? 理科準備室?

 

GM(佐伯):

 では光に包まれた皆さんが恐る恐る目を開けると、光沢のある床材の部屋に居ます。学校や役所などの床に使われているような材質の床ですね。

 壁はコンクリート打ちっぱなしのように見えます。

 見ようによっては天の鎖学園の1室に見えるかもしれません。が、近代的な創りをしている学園の壁が打ちっぱなしなワケも無く、ここが学園でない事はすぐに気が付くことでしょう。

 

重三(アーチャー):

 「ここが、異世界・・・?」

 

GM(佐伯)

 周囲を見渡すと、数体の悪魔と目が合うことでしょう。彼らは明らかに敵意をもってあなたたちに向かってきます。

 

悪魔(GM):

 「ここは関係者以外立ち入り禁止じゃ、そうそうに立ち去るがよい」

 と、忠告してくる悪魔には見覚えが・・・あるのはメガーヌさんだけですかね。

 

メガーヌ(氷室):

 ? どういう意味だ?

GM(佐伯):

 クイックシルバーですね。もちろん、メガーヌさんがカードを持つQシルバーとは別個体でしょうが。

 あと皆さんが遭遇したことがあるのは、怪異 臆病のマーヤ、怪異 狂愛のクピド の2体ですね。どちらのカードも既に失われていますが、宇佐先生の悪魔召喚プログラムにはデータが登録されているので情報をみてOKです。

 

※この辺りはハウスルールです。デジタル版メガテンに合わせています。

 

GM(佐伯):

 その3体の他に、

 4本の足で歩き回るテーブル状の悪魔、

 半透明の人影、

 猫耳カチューシャをつけた小人の少女、

 肉体が粘液状になった何かの骨格

 があなたたちの侵入に気づいています。

 彼(?)らは皆さんに襲い掛かってきます!

 

Qシルバー(GM):

 「と、言いたいところじゃが、ここを見てそのまま帰すわけにもいかぬ。サンプルとして捕らえて献上してくれるわ」

 

==========

 

VS 悪魔 

 

GM(佐伯):

 それでは戦闘開始です。陣形の宣言をお願いします。以降宣言が無ければその陣形を維持するものとします。

 悪魔(こちら)側は、

 前列にテーブル、半透明、粘体、そしてマーヤ。

 後列に猫耳、クピド、そしてクイックシルバーですね。

メガーヌ(氷室):

 こちら側はいつもどおりだな、私、雪、サーが前列。

替寺(蒔寺):

 アタシ、綾織、先生、重三さんが後列だな。

GM(佐伯):

 ではイニシアティブを決めましょう。

 

行動順

 Qシルバー、替寺、猫耳、サー、クピド、宇佐、テーブル、半透明、雪、綾織、マーヤ、メガーヌ、重三、粘体

 

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第1ターン

 

Qシルバー(GM):

 「生きて帰すわけにはゆかぬ。悪く思うでないぞ

 っ! ・・・っ!」

 クイックシルバーは激しく両手を動かしますが何も起きません。

 

■怪音波(敵全体にPANIC(混乱)付与)も■ムド(敵単体に呪殺相性即死付与)ともに失敗。

 

替寺(蒔寺):

 「そっちが来ねぇならこっちから行かせてもらうぜ」

メガーヌ(氷室):

 「替寺さん待って! そいつにガン()は効きません! 他の奴を狙ってください!」

替寺(蒔寺):

 「おっと、あぶね。

 んじゃ、そっちの弱そうなのから片付けていくか」

 

SE:BANG!

 

臆病のマーヤに40点のダメージ。マーヤはぐったりしている!

 

猫耳悪魔(GM):

 「ふふふ、夢の中で良い事しましょう?」

 と妖艶な笑みで何かしましたが皆さんに何か変化が起きる様子はありません。

 

■ドルミナー(敵全体にSLEEP(睡眠)付与)失敗

 

サー(ライダー):

 「よわいやつにとどめー・・・あれぇ?」

 すいません、下手に弱点(■ザンマ)を狙わずに普通に殴るべきでした。

クピド(GM):

 「鉄砲なんて危ないでしょー!」

 クピドは持っている短弓につがえた矢の切っ先を替寺さんに向けて解き放つ。それは素人から見ても見事な狙いで、矢は替寺の首筋、装備で守られていない急所に吸い込まれていく。

 

SE:ドスッ

 

替寺(蒔寺):

 「があぁっ!」

 身を捻ってなんとか避けようとするがよけきれず受けちまう。ギリギリ急所だけは避けた。

 

クピド、■心眼の矢 クリティカル。

替寺、回避失敗。命運消費(5→4)してダメージ半減。HP64→26

 

宇佐(セイバー):

 「まずは不明な悪魔の正体を見極めましょう・・・皆さん! あのテーブルのような悪魔は冷気に強いようです。逆に熱への耐性は低い! メガーヌさんは注意を!」

メガーヌ(氷室):

 「ありがとうございます、先生」

宇佐(セイバー):

 「来てくださいモウリョウ。相手の戦線に崩します!」

モウリョウ(GM):

 「ウおぉォォォぉぉぉぉォォォォォおぉ!」

宇佐(セイバー):

 「?! どうしたんですか?!」

 

宇佐、モウリョウを前列に■悪魔召喚(仲魔を召喚/送還)。MAG587→565。テーブルを■アナライズ(悪魔のデータを調べる。戦闘時は自動成功)。怪異 笑うテーブル と判明。

モウリョウ、敵前列への■マハザン(敵1列に衝撃相性小威力攻撃)失敗。MAG565→557。

 

笑うテーブル(GM):

 「飛んで火にいる夏の虫よなぁ」

メガーヌ(氷室):

 「くっ! この程度!」

半透明(GM):

 「うおぉぉぉぉぉぉぉ」

メガーヌ(氷室)

 「っ狙われている?!」

 

笑うテーブル、■素手攻撃(スキルを用いない通常近接攻撃)。メガーヌに6点ダメージ(HP48→42)

半透明の人影、メガーヌに■麻痺噛み付き(単体にPALYZE(麻痺)付与攻撃)するも失敗。

 

雪(三枝):

 「テーブルにも物理攻撃が効くなら!

 はぁっ!」

 

SE:熟練の鞭使いの鞭は音速を超える!(パパァン!)

 

テーブル&マーヤ(GM):

 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

マーヤとテーブルに■複数攻撃(敵前列に2体に同時攻撃)

マーヤに36点、テーブルに27点ダメージ。マーヤを撃破!

 

綾織(美綴):

 「メガーヌさん、弱そうなのから着実にしとめていきましょう」

メガーヌ(氷室):

 「えぇ。そうね

 っ?!」

重三(アーチャー):

 「メガーヌさん?! アニキ、こいつら見た目よりヤバいかも!?」

替寺(蒔寺):

 「あぁ、油断すんなよ!」

 

綾織、メガーヌを■応援(対象の次回判定+20%)成功するも、メガーヌの攻撃は粘体に回避されてしまう。

重三、次ターンに向けて替寺を■応援 成功。

 

粘体(GM):

 「うぉでぇのぉくぁるぁどぅあぁ」

サー(ライダー):

 「ん~? そんなに速くないよぉ?」

 

粘体、■素手攻撃 失敗。

 

----------

 

第2ターン

 

Qシルバー(GM):

 「とっととおとなしくおし!」

 

SE:バリバリバリバリバリ

 

モウリョウ(セイバー):

 「ぐっ、うぅぅ」

 

モウリョウに■ジオ(単体低級電撃相性攻撃)2連。片方クリティカル。

合計92点ダメージ。

モウリョウHP120→28

 

替寺(蒔寺):

 「こいつら、やべぇ?! チキショー、銃が効きゃぁ・・・」

 

SE:BANG!

 

テーブル(GM):

 「あぁ、痛いよぉおおおお」

 替寺さんの放った銃弾に笑うテーブルはジタバタともがきます。天板に置いていた物をガチャガチャと倒しながら何とか立ち上がりますが、天板がやや傾いているように見えますね。

替寺(蒔寺):

 「お、当たり所がよかったか?」

 

笑うテーブルに射撃攻撃、クリティカル。38点ダメージ。

 

猫耳(GM):

 「もう、みんな顔が怖いよぉ。もっとイ・イ・コ・トしよ。ね?」

綾織(美綴):

 「あ・・・

 そ、そうですよね。こんな危ないこといけません」

 目をグルグルしてる。

 

猫耳、綾織に■プリンパ(単体にPANIC(混乱)付与)

 

サー(メガーヌ):

 「ツ、ツヅリー?!

 け、怪我だけでも治ってー!」

 

■メディア(全体HP回復) 29点回復

 

クピド(GM):

 「もうせっかく弱らせたのにー

 えぇい!」

 

SE:びょおおおおお(■ザン(単体初級衝撃魔法))

 

メガーヌ(氷室):(11点ダメージ)

 「くっ、この程度・・・」

宇佐(セイバー):(半透明に■アナライズ)

 「っ、やはり。みなさん! あの透明な浮遊体は悪霊 ゴーストです!

 物理的な対処は可能ですが銃弾は効きづらいので注意を!」

替寺(蒔寺):

 「チッ」

宇佐(セイバー):

 「モウリョウ、メガーヌさんの治療を」

モウリョウ(GM):(■ディア(単体HP回復)使用)

 「むぁくぁすぇるぉおおお」

メガーヌ(氷室):(全快)

 「ありがとうございます」

 

テーブル(GM):

 「えぇい大人しくおし!」

ゴースト(GM):

 「じゅぁむぁどぅうぁあ」

テーブル(GM):

 「?! ぎゃああああああああああああああああ」

 ゴーストの進路を妨害してしまった笑うテーブルはゴーストの攻撃を受けてしまいました。先に受けたダメージも合わせてボロボロです。

 

笑うテーブル、■ブフ(単体初級氷結魔法)失敗。

ゴースト、■デスタッチ(HP吸収攻撃)、ファンブル。

 ファンブルチャート2回とも「味方に命中する」 笑うテーブルに2回分(16点)ダメージ。

 

雪(三枝):

 「テーブルがもう少しで・・・一緒にゴーストもっ」

テーブル(GM):

 「そう、簡単にはやられてやらないよ!」

 

■複数攻撃。テーブルは回避成功。ゴーストに23点ダメージ。

 

綾織(美綴):(回復判定成功。PANIC解除)

 「はっ?! わたしは・・・っ、治療を」

 

■薬草治療(単体HP回復+POISON()治療)。27点回復。

 

モウリョウ(セイバー):

 「たぁすぅかぁるぅ」

 

メガーヌ(氷室):

 「ちょこまかと動かずしとめられなさい!」

テーブル(GM):

 「小娘が、私についてこられるかい?」

 笑うテーブルが身をかわした後には宇佐先生が。

メガーヌ(氷室):

 「・・・先生どいて!?」

 

魔晶手甲による攻撃、自動失敗。ファンブルチャート「味方に命中する」

 

宇佐(セイバー):(命運でダメージ半減。命運7→6)

 「え、うわぁ!」

 思わず尻餅をつくような形で、メガーヌの拳がかすります。文人の彼には十分な傷ですね。

重三(アーチャー):(宇佐に傷薬使用)

 「メガーヌさん、何してんすか! 先生、大丈夫ですか?!」

メガーヌ(氷室):

 「ご、ごめんなさい・・・」

宇佐(セイバー):(HP全快)

 「いえ、気にしないでください。それよりも悪魔に集中してください」

 

粘体(GM):(■休む(HP回復)無傷のため無意味)

 「ひぃとぉやぁすぅみぃ」

Qシルバー(GM):

 「ちゃんと働かないと、”放り込むよ”!」

 

----------

 

第3ターン の前に・・・

 

佐伯:

 (あれ、そういえば、クイックスルバーなんで2回行動にしてるんだろう? 別に中ボスのつもりも無かったのに・・・い、いまさら1回行動に戻すのもマズいよね・・・・・・

 せ、戦闘後に補填を効かせれば良いよね・・・ね?)

 

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第3ターン

 

Qシルバー(GM):

 「えぇい! あんたたち早く何とかおし!!!」

猫耳(蒔寺):

 「でもぉ、アンタもなにもできてないってゆーかー」

Qシルバー(GM):

 「アタシが悪いってのかい?! キーッ!」

 

1度目の行動■怪音波 失敗。

2度目の行動■マハジオ 自動失敗。

 ファンブル・チャート78.自身がPANIC(混乱)になる!

 

替寺(蒔寺):

 「何わめいてるか知らんが先を急いでるんでな。

 家具は家具らしくじっとしてな」

 

SE:BANG!

 

テーブル(GM):

 「あ・・・あぁ・・・」

 

SE:ガシャン、パリン

笑うテーブル撃破!

 

メガーヌ(氷室):

 「替寺さん! ナイス!」

綾織(美綴):(■煌天の幻視(味方の判定失敗(ファンブル)を成功に変更))使用

 「っ! メガーヌさん前!」

メガーヌ(氷室):(HP48→27)

 「え? っ!!」

 

SE:メラミ!

 

猫耳(GM):(■アギ(単体初級火炎相性攻撃)クリティカルしてた)

 「あぁ、もうちょっとだったのにぃ」

 

メガーヌの回避失敗を■煌天の幻視で成功に変更することで、クリティカル命中を通常命中に。

 

サー(ライダー):(ゴーストへ■ジオ 失敗)

 「だ、大丈夫?!」

クピド(GM):(重三に■心眼の矢)

 「これでもくらえー」

重三(アーチャー):(HP52→32)

 「があぁ! や、やべぇかな・・・」

宇佐(セイバー):(粘体を■アナライズ。外道 スライムだった)

 「みなさん! モウリョウ、みなさんの手当てを!

 あの、肉が溶けたような悪魔には物理的な手段は効きづらいです、気をつけてください!」

モウリョウ(GM):(メガーヌに■ディア。MAG554→551)

 「ぶぅずぃくぁあ?」

メガーヌ(氷室):(HP全快)

 「あ、ありがとうございます」

ゴースト(GM):(メガーヌに■素手攻撃 失敗)

 「うぅるぁむぇすぃゆぁあ」

雪(三枝):(スライム、ゴーストに複数攻撃)

 「(効きにくいだけで、効かないわけじゃないなら)はあぁっ!」

スライム(GM):(11点ダメージ。ゴーストは回避)

 「うあ、ぁあ・・・」

綾織(美綴):(重三に■薬草治療)

 「重三さん、応急処置だけども・・・っ」

重三(アーチャー):(HP全快)

 「ん、ありがとう」

メガーヌ(氷室):(スライムに■属性攻撃(氷結))

 「やわらかくて殴れないのなら、凍らせるまでよっ

 ダイアモンドエッジ!

スライム(GM):(弱点で2倍の100点ダメージ)

 「うあぁああぁあぁ」

 スライムはその粘液を崩し、辛うじて残っていた骨格が床にバラバラと散乱します。スライムも撃破です。

 これで悪魔側の陣形が、前列の人数不足になっちゃったので、クピドが前列に移動して補填します。

 

----------

 

第4ターン

 

陣形

 後列

  替寺、綾織、宇佐、重三

 前列

  メガーヌ、雪、サー、モウリョウ

 

 

 敵前列

  ゴースト、クピド

 後列

  Qシルバー、猫耳

 

~~~~~

 

Qシルバー(GM):

 「キーッ いいかげん大人しくし倒れなさいよ! 死ねしねシネシネシネー!」

 

Qシルバー、PANIC(混乱)回復判定失敗。

前列に■マハジオ。メガーヌのみ回避。

モウリョウに■ムド(呪殺相性即死魔法)。呪殺無効のため回避放棄。

 

替寺(蒔寺):

 「でたらめに暴れだしたぞ、大丈夫かアレ」

サー(ライダー):

 「倒したいけど他のヤツがジャマだよー」

替寺(蒔寺):(クピドに射撃)

 「わーてるっての」

 

SE:BANG!

 

クピド(GM):

 「きゃぁっ、う、うぅう」

 クピドはもうボロボロです。

猫耳(GM):

 「もういいかげんやすみましょうよ、ね?(はぁと)」

サー(ライダー):

 「こんなところで寝ないもん! きゃぁっ」

 

猫耳悪魔、前列に■ドルミナー使用。全員回避失敗するも、SLEEPにならず。

サーのみ回避で自動失敗し、所持アイテムをその場にすべて落としてしまう。

 

サー(ライダー):(ゴーストに■ジオ 失敗)

 「むー・・・うー!」

 アイテムは落とすわ、魔法はうまく発動しないわでむくれています。

 

クピド(GM):(モウリョウに■ザン(単体初級衝撃相性魔法))

 「はじけちゃって・・・なんではじけないのよぉ!」

(失敗)

 

宇佐(セイバー):(猫耳を■アナライズ)

 「モウリョウ、少しでもゴーストにダメージを!

 ・・・あの少女悪魔も氷に弱いようです!」

 

猫耳悪魔は、夜魔 アルプだった!

 

モウリョウ(GM):(ゴーストに■ザン(MAG551→548))

 「ふぅあずぃくぇるぉ!」

 

17点ダメージ。

 

ゴースト(GM):(雪に素手攻撃、失敗)

 「うぅるぁむぇすぃゆぁ~」

雪(三枝):(ゴースト、クピドに■複数攻撃)

 「あなたにも未練があるのでしょうけれど、生きている人間を優先させてもらうわ!」

 

ゴーストに23点、クピドに28点ダメージ。狂愛のクピド 撃破!

 

綾織(美綴):(メガーヌを■応援)

 「(アルプにメガーヌさんの氷結攻撃を使おうにも後に引っ込んでて届かない。まずは前衛を崩さないと、そのためにはゴーストの見えづらい動きを捉えないと・・・)

 ! メガーヌさん、1拍後、右前方」

メガーヌ(氷室):(ゴーストに魔晶手甲で攻撃)

 「! 、そこ!」

ゴースト(GM):(57点被ダメージ)

 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 ゴーストは雲散霧消して消えました。撃破され前列が居なくなったので、アルプが前に出ます。

 

重三(アーチャー):(替寺を■応援)

 「あと少し、アニキ! たのんます!」

替寺(蒔寺):

 「おうよ!」

 

----------

 

第4ターン

 

陣形

 後列

  替寺、綾織、宇佐、重三

 前列

  メガーヌ、雪、サー、モウリョウ

 

 

 敵前列

  アルプ

 後列

  Qシルバー

 

~~~~~

 

Qシルバー(GM):

 「キーッ なんなのよなんなのよなんなのよ!」

 

■怪音波 失敗。■ジオ モウリョウが回避。

 

替寺(蒔寺):

 「でたらめに暴れてるから狙いがさだまってねぇのか?

 なんにせよ今がチャンスだな」

 

SE:BANG!

 

アルプ(GM):(42点ダメージ)

 「きゃああああああぁ」

替寺(蒔寺):(装弾数0)

 「ネエちゃんども! もうチャカに弾が入ってねぇ、ここで仕留めてくれ」

アルプ(GM):(■アギ失敗)

 「そんなに簡単にやられないし!」

サー(ライダー):(アルプに■素手攻撃)

 「そこだー!」

アルプ(GM):(クリティカルヒット 58点ダメージ)

 「?! がはっ!」

 アルプは地に伏し霧のように消えました。

 最後の1体になったQシルバー前列に出てきます。

 

宇佐(セイバー):(モウリョウを■応援)

 「モウリョウ、残り1体です! 畳み掛けますよ!」

モウリョウ(GM):(■毒針)

 「うぅわぁくぁあっとぉあぁ」

雪(三枝):(■武器攻撃)

 「続きます!」

Qシルバー(GM):(両方命中。合計43点ダメージ)

 「ああぁ! なんなのよまったくー!」

綾織(美綴):(メガーヌを■応援)

 「相手は混乱してます。懐に入っても問題なく戦えるます!」

メガーヌ(氷室):(■武器攻撃)

 「そのようね。

 はぁっ!」

Qシルバー(GM):(42点ダメージ)

 「あ、あぁあ、どうして、あぁ」

重三(アーチャー):

 「(姿が歪んでる? もう体を維持できないのか? でもあいつに銃は効かないんだよな・・・アニキはどっちにしても弾切れ。なら頼るれるのは・・・)

 サー! ここは綴ちゃんの通う学校だ! こいつら追っ払わないと綴ちゃんも危険なメに遭うかもだぞ!」

サー(ライダー):(重三からの■応援)

 「! ぜったい やっつける!」

 

----------

 

第6ターン

 

陣形

 後列

  替寺、綾織、宇佐、重三

 

 前列

  メガーヌ、雪、サー、モウリョウ

 

敵前列

 Qシルバー

 

~~~~~

 

Qシルバー(GM):(PANIC回復判定成功)

 「はぁ、はぁ、もう許さないよぉ」

 でもジオも素手攻撃も失敗ですね。しまらないなぁ。

 

替寺、通常弾装填。

 

サー(ライダー):(■素手攻撃)

 「ツヅリのガッコーからでていけー!」

 

SE:バシン!

 

Qシルバー(GM):

 「あ? あ、あぁ、あああああああああああああ!」

 サーさんに殴られ、Qシルバーはついに自身を保つことができなくなり、消滅しました。

 お疲れさまです。戦闘終了です。

 

----------

 

戦後処理

 取り落としたアイテム回収。

 

 経験点:163点(1人23点)

  宇佐レベルアップしていたのに処理していなかったのでここで。

   レベルアップ・ボーナス「セキレイの羽」獲得。

  重三レベルアップ。

 

 獲得MAG:51

  替寺が1、宇佐が50獲得。

   替寺、所持MAG186→187

   宇佐、所持MAG548→598

 

 アイテムドロップ(全て綾織が■宝探し で素振り)

  笑うテーブル:魔法瓶     →綾織

  ゴースト  :トランキライザー→綾織

  アルプ   :ディスチャーム →重三

  臆病のマーヤ:トランキライザー→宇佐

  狂愛のクピド:チャクラドロップ→重三

  スライム  :傷薬      →宇佐

 

==========

 

佐伯:

 ザコ戦ですし、大したリソースも削れませんでしたね。

氷室:

 ? 中ボス戦ではなかったのかね? クイックシルバーが2回行動していただろう。

佐伯:ぎくぅっ!

 あ、あぁと。戦闘後の描写をしますね。ね!

蒔寺:

 何キョドってんだよ。

佐伯:

 そ、そんなことありませんじょ?

 えぇとですね。

 戦闘を終えて周りを見回すと、部屋の隅に小さな泉? のようなものがあります。

三枝:

 なんでハテナがついてるの?

佐伯:

 見た目は床を掘り下げて作った噴水のような、明らかに人工な水を蓄えた設備です。が噴水としてあるべき水を噴出す装置がありません。

美綴:

 なるほどな。『水』を『噴』出さないなら『噴水』じゃないわね。

アーチャー:

 怪しすぎるな。

 GM、その泉。水は普通の水かね?

佐伯:

 さすがですね。質問にお答えする前に描写を続けます。

 泉の横にはロングのワンピースを着た1人の女性が立っています。髪は黒く、腰よりも長いストレート。その髪を揺らしながら皆さんに微笑を向けています。

 で、問題の水ですが、皆さんから見える範囲では普通の水に見えますね。

 

===========

 

天の鎖学園高校? 理科準備室?

 

女性(GM):

 「いらっしゃいませー。回復はいかがですかー」

 

・・・・・・

 

一同:

 『は?』

 

GM(佐伯):

 彼女はにこやかに、でもどこか他人行儀に、言ってしまえば営業スマイルで皆さんに話しかけます。

 

女性(GM):

 「飲んでよし、浸かってよし、浴びてよし。

 疲労、万病、骨折、リウマチ、ただの外傷。なんにでも効きますよぉ。

 先ほどの戦いで傷ついた体を癒していきませんかー?」

 

GM(佐伯):

 というわけで、回復施設「回復の泉」です。

 お金さえ払えば、HP、MPはもちろんバッド・ステータス(バステ)だって治療してくれる施設です。

 あ、お釣りは出ませんがMAG(マグネタイト)での支払いを受け付ける良心経営ですよ。

 

宇佐(セイバー):(泉の女性に聞こえないように)

 「これは・・・罠、でしょうか?」

サー(ライダー):(悪魔なので泉の存在は既知という事になった)

 「だいじょうぶだよぉ。ちゃんと治してくれるよぉ。

 お金取るけど・・・」

メガーヌ(氷室):

 「この奥の様子も判りませんし、利用させてもらいましょうか」

 

----------

 

蒔寺:

 とりあえず、全快になるように支払うか。みんな自腹で行けるか?

三枝:(雪MAG:48→46)

 う~ん、雪はMAGで支払うえばいけるよ。お釣り分損しちゃうけど仕方ないかな

美綴:(綾織MAG48→44)

 綴もMAGで支払うよ。

蒔寺(替寺マッカ57→46)

 マキデはマッカで支払って問題ないな。

ライダー:(サーMAG48→35)

 サーはMAGで支払いですね。

佐伯:

 ふむ。これで全員全快ですかね。

 それじゃ1回休憩にしましょうか。

 次は、この部屋の探索的な所からです。




ダイスの結果を表示すると間延びする印象があったので、実験的にロールプレイのみで描写してみましたがいかがだったでしょうか?
ロールプレイが重視されて、重三や綾織の属性評価に影響してくれればいいのですが・・・。

スライムの外見がデブルサマナー仕様なのは、個人的な好みの話ですが単なるスライムではなく、召喚失敗により体を維持できなくなっている、という設定(IVのみ?)が気に入ってるからです。

そして、作中で佐伯のモノローグにありますが、盛大なマスタリングミスがありました。そのため突然、回復の泉が生えました(汗)
ダンジョン入り口で、初戦で傷ついた侵入者、あるいは侵入者を退けた悪魔から治療費をせしめる、アコギながら効率のいい商売なきがします。この泉の店員、トリッシュかな(苦笑)

次回、部屋探索+次の部屋へ のよていです。
しばらくお待ちください。

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